[TOPページ]妄言王の執務室
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「モーゲン日記」1999年版(一部改廃)
といいつつ半年分しかなかったりする。
<半年ぶりに復活して「モーゲン日記2000」となったわけなのさ
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●某月某日 アンチ銀行員
●アンチ銀行員
銀行員なんかになるもんじゃないですよ、とその人は言った。
…あ、これは小説じゃないんですよ。エッセイです。というかノンフィクションです。
ちょっと機会に恵まれまして、「元銀行員」という人と話をすることが出来たんですよ。そのときのことを書いてみようかなと思います。決して「妄言」などではないことだけはお断りしておきます。
その「元銀行員」は二十六歳。眼鏡をかけている。もう四つ五つサバを読んでもわからない感じ。でも、スーツを着れば、
「なるほど、銀行員だな」
と思えるていのひと(そのときはトレーナーを着ていた)。
現在はベンチャー企業(不動産関係)に勤めているという。
「若いうちに辞めた方がやりなおしがきくと思ったんですよ」
予は首肯する。
「そうでしょうね。結婚とかすると、もう辞められないでしょうからね」
彼は否定した。
「いや…実は結婚してるんですよ」
いやはや。正直な話、「結婚している」というだけで、スゴイと予は思う。
(男の立場から考えて)結婚のメリットとデメリットを比べた場合、予にはどうしても後者の方が大きいように思えてならないからである。単に「しようにもできないからだ」という説もあるが。
「あ、そうなんですか」
「三ヶ月前に」
ということは…。
「じゃあ『新婚さんいらっしゃい』に出られますね」
いや、つい口が滑って、そう言ってしまった。
彼は苦笑した。
ところで、『新婚さんいらっしゃい』って全国ネットですよね?(ちょっと不安になってきた)
「じゃあ、結婚する前に辞めたんですか?」
「いえ、結婚してからです」
予は驚いた。
「よく奥さんが納得してくれましたね。反対とかされなかったんですか?」
「いや、カミさんも銀行員の辛さはよくわかってたんで、すぐ賛成してくれました」
「あ、ということは職場結婚ですか?」
「ええ、まあ…」
その後、シビアな話を聞くこととなる。
彼の同期は、何と四分の一くらいが辞めているそうだ(つまり、二十六歳になるかならないかで銀行員の職を捨てた、ということである)。
もうしばらく黙って勤めていれば、格段に給料が跳ね上がると知っていても(三十近くにならないと、銀行員でも給料はさほど高くならないそうだ)、支店長クラスになるとデスクの上で昼寝をしていてもボーナスが四百万も貰えると知っていても、だ。
そんなボロい商売を、彼はどうして辞めたのか。
「金の問題じゃないんですよ」
銀行員の仕事がイヤでイヤで仕方が無かったという。
ひとつには、出世争いにバカバカしさを感じた、とのこと。
うおっ、予と同じタイプだ、などと勝手に思う。
彼は、素人にも分かり易く丁寧に、銀行の在り方から順に説明してくれた。
ニュース解説っぽいけど、元銀行員が語ると、ちょっとばかり重く感じられた。
銀行はもともと、企業に金を貸すことに存在意義がある。
それでもって日本の企業を育て、高度経済成長を支えてきた。
時代が上向きだったから、金を貸した企業はどんどん利潤を上げてゆき、それにつれて銀行も大きくなってきた。
ところが、相次いで経営不振・倒産する企業が出てきた。
(いわゆる「バブルが弾けて云々」ってことですね。あんな言葉先行のものは使いたくないので、あえて使わない)
(経済には数値的なものだけでなく群集心理やその他の要因が複雑に働く。経済のことを完全に分かっている経済学者などこの世に存在しない。その証拠に、現在の日本の不景気を予測できた者はひとりもいなかった、と彼は喝破した。全く同感だと、予はますます彼に好感を持ったのであった)
つまり銀行は、貸していた大金が回収できなくなる状況に陥ったわけである。
そして、ここから悲劇が始まる。
政府は「銀行の未回収のゼニ」の補填に「公的資金」を当てた。
(これは要するに「税金」のこと。「売春」を「援助交際」と言い換えるアホらしさと全く同じ。二文字熟語が四文字熟語に化けている点まで酷似している)
でもって銀行員は、マスコミを先陣とする世間様から、「税金泥棒」のニュアンスで後ろ指を指されまくることになる。
一昔前の「真面目な職業」のイメージはどこへやら。
でも、そんな悪評はすぐに消える。マスコミはすぐ別の「ネタ」に飛び移って行くし、視聴者である日本人は忘れっぽいから大丈夫なのだ(この点は予の独断)
それより問題は、人が死ぬ、という事実。
これが彼の気を滅入らせたらしい。
銀行から返済を迫られても、無い物は無い。経営者はどうするか。
最悪、首を括る。
ヤクザまがいの取り立てをする銀行員も少なくないそうだ。
生命保険の保険金を担保にとったりもするという。
間接的な殺人である。盾にとっているのが「正当な権利」なだけに、なお始末が悪い。
しかし、逆のケースも多いらしい。
かつて銀行のオエライさんたちが自殺したニュースは流れていたが、あれは「銀行における死」の氷山の一角で、実際はもっと末端の銀行員も首を括っているのだそうだ。行内に流れた「極秘情報」(やはり緘口令を敷くものらしい)では、彼がきいただけで四、五人が自殺したという。マスコミでは取り上げないけど、と彼は言い添えた。
それはすなわち、「返済担当」に回された銀行員たちである、と。彼らだって、その多くは好き好んで「取り立て」をしているわけではない。「上の命令で」「仕方なく」やってるのだと。
アイヒマンみたいだと思った(ヒトラーの命令のもと、大量虐殺を指揮した。心理学の世界では「アイヒマン実験」に、その名をとどめている)。
また、原爆投下を実行した元米兵も同じようにコメントしたらしい。
感心できることではないが、そうやって「正当化」するのは、人間として当然かと。でないと発狂してもおかしくない。「普通の人間」であれば。
銀行員なんてヤクザな商売ですよ、と彼は断言した。
ただ、「宝くじ課」だけは気楽ですけどね。すべての銀行員の憧れの課だと思いますよ、とも言っていた。
銀行はもっとベンチャー企業に金を貸すべきなんですよ、と彼は言う。
銀行は「手数料」だけで存続は出来る(これは予にとって意外な事実だった)。でも、それだけでは、「ただあるだけ」。銀行は成長株の企業に金を貸すことに存在意義があるんだから、と。
でも、実際は貸し渋りが横行している。銀行の重役が、ベンチャー企業の将来性を見極められないからだ、と。
「要するに上が無能揃いだということですか?」
彼は頷いた。
消費者金融業こと「サラ金」の台頭は、銀行の弱体化とせいだ、と。良い悪いではなく「消費者金融業と銀行の同質化」が始まっていると。ベンチャーに金を貸すべき銀行がだんまりで、消費者金融業がそこに食指を伸ばし始めているし。どちらにもヤクザまがいの取り立てが存在するし(全部が全部というわけではないが)。イメージは双方とも「正負」を同時に抱え込んでいるし。
(つまりもともと「サラ金」は負のイメージだったがCMの力で正のイメージも持たれつつある。銀行はもともと社会的信用を得ていて正のイメージだったが一連の不祥事で負のイメージも持たれるようになった、ということ)
でも、某銀行(あえて伏せる)は比較的いいですよ、という。
「年功序列の伝統を破って、若い人材にも才能次第で重要なポストを与えているようですから」
「そんなことをすると、年寄り連中には反発があるでしょう?」
「ええ。若い者が上司であることに我慢できなくて辞めていく中高年もいるようです。でも、それくらいの「血」は仕方ないと思います」
「あと、海外の銀行にも、どんどん日本に進出して欲しいですね。保険会社とかもどんどん参入してきてるじゃないですか。競争意識が高まって、良い方向に向かうと思います」
「聞きかじりですけど、あまり外国に入ってこられると、円が海外に流出してしまって良くない、という意見がありますよ」
「ああ、なんかそんな話もありましたね。そんなひどいことにはならないと、僕は思います」
最後に、彼が転職したベンチャー企業についての話。
予がきいた限りでは、隙間ビジネスだな、と思った。どうして今までそんな不動産業が存在していなかったのかと驚いた。業務内容は、完全に「不況」を逆手に取ってる。「不況」ゆえに需要が多い。その着眼点はすごいな、と思った。
会社を興して一年目で、やっとお客がとれてきた状態。まだまだこれからだという。
(彼のベンチャーが社会的に成功することを祈って、その内容は敢えて伏せておく)
企画段階からすべて自分たちで作って行くんで、厳しいけど楽しいですよ、と彼は言っていた。
ああ、そういう「手作り」はいいなあ、と、怠け者の予でさえ思った。
彼からいろんな話を聞けた。
彼の人生の一部が垣間見えて面白かった。
彼と別れてから、あ、と思った。
名前、きいてなかったや。
8/7 拙宅のデンジャーな体験
8/4の午前10時頃から8/5の午前10時頃までの約24時間、拙宅への全ページへのアクセスが不能になっていました。
はじめてアクセス不能に気がついたときは、クラックでもされたのかと思いましたが、やがて事情説明のメールが届きました。
「ジオシティ・バイオレーション担当」からでした。
規約違反を咎められ、アクセス禁止の処置を取られたのです。
違反の内容は、
1.広告の表示
2.複数番地の占拠
の2点です。ふつうなら削除に処されて当然のところだったようですが、予にも言い分はありました。
詳しく述べるつもりはありませんが、弁明を返信し、ほぼ24時間後に削除ナシで復活と相成りました。
そして、違反部分を全て修復しました。
さてさて、もちろん規約違反をした予にも非があるので、むしろジオスタッフへの厚情には感謝してはいます。
が、それとは別件の疑惑が持ち上がります。
何故、拙宅の規約違反がバレたのか?
1.ジオスタッフがたまたま発見した
2.訪問者が密告した
1.だと考えるのは、なんというか、かなり無理があるように思います。思わない人は、思わなくてもいいけど。
多分に、2.の可能性が高いでしょう。これもふたつの可能性があります。
1.モーゲン王を「知らない」訪問者
2.モーゲン王を「知ってる」訪問者
1.だとしたら、たまたま拙宅にアクセスした人が規約違反に気がついてジオに報告したことになりますが、こういう「偶然」はどうかな、と思いますね。可能性としてゼロではないけど、低いと思います。
2.ですね。おそらく。
というわけで、「ジオへの密告者」がこの頁を見ている可能性は高い。だからあえて挑戦的に書く。
「やーいやーい、削除されなかったぞい。ざまーみろ。おとといきやがれ〜!」
8/1 北海道から水揚げされた男
生の笑夢いとうさんが北海道から東京に水揚げされるとの噂を聞きつけ、年中無休の予は影武者を派遣した。以下はその報告の様子である。
「王」=モーゲン王
「影」=影武者
影:ただいま帰還しました。
王:よく生きて帰って来れたな。早速、詳細を報告せよ。
影:御意。新宿駅の東口で待ち合わせをしたのですが、いくら探しても見つかりませんでした。ヘドが出る
ような雑踏をよけつつ、歩いても歩いても東口は見当たりません。西口だったり、南口だったり、また
西口だったり。新宿駅はまさにラビリンスでした。あんなバカデカイ駅は大嫌いです。クレイジーです。
いやー、東京砂漠って本当にコワイもんですねえ。
王:ハナシが脱線してるぞ。
影:おっと、ついうっかり。うっかり八兵衛って、芸名より役名で通ってますね。
王:そんなことはどうでもいい。オフ会の報告をしろ。
影:御意。…で、何とか待ち合わせの店を見つけました。その瞬間、思わず自分で自分を褒めたくなりました
ね。皆さんは、あらかた飯を食い終えた後でした。
王:…おい、何分遅刻したんだ?
影:ほんの一時間半ほど。
王:ええい、アホか!
影:まあ、合流できたんだからよしとして下さいよ。
王:フン。…で、遭遇したメンバーは?
影:まずは主役の笑夢さん、幹事役の久遠さん、ぽんちえさん、竹本昌之さん、ミツルんさん、S.SATO
さん、それから、えーっと…ぽんちえさんの奥さん?
王:なんで最後が疑問形なんだ。
影:憶測ですので。まあ、未確認情報ってことで。
王:ちゃんと確認しろよ。
影:いや、なんかちょっと、そーゆーことを尋ねるのもどーかなー、と。遅刻してる身だし。
王:まあ良い。で、場の雰囲気はどうだった?
影:もうあれですな、ぽんちえvs久遠。このふたりがシャベリまくり。ロボコップがキモノの着ている
某映画はクレイジーだとか、バイクで一本道を突っ切っていたら隣を小学生が走っていてクレイジー
だったとか、とにかくクレイジーなハナシばかりしてました。あれは話し慣れてますね。まさしくプロ
の犯行です。
王:別に犯罪じゃないと思うが。
影:無口なぼくは殆ど聞きっぱなしだったんですが、ぼくが絶叫したセリフがふたつあります。
「新宿なんか大嫌いだぁ〜!」
「公安にチクッたら捕まりそうな人たちばかりですね〜!」
王:ロクなこと言ってねえな。
影:それから店を変えたんですけど、そこで……酔っぱらっちゃった〜い! 実はそれで前後の記憶が曖昧
だったりするのだ、ふはは。笑夢さんにビールを注いでもらってね、グビグビ〜っとやったら、地面が
揺れ出したんですよ。震度2ぐらい。慢性的に。で、笑夢さんに「大丈夫ですか?」と肩をゆすられて、
いつのまにか寝てたことに気がつきました。
王:…それって三ヵ月前のオフ会と同じような展開じゃないか。進歩のない奴だな。
影:酒を飲むと地面が揺れる。そして眠くなる。人類共通の法則です。えっへん!
王:威張るな。
影:あ、そうだ。キャツらは油断なりませんよ。
王:キャツらって言うな。
影:デジカメで盗み撮りされたんです。「ハイ、チーズ」とも言わずに撮ってしまうなんて、チーズの立場
はどうなるんでしょう。少なくとも、笑夢さんはメンバー全員を撮っていたようです。画像加工して福
笑いにでもするんでしょうか。悪いコちゃんたちです。
王:「撮られた」と認識してるなら、盗み撮りとは言わんぞ。
影:あ、そう言えばピースサインをするのを忘れてました。
王:しなくていい。
影:とにかく楽しかったです。あの夜のことは忘れないわ。
王:なぜ急にオカマ口調だ。
影:実はそのケが…。
王:やめれー!
…うーん、下手な漫才のような日記になってしまった。まあ、たまにはいいか。
7/21 昼型と夜型
何の話かと言うと、掲示板のハナシです。
何個所か掲示板巡りしている人はご存知でしょうけど、ネット上には、大きく分けて、昼に活発な掲示板と、夜に活発な掲示板が存在します。二十四時間にぎわってるところもありますが、そういうところは、ほぼメンバーが入れ替わり立ち代わりになっています。
夜型はテレホ恩恵タイプ、昼型は電話代窃盗派(主に会社から接続していると思われるから)と言えるでしょうな。予はどちらかというと前者です。
予は、チャットは夜型にしか出没したことはないのですが、某チャットできいたところによると、やっぱり昼型も存在するそうです。チャットを二重も三重も開いて行なう、ヘビーなチャッター(チャット使い(注:造語))がいるそうですが、実は予は二重チャットまでチャレンジして、さほど苦ではなかったということがあります。病気ですな。それどころか、チャットしながら他のHPの掲示板を覗いたり、拙宅の掲示板のレスを書いいたりすることはしょっちゅうです。悪い子ちゃんです。それで、掲示板に集中しすぎて気がついたらチャットのほうは散会していた、ということもあります。チャットの最後には、
「またモーゲン王はよそ見してるな。おやすみー」
などとログが残っていたりします。予の相手は閑古鳥だけでした。
掲示板のレスはじっくりと、チャットはチャッチャッとテンポよく、が予の基本ですので、相容れないはずなんですが、今ではすっかり定着しました。馴れとは恐ろしいですな。
でも、チャットをしながら小説を読むことはできません。ましてや書くなんて、とてもとても。
小説の読み書きの大敵はチャットです。しかし、ネットの醍醐味のひとつはチャット&掲示板です。ジレンマです。困ったものです。
7/16 納豆は腐った豆である
冷蔵庫に納豆が残っていた。
食おうと思った。
納豆ごはんは日本の心。
かどうかは知らんけど、あんなうまいもんも珍しいですな。
付属のタレとからしを落とし、ほかほかの飯にぶち込んで、ぐーるぐるぐーるぐると箸でかき回す。飯粒の間でも糸を引くようになるくらいまで、かき回す。
…あ、納豆嫌いのひとは顔をしかめましたね?
「あんな腐った豆のどこがうまいんだ!」
と、言いたいんでしょう?
腐ってないと困るのである。だって、腐ってないとただの大豆になってしまう。
そう、今さらながら納豆は、腐った豆なのである。
「腐った豆なら「豆腐」というのがスジじゃないか」
と疑問に思ったことがあるひとはいないだろうか? その疑問はもっともである。
耳学問によると本来、「納豆」は現在で言う豆腐を指す言葉であり、「豆腐」は現在で言う納豆を指す言葉だったのである。大陸からこのふたつの言葉が日本に入ってきたときに、取り違えられてしまったのがそのまま定着した。という説を聞いたことがある。これは真相だろうな、と思う。
なんて雑学はツマであって、「腐った納豆」を食ったというハナシが本題。
正確には「賞味期限切れの納豆」を納豆ごはんで食らった。
だって、もともと腐ってるんだから賞味期限なんかどうでもいいではないか。と思うのだが。
10日ほど過ぎていたが、
「虎穴にはいらずんば孤児を得ず」
などと少々マトハズレなことを思いながら、食った。やや甘かった。
近々、腹痛でのた打ち回ることにならんことを祈る。
7/12 とほほの消滅
手違いでパソコン内の文書を削除してしまった。
ネボケと、気にしないつもりでいた気疲れのせいだろうと思う。
「ん? ………。…あ…あ…ああっ!!! 削除してしもーたーっ!」
ってなものである。
大袈裟に言うなら、火事で焼け出された気分。
細々とパソコンくんに備蓄しておいた掌編・短編小説が数本と、そこまではいかない出来損ないと、それよりもどうしようもない思い付きのメモみたいなものが一瞬にして消えてしまった。二度と元には戻らない。辛うじて、「妄言辞典」のストックは別にしてあったので削除を免れたが。
ショックである。
ネット上であまり泣き言を言わないのが予の信条だが、ひでーよひでーよ秀吉〜! などと音読してみないと意味がわかりにくいことを思ったりする。
予に残された著作物は、拙宅にアップしてあるコンテンツだけ。
ゼロからのスタート、といった気分である。とほほ。
あ。正確に言えば、まだ完全に消え去ったわけではない。
削除した小説たちの幻影が、まだ予の脳味噌に残っている。
もちろん、完全な形で再現するのは不可能だろうが、何とかなるかもしれない。せにゃなるまい。覚えている文だけでも早く文章化しなければ。
という心理的作用のためか、今までになく、コンテンツを充実させたい衝動にかられてきた。よーし、
「モーゲン書記マシーン」
になるぞー、誓う京子の五郎なのであった。
この決意、いつまで続くかは不明だが。
7/7 たなばた
今日は、たなぼたです。漢字で書くと、棚ぼた。
まちがえました。
たなばた。漢字で書くと、七夕。
一年のイベントのうちで、バレンタインデーの次にキライです。
理由は聞かないでください。
いや、ほんとのことを言うと、好きも嫌いもないんですが、せっかくだから、この日についてちょっとノウガキたれましょう。
ヒコボシという牛飼い(♂)とオリヒメという名の機織り(♀)がデキちゃって、年に一回だけ逢える、ということになっている日ですな。なんで年に一回だけかというと、オリヒメのオヤジが
「牛飼いの如き下賎のヒコボシなんかにうちの娘を嫁にやれるか。ちょくちょく娘に手を出すな。出したければ年に一回にしろ」
と怒って二人を三途の川天の川で分かち、7月7日だけ天の川を水を塞き止めてやって離れ離れのラブラブなカップルを結び付けてやるんです。
ちょっとちがったかな? 記憶が曖昧ですが、まあ、そんなかんじのハナシです。
このオヤジさん、なんで年に一回にしたのか?
年に一回だけ逢える。
これは重要なポイントです。
つまり、だからこそ、数百年の恋も続いているんですな。
毎日顔をつきあわせていたら、この二人はとっくに別れてますって。ええかげん飽きるわい、てなもんです。
いみじくも、
♪美人は三日で飽きるけど〜 ブスは三日ですぐ慣れる
と古歌にあります。
言いたいことはつまり、
「年に一回しか逢えないなんてカワイソー」
なんて思うのはバカチンなのであって、
「年に一回、ちゃんと逢えるのか。なんてウマい恋のありかただろう」
と思ってしかるべきですな。
6/28 ポスト米について考える
上のタイトルの「米」は、「アメリカ(ベイ)」と読んではダメです。もっと素直になりましょう。つまり「こめ」と読んでください。日本人の主食とされるお米のこととです。
多くの人が思っていると思うのだけど、米は高い。
だから予は、同じ炭水化物じゃないかと、一週間ほど安上がりのスパゲッティで飢えをしのいで、まだストックが残っているけど…もう辛抱たまらん! と発狂寸前の事態に陥ったので、米を買いに出かけた。
値札を見ると、やっぱり高い。ブランド米はさらに割高である。
財布が風邪を引くといけないから、カルフォルニア米でもタイ米でもいいから買ってやる、と思いきや、その姿は見当たらない。国内で唯一100%自給できる食品だぞ、米騒動なんて昔の話だもんね、外圧はギリギリでおさえてまーす(はぁと)と主張したいかのごとく、無い。
バッキャロー。酒のように、日本米も外米も並列しておきなさい。似たような理屈で、和牛と外国牛とクローン牛も一緒の棚で売りなさい。そして、ちょゃんとその旨を表示しておきなさい。そうすれば、消費者は財布や安全性というイメージや気まぐれやその他の理由で商品を選ぶのだ。消費者に選択の自由を、である。ビバ! 安い米!
と叫んでも、ないものはない。
とほほ、どーすんべーと思った予の目に、「1kg280円」の表示が飛び込んできた。
うわー、めちゃ安〜い。
と金権の傀儡のような予は、それを手に取った。
ムギだった。
あの「くさいメシ」と形容される正体であるところのムギメシだった。
ホントにまずいのたろうか?
食ったことのない予には未知の世界だった。
「食べ方」という余計なお世話とも思える説明を読むと、白米にちょっと混ぜて食べてね、という旨が書いてある。しょせんは白米の足元にも及ばないのだ、という生産者の傲慢な高笑いが聞こえてくるようだ。
ゴーマンかましすぎ。
いくらまずいといっても、昔のお百姓はアワやヒエなんかも食っていたのだ。飽食の国・ニッポンに警鐘を鳴らすのだぁ。 ♪あの鐘を〜 鳴らすのはあなーた− と和田さんも熱唱しているではないか。
などとムリヤリな理論を展開して、予はムギメシくんを買った。
居城で炊いた。
青臭いにおいが鼻をつく。
しかも炊く前は白かったのに、なぜか小汚い茶色に変色しやがるし。
「たとえゲテモノであっても、金を出して買ったからには食え」が、さきほど決定したモーゲン王家の家訓なので、口に入れてみた。
米粒大の甘みが全くないグミみたいな触感。
ビバ! クサイメシ!
新鮮な感覚にはじめは面白くてちびりぢりと食っていた予だが、やがてそのマズサは脳髄に悪影響を与え、それでも煮物と合わせて食ったり、噛まずに飲み込んだりして無理をして食おうと図ったので、ついに吐気を催すに至った。
ドクターストップである。判定負けを喫してしまった。
無念だが、まだムギメシは二合ほど残ったままである。五口めでノックダウンした予に、彼らを腹に収めることは出来るのだろうか。
ムギメシ、おそるべし。
6/25 はぢめてのメールマガジン
妄言辞典の最新情報をお届けするという名目で、メールマガジンというものをはじめてみた。
三日ほど前から告知しているんだけど、読者数(登録してくれた人数)は30ダース弱。
まだ創刊号も出していない段階ということで考えれば、これはかなり驚くべき登録数だと思うのだけど、どうなんでしょう? 「まぐまぐ」を利用しているんだけど、まあ、何の実用にも適さないのに、という意味からすれば、まずは喜んでいいのではないだろうか。わーいわーい。
ところで、当然あると思っていた機能が「まぐまぐ」に存在しないことを知って、「あんぎゃー」と思った。
つまり、読者アドレスのリストを発行者が見ることができないのだ。
3月末日をもって非公開に移行したらしい。
おいおい、そりゃないよ。これでは購読してくれている人を把握できないじゃないか。
…というわけで、この日記を読んでいるヒマで死にそうな人たちのうち、
「妄言辞典? ああ、我ながら物好きだと思ったけど登録したよ」
という人で、名乗り出ても恥ずかしくない人は教えてください。
ったく、人数だけが判ってもなあ…。
6/21 二日酔いしてしまった
はじめて二日酔いらしきものを経験した。
朝、目が覚めるとガンガンと頭痛が走り回っているのだ。脳の中を。
昨日飲んだものと言えば、チューハイ一本である。500mlのやつ。
アルコール分は7%だそうな。
たかがこんなもんで二日酔いするとはこの軟弱者め、コノヤロ、コノヤロ、と我が身を自虐するシュミはないので、とほほのほ、と思うにとどめた。
あれですな、アルコールの隣には水か茶あたりが必須ですな。
考えてみると、水や茶を一切口にしないでアルコールを一気にぐびぐびやったのは初めてだったような気がする。
まあ、二日酔いぐらいで済めばいいんですよ。
ところが、予のからだの一部である義眼(世間的には「メガネ」というらしい)の鶴が…もといツルがひん曲がっているではないか。どうやら寝返りを打ったときにひねりつぶしてしまったらしい。
こいつはメガネ屋へ行くしかない。
予は愛馬(世間的には「スクーター」というらしい)に跨り、もののついでにメガネ屋を襲撃してやるとばかりにレッツゴーと号令をかけたとたん、足回りが妙なのに気がついた。調べてみると、愛馬の足が脱臼している(世間的には「タイヤの空気が抜けている」というらしい)ことが判明した。
ふぬー、まずは厩舎(世間的には「バイク屋」というらしい)に行かねば。
行った。そしてちょちょいと空気を入れてくれた。
そこで、ハッとなった。
しまった、予は財布を忘れてしまったぞよ。
二日酔いの後遺症がこんなところに出ていた。
ところがオヤジさん、
「お金はいいっすよ」
というではないか。
いや、たかがタイヤに空気を入れ、水桶にタイヤをつけてバンクの個所がないか調べただけで銭を取るってのも変な話かもしれないが、初めて訪れたバイク屋で「料金は頂きません」というのは、めっちゃいい響きではないか。
世の中ゼニや、と思っていた予だが、いや、その思いは今でも変わらないが、ちょっとだけ考えさせられた。
急いで居城に戻って財布をゲットし、次はメガネ屋へ急行した。
「これはツルが折れてますねえ」
何ぉ〜! ラジオペンチなんかでちょいっとひねって直してくれるかと思いきや、暗に「新しいフレームを買え」というのか?
「これは新しくフレームを買ってもらう…」
ちきしょー、メガネはレンズよりフレームが高いんだ。持ち合わせはそんなにないんだぞ。
「か」
か?
「もしくは応急処置ですね」
「というと?」
「ツルを一本丸ごとかえるということです」
うーむ、フレーム丸ごとを買うよりは安くつくのだろう。
義眼は目玉そのものと言ってもいいものなので、それで手を打つことにした。
「持ち合わせがあんまり無いんで、フレームを買う余裕はない。よって応急処置を望む」
という主旨を、もう少しくだけた言い方で店員に伝えた。
しばらく備えつきのマンガ(かりあげくん)を詠みながら待っていると、義眼が帰ってきた。似たようなツルにかえてあるため、違和感はほとんどない。
「応急処置」なんて店員は言ってたが、これは「永久処置」でオールOKだ、と予は思った。
「うーんと…おいくら?」
「いや、結構です」
は?
なんと、タダでツルをかえてもらってしまった。
「金が貯まったら新しいのを買いに来ますよ」
と、思わず言ってしまったくらいのものである。
うーん、バイクもメガネも0円で修復できてしまった。
こんなバカなことがあってもいいのだろうか。
といっても、あったのだから仕方がない。「らっきー」と現実を受け止めておくことにしよう。
二日酔い以外では得したなあ。
6/15 弁当買いに
弁当を買いに行った。
ちょうど無人で、さほど待つことなく買えそうだった。
ヤキニク弁当を注文して、弁当が手渡されて、銭を払う。
消費税込みで499円。
五百円玉を渡すと、その三十代前半くらいの男の店員は、
「あ、すいません、お釣の計算間違えてました」
と言いながら、一円玉一枚に十円玉たくさんと百円玉数枚をよこしてきた。
「あ、そうですか」
と予は答えながらその小銭を握り締めようとすると、店員が突然、
「ちょっと待ってよ」
と言いながら予の手首をつかむではないか。
「どう考えても多いでしょ? ほら、よく見なさいよ」
と、いきなり説教モードに入ってきた。
確かにお釣としては多すぎる。
受け取った瞬間にそう思ったさ。
しかしそんなもん、渡したほうの責任やないかい!
こういう場合、お客には知らん顔してそれを受け取る権利がある!
(法律上は、気がついたら申告しないとネコババになるそうだが、そんなもん普通気づかんし、とぼけるのも簡単だわい)
「あなたは注意力散漫なのね」
などとオカマ言葉で説教を続けられる。
うぎゃー、なんやねんコイツ。予を誰やと思とんねん。善人なお客やど、お客!
結局一円だけをサイフに入れて解放してもらったが、どーにもこーにも納得が行かない。
「なんなんだよ、ったく…」
とつぶやきながら店を出る。
しかし、それだけではどーしてもおさまらない。店のほうを向き直り、我慢できずに叫んでしまった。
「ふざけんな! くたばりやがれ、このクソ野郎!」
…よーし、日記に書いてやる。ネタができたから、考えようによってはラッキーかも、と思った。
…という夢を見た。
「日記に書こうと思った」までが夢というのが泣かせるではないか。
「なんだ、夢オチか」と言われても、そういう夢を見てしまったのだから仕方がない。
どうしてこんな夢を見てしまったのか。
思い当るフシはある。
前日、空腹より睡魔のほうが勝ってしまって寝てしまったのだ。
「いや、そんなんじゃないぞ。その夢の意味はな…」
と思う人がいたら、憶測やウソッパチも含めて御教授願いたいものである。
6/14 一万ヒットが見えてきた
物好きな訪問者の皆さんのおかげをもちまして、拙宅のカウンタの一万ヒットが見えてきました(これを書いている時点では9400強)。
大変ありがたいことであり、また同時に、どうしてこんなヘボHPのカウンタがこんなに上昇してくれるのかイマイチよくわかりませんが、とにかくみなさまのご愛顧と物好きさと幸運と、その他もろもろの要素に感謝します。
一万ヒットを記念して、なんかやりたいなあ、と思うんだけど、何をやればいいんだか。
あるサイトでは「訪問者をモデルに小説を書く」ということをやっていたけど、それはたしか拙宅が500ヒットあたりに思い付いて、とっくにはじめてるしなあ。原稿はなかなか進まないけど。
「リレー小説」とか「競作」という懸案もあったのだけど、これは他所で「お客」として参加したほうがお気軽だし、一万を記念して、わざわざ予の創作の下手っぴぶりを、他の人との対比によって更に露見させるのもバカバカしい話であるし。
一万ヒットを名乗り出た人のサイトをトップページで一定期間デカデカと宣伝する、というのはどうか? うーん、HPを持っていない人が名乗ったらどーすんじゃい、という問題が残りますな。
結局、なーんもやらんかった、ということになりそうな気がしますが。
「鬼門」にあるサイトで既に一万ヒットを超えているサイトは幾つかあるのだけど、その殆どが「記念イベント」みたいなことをやっていないんですね。あるいはやろうと思っていたのに、計画倒れしたんでしょうな。
そう言えば、「もし掲示板にカウンタを設置していたら、二倍くらいヒットしていたでしょう」と指摘されたことがある。うーん、そうかも。
いっそのこと、一万ヒットを記念して、スーパー物好きな誰かが、小説とか絵とか現金とかプレゼントしてくれんかなあ。←おい
6/13 モーゲン王・崩壊寸前?
10日も書いてないのね。
んもー、やっぱり日が経つのが早く感じますな。
気がついたら白髪ジジイになってた、という事態になってしまったらどうしよう。年金もらえるかな。
体調が悪い。ここんとこずーっと。
頭は重いし洟は出るし悪寒が走るし。
でも、平熱なんだよね。風邪ではないのだ。
「馬鹿は風邪ひかない」の名言を実践する為にも、ここで十年以上も御無沙汰の風邪なんかにかかってやるわけにはいかないのだ。
よくよく考えてみると、思い当らない節がないわけではない。
まずは寝不足。
ここんとこ、何かというと紅茶ばっかり飲んでる。
つまりカフェインくんが眠らせてくれないのね。
それから、最近は夜もクソ暑いので、パンツ一丁で寝る。
どうもこれが失敗らしい。扇風機をかけて寝てるのもマズイよな。
あと、食生活も問題あるかな?
安売りのスパゲッティを大量に買い込んで、そればっかり食ってるからね。いいかげん、飽きたよ。
…っていうか、結論として言えることは、自業自得だな、この体調不良は。
6/3 動かざること山のごとし
あ、武田信玄や孫子の話をするわけではありません。
それらしいハナシをしてけむに巻く(略してケムマキくん(=ハットリ君のライバル))こともできるんですが、あんまりウンチック(うんちくたれ)になるのも下品ですので、それはまた別の機会にでも。
予はたぶん、世間の一般人よりも物事に動じないんだと思う、というハナシです。
といっても、たとえば、
・道端でそのスジの人にぶつかってしまって「ワレ、どこに目ぇつけて歩いとんのじゃコラー」とふところからチャカを出された
・突風で看板が飛んできて頭上をかすって地面にぶつかり大破した
・初対面の女性にいきなり「できちゃったの。あなたの子よ」などと告白された
・我が家に帰ってきたら見知らぬじーさんが茶をすすりながら般若心経を読んでいた
などのメにあったとしたら、そりゃビビッて当然なのです。
そういうことじゃなくて、もうちょっと生易しい出来事のハナシ。
たとえば、
・夜中テレビを見ていたら、突然停電になった
・ネズミが天井で駆けずり回る音がした
・ゴキブリがはいずりまわるのをみつけた
というレベルのハナシです。
予はビビリませんねえ。どれも、しょっちゅうあることでもないんですが。
どうやら予の知る限り、上記のような出来事の際には「うわっ」とか思わず声を出してしまう人が多いようですが、予はまったくそんなことはありません。茶をすするじーさんのような心境ですな。恐くも気持ち悪くもないですわい。ミミズだってオケラだってアメリカンだって生きておるのじゃ、ふぉっ、ふぉっ、ふぉ。
屋内に出る確率の高いと思われる生物一覧。
ムカデ? 平気ですな。
アリ? なんで「蟻の巣コロリ」で全滅させなきゃいけないのか、その必然性がわかんないくらいです。
クモ? 意に介しませんな。
ダニ? いても見えません。かゆくなければ問題ないですな。
ヒト? 種類によりますが、基本的には大丈夫です。
予ってば猛者ですな。
でも実を言うと、カエル、トカゲなどのヌメヌメ系はイヤです。そんな輩が室内にいるのを見ると気分が悪くなります。ヘビなんかみかけようものなら「ギャーッ」と叫ぶかもしれません。
予ってば弱虫ですな。
でもそう言えば、幼少の砌、沖縄に行ったとき、蛇使いの人にニシキヘビを首に巻いてもらった(というか巻き付けられた)ことはありますな。ということは、実はヘビはOKなのかな? …いや、恐怖のあまり微動だにできなかったのかもしれない。そのとき撮った写真の顔は、たしか笑ってたんだけどねえ。予自身のことながら、まったくもって謎である。
6/2 ♪今日は何の日 ふっふ〜(おもいっきりテレビ風味)
さっき思い出しました。
6月2日は織田信長の命日です。
つまり本能寺の変が起こった日。旧暦だけど。
そうそう、この前行った安土城跡には、信長の墓があるんです。家康の墓とされる東照宮とは比較にならないくらい質素です。二メートル強の墓石がぽつーんと建ってるだけ。光秀が裏切りさえしなければ、絶対に天下を取ったと思われる、かつての日本の最高権力者の墓。秀吉が信長の死後に建てたという説と、信長が生前に建てたという説があるんですが、前者ならどことなく秀吉にコケにされているかんじがするし、後者なら諸行無常の「人間五十年」を謳った信長らしいと思うねえ。ま、どっちにしろ信長の遺骸は行方不明なんですけどね。
一方、たとえば伊達政宗の白骨は発掘されてるんですよね。全身まるごと。というか、昭和五十年頃に墓地をブルトーザーで暴いたんですねえ。ムチャしますねえ。それができるんなら仁徳天皇陵も暴けよ。くどいけど。
人体模型のごときまっさらな白骨が出てきたので、政宗の身長は百六十センチ弱(正確な数値は忘れた)、血液型はBということが判明しました(記憶が曖昧。Aだったかもしれない)。ずいぶんと小柄な人だなあと思いきや、当時の日本人としては平均的な身長らしいです。そう言えば、戦国時代の馬は現代の馬より小型だったと言うことをきいたことがあります。きっと、アメリカナイズされて大型化してるのね、ニッポンは。
あと、政宗の白骨から復顔技術(骨に粘土で肉付けをして顔を復元させる技術。白骨死体の身元割り出しなどに使う)によって、その素顔が明らかになりました。その胸像を写真で見たことはあるんだけど(←もちろん老人ですよ。念の為。でもけっこう男前)、どこに所蔵されてるかまでは知らない。ネット上にも、その画像があるのかないのか、イマイチわかんない。
…あ、またやってしまった。日本史ミーハーの癖が出てしまってる。
詳しいんじゃなくて、たんに好きだというだけのことですからね。
(こう断わっておけば、きついツッコミもかわせるであろう)
6/1 6月といえば
月替わりというのがちょうどいい区切りかな、ということもあって、ジオシティのツールとして存在していた(つい最近まで知らなかった)「日記ツール」とやらを使ってみます。使い勝手は…今日初めて使うので、まだ何とも。
6月と言えば、何でしょう?
衣更え、というものがありますな。
幼少の砌、これを「子供がえ」と聞き違えていて、きっとこの日は親が子供を変えるんだ、くじ運がよければ良家の晩飯が食えるんだ、と思っていた時期があった。アホですな。
衣更え。職場や学校では冬服から夏服にチェンジするらしく、誤解を招くような言い方をするなら、肌の露出度をアップさせる季節に向かってスタンバイしてますな。
真夏に向け、どんどん露出度を高くする輩で、特に海なんかが埋め尽くされるんでしょうな。
予は海は好きですが、塩湯治(海水浴)はあまり好きではありません。理由はいくつでも挙げられるんだけど、ひとつだけ言うなら、海パン姿なんて、よっく考えてみたら、痴態といっても過言ではないですぜ。
それから、誰も告発しないようだから予が言うけど、海水浴に群がる老若男女は、半分くらい露出狂の気分を味わう祭典に参加してるんじゃないかと思う。それがすべてだ、とまでは言わんけど。
水着と言えば、F1ギャル(←こういう言い方をするのかどうかは知らない)なんか、なんで水着姿にならなきゃなんないのか意味不明。
「おまえら、アスファルトの上で泳ぐんかい!」
とツッコミを入れたくなるが、きくところによるとカメラ小僧とやらの熱烈な支持があるようで、そうか、水着の意義はこんなところにあるのかと一応のなっとくをしながら、仕事とはいえよーやるよ、と思うのである。
話がズレた。
6月といえば、梅雨の季節、でもありますな。
しかし北海道民には関係のない話です。海外在住者にも無関係です。そういうふうに考えると、無関係のヒトのほうが多いですな。
幼少の頃、6月には梅のように酸っぱい雨が降るのかと、あーんと開けた口を天に向けて、雨粒を味わったことがあります。からだを張ったマジギャグとも言えるアホっぷりでした。
結論から言いますと、心なしか、やや酸っぱかったと思います。
酸性雨だったんでしょうな。
いま味わうとさらに酸っぱいにちがいありません。
でも、今はさすがに、雨に打たれながら、バカみたいに大口を開けて天を仰ぐ勇気はありません。
オトナになったことよのう…。
追伸:
あ、そう言えば、3月あたりに「新しい事業の話」をしたいと言ってた奴、4月に会おうといってたのに、まったく連絡ないなあ。やっぱり、「事業」に失敗してヒーヒー言ってるのだろうか?
99/05/27
お題: かつてのキング・オブ・ジパングのお膝元&どて丼
体調: モーゲン日記あんまり書いてないなあ病
えー、三週間ばかりネットを留守してました。
ネッシーを探しに遠海漁業に行ってたとか、雪男の足跡を求めてモヘンジョ・ダロの遺跡を発掘してたとか、死亡届を偽造してモロッコへ性転換手術のために高飛びしていたとか、様々な憶測が飛んだようですが、みんなみんなウソよね〜ん。
というわけで、失踪の真相(の一部)を紹介しましょう。
かつてのキング・オブ・ジパングのお膝元に行ってました。
さて、何処かおわかりでしょうか?
江戸? ちがいます。
京都? ちゃいます。
奈良? はずれ。
大阪? たかが秀吉やん。
兵庫? ああ、福原京ね。渋いなあ。でもちがう。
鎌倉? 頼朝ね。ブブー。
安土です。
ピーンときた人は日本史通か、近畿に縁がある人ですね。
かつて信長のお膝元だった地、信長が最終的に居城・安土城を構えた地、信長が「平安楽土」の意味を込めて命名した地です。
場所は近江国つまり滋賀県。え? それって何処かって? 琵琶湖のある県です。それでわかんなかったら、もういいです。予はスネます。
滋賀には、彦根城(国宝)、長浜城(再建)、小谷城(城跡)などの史跡がありますが、予の目的はあくまで安土です。実は、この三つは以前に訪れているのであった。
安土はものの見事に「何も無い所」ですな。はっきり言ってしまえば、ど田舎。京都や大阪などとは比ぶべくもない。奈良も「鄙びたいにしえの都」なので、そういう意味では安土と近いかもしれない。夜なんか真っ暗。田んぼばっか。そう、日本の平均的な田舎である。
そんなところに何しに行ったのか? くどいけど安土城が目的である。信長最後の居城。あ、といっても安土城は現存してなくて、今は城跡を残すのみである。再建もされていない。実は安土城跡に訪れるのは二度目なのだが、それ関係の資料館が新しく二個所もできたというので、これに行きたいと思ったのである。
だって信長が好きなんだもん。予もミーハーですな。対象が芸能人でも作家でもアニメのキャラでもなく、歴史上の人物というだけのことで。某所某氏のコメントように「信長公に恋してる」とまでは言わんけど(まあ、そういうふうなコミュニティーもあるのです)。
歴史上の人物を恋愛の対象にしている、という人は意外と多いようですな。
モテモテなのが新選組で、オバカな女子高生が京都嵐山で「沖田くん人形」の類いを買いあさり(いや、「かわいー」という動機で買うのはいいんだけど、それは「実在の沖田総司」とは全くの別物だということを自覚してほしいんだべ。テディ・ベアと本物の熊くらいに違うべ)、あるいは沖田総司の墓(東京日野)で「沖田くんLOVE(はあと)」と記帳したりする(墓所に記帳のためのノートがあるらしい)。くどいけど、殺戮を繰り返した「実像の新選組」にきちんと目を向けた上で「好き」になってもらいたいものである。
話がズレた。
「安土城郭資料館」は喫茶店と合同になってるほどの小さな資料館である。入場料は200円。1/20の再現・安土城の模型がある。電動でパックリと模型の城が割れて、中身が見える仕組みになってる。わーお、このオモチャ欲しい、と思った。
仁徳天皇陵もバックリ割って公開してもらいたいものである。頼むよ宮内庁さん。日本史の解明には絶対に必要なことなんだってば。
それから、南蛮人が描いたという信長の肖像画があった。えーと、ネット上でも見ることができます。ここです。予の随行者(パソコンには無縁)なぞは「これを見るだけで来た価値があった」と述べた。さもあらん、さもあらん。
「信長の館」は入場料は500円。ちょっと高いなあ、ぶつぶつ…。
安土城の五階と六階(最上階)の1/1の再現が展示されていた(安土城は六階建ての地下一階付き)。1/1ということは、つまり実物大。人間国宝級の技術者を集めて再現したそうな。予想よりこじんまりとしていたけど(五階部分は八畳くらいの広さか?)、漆がたっぷり塗ってあったし、金箔も施してあったし…カネかかってんだろうなあ。
五階部分(つまり展示されている部分の1階)の襖や天井には、「釈迦説法図(釈迦十大弟子)」や「孔門十哲学(孔子の優れた弟子十人)」や「竹林の七賢」や「登り竜・下り竜」などの絵が描かれてる。
そして最上階部分(六階)の中央には畳が一枚、床の上においてあって、広さから言っても(四畳半くらい?)、信長が独りで篭るためのお堂みたいな雰囲気。
これらは「一般的な信長のイメージ」を覆すには十分ですな。信長といえば坊主の弾圧で有名ですが、仏教を否定していたんじゃなくて、「仏道に邁進していない坊主」を否定していたんでしょうな。沢彦という和尚の献じた「岐阜」の地名を採用している例もありますしね。
「安土城郭資料館」で見たものと総合して言うなら、この城は地下一階から3階までは吹き抜けになっていて(異説もあるけど)、これはキリスト教の教会の作りを取り入れている(らしい)。つまり安土城は、仏教・道教・キリスト教の同一化(つまりは宗教の融合)を形に現わしたものである、という。
きゃー! のぶちゃん、考え方ススんでるぅ〜。
………。
うーむ…、この日記を読んでくれている人で日本史に興味がある人はたぶん少ないと思うので、信長くんの話はここらへんで切り上げて、ちょっと別の話題をば。
皆さん、「どて丼」って知ってます?
彦根の食堂で見つけて、「お、珍しいな。というかナニソレ」と思って注文したんですけど…いやー、出てきたものを見て、おどろいたのなんの。
見るからにべとべとしたタレが血糊のようにベットリこびりついた赤黒い肉片が、飯の上でいくつも無造作に転がってやがんの。赤黒い、じゃなくて、どす黒い、といったほうが近いな。米を薄汚く染め上げている。
随行者は予の器を一瞥すると、
「まずそう」
と言った。
てめえ、無難に親子丼なんかたのみやがって。冒険心の無い奴が好き勝手ほざくんじゃない。
「それ食べもん?」
当たり前じゃねえか! …たぶん。
…ってオイコラ、四百円の大金を出して買った予の朝飯に、そこまで正直にケチをつけるんじゃない。「嘘も方便」って知らんのか?
「かわいそうに」
ついに同情までされちゃったよ。まだ食ってもないのに。
「食べるの?」
当たり前やん。見た目で判断しちゃイケナイよ。人は顔で判断しちゃいけないよ。噂を信じちゃイケナイよ。ワタシの心はウブなのさ。いつでも楽しい夢を見て生きているのが好きなのさ。
覚悟を決めて、口に肉片を放り込む。
いやあ、おどろいたね。
何がおどろいたって、あんなマズイもん売っちゃアカンでしょってなもんですな。ヘドロを固めて肉にするとこんなかんじ? まあ、どうやら牛だか豚だかのレバーらしい。いや、予はレバーは別にキライじゃないんですけどね。こんな不味いレバーは空前絶後。吐き気がするほど甘い。むやみに砂糖をぶち込んでる感じがする。噛むたびに生臭さが鼻を突く。これをごまかすために甘ったるくしたんだろうけど、まずくてまずくてもう大変。何かの我慢大会に参加させられてるみたい。とにかく犯罪的な甘さには耐えられないので、テーブルコショーをかけ…たかったんだけど無かったので、七味唐辛子をたっぷりかけた。でも全然甘い。仕方が無いので何度も水を飲んで舌をごまかした。
まずけりゃ残せばよかろうとの意見もあるでしょうけど、四百円もったいないやん。それに、予はもともと、基本的に出されたものは残さない性格なのである。残せない、かな。しかも、ハラペコだったんだべ。空腹で目が覚めたくらいだもん。それなのにここまでマズイとは、もはや詐欺。もしくは芸術。海原雄山もビックリ。
ところで、どて丼って、実はポピュラーな丼? どうなんでしょうか? 予は全然知らなかったんだけど。
99/05/02
お題: ご飯は好きですか?
体調: 食っても食っても腹が減る
うわっ、四月なんか2日しか書いてない。接続できない日がけっこうあったけど、それを加味したって最悪や。
まあ、過ぎたことをぐだぐた言うてもしゃーない、5月は…これまた接続できない日がぽつりぽつりと出てきそうやしなあ。というか、毎日欠かさず、もしくはほぼ毎日日記を書いている人ってエライっす。まあ、予はそのぶん、掲示板やメールやチャットに書いとるんだわい、と反駁はできるんだけど…なんかちょっとだけ悔しい。
閑話休題。
予は食っても食っても、すぐに腹が減る特異体質(?)である。
茶碗なんてものは持っておらず、どんぶりで飯を食らっている。
ところが世の中には、茶碗一杯でさえ腹一杯になるという小食な人もいる。
経済的なことである。ある意味、羨ましい。
と、ここでいきなり話は飛ぶが、「時間」も同じようなものだなあ、と感じる。
たとえば茶碗一杯の時間…じゃわかりにくいな、一時間という時間があるとしよう。
これは体調や状況やその他の要素で、長くも短くも感じる時間である。
で、予の場合、こいつが妙に短く感じるのである。
いや、一時間という単位ではない。
一日、一週間、一ヶ月が異常に早く流れてしまっている感覚に陥っているのだ。
だから四月は2日しかかけなかった、という言い訳に繋がるわけだけれども。
この感覚って予だけ? ねえねえ、予だけ?
ゴールデンウィークだなんてうかれてんじゃねーよ。
そんなものはすぐ終わっちまうんだよ。←それが言いたかったのか
99/04/18
お題: 無礼討ち
体調: 悪くも良くもないから悪くなこということにしよう
髪を切った。
数日前のハナシなんだけど。
目の前をチョロチョロする髪の毛、耳の穴をコチョコチョする髪の毛、うなじのあたりをサワサワする髪の毛。
乱心的に「いざ散髪」と思い立ち、というか、なんとな〜く床屋に繰り出したくなって、チョロチョロ&コチョコチョ&サワサワの髪どもを、みんな無礼討ちにしてやった。
髪の毛が一気に減量したおかげで頭がかる〜くなった。
ついでに中身もかる〜くなった…のは、CIAもKGBもゲシュタポも知らない極秘情報である。
鏡に映った予が別人のように見える。
「スッキリした。顔つきが変わった」
と評されてしまったほどである。
もっとも、床屋のオヤジの言い分なので、どこまで本気にしていいかは不明だが。
「ナイス・トゥー・ミーチュー。マイ・ネイム・イズ・モーゲン」
と鏡に話しかけたくなるほどの別人ぶり。
「さっきまでの予はいずこへ?」
と言いたくなるほどである。
そして、急に散髪したことが失敗だったように思えてくる。
(性別に関係なく、誰しも身に覚えがあるはずである。え、ない? あなたはヒトデナシですな)
しかしカツラをするのも、もしくは増毛するのもカネがかかりすぎるので、
「天災だったのだ。髪の神隠し」
とあきらめモードに入らざるを得ない。
「鏡の国の見知らぬヤツ」を見るのもつまらないので、鏡は見ないようにする。
そうしているうちに、いつの間にやら「鏡の中の見知らぬヤツ」は、「顔見知り」になってしまっている。
「顔のアイデンティティー」の復権である。
馴れとはありがたいものですな。
使いようによってはオトロシイけど。
というか考えてみたら、予が鏡を覗くのは、散髪直前と直後と数日後と、その他のちょっとした例外くらいのものだなあ。
99/03/30
お題: 疲弊
体調: 疲弊
なんか疲れが一気にからだを駆け巡っている。
書くことはたくさんあるのに、もう少し気力が満ちているときじゃないと書けそうにない。
花粉症はまだ襲ってこないけど、疲弊が突撃の嵐ですな。
こういうときは精のつくものを食ったほうがいいのだろう。
具体的には…
牛肉、豚肉、馬肉、羊肉、鹿肉、熊肉、朝鮮人参、まむしドリンク、そしてバイアグラ。
はい、小汚くオチたところで、今日の日記はここまで。
99/03/28
お題: もうすぐ春ですね
体調: 喉は自然治癒。されど目が痒い
花粉症だな、こん畜生め。
これから先、くりぬいて流水でジャブジャブと洗いたくなるほど目玉が痒くなったり、削ぎ落としてしまいたく
なるほど鼻がむず痒くなるんだろうな。やれやれ。
♪もうすぐ春ですね〜 恋をしてみませんか〜
などと陽気に浮かれているヒマはナシ。連日、花粉症とのバトルに明け暮れるであろう。嗚呼。
医者には絶対に行かない。病院に頼るのは死にかけのときだけ。それが妄言王国の家訓である。というか、お医者様
でも草津の湯でも、根本的に治せやしないのだ。どうせ。
99/03/26
お題: お節介の価値
体調: 喉の奥がちょっと炎症を起こしているらしい
喉の具合については自己診断なので断定は出来ないけれど。
医者なんかキライだから、看てもらおうとは思わない。
たとえば、たかが風邪ぐらいで病院に行くなんて予には信じられない。
あったかくして寝ていれば治る。下手に出歩くとかえってこじらせる。
と思っているから、ここ十年ほど予は風邪をひいたことがない。
ざまあみろ。←誰に言っている?
話がずれた。
ちょっと前のことだが、某所の掲示板について書こうと思う。
あんまり詳しく書くとアレ(←どれ?)なので、ちょっとぼかして書くけど。
その掲示板が設置してあるHPの管理人さんは、全般的にキツめの性格で通っているように予は見受けている。
で、その管理人さんが、来訪者のあるアドバイスのカキコを、たった一言のレスで退けるという場面に予は遭遇した。
マズイ、と予は直感した(←邪推である確率もあるけど)。
その管理人さんの「キャラ」からいけば許されるのかもしれないが、親切をたった一言で蹴るのはどうだろう。
(その親切はたしかにふざけ口調が混じってはいたのだが)
しかも、管理人さんのほうに悪気が無かったとしたらどうだろう。
予も時々ひっかかってしまう「些細な言葉のすれ違い」である。
ネット上の言葉遣いは特に難しい。
基本的にコトバオンリーなのだから。
同じことをちょっとちがう言い方をするだけで、好意が悪意に取られることもある。
悲惨なときは、「好意」を「好意」と認識されながらも、それを「お節介」と悪く受け取られることもある。
では、(その場限りの)調子のいいことばかりを連ねればいいかといえば、そうでもない。
相手がその言をまともに受け取れば、それは「だました」ことになってしまう。
第一、そういうのは予の性に合わない。
また話がずれた。
その訪問者は、ちょくちょくそこに訪れてはアドバイスというか情報提供をしているかんじだったので、管理人さんにとってももちろんマイナスだし、気を悪くしたであろう訪問者にとってもそのままではマイナスだろう。
と予は思った。
そこで、お節介ながらも、その管理人さんにDMを打った。
数回のやり取りでわかったのは、やっぱりその管理人さんが「気がついていな」かったらしいということ。
(もちろん、予の言は憶測に過ぎません、と断わってはいた)
その管理人さんは、その訪問者にDMを打ったのだそうだ。
(その内容はどんなものかは知らないけど)
一応、めでたしめでたしである。
にしても、予が驚いたのは、その管理人さんが、意外と丁寧にメールを返信してきたこと。
だって、予の打ったのは、ただのお節介メールなのである。しかも憶測から成る。
しかも、色々とお急がしそうだし。
予なんぞはまったくの第三者なのだから、無視されても、それはそれで当然だと思っていた。
けれども、
「そのお節介には体力と時間かがかっている。それがありがたい」
との返信。
うーむ、なんて粋な人だ。
と、予は感心した。
すべからく、メールやカキコを頂く際にはこの心持ちを忘れないように、と予は改めて思った。
(註:「改めて」思ったわけである。いまのいままで忘れていたわけではない)
99/03/24
お題: 「喜」「怒」「哀」「楽」のスタンス
体調: まだ喉が痛い
妙ちくりんな題ではあるが、何の脈絡も無く、そういうものについて考えてみたいと思う。
言うまでもないが、HPには無数の「色」というものがある。その分類法もまた無数にあろう。
そこで今日は皆様に、「喜怒哀楽」分類法というものをご紹介しよう。
え? そんな分類法は初耳?
当然である。たった今、予が発明した分類法なのだから。
順に説明して行こう。
(なお、ここでは個人HPのみについて考える。)
まずは「喜」のHP。
これはつまり、サイトの運営者が「喜」を第一に製作しているHP。
すなわち自分が喜ぶためのHP。
もちろん、この姿勢は悪くはない。悪くはないのだが、困りものなのは、
「自分だけが」
喜ぶために作られたHP。もっとはっきり言えば、訪問者をナメてかかっているHP。
予が知る限りで最も甚だしい例を挙げると、こんなのがあった。
その某HPは、二人(仮にアルファ氏とベータ氏としておく)の共同HPで、トップページにこんなことが書いて
あった。
あなたはアルファとベータに興味がありますか?
1.すごくある
2.あんまりない
3.全然無い
1.をクリックしないとHPから追い出されるようなリンクが張られてある。
「ええい、アホかー」
とばかりに、予はそのHPを後にした。もちろんURLなんかも忘れた。ブックマークもつけていない。
まったくもって訪問者を小馬鹿にしたHPである。おとといきやがれー。
次は「怒」のHP。
これは、基本的には良い。
人気サイトになる確率は高い。
森羅万象にぶちまけられた怒りの声を貯蔵・公開しているサイトなんかを覗くと、
「世の中、憤懣やるせない人が多いのだな」
とひとごとのように思う。
というかひとごとである。
予は神経が通常の人間より鈍いのか、環境が良すぎるのか、特に怒りを集中させるべき対象が見当たらない。
一応人類をやっているので腹が立つことは何回もあるが、その怒りを誰かに伝えたい欲求に駆られたことはない。
あるのかもしれないが記憶に無い。
よって、サイトのカウントアップにでもつなげようとしてそういうものを企画しようと思っても、肝心のやる気が
全く起こらない。というか、予には最も不向きであることは想像に難くない。
次に「哀」のHP。
うーんと、これはつまり、
「わたしってなんて不幸なんでしょう」
という雰囲気もりだくさんのHPのことである。
けっこう見かける。
あんまり関わりたくない。
長年の付き合いがあるならともかく、基本的に訪問者に慰めてもらおうなんて甘すぎ。
涙は独りで癒すものである。←カッコつけすぎ
最後に「楽」のHP。
これは、
「楽してこしらえる。更新も楽をしてやらない」
という意味ではもちろんない。
「管理人が楽しみ、訪問者が楽しめるHP」
という意味である。
そして、この条件を満たしているHPが最も良いと個人的には思う。
「面白いHP」
と換言しても良い。
しかしこの条件を満たすのは、かなり難しい。
人を楽しませるほど継続させるには、まずHPの作者が楽しんでいないといけないと思う。
しかし、独り善がりになってしまってはアカンわけである。
次々と新しい「企画」や「ネタ」を提供しないといけないと思う。でないと、訪問者はもちろん管理人も飽きて
しまう気がする。
なんかこれ以上ほざくとまんまと墓穴を掘りそうなので、やめる。
99/03/22
お題: IE5ゲット
体調: 喉が痛い
お題の通りである。
素朴な疑問。
「(今までのバージョンの)IE4.02とどこがちがうんだろう?」
DARLさんいわく、
「気がつかないところが違います」
だそうである。
たしかに、三時間近くもかけてセットアップしたわりには、あんまり変わりがない。微妙に違うかな、といった程度のものである。
心なしか軽くなったような…気がしないでもない。というか、そういうことにしないとバージョンアップした甲斐がないではないか。ゆえに、そういうことにする。
一緒にくっついてきたメーラーのOutlookExpressは、やや変わった。
しかし気に入らない。
何が気に入らないって、添付ファイルを勝手に開いた状態にしやがるのが気に入らない。
新着メールの音が、警告音と同じなのが気に入らない(設定を変えればいいんだろうけど、初期設定がそうなっているのが気に入らない)
ボケー、なにさらしてんねん、といったかんじである。
結論。
やい、マイクロソフト。
どこがバージョンアップしたのか、ちゃんと説明してみろ。
まあ、タダだからいいけどね。これでカネとったら犯罪だべ。
99/03/20
お題: 影武者
体調: だるい
予はオフ会は苦手である。
まともにやったことはないのだが、オフ会では色々と身の上のことをきかれるであろうことがイヤなのである。
あと、どうわけか予は初対面の人には「無愛想な奴」と誤解される傾向にあるようで、それもイヤではある。
ちょっと堅苦しく言えば「主義ではない」といったところか。
そんな予に、タッカさんからメールでお誘いがかかった。
迷った。
まず、メールでの直接的なお声掛かりというのが初めてだった。
さらにタッカさんは、近日中に遠くへ行ってしまう(べつに死ぬわけではない)という。
それに、
(こういう名指しのお誘いを蹴ってしまっては今後のネット上の障害になるのではないか)
などとも思った。←というか後でそうこじつけた
予の王城からは少々遠いが…決めた。
予の影武者を派遣しよう。
影武者であるからして、予の知りうる情報は大体把握している。
なんとか話も合わせられるだろう。
影への指令はこうである。
「オマエは普段から仏頂面で周囲の人間に誤解をされているようだ。同じ誤解をされるなら、とっとと酔っ払ってバカになり、せいぜい参加者の皆さんのからかいの的になって差し上げろ。そのほうがマシだ」
酒の席に咲く一輪の徒花となれ、ということである。
まったくもって綿密かつナイスかつ妥協的な作戦と言える。
翌日。
予は、オフ会から無事に生還した影を王城に召した。
「あの…申し上げにくいのですが」
「なんだ?」
「えと、生ビールをキュッとやっただけで思いのほか酔いが早く回り、記憶が半分くらいしか残っていないのです」
「なんだと?」
「王もご存知の通り、僕はあんまり酒に強くはないです。強くはないですが、あまりにも早く酔いが回った気がします。ひょっとしたら、参加者の誰かに一服盛られていたのかもしれません」
アホぬかせぇ〜! 「盛る」って一体何を盛られたと言いたいのぢゃ〜! とばかりに影の頭をポカポカと殴ったのち、予は下問した。
「ど阿呆が。しかし、まったく記憶がとんでいるわけでもないのだな?」
「御意…」
「では、覚えていることだけでも予に報告せい」
というわけで、以下は影の断片的な記憶による断片的な報告である。
影は酔っていたので、記憶が前後する部分や事実と相違する点があるかもしれぬ。悪いのはひとえに影である。予に非は無い。
・は影の事実報告
→は予の補足事項
・SL機関車の模型の前で待ち合わせた
→影はこれを探し当てるのに三十分ほどかかったらしい
・春雨が降っていた
→同名の中華料理が降っていたと思った人はバカチンである
・参加者は五十音順に、
いしかわさん(意志が強そうなお顔←どないやねん)
セバさん(タッカさんの掲示板に時々出現:保父さんっぽい人←ようわからん形容やのう)
タッカさん(張りのありそうなお顔←なんだそれは?)
HIROさん(ごついがたい)
京木さん(小顔大メガネ←失礼じゃないか?)
モーゲン王(註:影武者)
→傘の花畑だったろうに、よくもまあ初対面の人間を探し当てられたものだ
・あとからおーぎやさん(若い修行僧みたい)も顔を出した
→どうやらオフ会の掛け持ちだったらしい。お忙しいことである
・いしかわさんが、手のひらサイズのたれぱんだのぬいぐるみを持参していた
→かなりのたれぱんだ中毒らしい
・京木さんが遅刻した
→罰として校庭十周を走らされたらしい(ウソこけ)
・HIROさんの行き付けの居酒屋に繰り出した
→当初予定していたビアガーデンは雨で中止となったそうな
・タッカさんにモーゲン王は博識だ何だとおだてられたので、ブタをおだてると木に登って
しまうと答えた
→モーゲン王ごときの何をもってそんなことを言われたのか未だに謎である
・セバさんに「若いっていいよなぁ〜」などとしきりに言われた
→彼やタッカさんには、だいぶ若く見られたらしい。影が(ということは、彼に類似して
いる予が)実年齢より若く見られるのは一長一短だが、まあ、ここは良しとしよう
・中ジョッキ二杯でかなり酔ってしまったので「燃費がいい」と言われた
→「燃費」は一理あるな。たんにからかわれているだけなんだけど。
・宴たけなわになった頃、半ば寝てしまった
→ええい、たわけぇ〜
・タッカさんがエジプト旅行で撮った写真の数々を見た
→海外一人旅とは羨ましい。それにしても女性一人でというのは大した度胸だ。ミステリー
ハンター(by「世界ふしぎ発見」)もビックリである。予も一度はやってみたい
・歩くたびに地面が微妙に揺れるので、HIROさんやセバさんやタッカさんにたびたび
両脇を支えられた。
→「(地面が揺れるのは)局地的」とツッコまれた記憶はあるんだそうな
・タッカさんに「影武者がいるんですか?」ときかれて「いませんよ。いると言ったほうが
カッコいいじゃないですか」と答えた
→たわけぇ〜。オノレが影やないかい。あ、でも影武者の役割は「あたかも本人そのもの
のように振る舞う」だから、これはこれでいいのか
・タッカさんに拙著「妄言辞典」の「握手」の項目を褒められた
→うわ〜い、うれぴー!(単純やのう)
・京木さんに、「彼女いないでしょ。でないとあんなにネット漬けになれるわけがない」と
ツッコまれた
→それをきいて、影は酔い覚ましに飲んでいたコーラ(烏龍茶かもしれない)を吹き出して
しまったという(おいおい、変な返答はしてないだろうな?)
・タッカさんに「ちょっとサイフ貸して」と言われて、「貸すと中身が抜かれて返ってくる」
と答え、「いや、全部返さない」と言われた
→見事に漫才ってますな
・タッカさんの『みみず』は初めて書いたに近いということで京木さんが驚いていた。
後で合流することになるおーぎやさんも「『みみず』はすごい。勝てない」と言っていた
→予も同感である。というかオマエ(影)も驚けっちゅうねん
・とにかく皆さんからしきりに「大丈夫?」と声をかけられた
→だからオマエ(影)がよっほど酔ってたからだろ?
・二次会ということで、合流したおーぎやさんとセバさんとタッカさんとでカラオケに
行った
→影は「タイムボカンメドレー」と嘉門達夫の「ハンバーガーショップ」を歌ったそうな。
いいセンスしてるぜ、こいつ。
・帰りに、おーぎやさんに途中まで電車の乗り方を教わった
→うわーっ、恥ずかしい奴
・どういうわけか無事に生還できた
→ホントに「どういうわけか」だ。予に報告をしている最中もフラフラだったぞ。道路で
野ざらしになっても不思議ではなかったろうに。
まあ、あえて言っておくと、参加者の皆さんがモーゲン王(影)という名のおもちゃで楽しんでもらえたなら、それで満足である。
ということにしておく。
なお、
「あれは酒の席だからであってね、ふだんはああではないのです」
と、影が言い訳をしていたが、そんなことはどうでもいいのである。影は予の命令(とっとと酔っ払ってしまえ)を忠実に遂行したのだから。
それに参加者の皆さん、モーゲン王(影)の酔っ払いぶりは、実は芝居だったのかもしれませんよ。わかりませんがね。フフフ。
99/03/18
お題: 辞典系サイト
体調: くしゃみは出るものの、まあまあ良い
『和製漢字の辞典』[ http://member.nifty.ne.jp/TAB01645/ohara/index.htm ]の編者である大原望さんから、拙著「妄言辞典」への熱烈なファンメールを頂いてしまった。
最初は批判メールかと思ってしまった。しかし実は、
「批判形式を取った賞賛のメール」
であった(予にはそのように読めた)。
粋なものある。
もちろん、嬉しいことでもある。
いや、嬉しいどころかちょっと恐縮してしまっている。
「和製漢字の辞典」を拝見すると、事細かに文献を拾ってコンテンツとしている。真摯な研究なのである。
それに引き換え、「妄言辞典」は思い付き&風任せで書いているし、これからもそのつもりである。しかも半永久的に未完成ですらある。
どう考えても予なんぞとは不釣り合いである。
かつがれてたりして。
そして大原さんは同時に、「辞典・用語」[ http://www.inv.co.jp/~yoshio/DW/index.html ]に作品を寄せている。「自作漢字」や「元素記号表」などがギャグ調で作ってあるからと、予にも参加しないかと呼びかけられたので、無い知恵を絞って三つほど提案した。却下されるかもしれないが。しかも、北村さんや詠志さんという見知った名もあり、一人悦に入っていた。
あと、大原さんは「○○は駄作だ」(敢えて伏せる)という言い切りもする。ストレートな人だ。
ありがたいことである。
また、大原さんには先に、「妄言辞典」への作品を数点寄せてもらっている。丁寧な人だ。
さらに、匿名希望さんにも寄せてもらっている。
文意を変えない程度に手を加えるかもしれませんがよろしいですかと問うてあるので、返答があり次第掲載したいと思う。
この日記をお読みの物好きすぎる皆様も、「妄言辞典」へ掲載したい語がありましたら、メールにてお寄せ下さい。
検討させて頂きます(と偉そうではありますが、「妄言辞典」の雰囲気を掴んでいれば殆どOKだと思います)
あ、最後は丁寧語になってしまった。
まあ、よい。
99/03/16
お題: 傾国さんの警告
体調: 悪くはない。良くもない。
前日の日記の続きでごじゃる。
前日の日記を読んでくれた京木倫子さん[ http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/3309 ]から、
「それはマルチ商法です。まちがいありません。いやマジで」
とビシッと指摘された。
わお。言いにくいであろうことをズバリと。
ありがたいことである。
おまけにこんな愉快なHPまで紹介してくれた。
「おたよりコーナー」のクラッシャーさんの作品(「作品」って欽ドンみたいだな)は面白いと教えられたので一読する。なるほど、たしかに面白い。関西弁の妙ここにあり、といったかんじである。というか、こういうHPを探索しているとは、さすが心理学科卒(たしか)であることよ。
話がズレた。
京木女史によると、下手をすると自力で帰れないところまで拉致されて「その筋の人たち」に囲まれてしまうこともあるそうである。
うげっ!
某団体のΩ(あえて伏せる)と同レベルではないか。
それはイヤだ。シャレにならん。死してシカバネを拾う者なし状態ではないか。
というわけで護衛を連れて行くことに決めた。
SPなしの忍び&単独行動が予の主義なのだが命には代えられない。
そして、彼の勧める車には乗らないようにしようと誓った。(というか、彼は車を運転できないはずである。しかし連れの者がどう出てくるかわからない)。
彼の勧めるジュースも遠慮しておいたほうがいいかもしれない。
さらに京木女史によると、向こうさんの言い方のひとつに、
「いつまでも人に使われているようなサラリーマンでいいのでしょうか」
というものがあるそうな。
ふはは。王である予をつかまえて何とおっしゃるウナギさん。もといウサギさん。
というか、予は「人に使われてる」と思ったことはないのである。
すると、
「そうです。人に使われないというあなたのような心意気が大事なのです。それではシステムの説明に入ってもよろしいでしょうか?」
とくる。
なるほど。おだてられるな、ということか。
「褒め殺しは恐ろしい」
とは、これまた予が某所某所で言ってることである。
合格ですな。
また、
「議論に強い自信を持っている者ほどΩに引きずり込まれる可能性が高いことは統計的に証明されてる」
のだそうだ。論戦を挑むことの危険を説いてくれたわけである。
(マルチも某団体の類いも同じ穴のムジナ。というか大差ないってことで…)
予なりに換言すれば、「議論を絶対視する者ほど」ということ。
「論議(の強さ)を誇る者はそれにアイデンティティーを感じている場合が多いので、それさえ崩されればあっさり陥落する。それが怪しげな団体のやり方のひとつ」
とは、予が以前に某所で唱えていたことなので心配ナッシング。
予はさほど討議に自信は持っていない。絶対視もしていない。ある程度は有効だけど、不完全なものだとも思う。
つまり予にとっては、「論破される」=「アイデンティティーの明け渡し」ではない。
予の「不可侵の神」は、そんなところには潜んではいないのである。フフフのフ。
でもまあ、彼が「ヤバい」と思ったら、一応の説得(論戦)は試みるつもりだが。
予に説き伏せられるくらいなら、「軽い」ということで良い。
実を言うと、予も別の友人と、
「おい。あいつヤバくないか?」
とは話し合っていた。
しかし、そういう可能性が想像されても(というかそうであればなおさら)、好奇心がズッキンドッキンである。
そういうふうにイッてしまっている者であるとするならば、余計にワクワクドキドキしてしまう。観察してみたいとの思いはもうどうにもとまらじ。
そうでないとするならば、その事業とはなんぞや、ということでこれまた興味津々。
はーやく四月になーあれ♪
追伸:
「お題」にある「傾国」はたんなるダジャレである。京木女史への他意は無い。多分。
99/03/15
お題: 転身爛漫
体調: ちと歯が痛い
何年も会っていない同窓の者から電話があった。
むむむ…おそるべし。
予は電話があまり好きくないゆえに、彼にテレフォンナンバーを教えた覚えはない。それなのに、ビンゴで予のホットラインにかけてくるとは。NTTにさえ緘口令を敷いているのに。こやつ、只者ではない。
「ひさしぶりなのら」
「ひさしぶりなり」
「ひさしぶる」
「ひさしぶれ」
「ひさしぶれろ」
とラ行五段活用的なあいさつその他を済ませたのち、彼は言った。
「今の勤めを辞めた」
ふーん。
「というか、辞めさせられた」
あっけらかんと言っているのか、あっけらかんと言おうと努めているのかはわからないが、予としては「あっけらかんとしている」と受け取った。そうでないと彼に対して失礼だと思う。
「ふむ」
とだけ答えて、彼の次の言葉を待つ。
「授業をやろうと思う」
えっ?
taecherにでもなるつもりなのだろうか?
だいいち、そういうのは免状が要るんでないの?
「なに教えるんだ?」
「は? 何言ってんだ」
話が噛み合っていない。
「授業をやるんだろ?」
「ジギョウだよ」
ああ、事業ね。
「新しく会社をつくるってことか?」
「うん、まあ、そんなところだな」
鶏口となるとも牛後となるなかれ、か。
「ほう。人数は集まってるのか?」
「うん、まあ、友人が四、五人」
「お前が声をかけて集めたわけか」
「あ、いや、集まったんだ」
どうやら彼は、自分自身のというより、誰かの打ち出した「事業構想」に加わろうとしているらしい。
「友人」というのなら「鶏後」じゃないんだろう。たぶん。
「で、具体的には何をやるんだ?」
「だから…事業を立ち上げるわけ」
いや、そういうことじゃなくて。
「業務内容をきいてるんだよ」
「あ…いや…電話じゃ説明できない」
そういうものかもしれない。
「ベンチャーってやつか?」
「うん…まあ、そんなかんじかな」
なんか歯切れが良くない。
俺は新しくこういう事業をやってやるんだ!
と、堂々と言ってのけて欲しいものなのだが。
「説明したい」
と彼は言った。
おいおい、たったいま「電話じゃ説明できない」って言ったじゃないか。
「じっくり顔を見ながら」
なぬーっ!
予に謁見するため推参するってことか?
彼の所在地から予の王城まではけっこう遠いぞ。
「四月からは時間も空くし。ちゃんと説明できる友人と一緒に行く」
どうやら彼は、予を「事業」に引き込みたいらしい。
「話だけは聞くよ。ただし、話を聞いてからどんな反応をするかわかんないぞ。もしかしたら『やめておけ』と言うかもしれない」
と、本心をぶつけておいた。
電話が終わりかけた頃、
「それにしても、大雑把でいいから内容を説明できないのか?」
と予が呟くと、彼はこういった。
「ポッカに関わるようなこと、とだけ言っておくよ」
ポッカ? ああ、あのコーヒーメーカーね。
「ドリンク関係か」
「は? 何言ってんだ」
また話が噛み合っていない。
「コッカだよ」
「コッカ?」
「クニだよ。日本国」
おいおい。
なんで「国家」とか「日本国」なんて改まった言い方をしてるんだ。
てっきり、彼はノンポリ(=ノンポリティシャン=政治なんか知るかよ症候群=一般的日本人気質)だと思っていたのに。
うーん、「事業」の内容はますますミステリアス。
彼は四月に予の王城城下へ推参するらしいから、そのときに出向き、じっくりと話を聞くことになるだろう。
ちょっと好奇心くすぐられますな。
こちょこちょこちょ。
99/03/13
お題: アンケート
体調: ぼーっとしてる
予の王城に来訪者があった。
招いてみると二十歳過ぎの学生。
愛想がよさそうなかんじ。
営業スマイルというより純朴タイプといったところか。
何用かと尋ねてみると、「アンケートにご協力下さい」とのこと。
前日の日記を読んで頂けるとわかる通り、予は好奇心が捻じ曲がって旺盛なほうなので、「諾」と答えた。
いくつか質問された。アンケートなのだから当たり前なのだけど。
「趣味は何ですか?」
「趣味…なんでしょうね?」
履歴書じゃあるまいし、そんなものを深く考えたこともない。ひょっとしたら無趣味なのかもしれない。
「何にお金を使ってますか?」
衣食住以外で、ということなら答えは決まっていた。
「インターネットかな」
すると彼は目を丸くした。
「うわー、すごいですね」
全然すごくない。最低限パソコンさえ買えば誰にでもできるのだから。
世間様の認知度がこんなもんだから、「ネット犯罪」などというマスコミ用語だけでもって「インターネットは悪」と短絡的に決め付ける輩が出てくるわけか。
「社会に対して何か言いたいことはありますか」
はい? いきなり何を尋ねるのやら。
「あいにくありませんね」
ないのである。
幸い飢えずに生きていて、そのうえインターネットなどという道楽に興じていられるのだから。
「今のあなたの生活満足度はパーセントでいうとどれくらいですか?」
意地でも「社会批判」を引き出したいらしい。というか、それが目的なのね。
意地悪く「100%」と言ってもよかったのだが、予とてそこまで図々しくはない。
「70%くらいですかね」
すると予想通り、彼は「我が意を得たり」という顔をして尋ねてきた。
「残りの30%は何ですか?」
まったく、作為的なアンケートだなあ。
「金が無いことですかね」
実も蓋も無いことを言ってしまった。
駄目押しとして、
「不況だから云々って言わせたいんだろうけど、予には関係ないですからね」
と告げた。
もちろん不況で苦しんでいる人は多いと思う。それでも、やっぱり予には無関係なのである。申し訳ないけど。
結局彼は、
「Q:社会に対する不満は?」
という設問の下にある大き目の空欄に、
「なし」
とだけ書いた。
お役に立てなくてゴメンね。
99/03/12
お題: 幸せ祈り隊
体調: 脳味噌ウニウニ状態
予は生まれてこのかた、
「あなたの幸せを祈らせて下さい」
と頼んでくるピープルには、一度しか声をかけられたことがない。
ある日、町中で、その「一度しか」と遭遇したとき、予は軽い気持ちで、
「はあ、いいですけど」
と答えた。
予は、日本最多を誇る宗教団体・無神教&無仏教の熱烈な信者だ。ゆえにどこの神や仏にも義理はない。よって、どこの馬の骨とも知れぬ神だか山姥だか知れないものを祈っても、べつに神罰や仏罰を受ける謂れはない。たとえばアーメンと十字を切りながら木魚を叩いてもバチが当たらないわけだ。
話がずれた。
要するに、そのとき予はちょうど暇だったのだ。というか、そういうひとたちが「祈る」というのは具体的にどういうことをするのか、あるいはされるのかを全然ちっとも知らなかったので、物は試しと思ったのだ。好奇心旺盛な奴なのさ。
そのときの「幸せ祈り隊」(といってもひとりだったが)の顔は全然覚えていないが、二十代後半といったかんじの女性だった。
あ。べつに女性だからってことでつられたわけじゃないですよ。そんなことは断じて、絶対、微塵も、多分、無い。
え? キャッチセールスにひっかかりやすそう? むむむ…否定し切れないところがつらい。
「手を合わせて下さい」
まあ、祈るんだからそういうことをするんだろうと思って言われた通りにする。
「目をつぶって下さい」
ななな…。町中で目をつぶれとはどういうことだ。
さては予のズボンのポケットの財布を狙っているな、と、予は薄目を開けて警戒モードに入った。
「ミョーシン様がどーのこーの」
そんなかんじのことを唱えていた。わけわからん。
彼女は目を閉じ手を合わせて祈っていた(予は薄目を開けていたからそれがわかった)が、三十秒ほど経ってから目を開け手を解いて予ににじり寄り、
「目を開けて下さい。どうですか?」
と尋ねてきた。
「財布は無事です」
って、そういうことじゃないのね。
「ミョーシン様の力を感じることができましたか?」
「いや…できません」
そらそうだ。
「きっとあなたのミョーシン様を感じる力が弱いんですね」
なにをおっしゃるやら。祈ってもらえたら幸せになれるのとちがうの? というか一方的に予のせいにするな。
あなたの祈りのパワーが足りなかったということないの?
「それでは、これからもミョーシン様のことを忘れずに頑張って下さい」
と言い残すと、まだまだ残っているであろうノルマを抱えて、彼女は町中に消えた。
取り残された予は思った。
頑張れって、なにを頑張ればいいんでしょ?
ていうか、ミョーシン様って誰?
いまもって謎である。
99/03/11
お題: モーゲン・ニッキはじめました
体調: BAD(だれ気味)
なぜか3月11日に日記開始です。
日にちが中途半端ですね。気に入りません。
しかしまあ、「思い立ったが吉幾三」という俚諺を信じてヨシとします。
うーん、日記といっても通常の「日記」とはちがうんですよね。
覗き見趣味を満たすという「ネット上の通常の日記」に求められるものを求められそうにないという意味では失格でしょう、多分。
つれづれなるままに、と言えばちょっとはカッコがつきますが要は書き殴りです。ダラダラリンリンで書きます。
というか、推敲・構成を全くしないで書くので、誤字・脱字などもあるかもしれません。明日、何を書くのかもわかりません。三日坊主だけは避けたいところです。三日天下もイヤだけど。
うーん、脳味噌にウジわいてる状態なので、今日の初日記の含蓄はゼロです。明日以降、ちょっとばかりは含蓄ありげなものを書ければなあ、と思います。(あくまで「ありげ」)
というか、日記は一人相撲の感が強いですね。カキコ気分で書かないとやってらんない、というのはありますね、ホントは。(だったらやんなきゃええやん、というツッコミはナシっす。チャレンジ精神に富んでいる、といってほしいっす)