各種固形燃料を評価する 2007.05.16
固形燃料はガスや液体燃料に比べて重量あたりの熱量は劣る。しかし、バーナーや燃料容器が不要なので
三食分くらいまでなら最も軽量な熱源になる。でもガスなどよりはコスト高になるのでそこは懐しだいかな?
固形燃料はもともと軍隊でレーション(配給食)を温めるために開発され、それを民生用に販売しているものが多い。
しかしトリオキサンだけは民生品がなくアメリカ軍の放出品などをミリタリーショップで購入するしかない。試薬での
購入は可能だが500gが¥7500だ!
固形燃料を使用するには燃焼皿とゴトクが必要。エスビットの折りたたみコンパクトストーブの他に軽量な
チタンウイングストーブなどがある。でもケーキカップとかステンレスの薄板で自作すると安上がりで軽い。
風があると熱効率がガタ落ちになるので風防はあった方が良い。
| 名前 | エスビット | スイスメタ | ヘキサミン | トリオキサン | 100均固形燃料 |
| 形状 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 包装形態 | 4gのタブレットが20個入り。14g×6個のミリタリーもある。 | 6.4g×10個 | 30g×8個 | 30g×3個 | 25g×3個 |
| 組成
主成分の構造式 |
ヘキサミン が70% (CH2)6N4 |
?
? |
ヘキサメチレン テトラミン (CH2)6N4 |
トリオキサン と保型材 C3H6O3 |
メタノール を薬剤(酢酸カルシウムかな?)でゲル化 CH3OH |
| 原産国 | ドイツ | 名前からしてスイスか? | イギリス | アメリカ | 日本 |
| 入手先 | 登山用品店 | 登山用品店 | ミリタリーショップ | ミリタリーショップ | ダイソー |
| ラーメン1食作成の燃費(¥) | 158 | 251 | 165 | 138 | 35 |
| なべ底の汚れ ススの付き具合 |
ススとヤニ混合系 | ススで真っ黒 | ヤニ状べったり | ほとんど無し | まったく無し |
| なべ底と燃えカスの写真 | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 燃えカス | 硬い蝋状が固着 | ほとんど無し | 硬い蝋状が固着 | 軟らかい黒色灰状、やや多め | 蝋状だけど固着無し |
| 評価 | 着火性イマイチ。
なべ底が汚れるのはイヤ。 |
燃費悪すぎ。
誤食防止のため苦味処理がしてあり、素手で触るとあとで大変。 なべ底が汚れるのはイヤ。 |
爆薬に近い組成だな、NにOを付けてニトロ化すれば・・・なんて思っていたらこいつを原料に爆薬を作る情報がwebに出ていた。 試薬特級を燃やしたらなべ底は全く汚れないから不純物が多いのか? 着火性イマイチ。爆ぜてカケラが飛んだりする。 なべ底が汚れるのはイヤ。 |
アメリカ軍採用のミルスペック品だけあって使い勝手は良い。
分子構造に酸素を含むため完全燃焼し、炎が青く昼間だけでなく夜も見えにくい。 敵に発見されにくいぞ!? |
そのまま点火すると約20分燃えるが、一個を4等分に切り分けて点火すると短時間燃焼で強い火力が得られる。ラーメン作成にぴったり。なべ底の汚れが皆無で燃費も良い。着火性、入手性も良くほぼパーフェクトな固形燃料。 |
100均の固形燃料がダントツに高性能だったとは意外!!