剱岳行きが道場の山で野宿になったお話 2007.09.05

剱岳はもう何年も前から登りたいと思っていた。カシミール3Dを入れたときには、真っ先に見にいったものな。
頂上から北西にのびる尾根に破線を見つけ、途中には早月小屋があった。Webで調べると、とんでもない急登らしい。
室堂からではなく馬場島からの早月尾根にこそ登る価値があるという人もいる。しんどいだけ・・・という人もいるが。

そんな訳で剱に行くなら早月尾根からと決めていた。

雪のある時に行く技術、体力は無いので季節は7〜9月。装備の軽量化もコツコツと進めてきた。
そしてこの9月1、2日の天気が曇りで穏やかとの予報。よし、行くか! 家の車は使うからダメと言われて
高速バスを予約しようとしたが・・・満席だった。9月いっぱいはほとんど空きが無い。???

まあいいや、JRの夜行列車「きたぐに」なら自由席でOKだろ。Yahooの路線で上市までの時間を調べ、
帰りのサンダーバードの時間も調べ、作成した計画表を妻に渡して大阪駅へ向かう快速に乗った。

大阪駅に着き、「きたぐに」が出るいちばん北側のホームへ行くと・・・あれ?電光掲示板には
「きたぐに」が無い!。( ̄-  ̄ ) ンー
かわりに新潟県中越沖地震による列車運休のお知らせが!!!
高速バス予約満席のナゾがここで解けた。JRが復旧すれば元通りだから混んでもバスの増便などしてないのだと。


さて困った、明日の朝に登山口に着かないと予定がずれる。翌日のサンダーバード1号じゃあ昼過ぎに馬場島だ。
昼からじゃ明るいうちに早月小屋に届かないかも。いくらテン泊だといっても日暮れ頃に到着はマズイな。

今回は中止にして明日にでも六甲山行くか?と考えながら家へ帰る電車に乗る。しかし気がついたら道場駅で降りていた。
月明かりの道を歩き、山へ入った。もう何処でもいいからテントで寝なけりゃ収まりがつかない。
一度歩いたことのある道だからペツルe+ライトの頼りない明かりでもまったく問題なく宿泊地に到着した。



先月に買ったUNOシェルターを張って三田の夜景を眺めながら焼酎お湯割りを飲む。そのとき、近くの藪がガサガサ!
鹿か猪か?荒い鼻息が聞こえたからたぶん猪だろ。音のする藪へ向かってコッヘルの残り湯をかけるとダッシュで逃げて行った。


三田市街地


ペグ、張り綱、スタッフバッグ込みで823gと軽量なUNO


しかしウレタンコートのシングルウォールなので結露が激しい。

夜が明けてとりあえず家に帰る。帰り道、土曜日だから朝早くから烏帽子岩にクライマーの声が聞こえる。
路肩には車が数台駐車してあるし、駅から歩いてくるクライマーにもすれ違った。だけどは挨拶はしてやらない。
向こうも心得ている様子、ハイカーとは人種が習慣が違うのだな。ハイカーのおばちゃんにはコンニチワー。

家に帰ってからJRおでかけネットで調べると「きたぐに」はちゃんと運休になっていた。
Yahoo!いい加減な情報流すんじゃないよ!プンプン

家へ帰ってみたけれど一泊だけじゃ物足りなくて暗くなってから六甲山へ出かけた。
有馬温泉駅に0時到着。新しくできた炭谷道からとと屋経由で山頂に2時。
汗をかかないようにスローペースだったがペツルe+ライトでもなんとか歩ける。
ドライブウェイが近いから車のエンジン音やバイクのブブブンがよく響く。

六甲山は瀬戸内海国立公園なので原則的に焚き火は禁止、キャンプもダメとは思うが
今回は寝るだけのステルス(暗くなってからシェルターで寝て、夜が明けると同時に発つ)なので
かんべんしてもらおう(って誰に?)
山頂から少し海側の広場に泊まる。地面は芝でマットも要らないくらい平らだった。風があるから張り綱をしっかり取る。

3時頃に夜景を見にきただろうヤロー2人の声がした。ステルスなのに見つかっちゃった。
朝方に雨が降り、その後はガスの中。寝坊してしまい、8時過ぎに撤収して山頂へ行くともう登山者が数名いた。


風が強く、UNOがばたつく。雨も降ったけど耳栓をして熟睡した。


剱行きの装備から少し抜いたのでパック重量は5kgくらい。



帰りは縦走路を歩いて宝塚へ。時間が早いから登ってくる人がほとんどだけど、パタゴニアやモントレールといった
ブランド品でバッチリ決めたトレイルランナーが数名、勢いよく下っていった。60歳くらいの爺さんも走る走る!


岩原山へは「岩」を期待して登ったけれど、岩は写真に写っているだけ。展望もなくがっかり。



縦走路の最後の区間、塩尾寺からは舗装路の下りが長く続く。やっぱりここが一番きついや。


家に帰ると、行き当たりバッタリもホドホドにしなさいとお褒めの言葉を頂きました。
あ〜あ。いったいいつになったら行けるのかな、剱岳。