[] MoEがオープンβサービスを開始してから約1年が経過しました。
[] そして、正式サービス開始から8ヶ月余り経った今、
[] MoEは大きな変遷を向かえています。

[] 紆余曲折あったこの一年、MoEは色々と成長を遂げました。
[] この節目に、あの懐かしいクリスマスイベントを振り返るのも良いかもしれません。


ということで、手元にあった2日目のSSを貼ってみました。
EVEメンバーは問答無用で名前が出てます。うふふ。(消して欲しい人は言ってください)
この時はログの取り方や上手いSSの撮り方がわからなくて
記録としてはあまり良くないですが、それすらもいい思い出です。
画像をクリックすると画像拡大。勝手にプロローグもつけてみました。



[] 長老イーノスのホワイト・クリスマス []


<プロローグ>

それは年の瀬迫る12月のある日のことだった。


いつもと変わらないダイアロス島での生活。
激しくも静かなその平穏を破って
突如モラ族の長老イーノスの喚起する声が響き渡る。

冒険者たちに一つ目の巨人として恐れられている「ギガス」が
住処から抜け出し、人々の住む街を目指して進行しているというのだ。

それを聞いた街に居を構える島民は勿論のこと、
旅人たちの間にも動揺が走る。
ある者はその場に座り込んで天を仰ぎ、
またある者は戦いに向けて身支度を始める。
島の売り子たちは軒並み店を閉めてどこかへ隠れてしまったようだ。
それまでに誰も感じたことのない静寂が島を包んでいた。
旅人たちは、静かにその時を迎える。




イーノスの叫びから程なくして、
緑の皮膚を持つ一つ目の巨人がどこからともなく現れた。
旅人たちは無我夢中で、手に手に武器を取りギガスへと向かっていく。
第一波を退けるも、再びどこからともなく現れるギガスの群れ。
一進一退を繰り返す攻防。
死闘の末、旅人たちは傷だらけになりながらも
最後のギガスの巨体が大きな音を立てて地面に倒れる音を聞いた。


旅人たちは歓喜の声をあげ互いを労いあい、
ギガスに最もダメージを与えた旅人が意気揚々と
地に伏した緑の巨体へと歩み寄る。


倒れ伏したギガスはそれに気づくと、
閉じていた目を薄く開けて旅人を見つめた。


「クリスマス… み、みんなと… お祝いしたかっただけなのに……・・」

ギガスは少し寂しそうにそう呟くと、静かに事切れた。


旅人たちはその時初めて、
ギガスが赤いサンタ帽子を被っていたことに気がついたのだった。


<エピローグ>




旅人たちはギガスの死体に祈りを捧げる。
期限は約半月。

その間人々は
ギガスが作ってくれた赤い帽子を被って祈りを捧げ続けた。


今度こそ、一緒にお祝いしようよ ―――




その思いは、闇に落ちたギガスの魂に一掴みの光を与える。
ギガスは歌い踊りながら旅人たちのもとへ降り立った。


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