U-ki 彼の軌跡は美しかった 2009.4.23

不帰二峰IN Laboratorismより
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なぜ自分はこんなにも軽い道具にあこがれ、こだわるのかな? 自分が持つこの原則のルーツは小学生の頃に読んだ零式艦上戦闘機の本だろう。海軍の要請により住友金属が世界に先駆けて開発したESD(エクストラ・スーパー・ジュラルミン:A7075)を用い堀越二郎技師の設計により誕生した零戦は、軽量ゆえに高い運動性能と航続距離を持ち伝説の名機となった。 そして零戦の本を読んで何をしたかといえば運動前の糞。小学校、中学と部活は運動部だったが、陸上、サッカーと道具を使うスポーツではなかったから軽くするものといえば自分の体しかなかったのだ。部活の前にはトイレへ行き、出せるモノは出しておくのが習慣になった。軽くなれば早く走れ、高く遠くへ跳べると信じていた。 あるとき、この方法のさらに上をゆく提言をする人が現れた。腸内洗浄をして強制的に便を排出し、自己の身体を軽量化してから競技に挑もうというのだ。 浣腸?似たようなことを考える人はいるだろうと思っていたが、まさか洗うとは! しかし500gも出たら体重の約1%だぞ。ギリギリのところで勝敗が決まるようなトップアスリートなら効果があるかも知れない。効果が立証されて一般に広まったりしたら・・・モーグルの愛ちゃんとか、フィギアの真央ちゃ(殴! いかん、いかん。アブナイ妄想が始まるところだった。
新井裕己、スキーヤーだけどフリークライミングでも活躍していて、ROCK&SNOWに連載していたハードコア人体実験室というコラムが面白かった。そしてスキースタイルが急斜面の落っこちなので、自分が若いときに憧れていたものに近いから興味を持った。始まったばかりの彼のブログを楽しみにしていたのだが、昨年の4月22日を最後にブログ更新は止まった。非常に多才でアイディアに富む情報を発信してきた彼だけに、生きていたらきっと新しいムーブメントを引き起こしたことだろう。とても残念だ。 「あんなところ滑ったアホがいる」 そんなシュプールを描きたい。 それは記録であり、証明であり、芸術であるから。 命の削りカスはこんなにも美しいのだ。 今夜はLANDMADE4を観ながら一杯やろう。 エクストリーマー達の見果てぬ夢に乾杯。
しかし、五竜に島崎三歩がいなかったことが本当に悔やまれるな。 ・・・・・
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