いじくられた電源たち(5)

【MDD用純正電源のファン交換】
SAMSUNG製電源
AcBel製電源

 今年初めにゲストブックへMDD純正電源のファン交換についてご質問をいただいた。ただでさえも壊れ易いと評判の純正電源のファンを、風量の少ないファンに交換することは決してお勧めできない。しかし少しでも静かになって欲しいという気持ちもわかるので純正電源のファン交換手順をご紹介しよう。マネしてヒドイ目に遭っても知らないよ。
 まず交換するファンの選択だが・・・今回はファンコン付きの6 cmファン、AINEX CF-60VRを購入。ファンコン付きなら、冷却と静音のバランスを考えて回転数を調節できる。ただしCF-60VRは最大回転でも22.8CFMと純正ファン(25CFM)より風量が少ないので要注意。

 用意するモノは、1)CF-60VR 2コ、2)プラスドライバー、3)キリ、4)絶縁用のビニールテープなど。

 電源の取り外し方はこちらのPower Supply Exchange Programの「Removal instructions」のムービーを参考に。

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 純正電源を開腹したりCF-60VRを弄くったりする前に、念のためCF-60VRの動作テストをしておくこと。付属の4ピン変換ケーブルで電源と接続し、電源を単独起動してファンの回転とファンコンの効果を確認しておこう。MDDの純正電源は、一般のATX電源と同じ方法で単体起動できる。
 CF-60VRはそのままでは純正電源に搭載できないので、純正ファンのコネクタに交換する必要がある。あらかじめCF-60VRのコネクタを取り外しておこう。私は写真のようにキリを使うが、なにか細くて固いモノで、コネクタの側面の穴から電極の背中を押しながら、電極を引き抜く。
 CF-60VRには回転数検出用の白いラインが付いているが、Macでは不要なのでカットして絶縁しておく。私は熱収縮チューブを使ったがビニールテープや接着剤でも可。


SAMSUNG製電源

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 MDDシリーズの電源はSAMSUNG製とAcBel製の2種類があるが、SAMSUNG製の方がファン交換の難易度は高い。
 とりあえず見えるネジを片端から外していく。SAMSUNG製電源はフタ側にACコネクタとファン、底側に基板が固定されている。ファンをフタから取り外すとフタを写真のように半開きできるが、ACコネクタは取り外せないのでフタを完全に開くことはできない。

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 しかたがないので半開きのまま作業する。ファンのコネクタを外して、2つの純正ファンを電源ボックスから取り外す。
 続いてCF-60VRと同じ方法で純正ファンのコネクタを取り外すのだが、CF-60VRにコネクタを取り付ける際に極性を確認できるように、純正ファンのうち1コのコネクタは外さずそのままにしておこう。

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 次に純正ファンから取り外したコネクタをCF-60VRに取り付けるのだが、電極をコネクタへ挿し込む前に、電極の背中のツメをしっかりと立てておく。電極を抜く際にこのツメがつぶれている場合が多い。

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 で、CF-60VRに純正ファンのコネクタを取り付けるのだが、この時にコネクタを外してない純正ファンをよく見て、電極の赤/黒を入れ間違えないように確認する。
 続いて確認用に残しておいた純正ファンのコネクタを取り外して、先に取り付けたコネクタの極性を見ながらもう1コのCF-60VRへ付け直す。電極のツメを起こすのを忘れないように。

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 CF-60VRを2コとも基板のコネクタへ接続し、電源へネジ固定する。ファンの取り付け方向を間違えないように注意。純正のネジで取り付けてもいいが、ファンに付属のネジを使った方がしっかり固定できる。防振ゴムを使って固定するのも良いかもしれない。

 各ファンのファンコンをケーブル束用の穴から電源ボックスの外へ出し、電源ボックスのフタを閉じる。ファンの電源ケーブルが長いので、ファンに絡んだりしないように電源ボックス内での取り回しに気をつける。

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 ネジを2つくらい仮止めしてから、動作テストをしてファンの回転とファンコンの効果を確認しておこう。
 問題なければネジを全部留めて完成。MDDに取り付ける際は2つのファンコンが5 inc.ベイの上に乗るようにするといいだろう。ノイズとCPU温度、電源部の排気温度などをチェックしながら、最適な回転数を探ろう。


AcBel製電源

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 さて、フタが半開きにしかならないSAMSUNG製に比べると、AcBel製電源は楽チン。見えるネジを全部外してちょっとスライドさせるとフタを取り外せる。
 純正ファンはSAMSUNG製と同じモノが使われているので、取り外してコネクタをCF-60VRに付け直そう。

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 AcBel製電源にCF-60VRを搭載する際には、ファンのケーブル束を写真左のようにフレームから外しておく。この状態でケーブルを強く引っ張ると容易に断線するので取り扱いに注意する。ケーブル束がフレームにハマったままだと電源ボックスへうまく取り付けられない。

 CF-60VR2コを取り付けたところ。ファンの電源ケーブルがファンに絡んだりしないように取り回しておく。ヒートシンクには触れても平気。ケーブルが焦げるほどヒートシンクが発熱することはない(その前に壊れる)。ファンコンはケーブル束と一緒にボックスの外へ出す。

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 フタを閉じて2コくらいのネジで仮止めしてから、動作テスト。問題が無ければ全部ネジ留めして完成。

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上記の説明文は「安心オークション(マック用ソフトウェア)」を利用して作成されました。