世界遺産登録記念にぶらっと高野山と竜神温泉へ 2004.7.18(日)
今年の夏は異常に暑い。日本各地では集中豪雨による被害が起こっているかと思えば、カンカン照りで最高温度を更新した場所もいくつかある。今年、関西はどちらかといえば梅雨らしくない暑い暑い夏が猛威を振るっている。そんな中での3連休だ。地元でもいろいろな行事が企画されていたが、今回はパスさせてもらって、先日「世界遺産」に登録が決まったばかりの紀伊山地にある高野山と竜神温泉をたずねることにした。途中有料道路がないので時間の計算ができない。とりあえず、朝9時に大津を車で出発した。
大阪府南部までは高速自動車道路を乗り継いで予想より早い時間でついたが、そこからは渋滞地獄が待っていた。
右の地図で示す大阪府 岸和田から和歌山県 橋本そして高野山に向かう道路がずうぅぅぅぅぅぅっと渋滞なのだ。距離にして50キロ位だろうか。隣ではくぅくぅとお腹いっぱいで気持ちよく寝ている妻がいる。やはり、この時期高野山は無謀だったのだろうか。しかしながら、次の日も休日ということで、そう急ぐ必要もなく、出発してから6時間後の午後3時ごろにようやく高野山へ着いた。
実は個人的には、初めての高野山だ。来てはじめて知ったのだが、本当にここ高野山のこの町一帯だけがにぎやかで、どちらに向かってもしばらくは山並みが続くばかり。よくもまぁこんなところにこんな街が開けたなぁと感心してしまう。
高野山は海抜1000メートルで周囲を山々に囲まれた盆地だ。その町並みはまさに仏教、仏教、仏教という感じで建物の大半が宗教に関係すると思われるほど仏舎利、寺院が集まっている。修行の場として栄えたので当然といえば当然だが、仏教ののテーマパークに来ているような気さえした。

観光駐車場近くにあった巨木。歴史を感じます。

道端には、なにやら枝木とみかんを売っている露天が目立った。ちょっと聞いてみると、おめでたい木だそうだ。

奥の院へ続く参道にも巨木がならんでいる
比叡山 延暦寺 と高野山 金剛峰寺 は歴史が大の苦手な私でもちゃんと覚えているほど有名なお寺。弘法大師・空海が真言宗を広めるために立てた寺「金剛峰寺」は、高野山真言宗3600ヶ寺の総本山で、山上のほぼ中央に位置し、他の寺院よりひときわ大きく目立っていた。
せっかくここまで来たのだから・・・ということで、中を拝見させてもらった。
内部は観光用に公開されており、襖絵や調度品など、お宝鑑定団ならとんでもない値段をつけそうなものがわんさかと置いてあった。 手入れされた庭を見ながら奥の間に進むと、広間でお坊さんの説法が行われていた。
われわれ観光客にとってはゆっくりと聞いている時間もないので、お茶とお菓子だけ頂いてそそくさとあとにした。
約2時間、ほんとにざっと見ただけの高野山だったが、本来見所はたくさんあるはずだ。一日ゆっくりと余裕をもって訪れることをお勧めします。さて、わたし達の本来の目的地「竜神温泉」はここから更に山奥へ約50キロほど進んだところにある。昨年10月に無料開放になったばかりの竜神スカイラインを通って一路「竜神温泉」へと向かった。その名前からして、何か神秘的なものを感じるのはわたしだけだろうか。

l竜神スカイライン途中から見た紀伊山地の山並み。どこまでも山が続く。日本て思ったよりも大きいなあっと思ってしまう。
この中にいくつもの霊場が点在する神秘的な山々である。

スカイライン途中にはいくつかの観光スポットがある。カーブを曲がると突然現れた紫色の壁に目を奪われてしまった。この時期アジサイが満開だった。

日本三大美人の湯の一つとされる「竜神温泉」。世の中言ったもん勝ちである。

竜神温泉の町並み。山の中に突然現れる秘境の湯。「わざわざここまで来て入る」と言うのがいいのだろう。数軒の温泉宿があり、元湯は公衆浴場となっている。ひとり600円はお手ごろだが、とにかく人が多すぎっ!
私たちがここ竜神温泉に着いた時は、ちょうど近くのホテルに団体客が着いたところで、なぜかホテルの風呂に入らずにこの元湯までぞろぞろと列をなしてやってきていた。受付も大渋滞。仕方なく団体が去るのを待ちようやく風呂に入ることができた。風呂上りに自然のど真ん中で受ける風は心地よい。首にタオルを巻いたりなんかして、しばらく川原でほてった体を冷やした。
さて、すでに辺りは暗くなってきている。そろそろ今晩の宿泊地を探さなければならない。とりあえず海へ向かおうということで、和歌山県 田辺市に向けて車を走らせた。JR田辺駅前で電話帳とにらめっこしながら本日の宿を探していると、ラッキーなことにまん前にあるステーションホテルに空室があった。個人的には車中泊も面白いと思っていたのだが、もういい加減むちゃはやめることにした。
夜、もう車も運転しないので、近くの居酒屋でゆっくりとお酒を飲ましてもらった。旅先のふらっと寄った町で、もう二度と来ないだろう店に入りお酒を飲むのは、何度やっても趣があり、だから旅はやめられないと思うのだ。

田辺といえば「梅干」が有名。巨大な梅干を見つけた。近くから見ると結構気色悪い。