暫定法<問題点>
イムノ・マグネチック・ソーティング(IMS)
直接法と間接法がある。マグネチックビーズは数μmの物と数十nmのものがある。
<概要>
10mlに濃縮したサンプルに磁性体ビーズで標識した抗体を加えインキュベートする。 強力な磁石を埋め込んだチューブラックを用いて、ビーズとともに吸着しているオーシストを分離する。この操作を10mlの試験管と1.5mlのエッペンドルフチューブとで行い最終的に50μlにする。これをウェルスライド上で乾燥させ、直接蛍光抗体で染色し、観察する。 分離にはスチールコットンのカラムを通す方法もある。
<特徴>
<問題点>
フローサイトメトリー・セルソーティング(FACS)
蛍光と光分散を測定し、その結果に応じて粒子を分離する。
<概要>
メンブレンフィルターまたは凝集法により試料を濃縮する。蛍光色素で標識した抗体で染色する。フローサイトメトリーで測定分離を行う。分離した試料をフィルターにとり落斜蛍光顕微鏡で観察し確認する。
<特徴>
<問題点>
バイタル染色
核を染める蛍光色素で染色し、その取り込みにより生死を判定する。
<概要>
オーシストを含むサンプルを乾燥させたスライド上で染色する。
<特徴>
DAPI染色について
煮沸したり、有機溶剤で処理するとDAPIで染まり易くなるといわれています。 試しにやってみましたので、見てください。
PCR
1ml程度に濃縮した試料から、CryptosporidiumのDNAを抽出し特異的なプローブを増幅させ、DNAを検出する。
DNAではなく、rRNAを使ったRT-PCRをやった方が感度が高くうまくいくともいわれています。
<特徴>
<問題点>
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション(FISH)
rRNAに相補のプローブを蛍光色素でラベルし、ハイブリダイズさせる。
<特徴>
<問題点>
Flow Cytometry を中心とする検査方法に関する総説の訳(G.Vesey著)
METHOD 1622
米国環境省(USEPA)は新しい標準法として、METHOD 1622のドラフトを発表しました。 内容は3種類の収集法、IMSによる精製、蛍光抗体法及びDAPIによる染色です。 検査方法が非常にシンプルになり、回収率も高くまた安定したとのことです。
METHOD 1622では、試料のろ過法としてGelmanのカートリッジ・フィルター、ImmuCelのVortex FilterおよびCorningのディスク・フィルターが採用され、濃縮試料の精製・純化法として免疫磁気ビーズ分離法(IMS)、検出法としてウェルスライド上でFITC直接抗体及びDAPIによる染色が採用されています。
日本でそのまま使えるかどうかは判りません。
USEPAのMicrobiology Home Page METHOD1622のドラフトの原文があります。 ファイルを読むのに別にAdobe Acrobat Readerが必要です。
Gelmanのフィルターについて詳しくは Microbiological Analysis: Envirochek Sampling Capsule を見てください。
ImmuCellのVortex Flow Filterについては Biotechnology Products が詳しいです。
The Water Supply (Water Quality)(Amendment) Regulaions 1999 SI No 1524: Cryptosporidium in Water Supplies
英国でCryptoに関する基準ができました。 そのための検査法も発表されました。 やはり磁気ビーズを使った方法ですが、ろ過濃縮法が独特です。
Drinking Water Inspectrateのサイトから入手可能です。
Cryptosporidium検査実践コーナー
従来のFITC抗体とBTF Easy Stainの比較 Comparion of conventional FITC antibody and BTF Easy Stain
BTF Easy Staindeで非特異的に染色される生物 Nonspecifically stained organisms with Easy Stain
BTF Easy Staindeで非特異的に染色される生物2 Nonspecifically stained organisms with Easy Stain 2
ホストフリー培養(Hijjiwaの方法、Boxellらの方法)
BTF Easy Stainで染色が確認されたCryptosporidium株