充電式インパクトレンチ&ドリルドライバー 2008.4.9

長い間使ってきた充電式のドリルドライバーのバッテリーがダメになった。
4.8Vというパワーの無いやつだったので、思い切って新しいインパクトレン
チとドリルドライバーを買った。松下電工のEZ7541とEZ7440だ。全部を新品
で買う余裕が無いので一部中古が入っている。
普通の人ならインパクトドライバーを買うのだろうけど、実はインパクトとい
うのは小ねじを締めるのが苦手なのだ。締め付けトルクを加減できないか
ら、短いネジだと回し切ってネジ穴をバカにしたり頭を潰したり、ねじ切った
りしてしまう。「堅い木に4.8×90mmのコースレッドを打つ」などといった場合
には絶大な威力を発揮するのだけど小物には使えない。
最近ではマルチインパクトといってインパクトとドリルドライバーの切り替え
できて、これ一台で済むといった商品もある。しかし少々重くてパワーが小
さい、そしてインパクトの打撃力を調整できないといった面がある。
そこで幅広いトルク調整を可能にし、さらにビット交換の頻度を下げるため
に専用機を一台ずつ揃えたのだ。もちろんバッテリーは共通である。また、
以前から温めていた構想を実現するにはEZ7541の185N・mという強力なト
ルクが必要だった。
その構想とは「スタッドレスタイヤの入れ替えにおいてホイールナットの緩め、
締め付けをインパクトでおこなう・・・ジャッキアップもデンキのチカラでラ〜ク
ラク♪」というものだ。果たして成功するのか?
車の大きさにもよるが、ホイールナットの締め付けトルクは一般的に10kgf/m
といわれている。国際単位系(SI)では98N・mであり、ホームセンターで安売
りしているインパクトがこれくらいのトルクだ。しかし、締め付けから8ヶ月以上
経過して固着し始めたナットを緩めるには倍くらいのトルクが欲しい。当然、正
逆同トルクで。EZ7541ならトルクは十分、打撃調整で締め過ぎも防げるだろう。
購入した二台の守備範囲はというと・・・
EZ7440ドリルドライバー
0.5〜4.4N・m(クラッチによる18段調節)
21.6N・m(ドリルモード、変速ギア高速)
34.3N・m(ドリルモード、変速ギア低速)
EZ7541インパクトレンチ
60N・m(低速にて3秒間締め付け):推定
100N・m(中速にて3秒間締め付け):推定
185N・m(高速にて3秒間締め付け):取説表示
インパクトの締め付けトルクは時間軸に対して放物線を描くように増加する。
1秒締め付けなら3秒の約半分のトルクになる。締めるネジの剛性が低いと
(細いとか長いとか)トルクは低下する。
つまりこの二台があれば状況に応じて0.5〜185N・mのトルク調整ができる
わけだ。もっとも、バッテリーの充電状態でトルクは変動するだろうから正確
なトルク管理はできない。それを求められる所は弱めに締めて仕上げにトル
クレンチで・・・ということになる。
松下電工のHPにもホイールナットの締め付けはできないと書いてある。
しかし道具の特性を理解して上手に使えばOKなはず。

溶接機Imax80の
初仕事がこれ。

ホイールナットと同じ19mmの高ナット
を車載ジャッキにくっつけた。
まだ電源が100V以下の時だから
溶接部が汚くて恥ずかしい。

インパクトレンチでジャッキアップ。
15秒で上がったが、バリバリとうるさい。
衝撃でそのうちに溶接部にヒビが
入りそうだ。インパクトレンチの
ハンマーも消耗が早いだろう。

ドリルドライバー低速ギアなら静かだ。
やはり15秒ほど。
負荷が大きくて回転数がかなり低い。
途中で一度止めて、カラ回しでモーター
を冷却したほうが良さそうだ。

このEZ7440、ヨーロッパで賞を取った
だけあって素晴らしくパワフル。
堅い木でも24mmの穴がすぐにあく。
最大35mmのキリが使える。
車が上がるほどだもの、アタリマエか。

さて、タイヤ交換である。
一瞬(1秒)でナットが外れる。
ソケットからナットを取り出すのに
時間がかかるが、20秒で5本のナット
が外れた。!

あっという間に交換終了。
「打撃力=中」で3秒締めるのが長く感じて、
強で1秒締めたら締めすぎ!
やはり最後はトルクレンチだね。
でもオレ、手ルクレンチしか無い(笑)

本当に楽チンじゃ。

もっと早く発売してくれたらよかったのに。

もうしばらくお世話になります。
10kgf/mということは・・・
ソケット中心から25cmのところに、
10×(100÷25)=40
40kgの力を加えればいいんだな・・・ブツブツ
手ルクレンチは暗算能力も鍛えられるぞ(爆)