The ANGRY BEAVERSとは?
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The ANGRY BEAVERS(日本ではアングリービーバーズ、ドイツではBiber Bilderとも呼ばれる)とは、
原作Mitchell Schauer、製作Gunther Wahl productionによるアニマルカートゥーンである。
1997年4月から2001年3月までアメリカの子供向けチャンネル『NICKELODEON』で放送されていた(現
在アメリカではケーブルテレビ『NICKTOON』で放送中)。日本及び、各国のニコロデオンチャンネルでは、
現在も放送中である(2006年1月現在)。
低学年層向けとして放送が開始されたアングリービーバーズであるが、レトロな感覚と60〜70年代の
ダンスミュージックとB級ホラー映画をパロッたネタは、子供のみならず大人世代からも絶大な支持を受けた。
後の「スポンジ・ボブ」や「ジミーニュートロン」にも多大な影響を与えたとも評される。当時のラジオ局では
主人公ダゲットの口癖やフレーズ「That was nuts!」などを使っていた。1997年にはアニー賞を受賞。
表では華々しい活躍を見せていたアングリービーバーズであるが、その裏では穏やかならぬ状況が
進んでいた。最初の論争は1998年、エピソード24(日本では23)の『ALLEY OOPS』から始まる。
兄ノーバートがダグに対して云った、「Oh、shut up、Dag!(ああ、黙れ、ダグ!)」がそもそもの根源で
ある。この台詞が「Shit up!(くそ!)」にも似た、幼児向け番組に相応しくない台詞と批判され、その後
「Shush up、stupid!(シッ、バカ!)」という台詞に差し替えられている。
その後のアングリービーバーズに対するニコロデオンの視線は厳しいものとなる。シーズン3から4までの
間にも小さな小競り合いらしきものはあったようだが、詳細は不明。両者の決裂を決定付けたのが、最終
回となるエピソード63「BYE BYE BEAVERS」である(日本未放送)。
内容はノーブがニコロデオンから手紙を受け取り、番組が終了することをダグに伝える。以下の会話は、
脚本を担当したMicah Ian Wrightのサイト上で配信されている会話を翻訳したものである。
ダグ:ノービー、僕達は終わっちゃったら、どうなるの?
ノーブ:んー、それはそんなに悪いことじゃないぞ。
ダグ:なんで?
ノーブ:新しいカートゥーンは面白いんだぞ、たとえそうでなくてもな。
新しいカートゥーンは何度でも誕生するんだ。
ダグ:ええ〜、それって嫌じゃない?
ノーブ:うんにゃ、お前が後になってから知ることさ。
カートゥーンをプログラミングしてる連中は何度でもそれを繰り返すんだ。
そして連中はそれによって大儲けするワケさ。
ダグ:連中は良いカートゥーンを作った人達と山分けするの?
ノーブ:ノォォォォォォ! アハハハハハハハボワハハハハハハ!!! ウーッ、ハッ! ワウ、ああ、
そうだ。(冷静になり、ダグを落ち着かせようとする)
んー、そうさ。そして、それが当たり前のことだと納得するんだ。
ダグ:解ったよ。
ノーブ:たとえ俺達が消されたとしても、俺達は何度でも帰ってくるさ。
ああ!! 何の犠牲も無いネットワークにな。
これがシーズン5の第1話であり最終話である。これがニコロデオンを激怒させたことは想像に難くないが、
既に放送打ち切りが正式に決められた後のことである。直後、ニコロデオンはプログラムから『The ANGRY
BEAVERS』を削除し、その時間に『REAL MONSTERS』の再放送を流していた。
アングリービーバーズのエピソード数には諸説あり、108(煩悩の数?)あるとも云われているが、正式に
製作されたものは65である。これはダゲット役のリチャード・ホービッツ氏が自身のインタヴューの中で
証言している。実際放送されたのは63のみであり、放送終了後、ニコロデオンは『The ANGRY BEAVERS』の
ニューエピソードを製作中だと視聴者に伝えたが、結局放送されることは無かった。その後すぐに視聴者から
抗議が殺到し、ウェブ上でニューエピソード放送の署名活動が現在も尚、展開されている。
ニコロデオンは2005年6月からケーブルテレビ『NICKTOON』において、『The ANGRY BEAVERS』の再放送
を始めた。この機会に是非ともニューエピソードを加えて欲しいものである。
奇しくも2001年3月からリチャード・ホービッツ氏が主人公ジムを演じる『INVADER ZIM』の放送が開始され
る。この企画において、ニコロデオンは同一者が2作品の主人公を演じるのを好まなかったらしい。
『INVADER ZIM』は『The ANGRY BEAVERS』の息の根を止める絶好の機会とも取られたかもしれないが、
これはCRISISの勝手な憶測に過ぎないので、真に受けないで頂きたい。
尚、『INVADER ZIM』も絶大な支持を受けながらも、僅か26話で打ち切りにされている。