G4用強化静音電源400W 取扱説明書
****(1)電源の仕様 ****
1)電源のスペックは本体のラベルまたはメーカーHPをご参照ください。
2)22ピンメインコネクタは現在入手できておりません。20ピン+2ピンのコネクタになっています。カプラー(爪)が効きませんが実用上問題はありません。
3)Macの本体の12cmファン用のコネクタ(日本モレックス製)は入手できませんでした。代用のコネクタは+-が逆でも接続できてしまいますので、黒線と黒線が接続されるように挿し込んでください。逆に接続するとファンは回転しません。12cmファンを市販品と交換されている場合は3ピンのコネクタへ接続できます。
4)着脱式の田型の4PコネクタはQuickSilver用です。QuickSilver以外では使用しません。
<CoolngAfter機能について>
Macをシャットダウン後に電源ファンと12cmファン用コネクタへ5Vを給電してファンの回転を持続させ、余熱を排出する機能です。電源前面(Macへ搭載時のフロントパネル側)のツマミを右一杯に回すとシャットダウン後に約8分半ほどファンが回転します。左一杯に回すとCoolngAfter機能はキャンセルされシャットダウン時にファンも停止します。ただしMacの起動時間が非常に短い場合は設定時間前にCoolingAfter機能は停止します(初めから動作しない場合もあります)。また12cmファンが5Vで起動しない場合は12cmファンは回転しません。QS2001の12cmファンは一応5Vで回転しましたが、その他の機種については未確認です。
Macの起動中は12cmファン用コネクタへは12Vが給電されます。電源ファンは消費電力により回転数が制御されます。CoolingAfter時は電源ファン、12cmファンとも5Vの低速回転になります。ファンの回転中にMacを再度起動させても問題ありません。またスリープ時にもシャットダウン時と同じ動作をします。
12cmファン用コネクタへの給電能力は最大1.25A(1250mA)です。12cmファン用コネクタから分枝して多数のファンを回すような場合は、ファンの消費電流の合計が1.25Aを超えないよう注意してください。

<本体FireWireポートへのバスパワー供給について>
ツマミの下のスイッチを手前側に倒すとMac本体のFireWireバスパワーが使用できます。ただしスリープできなくなる場合があります(個体差あり)。スイッチを奥側にするとスリープできますが本体のFireWireバスパワーは使えません。PCIカードで増設したFWポートのバスパワーは使用可能です。
重要:Macが動作中はこのスイッチに触れないでください。Macが(多分)シャットダウンしますので、回復不可能なダメージを受ける可能性もあります。
****(2)動作テスト ****
本体の純正電源を取り外す前に、本電源の動作テストを行ってください。
1)本電源にACコードを接続します。FWバスパワースイッチはOFF(ケーブル束側)にしてください。
2)電線か針金のような物を20+2ピンコネクタへ挿し込み、緑の線が黒い線(どれでも可)につながるようにします。何の事かわからん? こちらを参考に。
これで電源のファンが回転しないようだと、出品者の私、落札者のあなた、そして運送会社が三つどもえの言い争いになります。動くように祈りましょう。
注)この電源の場合は起動後にある程度の負荷がないと電源が自動停止する仕組みのようです。従ってこのテスト時には回転したファンが数秒で停止しますが問題ありません。
3)電源の起動を確認したら針金を外して電源を停止し、ACコードを抜いておきます。
4)続いて、Macのサイドパネルを開けたまま本電源を接続して動作テストを行います。 例によって金属部分に触れてからMacのACコードを抜き、サイドパネルを開きます。 純正電源の22ピンコネクタを抜きます。
5)本電源の20+2ピンコネクタをMacへ接続します。Quick Silverの場合はとなりの4ピンコネクタも本電源の4ピンに挿し変えます。
6)起動ドライブに本電源から給電されるよう電源コネクタを挿し変えます。PCIカードに給電しているケーブルがあれば、そちらも本電源から給電するように変更します。その他の内蔵ドライブ類もできれば本電源に変更しておきます。純正電源につないだままのドライブにIDEケーブルなどを接続しておくと、起動途中でフリーズする場合があります。IDEケーブルなどを外しておけば大丈夫です。
7)本電源にACコードを接続して、お祈りをしてからMacの起動スイッチを押します。起動するはずですが・・・
* 起動スイッチが一瞬光るだけで起動しない場合は、PMUリセットのスイットを10秒程押してみてください(内蔵電池の近くの7-8mmの正方形の中に3-4mmの丸いボタンがついてるスイッチです)。ACコードは接続したままPMUリセットのスイッチを押してください。
* 起動スイッチが光ることもなく、まったく反応しない場合は、ACコードを抜いてから、モジュールを1度抜いて挿し直してください。また、20+2ピンコネクタを一度抜いてから、もう一度挿し直してみてください。それでも起動しない場合はFWバスパワーの設定スイッチを切り替えてみてください。
8)Macが起動したらCoolingAfter機能のテストを行います。調節ツマミを右いっぱいに回して、そのまま10分間Macを起動させておいてください。起動時間が短い場合(概ね10分未満)はCoolingAfter機能が作動しません。10分以上経過したらMacをシャットダウンし、電源ファンが回転を続けるのを確認してください。
9)CoolingAfter機能を確認したら、調節ツマミを左いっぱいに回してファンを停止させます。電源からACコードを抜いておいてください。
動作テストで何らかの不調が見られましたら電源交換へ移る前にご連絡ください。不調の原因を調査・検討させていただきます。どうしても動作不可能なようでしたら返品/返金に応じます。オークションの説明に記載しましたように、申し訳ありませんが返送料金のみご負担ください。また動作テストは2週間以内にお願いします。
****(3)電源交換 ****
動作テストで問題が無ければ電源を交換します。
QuickSilver/
DigitalAudio/
GigabitEthernet
より「Power Supply」のムービーをdown loadしてご覧ください。バックパネルから電源を固定している3本のネジを回すために六角レンチ(2.5mm)が必要なのでご用意ください。ホームセンターなどで入手できます。本電源は純正電源とほぼ同形ですので、本体の加工をすることなくピッタリと収まるはずです。残念ながらネジのピッチが合わないですが、強引にねじ込むと固定できます (^^;)。Macへ取り付ける前に、一度電源のネジ穴へMacのネジをねじ込んで、ネジ穴にクセを付けておくといいです。1本だけ締め付けずに、ネジを3本とも挿して均等に締め付ける方がうまくいきます。内部の固定金具は使用できませんが、電源はしっかり固定されますので問題ありません。
電源を取り付け終わったら、CoolingAfter機能の調節ツマミを任意の位置にセットして使用してください。
****(4)注意事項 ****
1)本電源の使用による機器の故障・破損・誤動作などについては、私は責任を負いません。また私は電源製作を「業とするもの」ではありませんのでPL法の適応も受けません。自己責任でご使用ください。以上にご同意いただけない場合は返品・返金に応じますので動作テストの前にご連絡ください。
2)ACコードを接続した状態でコネクタの抜き差しをしないでください。私はうっかり何回かやってしまいまして、幸いトラブルはありませんでしたが・・・危険かも知れません。起動した状態でやるのは言語同断ですが、起動していない状態でもACコードが接続されていると5VSB(紫の線)の電流が流れています。純正電源では25-28V(白い線)が流れています。
3)FireWireバスパワーの切り替えスイッチは、Macが動作している時には絶対に操作しないでください。Macがシャットダウンしますので回復不可能なダメージを受ける可能性があります。
4)製作記録ではボリュームとSWの横のスリットを塞ぎましたが、最近製作した電源はスリットをそのままにしています。電源設計者が何らかの意図を持って設けた(と思われる)構造を変更するのは良くないと考えたのと、塞ぐのはいつでもできる(外からテープを貼るなど)と思ったからです。このスリットが気になる方は、各自ご判断の上、テープで塞ぐなどの処置をしてください。
5)FireWireのバスパワード機器の取り扱いにつき注意が必要と思われます。詳細はこちらですが、
Macの本体標準FireWireポートのご使用に関して[RATOC]
要点を記載しますと、
*Macの電源が入った状態でFWバスパワーを使用する機器をMac本体のFWポートへ接続すると、FWポートが壊れる可能性がある。
*原因はバスパワード機器を接続した際にバスパワー用の電圧が変動してFWポートのチップが壊れるため。
*QuickSilverでは電圧変動の影響はわずかでチップが壊れる可能性はない。
FWバスパワーは8-33V/1.5Aと定められています(はてなダイアリー - IEEE1394とは)。QSは25V、DA/GEでは28V出力がFWバスパワーに利用されていますが、本電源使用時のバスパワーは12Vになります。この状態でFWバスパワード機器を接続した場合にチップが大丈夫かは未確認です。私のQSは大丈夫のようですが(面倒なのでいつもそのまま抜き差ししています)、他の個体については判りませんので十分注意してください。これまで収集した情報では、QS2002以前の機種では本体のFWポートを破損する危険性があると考えられます。
以上です。無事に電源強化が終了しますように!
*** 追記:スリープとFWバスパワーについて ***
現象:
本体のFWバスパワーを使用可能にするとディープスリープできない
調査結果:
QS2002:5台すべてスリープ可
QS2001:2台中1台スリープ可
DA:9台中6台スリープ可
GE:4台中3台スリープ可
考察:
本電源は、電源停止時は5VSB(紫)を25V(QS)または28V(DA/GE)に流しており、5VSBを使用してMacが起動し電源が起動すると12Vを25V/28Vへ流してFWバスパワーを使用可能にします。
切り替えスイッチでFWバスパワーを使用可能な状態にすると、上記結果のとおりディープスリープできない場合があります。FWバスパワーを使わない設定にするとスリープできます。この原因につきましては未だ推測に過ぎませんが、以下のように考えています。
注意事項に記載しましたRATOCのHPに記載されている「Macの本体標準FireWireポートのご使用に関して[RATOC]」と関係があります。Macがディープスリープに入ると電源は停止しますので、この時にFWバスパワーに流れていた12Vが5Vに変わります。Macの個体によってはこの電圧の変化がFWポートの信号として拾われ、すぐ覚醒するのではないかと思われます。未確認情報ですがQS2002からはESD保護素子がロジックボードに組み込まれたとのことです。ESD保護素子があると電圧が変化してもFWポートに信号が入りませんので覚醒信号も拾われません。実際の調査結果でもロジックがQS2002の機種は全機FWバスパワー使用でディープスリープ可能でした。
追記:と思っていたのですが、私のQS2001のロジックボードをQS2002のものに交換してみたところ、やはりスリープできませんでした。・・・つまりスリープできない原因は現在不明です。おそらくFWバスパワーの電圧が12V→5Vと変動する際に覚醒信号が発生するものと思われます。
上記見解につき何かご意見があればお聞かせいただければ幸いです。 →ゲストブックへ
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