| 日本健康レクリエーション学会が認定する 認知症予防教室 〜 私達は、医学的根拠に基づき認知症予防教室の運営に当たります。 〜 笑いながら脳に汗をかく時間 認知症予防には、脳の神経回路の活性化が重要と言われています。 脳を活性化させる方法は、直接的に脳に刺激を与える、いわゆる「Nバック課題等の脳トレ」の他、身体を動かし2つの動作を同時に行う「デュアルタスク」などがあります。 私達学会の認知症予防教室のプログラムは、リーダーの指示に従い参加者の脳を、活性化させるレクリエーション活動です。時間は80〜90分間ですが休憩を2回取るため、それぞれ20分程度の有酸素運動になっています。 行ってみると割と軽い運動ですが、心拍数は110程度まで上がります。この程度の活動が高齢者の心肺機能を高めることにつながります。そして、毎回行うプログラムは、ほぼ同じ内容ですが、身体を使うものや頭を使うものなど、多岐にわたっています。 しかし「難しくて大変…」というものではなく、比較的簡単な動作を選んであり、みんなで頭に汗をかきながら精一杯取り組み、思わず間違えた場合は「お互いができないことをみんなで笑いあう」といった、あたたかい雰囲気の80〜90分間の時間です。 プログラムは、最初はリーダーが創りだすゆったりしたペースに併せて、簡単な動きを真似しながら、慣れてきたころに動きの速度を上げたり、複雑にしていくことで難易度を上げるようになっています。 参考 私達の認知症予防教室では、多くの参加者を対象に行っています。 多くの参加者が一緒に行うことで、会話や表情や仕草等、良好なコミュニケーションによる笑いが生まれ、常に脳を活発に使うことになります。 私達が、多くの人に参加をしてもらうのは、相手の存在を感じる距離を保ち緊張を生み出します。そうすると普段通り上手くできなくて、失敗による苦笑や周りの笑いが、次は失敗しないよう脳を働かせます。 例えば、一緒に簡単なゲームを楽しんでいる際に、他の参加者と違った動作をしてしまい、思わず笑ってしまったり、上手くできて優越感から笑ってしまうことがあります。 この「笑う」ということが、多くの参加者により増幅され、見ているだけでも大笑いに繋がり脳を刺激します。 何も用意しなくて良い 私達の認知症予防教室では、特別な道具・器具を使わず、普段の生活でも取り入れやすいプログラムにしています。教室で「運動やトレーニングを行う」と紹介すると、つい辛いリハビリなどをイメージしがちですが、ここでは「昔から知っている簡単にできるゲームを使い、その動きが認知症予防になることを伝え、意欲的に行うと効果がある」ことから、誰でも簡単に楽しめることで参加意欲が上がるよう工夫しています。 ※ この教室のプログラムは、ゆっくり始め徐々に早く展開することで、簡単にできないように行っています。 これが、簡単だけど毎週行っても、何故か間違えてしまったり、上手くできて「楽しい」と思うように演出・展 開するため、楽しく感じるので長期的な参加意欲を高め、教室に参加する魅力の一つになります。 認知症予防を目的とした身体トレーニング、知的トレーニングは多く存在しますが、この教室では、ミニ講習会により普段の生活や食事の内容までも含めた、認知症予防の包括的なプログラムとなっています。 実際に参加されれば「リーダーの創りだす楽しい空気」や「集団で行う楽しさ」など、色々な工夫や仕掛けが随所に散りばめられた、とてもよくできた認知症予防プログラムだと感じてもらえます。 認知症予防基礎知識 認知症は、脳が萎縮する、血管がつまる、などの理由から「認知機能」が低下する病気です。人は、この「認知機能」を使って、日々生活の中で様々な情報を処理しています。 この認知機能が「病気」によって低下してしまった状態が認知症です。認知機能は、運動や知的トレーニングにより鍛えられることが研究からわかっています。 脳は非常に優秀で、例えば、病気で脳が萎縮してしまって何かの認知機能が落ちてしまっても、刺激を与えてトレーニングすることで、別の部位が失われた認知機能の代わりを果たします。 この”神経系の修復力”が重要です。神経系の修復力を高めることで「認知症になりにくい健康な脳」を作るのです。私達の認知症予防教室では、生活を支える認知機能を対象に、それぞれの認知機能を楽しくトレーニングします。 私達の認知症予防教室とは? 脳の研究が進み、認知機能の維持・向上によいものが何かがわかってきました。人間の脳は、何歳になっても鍛えられるというのが最近の通説です。簡単な遊びにより、楽しく身体を動かすことで脳へ刺激を行い与える等、様々な手段で私達は認知機能を維持・向上させることができます。 一方で、これらの脳に良い活動は、良い物なら何でも良いのではありません。また、取り入れ方も大切で、同じ活動でも小さな工夫を加えるだけで、その効果が大きく変わります。 例えば、運動は1人で行うより複数人で行った方が、脳の活性効果が高いと言われています。これは、他者を意識することで、刺激される神経分野があるため、脳の活性化を促進しやすいためです。 私達は、認知症予防に良いと言われるプログラムを複数取り入れています。具体的に言いますと、 Nバック課題(世界的に行われているやり方で、記憶力を高める) 二重課題(デュアルタスクやマルチタスクは、脳の神経シナプスを増やす) コミュニケーション(レクリエーションの得意分野) レクリエーション活動の医学的効果(ストレス解消)を使い、 ・ ロコトレ効果(運動器症候群対策の運動) ・ リズム効果(脳からセロトニンホルモンを出し、心を落ち着かせる) ・ グルーミング効果(幸せホルモンを出す) ・ 笑いによる効果(認知機能改善、NK細胞を活性化) 等を用いています。 認知症の原因と予防のメカニズム 認知症とは、加齢等の原因から認知機能が低下し、日常生活に支障を来した状態を指し、発症すると現代医学では完治する方法はありません。しかし、MCI(軽度認知機能障害)と呼ばれる認知症を発症する前の段階で発見し、上記のように適切に取組むことで、健常な状態に戻すことができます。また、認知機能の低下は、様々な原因で脳神経の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなることで起こります。認知機能は「記憶力」の他に「見当識」や「視空間認識」など、 いくつかの分野に分かれており、どの機能が低下してきているかによって、効果的な予防活動が異なります。 「脳の認知機能」とは、物事を記憶し、判断・理解する際に使われる重要な機能です。しかしこの認知機能が加齢とともに衰えてしまうことで、脳に情報を蓄積し、引き出すことが上手く出来なくなり、もの忘れやうっかりを引き起こします。 なぜ加齢とともに認知機能は衰えてしまうのか?脳内には無数の「神経細胞」が存在し、それらが「神経伝達物質」と呼ばれる物質をやり取りし、さまざまな情報や体内への指令を伝えていくことで認知機能を働かせています。しかし、加齢によって神経伝達物質の量が減少し、神経細胞の働きが鈍化することで情報の伝達がうまくいかなくなり、認知機能は衰えていきます。 この一連の現象は、アルツハイマー型認知症の患者に見られることも研究で報告されており、認知機能の衰えは、認知症の発症につながるリスクがあることが分かってきています。 脳の認知機能の衰えを防ぐために大事なのは、実は「何事も楽しんで取り組むこと」です。簡単にできる運動、人との会話など、日々の生活を楽しむことが脳によい刺激、影響を与え、認知機能の維持につながります。 このように私達のプログラムは、非常に短期間で認知機能が改善します。 |