TIKKA XPのLEDを Creeに換装 2008.5.24

 

LEDの発光効率が直管蛍光灯の100lm(ルーメン)/Wを超えれば照明用途として使用されように
なるだろうと言われてきた。電力を光に変える変換効率が高くなれば長寿命のLEDは蛍光灯に
取って替わるかも知れない。パワーLEDの登場した頃は30lm/W程度だった。それから10年もた
っていないけれど、もうすでに100lm/Wを超える素子が入手できるようになった。技術の進歩は
本当に早い。

比較的入手しやすい高効率素子にCree社の7090XR−Eがあり、最高ランクのQ5を買ってみた。
実物をよく観察すると、Lumileds社のLuxeonとは少し形状が違う。スターと呼ばれる放熱基板は
ほとんど同じだけど、発光部の位置が低い。TIKKA XPのLED交換を考えていたのだけど、何の
調整もせずに交換したら焦点がずれてスポット光にならないだろう。

 


左がCreeの7090XR−E Q5ランク、右がTIKKA XPから外したLuxeon RW0J

 


発光部の高さがかなり違う。高さの合わせ込みが必要だ。

 

この二つのLEDのスペックは

メーカー

Cree

Lumileds

品名

7090XR−E

Luxeon

光束(lm)

107

39.8〜51.7

色温度(K)

6887

5060

順電圧(Vf)

3.3

3.27〜3.51

Creeの107lmというのは350mA時のものであり、MAXは1A。
1A流したらたぶん200lmに達するだろう、放熱が追いつかないけど。

 


スター基板を少々カット、ゴム板を加工して約2mmかさ上げした。

温度センサとの隙間に小さなアルミ板を入れて熱結合を保持。
散々苦労して加工に2時間以上かかってしまった。後から気づいたん
だけど、エミッタに銅板の下駄をはかせてスター基板から2mmほど
浮かせたらそれだけで済んだのに・・・ _| ̄|○

 


なんとか交換終了、重量増加は0.3gでした。

 

 

早速、照度比較をおこなう。1mの距離から壁を照らしておいて
ISO感度、シャッタースピード、絞りを固定したマニュアル撮影。

左が交換後のCree、右が交換前のノーマルLuxeon

 

 

 

 

照度切り替えスイッチは上から順にEco、Opt、Max、Boost。
エミッタの位置がまだ低いのか、形状から来るものなのか
スポット径がやや広がっているが、明らかに交換後が明るい。
Boostなんかとんでもない照度だ!!

 

電圧と電流も調べてみた。使用電池はどちらも単4リチウム。

ノーマルLuxeon

照度切替 電圧(V) 電流(A) 消費電力(W)
Eco 4.68 0.04 0.19
Opt 4.60 0.11 0.51
Max 4.55 0.19 0.86
Boost 3.95 0.85 3.36

 

交換後Cree

照度切替 電圧(V) 電流(A) 消費電力(W)
Eco 4.65 0.04 0.19
Opt 4.57 0.09 0.41
Max 4.50 0.16 0.72
Boost 4.44 0.62 2.76

 

明るくなったのになんと消費電力が2割ほど下がっている!
ノーマルLuxeonは1Wなのでリチウム電池使用でのBoostはかなりの
オーバードライブになるがCreeは1AまでOKの3Wなので余裕だね。

 

最後に砲弾型LED3個のNational BF-198Bと交換後CreeのOptを比較。

上の青いのがBF-198Bで、消費電力 0.49W
下がCreeに換装したTIKKA XPのOpt、0.41W
さすが高効率のCreeLED。
雪や霧雨用に黄色のLEDにするのも良さそうだ。
古くなりかけたXPが見違えるような明るさになりました。





でもね、あと1年もしないうちにTIKKA XPのCreeバージョンが出るんだろうな。

ランクQ6とかの球をのせて・・・。