定ワット放電で単三型乾電池の性能を比較する。

 

前回購入したLEDライト(単三2本使用)のコンバータを使えば定ワット放電が簡単に実現できることから再び各種電池のランタイムを測定してみた。

1ワットLEDライト「GT-10AA」のコンバータとLuxeon

 

次のグラフはコンバータの入力電圧と消費電力の関係を調べたもの。電池電圧の変動があっても1.2Vまではほぼ一定の1.5W弱を消費する。この手のコンバータは効率が70%程度なのでLEDはオーバードライブとはならず1Wのフルレギュレーションだ。電池2本の電圧が1.2Vを切ると照度は低下してくるはずだが、1Vまで肉眼では判らない。そして0.7Vまではなんとか使える明るさだ。コンバータ搭載のLEDライトは本当に電池のエネルギーを最後まで使えるんだな。

 

さあ電池のランタイムを計測するぞ! 外部から電力を供給してその電圧を表示する。これをビデオカメラでインターバル撮影すれば放っておいても記録されるのだ。LEDライトが照明になるので、寝る前にセットして夜間にデータ取りをおこなった。

 

計測した電池

 

ランタイム計測結果

なんだか定抵抗放電と同じようなグラフになってしまった。マンガン電池のNeoは比較すると面白そうだったから入れてみたのだけど、やっぱりというかハイレート放電には向いてない。オキシライドは定ワット放電なら長持ちするかと思っていたけどダメだった。測定した個体が不良ロットではないかと疑って、購入店を変えて使用推奨期限の違うものを4セット試したが3セットはこのグラフと同じだった。1セットはもう少し時間が短かった。松下電池工業さん!オキシライドだめじゃん。それに比べてニッケル水素充電池は良いね。Ni-MH2600は購入して1回目の充電後なのでナラシが済んでいないけどこのタイムだ。放電末期まで明るいライトでは過放電にならないように注意が必要だけど上手に使えば一番経済的かもしれない。最後の単三リチウムは予想どおり長〜いランタイムだった。軽いし保存性が良いし低温に強い、本当に高性能だよ、入手性と価格は少し難ありだけど。

 

さてさて、前々回に予告していたアルカリ電池のコストパフォーマンス調査だ。

ソニーや東芝、トップバリュやエーゼットも入れたかったけど近所で入手できた安価品だけ。そこに高性能アルカリの「イプシアルファ」を加えてみた。金パナはスタンダードリファレンスとして。「maxellダイナミック」はJIS規格なので同一メーカーのJIS無し品と比較したかったから。・・・あれ、安価品の品揃えがイマイチだなー  まあいいか。オキシライドが入ってないのは私が捨てた(笑)からではなく、アルカリじゃないからです。アルカリの型番はLR、オキシライドはZR。

 

単三アルカリ乾電池の定ワット放電計測結果

ダイソー、maxell のALKALINE Aceとダイナミック、この3種がほぼ同一で首位。

高性能ということで高価格だったイプシアルファはオキシライド同様に自社のスタンダードアルカリに負けている。もっと高負荷をかけないと優位性が出ないのか?

以下OHM、ASKULと続く。
さて、時間あたりのランニングコストはどうだろう。

OHMが超ディスカウント価格だったこともあり、ランタイムは劣っていても時間あたりの単価は最安だ。電池交換の頻度は上がるが、とにかく安い。もっとも、いつでもこの価格で買えるとは限らない。

JIS規格適合というダイナミックのランタイムは安いALKALINE ACEと同一だ。ではこの価格差はいったい何なのだろう。長期保存したときの容量であるとか耐液漏れ性能が良いのかな? しかしまったく同じ品でもJISを取ったから価格をあげた・・・いや高く売るためにJISを取ったということもあるよな。

さて、百均へ行けばいつでも手に入るダイソーのアルカリは、maxellの2本と並ぶ100分のタイムを記録した。この3本、よくよく見るととても似ている。外装のデザインこそ違うものの重量、サイズ、微妙な形、実に似ている。消費期限の印字までそっくりさんなのだ。

電池の底部

maxell3本のなかにダイソーが1本入っている。確証は無いがここまで似ていればダイソーはmaxellのOEMだろう。

 

ここらで結論を出そう。ランタイムはトップクラス、信頼の日本製、入手性も良い。

もっともコストパフォーマンスに優れる単三型アルカリ乾電池は

ダイソー アルカリ乾電池 だ!!