12月末にデジタル地球儀と呼ぶにふさわしいグーグルアースを導入した。その使いやすさと迫力ある映像は感動モノだ。継ぎ目無しの拡大スクロールはまるで成層圏から地表に落下するような錯覚に陥る。子供に見せると「うわーっ」と歓声があがった。地表近くで浅い角度の俯瞰にして地球をスピンさせると、移り変わる3D映像はまるで飛行機で飛んでいるかのようだ。導入はWinXPパソコンなら簡単なのだろうが、私の古いパソコンではけっこう苦労したのでそのドタバタを公開しよう。
今年6月にサービスが開始されたグーグルアースを知ったのは10月だった。田舎に帰ったときに叔父から「すごいのがあるよ〜! 地球をマウスの操作でクルクルまわして行きたい所を拡大して見ることができる。自宅を見たり、旅行した場所を訪れてみたり、行ってみたい所を高精細の衛星写真で拡大して見ることができるんだ。真上から見るだけじゃなくて、俯瞰の角度を変えれば3Dで素晴らしい映像を楽しめる。それが簡単な操作で連続してストレスなく見れるところがすごいね、しかもフリーソフトなんだ・・・・・・・」と聞かされた。
そんなにすごいのなら一度体験してみようと思って帰宅してからパソコンをいじり倒すことに・・・。グーグルアースを動かすことのできる環境はWindows XP もしくは2000と聞いていた。家のパソコンはWin98SEなので予備のハードディスクにWin2000をインストール。周辺機器の設定もほっといてとにかくインターネットが使えるようにして速攻でグーグルアースのサイトからダウンロード。そしてインストールしたのだが、ミラーボールのようなキラキラした球体がだんだんとアップしてくるだけだった。衛星写真がテクスチャーとして球体に張り付いてない。コレはこれで綺麗なんだけど使えねぇー。ゲームはしないから安物のグラフィックカードを使っているせいだろうか?とりあえず画像メモリはグーグルアース最低スペック以上の32MBなんだが3D対応が貧弱なのかもしれない。DirectX9.0も導入したのにな。
そうこうしているうちにどういう訳かパソコンが起動しなくなった。警告音がピィーーーと鳴って画面は真っ暗なまま。御老体に無理をさせたからとうとうお亡くなりになったかな?などと思いながらPCIスロットに刺さっているカードを全部抜いて必要最小限の構成でスイッチONしたがやはりダメ。最後にAGPグラフィックカードを抜いてみたら警告音を発せずに通常のピッで起動している様子。モニタがつながってないから画面は見えなかったが・・・。そこで10年前のPCIグラフィックカードを引っ張り出して使ってみると元通りちゃんと使えるようになった。ただ、このグラフィックカードは画像メモリが4MBしかないからかなり苦しい。音楽を鳴らしながら画面をスクロールすると酷いノイズが入ってくる。ただでさえ乏しい仮想メモリを食い潰しているんだろう。
ますます貧弱になったパソコンで懲りもせずグーグルアースに接続してみると警告ウインドゥが次々と出てくる。英文なので辞書をひくと「あなたのパソコンは腐っている」そうな。(`ロ´)ほっといてくれ、どうせボロパソなんだ! この警告はウィンドウズのメッセンジャからなので管理ツールでサービスを停止してやるとピタリと出なくなった。しかしグーグルアースからの警告は「OpenGLに対応してから出直してこい」の一点張り。
12月に入ってクリスマスにやっと買ったグラフィックカードは6千円の安物。でもちゃんとDirectXとOpenGLに対応している。メモリも128MB搭載でクロックはコア250MHzメモリ320MHz。良い時代になったなぁ。新いグラフィックカードに交換するとあっさりとグーグルアースにつながった。今までの苦労は何だったのだろう。
以下覗いてみた場所。
まず自宅を見に行ったのだが、残念ながら高精細写真に対応していない地域だった。田舎とも言う。
中学、高校時代を過した富山県
新湊から立山連峰に向かってスクロールすると見覚えのある山々が。中央に寝そべる弥陀ヶ原、その終端にある称名の滝は大きく落下して、地形のえぐれ方がすざまじい。
幼稚園、小学生のころ住んでいた名古屋
当時、名古屋市に編入されたばかりの緑区。昭和30年代の面影が消えているのは、上空からでもなんとなく判る。(涙
愛媛県、
西条から新浜、川之江にかけての山間部と平野部の境界はあまりにも直線的だ。中央構造線?
槍ヶ岳
3Dでは、あまり尖って見えない。標高データの等高線間隔が荒いためかな?
各地の飛行場
千歳のF-15イーグルや成田のB-777など、機種が判別できる。飛行中の機体を探すと、東京湾を飛ぶビジネスジェットなどが見つかった。
ヒマラヤ
エベレストはカンチェンジェンガの表記で尖がっている。K2はバルトロ氷河がすごい。
ニューヨーク、自由の女神像
頭のトゲトゲが見える、周囲の道路を歩く人も判る。
ワシントンD.C.、ペンタゴン
アメリカ国防総省がこんなにアップで見えてよいの?駐車場の車はサンルーフがくっきり。
パナマ運河
細い水路の幅いっぱい、ほとんど同じくらいの大きな船が航行している。積荷がコンテナであるのが確認できる。
スエズ運河
パナマ運河ほど狭くはないようだ。水門が見当たらないけど無いのか?
エジプト、クフ王のピラミッド
四角の辺は東西南北にピタリと合っている。駐車場は区画もなく、その辺に適当に停めているみたい。
パリ、凱旋門
放射状の道路が入り組んで、まるで蜘蛛の巣だらけ。これは方向感覚がおかしくなるよ。
こんな感じで面白くてかなりハマってます。高精細写真対応地域がもっと広ければさらに面白いんだけどな。
グーグルアースを使えるパソコンの最低スペック
(http://earth.google.com/より転記)
Operating system: Windows 2000, Windows XP
CPU speed: IntelR PentiumR PIII 500 MHz
System memory (RAM): 128MB
200MB hard-disk space
3D graphics card: 3D-capable video card with 16MB VRAM
1024x768, 32-bit true color screen
Network speed: 128 kbps ("Broadband/Cable Internet")
グーグルアースを快適に使えるパソコンのスペック
Operating system: Windows XP
CPU speed: IntelR PentiumR P4 2.4GHz+ or AMD 2400xp+
System memory (RAM): 512MB
2GB hard-disk space
3D graphics card: 3D-capable video card with 32MB VRAM or greater
1280x1024, 32-bit true color screen
Network speed: 128 kbps ("Broadband/Cable Internet")
あとDirectX導入とOpenGL対応は必須のようだ。
ちなみに、私の現在の環境は
OS:Windous2000 ServicePack 4
CPU:Pentium III 833MHz
memory:512MB DIMM
graphics card:FX5200 (128MB DDR)
hard-disk:IDE 80GB 7200rpm 空き60GB
Network speed:下り6Mbpsくらい(BB speed Checkerで計測)
そこそこ快適に動きます。