いじくられたMacたち(3)
【FW800 1.25GHz DP】
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<最終スペック>
CPU:G4 1.25GHz DP メモリ:1.75GB PCI:GeForce 7800GS(書換品) HDD:ATA-133 250G x 2 ATA-100 60G x 2 光学ドライブ:Pioneer DVR-110D 光学ドライブ:Pioneer DVR-107D 電源:Zippy H1H-6500P (500W)
現在のメインマシン。価格が安い/ほとんどOS Xしか使わない/AirMac Extremeが使いたい/1.25Gと1.42Gでは処理能力はそんなに違わないだろう、という理由でヤフオクでコイツを入手。顔は今のところノーマル。そのうちにUSB2.0とFW400のフロントポートとiVDRを搭載してやろう(どこへ?)。 |
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だがその前に静音化。噂に違わず五月蝿いのだ。夜中にヘリの飛行訓練するな! と思ったらコイツだよ。で、私の場合、まず電源をいじくる。「QSに最も多種の電源を搭載してみた男」の10本の指に入ると自負する私としては、電源ファンの交換程度では満足できない。だいたいDual CPU機なのにADC出力を除くと300Wないじゃん。MDDの最大の弱点がこの電源であることは明らか。「ツインファンは避けるべし!」という教訓にも反している。強化静音電源を作成することに即決定。さっそく電源を取り出してみるが・・・この特殊な形状・・・こいつは難敵だ。悪戦苦闘の日々はこちらへ続く。 |
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電源の製作と平行してCPUファンをいじくってみる。FW800シリーズは最初から静音対策済みのファンが取り付けられているが、低速回転時のゴロゴロが許せない。これを静音ファンに交換。 するとどうしても風量が落ちてCPU温度が上がるので、バックパネルに吸い出しファンを併設。XINRUILIANの140mmファンをテスト中。このファンは5Vで起動するので、CPUファンのコネクタから分枝してOSで回転数を制御させて使用。 |
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次々に取り付けられては、取り外されたファンの山。それほど高いモノではないので、ネットで見つけるとついつい購入してしまう。いつの間にかこんなに・・・(汗)。ファンのデータはこちら。各数値/価格はメーカーなどのHPで調べたものなので参考程度に。
最初に使用したCPUファンはXINRUILIANのRDL1238S。低速回転時は大変静か。だが高回転時に振動音がするため季節が春から夏に移るとちょっと五月蝿くなった。そこで振動音の少ない25mm厚ファンに変更。安価で風量も十分なZAWARDのB1202512H。しばらく使用していたが、CoolingAfter Module取り付けのためファンのケーブルを30cm程延長したところ、4.8Vでは回転しなくなってしまった。 |
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ちょうど夏の盛りだったので信頼性・耐久性も勘案して、SANYO F12-N/38を使用することにした。概して38mm厚のファンは回転が上がると振動音がする。SANYO製の高級ファンでも同じで、低速回転時は静かだが、回転数が上がると少し振動音が出る。でもRDL1238よりはマシ。 |
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バックパネル用で気に入ったのはAeroCoolのStreamliner。12Vでも1000rpm/19.6dBと問題にならないレベルのノイズ。5Vでは起動しないためOSでの回転数制御はできないが、一度回転すれば5Vで回転を続けるためCoolingAfter機能は利用可能。140x20mmで銀色のファンが青色のLEDに輝きながら回転する。写真はMDD 1GHz DPに取り付けてみたところ。バックパネルなので作業中は青色の輝きを目にすることができないのが残念。何ともお洒落なファンだったが現在は販売終了。 |
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MDD用のファンと言えば、気になるのはMicro Solutionのアレ。しかしたかがファンにあの価格なので試す気になれなかった。F12-N/38でも満足できるレベルの騒音だったし。 しかし先日、某オークション(ビッ○ーズ)にて3000円で出品されている中古を発見してゲット。 届いたブツを詳細に見てみると、ファンは25mm厚で形状はSANYO製のファンに非常によく似ている。しかしSANYOのHPを見る限りでは120x25mmファンの使用電圧範囲はすべて10.2-13.8Vとなっており4.8Vで起動できるファンはなさそうだ(いつか試してみよう)。 |
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横から見ると、ファンは7-8mmの隙間を開けてステンレスフレームにボルト固定されている。これが噂の(笑)フレームギャップ構造というやつらしい。CPUファンはフロント部の吸気穴からなるべく外気を吸引した方が冷却効率が上がるはず。ギャップがあると筐体内の暖まった空気を吸引して冷却効率が下がるように思えるのだが。まあ、吸気穴からファンまでは隙間だらけの構造だから同じことか。フレームギャップについてはいささか懐疑的ではあるが、ともあれ取り付けてみる。 と・・・う〜ん、これは高いだけあって思ったよりgood。確かに静かで回転が上がっても振動音はしない。冷却効果も他の25mm厚ファンよりはCPU温度が若干低くコントロールされている・・・概ねSANYO F12-N/38と同じ程度の冷却能力か。しばらくこのファンを使ってみよう。 光学ドライブ冷却用の60 mmファンもちょっとつついてみたが、これはそれほど五月蝿くないので放置。 |
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そうこうしているうちに、「キワモノ系第二弾・MDD用強化静音電源500W」ができたので取り付け。動作音はかなり静かになった。真夜中に使っても特にストレスを感じないレベル。 |
 この画像は転載です。 |
さて、セカンド・マシンとなったQuickSilverは、OS 9起動の機会が増えそう。ほとんどOS Xしか使わなくなったが、EPSONのPM-4000PXがどうにもOS 9でないと調子が出ないのだ。どうもEPSONのプリンタ・ドライバーはOS Xになってからダメだなぁ。QSにはRadeon 9800proを搭載してあるがOS 9では意味なし。で、FW800のRadeon 9000proをQSに移植することにした。換わりにラデ98をFW800へ移植・・・できればよいのだが、すでにラデ98はいじくられてFW800への移植は不可能。オークションを物色してGeForce 7800GSを入手した。ファンの音はラデ98に比べると静か。アイドリング状態でもGPU温度は60度を超えるがファンの回転数はそれほど上がらない。これならば特に静音対策を施さなくても使える。 |
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が、どこかいじくらないと気が済まない私。このグラボのファンをCoolingAfter Moduleに接続することにした。ファンの配線を見ると・・・何で4本もあるの? よく判らんがコネクタを抜いて確認してみると黄色に電圧かければ回転するらしい。黒がCOMであろう。ということで青と緑のラインは無視して(おそらくファン速度の監視用)、黒と黄色をCoolingAfterに使えるよう配線を変更。 |
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というところまで来て、この写真。ん? 何か違うぞ。電源がサムソン製・・・そして銅製ヒートシンク・・・そう、これはFW800 1.42GHz DPの写真だ。何で!? 実はオークションを眺めているうちに、ついフラフラと入札してしまったのだ。1.25GHz DPと1.42GHz DPでは処理能力に体感できるほどの差はないだろう。そんなことは判っているさ。でも1.42GHz DPはFW800シリーズの最高グレードでG4 Mac中最速。しかもOS 9起動できないから安い。ちょっと手してみたくなるじゃないか。 と言う訳で、この先はFW800 1.42GHz DPの改造へと続く・・・
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はずだったのだが、1.42GHz DPは汚れが気になるので入浴中。さらに冷却効率UPのため金属筐体に手を加えることにした。その間、1.25GHz DPを使い続けることに。でも1.42GHz DPのCPUを遊ばせておくともったいないなので移植して使用。 そして準備しておいたGeForce 7800GSをCoolingAfter moduleに接続してみる。が、CoolingAfter時にファンが回転しない。 |
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取り外して確認。黒ラインをCOMに黄色ラインを5Vにつないでみるが、ファンは回転しない。この前は回転したのになんで!? 青と緑は速度監視用と勝手に決めつけて無視していたが、どうもココに秘密がありそうだ。青と緑をコネクタごと外すとファンが回転を始めた。
遅まきながら調査してみると、4ピンコネクタのピンアサインは、黒=COM、黄色=12V、緑=sense、青=control。ハイパワーファンの制御用とのこと。3ピンのファンは(MDDのCPUファンなども)黄色にかける電圧で回転数を制御しているが、4ピンの場合は黄色は12Vで一定で、青を使って回転数を制御するらしい。 細かいことはさておき、CoolingAfter時には青をカットすればファンが回転することがわかった。例によってリレーを使って青のON/OFFを切り替えることにする。 |
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2チャンネルのリレーを載せたCoolingAfter Module用の接続セットを作成。まったく新しい基盤を作ったのでちょっと時間がかかった。1番上の長いラインがファンへの出力用、真ん中のがグラフィックボードからの入力、一番下のラインがCoolingAfter Moduleへの接続用。この接続セットをGeForce 7800GSの端に接着剤で貼付けた。 |
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再度Macに取り付けて動作確認。自作電源なのでAGPとPCIカードへの給電用に1本電源ケーブルを用意してある。電源とCoolingAfter Moduleを接続してSW ON! ・・・グラフィックボードのファンは特に問題なく回転。このファンは起動時に一時的に回転数が高くなるので、回転数の制御が問題なく行われていることがわかる。Macをシャットダウンしてみると・・・ファンはコロコロと回転を続けている。発熱の多いカードでもこれで何となく安心。 |
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そうこうしているうちに1.42GHz DPの筐体の加工が一段落したため、1.42GHz DPのCPUカード・銅製ヒートシンク・強化静音電源・GeForce 7800GSなどはそちらへ移植して稼働開始。 1.25GHz DPはオリジナルの姿に戻してやった。動作に不具合はなく、外観もかなりの美品なのでオークションで売却。 |