傷だらけの私から、傷だらけのあなたへ
―だからあなたはがんばらないで―
2010年、気付けば2月に入り、頂いた沢山の年賀状をようやくゆっくり読み終えて、思ったこと書き認めます。
その前に、皆様お年賀状有難う存じました。全員の方にお返事書けそうになくて申し訳ありません。
頂いた年賀状を拝見して驚いたのは、「早く元気になって下さい」という文章を何枚か目にしたことです。
私は治らない難病を抱えている為、元気ではありません。又、治らないので難病です。しかも難病も1つだけではありません。テレビ・ラジオ・新聞のインタビューでは2つと言っておりますが、実は4つあります。(まだ内密ですが)
「元気になって下さい」という文章は『痛い』です。
何気なく書かれたり、悪気なく書かれているのは承知なんです。でも私だけでなく、難病をかかえておられる方々、障害を持って生きておられる方々は「元気」という言葉に過敏だと思います。
私の首(短歌)で、
『気付かへん? 「お元気そうね」は お願いやめて
痛いのがまん してるだけやねん』
というのがあります。この首(しゅ)が昨年5月某テレビ局のニュース番組の私の特集の中でとり上げられ、大きな反響がありました。
翌6月にそれをご覧になったスティフパーソン病という難病をお持ちの女性が、私の個展にいらっしゃり、同感だと感涙されました。それ自身が又特集となり、2009年テレビニュース報道展・企画部門賞の銀賞を取ったのだそうです。
それはむろんスティフパーソン病が大変珍しい難病であること、その女性の素敵な個性が反映されての事だと思いますが、やはり「私達は元気ではないんや。元気などではいられへんねんで」という我々の叫びがとどいた由の事ではないのかと思います。
周囲の方を気づかうあまり、ついつい「元気そうにしてしまう」傾向があるのは、自分でもとてもイヤだとは思いながらも(痛い、苦しいと言えない)、難病であるがゆえに、その理由で後ずさりされたくないからなんです。(むろん先様を不愉快にさせるのが苦痛というのがもう一つの大きな理由ではありますが)
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