■モーゲン日記2001
●7/20
ねえさん、事件です。
予のキーボードかいきなりぶっ壊れました。(いや紅茶を誤ってぶっ掛けてしまったからなんだけど)
えらこっちゃえらこっちゃよーいよーいよいよいよいと楽しげに踊る精神的もなく、マヂで焦りまくりました。近日中に書き上げなきゃイケナイ文章があったので、その焦りたるや、ここ一ヶ月で一番焦ったと言っても過言ではない。♪ないないない恋じゃない〜 ←焦りのあまりコワレタ
慌てて富○通のサポートセンターに電話したのですが、予は基本的にサポセンの力を信用しておらず、結果から言えば、予想通り、満足の行く回答は得られませんでした。
修理には一万以上かかる。しかも二週間もかかる(ふざけんな!)。新規に買うとすれば通販か秋葉原。通販も数日中に届くわけではないらしい。秋葉原なんて近づきたくもない(←ちょっと語弊あり)。
だめだこりゃと電話を切り、近所の家電量販店を回りました。ヤ○ダ電機とコジ○と(←コ●キじゃないよ)。キーボードパッドもマウスもディスプレイも売っているのに、どういうわけかキーボードは売っていないとのこと。なんたるこっちゃ!
いよいよ雪隠詰めになったと、遠のきかける意識を奮い立たせて、最後の手段に出ました。期待度は低いのですが、神よ我をすくいたまえ、です。
つまり近所の「ハードオフ」に突入です。有名古本店「ブックオフ」(全国展開しているから、地域によって「?」となることのない店舗である)のごく近所にあり、しかも看板の配色やら形もそっくりなので、たぶん同じ企業の系列なんでしょう。パソコンやら楽器やらビデオやら、そんなものの中古品を取り扱っている店です。
そして、予は禁断の箱を検索しました。ジャンク品です。
しかし、あるのはNE○のキーボードばかりで、お目当ての富士○製品は皆無です。
――と思われたとき、ひとつだけありました。奇跡的に。しかし、ぶっ壊してしまったキーボードと微妙に型がちがいます。差し口を観察したところ、プラスチック部分が折れてなくなっています。
こいつはババだ。トランプのジョーカーだ。
そう思ったのですが、金属部分(ピン)は生きていて、本数も配置も同じに見えたので、だったら可能性はある、と、こいつを買いました。はっきり言って博打です。
居城に持ち帰り、祈るような気持ちで差し込みました。
差し込めません。
あきらめきれず丹念にチェックしてみると、ピン(金属部分)が斜めを向いています。そおか、プラスチック部分がないから、ちょっとでもズレると差し込めないのだと気が付き、ペンでピンをまっすぐにいぢくり回して直し、刺してみたらまんまとはまりました。わーいわーい、予の勝ちだ!
――いや、本当のことを言うと、ここから先が勝負なのです。PCがこのキーボードを認識しないことには、いくら差し込んでも意味が無いのです。あと、ジャンク品ですから、もともと壊れているということもありえます。挿入できればいいというものではないのです。そんな愛は愛じゃない!(なんの話だ?)
どうか認識してくれますように――と願ったところ、天佑はあった。
不運続きの予に、やっと巡ってきた天佑。
そんなわけで現在、予は三百円のキーボードをたたいています。正規ルートで買っていたら万単位かかり、しかも即日というわけにはいかなかったわけです。正規くそくらえですね。サポセンも修理センターも純正品販売店も、カーッ、ペッ!
ジャンク万歳!
(※以前、同店から買ったジャンク品から抽出したHDDのせいで、初代PCをクラッシュしてしまった最大のヒゲキをまんまと忘れ去るオバカさんな予)
●7/1
予はストーカーに狙われました。
愛馬(原付)に跨って天下の公道をひた走っていたとき、何気なくバックミラーを見たのです。
でかくて白いゴキブリが、予の背後にベッタリとストーク(付け回す)してやがりました。
そのクロメガネは、予が自分の存在に気がついたことを察すると、さっさと予の愛馬を追い抜いてゆきました。
カモにならぬとあきらめたらしい。
つまりですな、予の原付をチェックしていればスピード違反をするだろう勘ぐって、予をつけていたのである。
(実際、予は直線道路は60キロのフルで走るのが常だから、コイツの予想は大当たりである)
ヤダねえ、白バイ。こんな奴等は大嫌いだと公言してはばかりません。
やっていることはくだらないのに、下手に「国家権力の末端」なだけに、虫唾が走ります。
通常の神経の持ち主なら、その所業にムナシサを感じるはずです。まあ、仕事だから仕方なく、なんて思いながら従事している隊員は多いと予は思うね。
(以前、右折禁止などという世にも腹立たしい違反で捕まったとき、誘導尋問に引っかけてそういう心情をその人種から吐露させたことアリ)
●6/12
さっきメールが予の元に届いた。
差出人は、「月刊PC相談室」誌上でメルマガの部分の担当者だった。
「妄言辞典を雑誌上で紹介させてほしい」
との旨であった。
予はこういう申し出には、一も二もなく了承の返事を書く。即刻、OKの旨を返信した。
・掲載予定号:7月8日発売予定「月刊PC相談室 8月号」
とのことなので、オヒマなら書店(コンビニでも売ってるらしい)を覗いて見てくだされ。
タダで弊誌を広告してくれるということでありがたいし、むこう様にとっても、誌上の一隅を埋めることができるということで、ありがたいはずだ(たぶん)。持ちつ持たれつ、越後屋とお代官のような関係なのさ。<語弊ありまくり
弊誌は以前、同誌の2月号に紹介されているので、二度目の雑誌掲載と相成る。(以前とは担当者の氏名は異なっている)
二度も掲載されたとなったら、これはもう「雑誌掲載」という欄を作って、半永久的に記しておいても、それはアリなんぢゃないか。そう思えた。
(一回載っただけでずっと「この雑誌に紹介された」と綴っておくのはカッコ悪い気がするけど(それでもけっこう長時間ぢまんしてたけど)、二度目なら「雑誌掲載の常連」というふうに、強引に理解してしまってもよいのではないか。ああよいのだよいのだ。誰が損するわけじゃあるめえ・・・と開き直るの図。)
●5/22
予は筆無精である。
なんて書くと、一部のひとからは「ウソコケ」とツッコまれること請け合いですが、いやマヂで筆無精なんよ。eメールや掲示板がなかったら全然文章を書かずに、そのまま文盲になるんじゃないかと思われるくらい。←誇張しすぎ
メールや掲示板に「異様なほど丁寧な(長ったらしい)返事」を書くと、ごく一部でウワサの予ですが、それは相手のひとも、長文のメールを厭わないところがあるからです。一応、「相手を見る」ということをやるんですな。相手からこぼれ出た文章やキーワードをひっつかまえて、ネタの拡張やアレンジ・話題の転換を図る(予の脳みそに寝ているキーワードにヒットするような話や私論や駄洒落が中心のオチをつける)――ってのが予のモーゲン節の常道なんです。メールでも掲示板でもメルマガでも、基本方針はそんなかんじです。興が乗ると、これでもかこれでもかと長ったらしく書いてしまいます。三時間ほどかけることもあります。それで後日に読み返して「嗚呼、予ってばこんなこと言うてるやん」ってなかんじです。プライベートなことは措くとして、そうではない一般的なテーマでのメールのやり取りなかで、おもしろいなあ、そんなふうにはなしが飛ぶか? なんてことを、テメエの文章を読んで思う次第です。書いているときは「客観」していない証拠でしょうな。
そこで、そういうものの一例をココに書き付けてみようかな、なんて。メールだから、
「そのひとだからこそ書いた文章、この世でそのひとのためだけに書いた文章」
というものももちろんあるわけですが、そうではなく、言わば「議題」にもなりそうなこと、そんなところを、ちょいちょいと用紙を拾い出してみたいと思うわけです。てけとーに編集しつつ。
●4/24
三波春夫氏が逝った。
掲示板に、変化球の効いた哀悼の書き込みがツチダ氏によってなされたので、三波氏について語りたくなった。
三波春夫といえば……と切り出すと、氏の人生のこととか、歌のこととか、ちょっとひねくれて大阪万博のことを語るだろうと思われる向きもあるだろう。そしてひとによっては、
「三波春夫への挽歌か。ジェネレーションギャップが出ていそうな文章だな」
と思うかもしれない。
しかし、予はそのいずれも語らない。
(というより、知らないので語れない)
というわけで、正確には、氏をハナシのマクラにした、別の話題になってしまう可能性がきわめて高い。ウソツキな冒頭ですまぬ。
「♪くぉんにわ〜(コンニチワ〜) せくぁいの〜 国からぁ〜」
のフレーズ以外に氏の歌を知らないのだ。というわけで、どうあっても氏の歌からハナシをふくらませるのは無理。ましてや氏の人生については知識が皆無で手も足も出ず。最近ちょっとオカシくなりつつある(※)「知ってるつもり!?」に、その任は譲ろう。少し、汚名を挽回しなさい、関口。<彼の責任じゃねえよ
(※「知ってるつもり」のオカシサぶり)
タイトルに相違して「おまえ誰やねん?」という人物を数多く取り上げすぎ。ホントに視聴者の意見を参考にしてるのか? アヤシスギ。これが汚点。裏番組の「発掘! あるある大辞典」に押されて、遠からず終わるんじゃないかとすら思える。長生きしたけりゃ、もっと著名人を取り上げなさい。ぷんぷん。
(この前は、「孔子」を取り上げていたから、まあ、ギリギリ及第点だな)
閑話休題。
というわけで、三波春夫氏の人生紹介は日テレに任せて、この文章の筋道はどうしようか? ←行き当たりばったりで書くにもほどがある
ちょっと暴投気味に、彼の子息である三波豊和を取り上げようと思ったが、彼と見栄晴は似すぎ! ということくらいしか言えず、それではあんまりなので却下。彼から、青島幸男主演「意地悪ばあさん」に話題を展開してもよいのだが、やい青島、もう一回ばあさんやってくれ。「8時だよ全員集合」に匹敵するのはこの番組だけだ、なんて超個人的感慨をたれても仕方がないのでお手紙かいた、さっきの手紙のご用事なあに。
ああ、そろそろ本論に入ろう。でないと読者がキレる可能性が高い。
昔、ニュース23で、皆見張る惜しいわく、
「聖徳太子の十七条の憲法は素晴らしい。正式に”廃止した”という記録がないのだから、現在に施行すればいい」
なんて、どこまで本気なのか(でも半分は本気だったのだろう)的なことを言っていた。
聖徳学園[ http://shotoku.com/ ]のサイトから原文をゲットして目を通したのだけど、よく言えば若々しい、悪く言えば青臭い憲法だなあと思った。てゆーか、とても「憲法」といえる代物ではなく、「告諭」が実状でしょうな。いや「告諭」だったのかすら疑わしい。当時の蘇我氏の唯我独尊的な勢力から言えば、こんなの(天皇が絶対だとか、役人は勝手に税収をするなとか)を発表したら、太子の命はなかったんぢゃないかと思う。蘇我馬子は、自分に恨み節を唱えた祟俊天皇を暗殺してるくらいだからねえ。後世の人間の創作か、あるいは太子が実際に筆を執りはしたものの、実際には公表せずに秘したままだっただったのではないかとする説もあるらしいが、それに一票だね。
ただ、何条だったかは忘れたが、
「自分が絶対的に正しいわけではないし、相手が絶対的に間違っているわけでもない。どっちも凡夫だ。相手をやたら嫉むな」
という趣旨の項目があって、結局それは「公務に差し支えるから」と説いているのだが、それはともかく、なかなか含蓄のある言葉ではある。
あまりに理想主義すぎるあたりは、孔子に似ている。そういう意味では、「聖人君子」に列してもよいひとであろう。
まあ、「ひと」であって、まちがっても「神仏」などではないけどね。
なんかハナシがぐだくだだ。
睡魔くん、キミのせいだ。責任とりなさい。<あからさまな責任転嫁
●4/9
今日、「(株)国際通信社」なる所から封書がきた。
「おたくどちらさん?」
と思いながら開封すると、振込用紙が入っていた。
「うげっ、何の取り立てだ!?」
と、ちょっぴり戦慄したことよ。←公共料金の滞納は朝飯前さ。わはは。
別紙が同封されていたので(そりゃそうだ。振込用紙しか入っていない封筒なんかイヤガラセ以外のナニモノでもない)、読むと、冒頭に「おめでとうございます!」とあった。
この語を見ても(先に振込用紙を見てしまったものだから)、
「何に金を払わせる気だ? きっと、おだてておいて何かを買わせようという詐欺商法の一種なんだろう」
と頑なに思った予って、賢い? それともバカ?
引き続いて読んでみると、
『幸せ?な結婚〜結婚五行歌傑作選』
なる書籍に、予の作品が掲載されることになったらしい。その通知であったことよ。
「するってえと、この振込用紙はなんぢゃらほい?」
と思ってしまった予なのだから、まだまだ甘チャンというほかない。
「自分の作品が掲載されるんだぞ。名誉なことだろう。だからその書籍を買いなさい」
という出版社の、もみ手に決まっておるではないか。すぐ気づけよ、予。
”おめでとうございます!”
ヴーん、あんまりおめでたいとは思えないなあ。要するに
「本を売りつけるためのエサとして作品を掲載する」
という構図が目の前にちらついてしまうのだ。そういう出版社の見え透いた戦略に思えてならない。
「載った、やったー!」
と無邪気に喜べるほうがナンボかマシである。そういう気持ちでスンナリと買えればそれが最高なんだろうけど、応募者全員に同様の封書を送っているからくりが想像されて、げんなりしてしまった。
――と思ったら、よく読むと、応募総数8019作品のなかから選んだ500作品に、拙作がヒットしたんだそうな。確率にすると約16分の1か。
ふーむ、そう考えると悪くはないかもね。軽く鼻歌を歌うくらいは、してもいいかもしれない。
――でも(まだケチつける気かよ)、あくまで「掲載決定」ということであって、「入賞」が確定しているわけではない。入賞が確定し、賞金がゲットできないようでは、あんまりめでたくもないのだ。現金な予なのだ。そんでもって、封書をいくら読んでも「入賞者」が明記されていない。それはもちろん、「各自に掲載誌で確認させる」ことで本を買わせようという戦略であろうことは言うまでもない。
いわく、五月下旬に全国の書店で発売されるそうだから、シッカリと立ち読みさせてもらうとしよう(店頭に有れば、の話だが)。うん、それに決定。それで万一、入賞(最優秀作品賞1点、優秀賞3点、奨励賞3作)していたら、まあ賞金が出るんだろうから、買ってあげてもいい。そんなふうに思った次第であることよ。
――それにしても、予ってば、いつ、こんなところに応募したっけかなあ? ←マヂど忘れ
五分ほど長考して、うすぼんやりと思い出した。そして、それ以上記憶が鮮明にならない。たぶん、ネット上から応募したと思うんだね。「五行歌」とあるから、ほんの短文を五行で送信したはずだ。で、「結婚」がテーマだから、きっと結婚についてのナニガシカを書いたのだ。――ヴーん、たぶんそうだ。ナニガシカを書いたような記憶が浮上してきた。結婚への風刺かアンチテーゼか皮肉か、たぶんそこらへんのことを書いたのだ(結婚願望のない予が賛美なんて書くわけがない)。
最低限、拙作がどんなだったかは確認してきたくなったぞよ。
追伸:
ましてや、提示されていた賞金額なんてまったく記憶にない(予が賞金のない公募に応募するわけがない)。「掲載」だけじゃ印税とか入らないんだろうなあ。チェッ。
●4/1
エイプリルフールなのでウソをつきます。
訪問者の男性諸君、おっとこまえでんなー。(E)! つまりカッコイー!
訪問者の女性諸君、お美しいですな。もう予はメロメロですよー。フェロモンむんむんです。
――嗚呼、嘘をつくというのも苦痛ですなあ。
●3/28
さっき、差出人不明の添付メールが送られてきた。実は、以前にもそんなメールが送られてきたことがある。是が非でも開きはしない。確実にコンピュータウィルスであるとは限らぬが、危ないやんけ。警戒するに超したことはないのだ。即座にごみ箱へ直行とした。
諸賢のメーラーにも同様のアヤシゲな添付メールが届いたら、絶対に即刻捨てることをお勧めします。マイクロソフトの云うところの「推奨=こっちの都合」ではなく、男なりけるものを出してしまった老婆心からの忠告なり。パソコンに昇天されてから後悔しても遅いなりよ。
年末に(ウィルスメールとは無関係の頓死だったが)愛機の喪主となった経験のある予は語る。
●3/20
最近、食っても食っても腹が減る。からだを酷使しているつもりはないんだけどな。いまどき寄生虫でも居るのか? 家賃とったろかいな。
一粒で一日はハラが持つスーパー栄養錠剤でも売り出してくれんかな。
たんに予の体内の寄生虫を肥えさせるだけだったりして。
●3/13
リンク集「鬼門」を全面改訂しました。
自動登録式なので、テケトーに登録してもらってケッコーコケコッコーです。メールアドレスや名前の記入は任意なので、お気軽に。
希望としては、オモシロエキスがあふれているサイトがよかですばい。
あと、アダルトとか予が「こんなんアカーン!」と判断したサイトは削除していきますゆえ、そういう意味でもチョイチョイのチョイと、サイトを推薦トイレしてください。
自薦も可。
さうさう、「俎板の上の広島かーぷ」というカテゴリを設けましたが、これは要するに、予がエンリョエシャクなしに貴殿のサイトを評価してしまうという、そういうことなので、そういうMプレイ(←ちがう)を希望される場合にのみ選んで下さい。この場合だけ、名前とメルアドは必須です。確認メールを送ってから、ケチョン×2に叩きます。オモシロクナイものはオモシロクナイチンゲールといいきってしまうので、心臓の弱いかたのご使用は控えおろう〜、ニュー水戸黄門には顎鬚がない。石坂いわく「史実にこだわって」ということだが、黄門漫遊記自体、史実からもっともかけはなれとるわい、といってもしかたがないので言わないと思ったら言うてしまったチャックで怪我をしないように。←余計なお世話
●3/12
ちょいちょいーとホームペエジをば模様替えしようと思ったら、なぜかローカルに一月ごろのファイルが残ってて、そいつを上書きしちゃった。ハラヒリホロハレー。
ま、ホントにちょこっとした、オナサケ程度の模様替えだったんで、まあ全然ガマンできる範囲内の損失なので、忘れておいてまた日を改めて更新します。
あ、さうさう、妄言辞典のほうはチャッキリと更新し、ちょっとした(しかし予にとってはけっこう偉大な)模様替えをば済ませましたのことよ。フレームなんぞこしらえてみたのことよ。ホオムペエジはすべてHTMLを手書きでをこしらえてるんですが、2年以上も経ってるのに、やっとこさ初体験のフレームです。なんか気に入ったのでこれで押し通します。本宅のコッチもフレーム仕様にしようかなあ。ま、それは気分次第っちうことで。
●2/4
最近、予の出現度はそんなに高くありません。ただし(予の従兄弟の名前<大嘘)、それはWEBの頻出度が減ったということで、メールやメルマガや、そしてMSNメッセンジャーの接触度数が高くなってきてますとの近況報告でした。まる。
え? MSNメッセンジャーを知らない? よーし、おしえちゃる。(マック使いの人も使えるとは思うけど…どうなんでしょ? そこまでは預かり知りません)
予もつい最近まで知らなかったのですが、あるスジから教えられて導入してます。ICQをご存知の方は、それとほぼ同一のものだと思ってもらえればいいです。つまり、一対一のチャットも、複数チャット(5人まで)も、ウェブメール送信もできます。それでいて、ICQよりずーっと短時間でダウンロードできるし(五分くらい?)、うんと軽いし、使いやすいです。興味をお持ちの際は、 http://messenger.msn.co.jp/ から無料登録&ダウンロードをどうぞ。
メールで問い合わせてもらえれば、予のMSNメッセンジャー用アドレス(=hotメールアドレス)を教えちゃる。御興味の際は、どうぞ。これがあれば、予が接続しているときには自由にチャットできちゃいます。「招待」という機能で最大5人まで衆同一ウィンドウに終結できるので、拙宅へのチャット搭載の必要は無いなあ、というのが予の実感ですな。
はい、今日の予はマイクロソフトのイヌになってみました。おしまいっ。
ワライ指数ゼロでごめんよ。
●2/3
弊誌「妄言辞典」某号の編集後記より抜粋。
> 今日は節分。
> そこで、お題「こんな豆まきはイヤだ」。
>
> 1.「食べ物を粗末にするんぢゃない!」と抗議の電話が殺到。
> 2.豆をぶつけると逆ギレする鬼。
> 3.大豆がないので納豆で代用。
●2/2
某氏より(伏せなくてもいいとは思うけど、メールで頂いたので、念の為に伏せます)、1/28の日記の誤字を指摘されました。どこなのか、当てた人にはグァム旅行にご招待! ただし、自費で行きなさい。(なんちうベタなオトシかたなんざんしょ)
●1/28
現在、拙宅で圧倒的な支持を得ているのが「妄言辞典」です。お初の人が拙宅にリンクを貼り付けてくださるキッカケも、紹介文を拝見する限り、どうもこの拙著が原因らしいです(というか、ほかに質量ともにマトモなコンテンツが現時点で存在しないとも言えるが)。そしてまた、メル友に推薦されたので購読をはじめた、というハナシも聞きました。おお、やりました、やりましたよ。それこそ予の思うつぼです。つぼ八(注:居酒屋の一種)です。わーいわーい、ドッコイ生きてるYシャツのなか。轢死ガエル。
しかしなかなかどうして、「妄言謎謎」も、「辞典」ほどではないですが、根強い人気があるようです。一時は命脈これまでかと思ったことも実はあったのですが、購読者は一定ラインから一向に減らないし、この前なんぞ、「この謎謎の解答を教えてくれ」と、わざわざROM(注:{見てるだけ〜のひと)の方からメールがあったほどです。正直、そういやそういう旨の告知を、半年ほど前から蜘蛛の巣頁[ウェブページ]でしていたんだっけ、と、その時点で思い出したほどです。忘れた頃にやってくるウェブ効果。ドップラー効果も尻尾を巻いて逃げ出すぞ。うーむ、あなどりがたし。
「おいコラ、ほんの少し誰かに支持されてるからって、んなもん総意ぢゃねえ。そんなこともわからんとは、なんて目出度い奴だ」
えーい、やかましい! そこらへんのことはわきまえとるわい。その証拠に、「妄言辞典」のサイトを覗いてくださる全ての方がメルマガ購読をして下さるわけではないことはちゃんと見据えているのだ。メルマガというシステムそのものに抵抗を感じている人もいるだろうから一概には言えんが、それは要するに、「もう二度と来るか」組である可能性は低からず。
でも、それでいいのだ、とバカボンのパパ風味に力説します。
大事なのは、一度でもいいから見てもらうこと。見てもらわないことには、「オモロイ・ツマラン」の判定すらしてもらえない。そのことに覚醒しはじめた予は、潜伏的な広報活動をやっておるのだよ。その結果、このトップページよりなんと「妄言辞典」のページのほうがアクセス数が多いのだ。さらに掲示板もトップページより多いこともある。それはそれで吉報なのだが、やはりトップページの意地というか、威厳を復権させてやるべえとばかり、この日記を書いておるわけさ。トップに諸賢の耳目を集め誘うって作戦さ。書けば回路の日吉ミミ。…うーむ、ダジャレすぎてもとの言葉が分からんか。「待てば海路の日和あり」をもじったのだよ、あーこりゃおもしれえぞ、ふひゃひゃ。(「待てば〜」の意味がわからんヒトは辞書をひきなさい。妄言辞典より役に立たない辞典はこの世に存在しないので、拙著以外ならどんな辞書でも取り敢えずはことが足りよう)
それで、一度見てもらって「つまらん」と却下されれば、それはそのひとと拙著のフィーリングが合わなかったというだけのことです。むしろ、全員が全員、拙著のファンになっちゃったら、それはそれでブキミなことです。予に言う「ケタクトン56」、原語で記すなら「毛沢東語録」ならぬ「妄語録」です。拙著がそんなファシスティー(ファシストのty形にしたいらしい)な本になっちゃったらどうしよう。拙著…いやいやこの偉大なる御言葉の集大成を小冊子して片手に振りかざし、アカと通称される赤ちゃん軍団が庶民をひっつかまえて「自己批判しろ!」もしくは「自己紹介しろ! 好きな女の子のタイプは? オトモダチからならいいですか?」などと青筋立てながら布教して回るのです。アーメン。いわゆる「文化大革命[ブンカダイカクメイ]」、略して「ブイ」です(略しすぎ)。そんなことやっちゃってもダイジョーブイ?
………。
うーん、なんてこったい! それはそれでオイシイぢゃないか! ←ゼッタイ政権を握らせたらアカンタイプやな
●1/11
予、漸くネットに復帰す。
これもそれもあれもアセモ、あーかゆいかゆい。
もとい。これもそれも、みんな予の愛機PCがデスクトップであるがゆえのネット断ちでした。禁煙(タバコ断ち)よりも苦しかったです。というよりそもそも、予はタバコを吸うとおなかが痛くなる体質なので吸わないのでした。幼稚園以来。
どこへ消えていたかというと、聞かれなくても勝手に答えますが、久しくツラを見ていなかった一族郎党の住む僻地に出向いていたわけなんです。交通機関は? 予をドナタと心得る(ネットキチガイと心得る。それ、正解!)。予は王であるからして、飛行機のファーストクラス――と言いたいが実はエコノミークラス――と言いたいがさらにランクダウンで新幹線――と言いたいがさらにランク落ちしてフツーの電車――よりもランクは下がり(って、そもそも電車より飛行機のほうがちょっと安いなり)、自家用車――といきたいところであるが持っていないのでまたまたランク落下で単車――うーん、惜しい、正解は予の愛馬(50ccスクーター)! 楽観的憶測でも、僻地までは400km はあります。なんでこんな無謀なことを思い付いたのか? 男のロマンです(直訳:予がバカだからです)。
しかも天気予報と協議を重ねた結果、元日に発たないと冬将軍が攻撃してくる模様だということが判明したので、ガソリンスタンドのオープン具合が気になったものの、まあ開いているところは開いてるだろうとめっちゃ気楽に考えて(王様根性ココにあり)出馬しました。元日午前7時。
いっぱいいっぱいの60キロで走行していたんですが、いきなりランプ点滅! スピード警告灯でなくして、オイル切れを知らせるランプのほうが。しかもいつのまにやらガソリンが半分以下。10キロも走らぬうちにいきなり挫折するところでした。開店直前らしきガスステーションを発見、直ちに給油&給オイルしました。ちぇっ、こんなことならオイルを一本買っておくんだったと思いながら。
スタートから参拾キロ地点くらいでしょうか、元旦から陸橋下の路傍でハッてる車付きのお役人がいました。通称・ケーサツのパトカー。いきなり視界に飛び込んできました。60キロで走り過ぎたものだから、もしやと思ってチラッとバックミラーを確認すると、やはし尾けてきました。あー、こすっからいやり口! ケーサツの交通課って大嫌いです。コスッカライし、こんなことまで言っちゃいますが存在意義を殆ど感じないし。「捜査一課」とか「防犯課」とかだったら、そりゃ存在しなきゃ困りますとは思いますが、交通課のごときはこの世に存在しなくてもいいんぢゃないかと思っちゃうくらいです。って、半世紀前にこんなこと書いたら予はきっとブタバコにしょっぴかれると思います。てゆーか、そもそも半世紀前にインターネットは存在しないのでした。ちなみに、所ジョージも自分の本に同様の文句を書いてたと記憶してます(なんちう責任転嫁じゃ)。以前、この日記の頁で述べましたが、キャツらは、対象の車両のバックに張り付いてスピードメーターで計り、いきなり「ウー!」と雄叫びサイレンを鳴らして襲い掛かってくるという手法を取るので(鼠捕りは別)、背後に来たときにすぐにスピードを落とせば大丈夫です。予が一気に低速すると、やはりパトちゃんは、とぼけた顔して過ぎ去りました。元旦早々ケチがつかなくてよかったです。グッドラック!
富士山の近辺を走行中のこと。やたらめったら検問が多いんです。短い地点に三個所ほど。実際に呼び止められることはなかったですが、「なにさらしてんねん」とちょっとだけ思いました。だってその分、減速をしなきゃイケナイのでタイムロスなんです。あとから思い至りましたが、あれは元旦の「日の出暴走・富士山編」を退治するためのネズミトリだったのだと気がつきました。まあ、それなら許すか。
某国道に出たかったので、通りすがりの青年に道を尋ねることにしました。(この時点で何回か道を尋ねてるし、これから先も無数に訊ねまくっています。そもそも、地図さえないそれもまた人生byひぱり)
「F市に行くにはどう行ったらいいですか?」
ここでいきなり、目的地の「僻地」の行き方を訊ねても無駄なのである。だって500キロ以上も離れた場所へのルートなんて、通常は通行人が知る由はないですからね。ですから、進むごとに、「S市→F市→N市→G市」なんて行先を変えて質問してました。このキーポイント地点以外は基本的に直進なので(というか、そういうルートを選んだ)、問わずして進めるわけである。
「え? U市!?」
おーい、そんな県境をみっつもよっつも超えるようなルートを訊ねはしません。しかも反対方向だし。
「いえ、F市です」
「F市? この土地に越してきたばかりなんでよくわかりません…」
なるほど。この青年、U市のある県からこの土地に引っ越してきたんだな、それで聞きまちがえたに違いない、と何の役にも立たない推理を働かせた予なのであった。
仕方なくその道を走り、次に見かけた通行人・ジイサン氏に声をかけた。
「F市? ここをずーっとまっすぐ、突き当たりを左」
「この道を直進して、突き当たりを左に曲がるんですね?」
と、予は指で示しながら確認した。
「おん」←ちょっと個性的な相槌?
――アヤシイ! 予の直感が疼きました。取り敢えず礼を言ってしばらく直進し、車から降りて郵便ポストに年賀状を放り込もうとしている御婦人(おいおい、今日は元日だべ?)に声をかけた。
「すいません。F市に行きたいんですけど、道をご存知ですか?」
「F市!」
なんか驚かせるようなことを言ってしまったらしい。
「ここから随分遠いよ」
「100キロはないですよね?」
「そ、そんなにはないけど…50キロは走ると思うよ」
どうもスクーター走行を不審がっている様子。「距離はどうでもいいんです」とは言わなかったが、そんな心境で道を尋ねると、なんと「突き当たって右」とのご神託ではないか。礼を言って愛馬を走らせた予は、こっちの言い分を信じることにしました。「ちょうど富士山を回り込むような形だよ」という補足説明が信憑性に満ちていたからです。そしてまた、先のジイサンの言い分がアヤシかったからです。悪意があったというより、「わからん」と言うのがイヤだったのだと思います。それで、推測混じりのルートを喋った、と。そんな路傍案内人は案外います。経験者は語る。諸賢、気を付けましょう。同じルートを数人に訊ねるのが吉です。また、「この仕事をやってるヒトに尋ねればまちがいない」という職種があることを、予は経験値としてゲットしました。交番? わはは、甘い甘い。元旦じゃなくてもカラッポのところは多いし、地図をいちいち引っ張り出してくることが多いし(「知らん」とは是が非でも言えない職務上の理由から)、タイムロスも大きいのです。答えは後述。
F市にはいるまで、路傍にはなーんもなかったのには参りました。
で、ちと、まったりとした気分で運転していたら、いきなりパトちゃんが予の愛馬を追い抜いていきました。もちろん60キロのいっぱいいっぱいで飛ばしていました。不覚…! とは思ったものの、パト氏はそのまま通り過ぎて行きました。きょとんとした予でしたが、理由は2つ考えられます。ひとつは重大事件が勃発したので現場に向かっていた(そのわりにはサイレンは鳴らしてなかったな)、もうひとつは「課違いだから無視」――後者のような気がしてなりません。交通取り締まりなんて、しょせんそんなももんじゃろうねえ。
相変わらずの殺風景。田んぼしか見渡せません。
たまにスタンドがあるのですが、閉店また閉店。ガス欠の恐怖におののきながら、それでもなんとか市街地に突入。ガスをゲットだぜ。店員に道を尋ねるぜ。ついでにその近くの牛丼屋で予のエネルギーもゲットだぜ。タイムロスが惜しいので10分で平らげたぜ。念のためにここの店員にも道を尋ねるぜ。しどろもどろだぜ。訊ねるんじゃなかったぜ。
某国道に出てからが長かった。某国道から脱却する地点はN市。そこまでずーっと直線距離を走り綴れるのですが、看板いわく「二百八十キロ」。うーん、ルートの全長を知らぬ時点だったこともあって、ちょっと目眩がしました。百キロ以上は走ってきたはずなのに、全ルートの中央と目していたN市までそんなにあるとわ…。(実際は、全ルートの3分の2くらいに当たると推測します。走り終えた体感から推すに)
実際に走ってみると、折りからの強風。フルに吹かしても55キロしかでないという強烈なヤツが真正面から襲ってきました。三時間ほど、ずーっとそんなかんじ。首が痛い。ちと気を抜くと、横殴りの風が予を愛馬ごとひっくり返そうと舌なめずりするし。よく死ななかったな。←おい
この某国道はなめくさってますね。ずーっと直進すると、有料道路に切り替わるんです。料金所が進路を
塞ぐまで気がつかず、五十キロほど有料道路を走ってました。知っている人は知っているでしょうが、原付では高速道路は走れないのと同様、この有料道路も走行禁止道路だったわけです。でも知るか。ただ直進してきただけじゃクソッタレ(直前で国道を降りて、同名の国道に乗り換えなきゃいかんと学習した。帰路でそれは生かされた)――と思いつつ、公団の人間が予の愛馬のナンバーをメモしました。後々、行政処分があるのかもしれませんが、逃走すると余計にヒドいことになると思ったので、やらせておきました。でもまあ、ナンバーを見た途端、予が何処から来たのかご苦労さんねたーいむボカン! ということがわかったらしく、態度は柔らかかったなり。ついでにそのヒトに「N市方面はどう行くんですか?」と道まで訊ねたりして。懇切丁寧に教わってしまった。
N市に突入。午後三時半。(ということはガソリンスタンドの時計で知った。地図どころか時計さえ持っていない予は、相当の楽天家?)
信号が極度に増える。えらいタイムロスだと少々イラつく。
しかも、某国道はY市まで続いているようだが、そこまでは行き過ぎだと、予の脳裏の地図が語る。うーむと考えて、隣県の「G市に行きたい」と通行人を質問攻めにした。ところが、大半が「わかりません」とか「方向はこっちでいいと思うから、また向こうのほうで訊ねて」という珍答が続出。しかも、看板は予の求めていない地名ばかりを並び立てている。「そんなに遠いわけないのに(といっても五十キロはあるだろうが)。隣県なんぞ知ったこっちゃないのか?」とガックリしながら信号待ちしていた予の目前にいた車両――それを見て、予のマナコは輝きました。この職種なら道はよく知っている筈だ。
信号が赤なのを幸いに愛馬を横付けし、窓を叩いて空けてもらい、尋ねた。
「G市に行きたいんですけど?」
ビンゴでした。きっちり教えてもらい、その通りに進みました。進みましたが――ああ、N市は余所者に不親切な街なのか! すぐに迷ったので、またしても同一の車両運転手に訊ねました。
「ここをまっすく行くとI市に出るから、そこからは看板も出てるよ」
その通りでした。別の某国道に乗り、あとはほぼ一直線でした。
そんな予にとって最高の水先案内人は、タクシードライバーです。この職種ほど道を熟知している連中はいないと思われます。スクーターや単車を愛馬とする諸賢、参考になさっては如何か?
G市を超え、あとは看板のご神託を頼りに進むだけでした。
もう道に迷うことはありませんでした。馴染みのある地名がちらほらしはじめ、山道に差し掛かりました。山道だけあって、路傍にはなんもありません。
予が今回の強行で最も恐れていた事態に遭遇しました。
「ガス欠!」
こいつの次に心配していた「山道の積雪」はラッキーなことにありませんでしたが(あったら予は一体どうスルツモリだったのか。未だに謎である)、ガス欠を食らってはどうしようもありません。正確には、延々と続くT峠(ゴールの僻地まであと百キロちょいの地点だから、ここらの地理には多少は明るい)の入口付近で、もうゼロを示しているガソリン表示。走れても、あと数キロ。脳裏の地図にも、明確なガソリンスタンドは思い浮かびません。時計が無いので不明ですが、真っ暗なのでたぶん、元日からやってるスタンドも早めの店じまいをしている可能性が高い。
どうすべえ…なんて逡巡してるうちに、トンネルを抜けるとそこは雪国だった。文字通り、雪国なんです。黒い空から白いものがチラついてます。幸い、積もってはいませんでしたが、ごっつマズイです。最低でも、この峠越えだけはしなければ雪に埋もれてジ・エンドです。このT峠を走り出すと、ホントにホントに何も無いんです。右に絶壁、左に海。しかも真っ暗。街灯を忘れた国道(これで国道を名乗るんだから横暴だ)。
予は決断しました。峠の麓に当たる民家に突入です。もちろん、知人などひとりもいません。
緊張しながら、一件のインターホンを押す。
「はあい」
御婦人の声。
「あの…全く見知らぬ者ですが、バイクのガソリンが切れそうで困っています。申し訳ありませんが、少々恵んでいただけないでしょうか…」
このときばかりはホントに申し訳ないと思った。でも申し訳ないことを言わないと峠で凍死する可能性があったのでやむを得ない。
なにやらご主人と協議なさっていたが、
「ガソリンをあげるって言ってもねえ…クルマから入れるのは無理だし…」
「あの…灯油をストーブに入れるときに使う『シュポッ、シュボッ』ってやつを使えば頂けると思うんですが…」
と予は手振りを交えて訴える。そりゃ必死ですとも。
「うん…」
うわー、渋られてる、どーしよう。でも、さもあらん。こんな辺鄙な場所(民家もまばらだし)で、自分の車がガス欠じゃイヤだろうし。
「――さんのところに電話してみよう」
「うん、きいてみろ」
御婦人の説明によると、知り合いのガソリンスタンドへ電話するとのこと。わっ、そういうヒトがいたのね。なんてラッキーなオタクのインターホンを押したことでしょう!
「電話したら、いまから開けてくれるって。鍵を持ってる人間がいま留守だから三十分ほどかかるらしいけど」
雪のことを考えるとこのタイムロスは痛かったが、背を腹には変えられない。
「ありがとうございます」
「まあ、上がって待ってなさいよ」
「え、そうですか。すいません…」
とお邪魔してしまった。しかも「寒いでしょう」と珈琲までごちそうになった。(実際、感覚が解らなくなるほど寒かったけど。でも、あんまり暖まると、却って寒さを覚えて毒だと予は思っていた。ゆえに、休憩時間はガソリンを入れたときと牛丼屋と、このお宅にいた十五分ほどだけ)
すぐに電話があって、「合鍵があるからいま開ける」とのこと。よかった、三十分も待たなくて。少々名残惜しいが、早く出ないと冬将軍の思う壺だ。
「今日中には帰りたいと思います」(註:このオタクを出たのが午後七時)
とジョークめかして言ってお二人を笑わせると、愛馬に跨った。例のスタンドは道なりにあるということだったが、ガソリンの残量が心配だった。
結果はセーフ。アウトだったら予の凍死体が出来上がっていたかも知れぬ。
雪は積もりそうもない小粒だったので助かったが、いきなり予に襲い掛かってきたスプリンクラーには参った。雪国特有のシステムで、道路から水を噴射して雪を溶かす仕組みだ。ところが、こいつが何度も予の顔面にジャストミート。濡れ鼠の完成です。国土交通省(旧:建設省)へ。かのスプリンクラーは、もっと下方へ向けても機能を十分に果たせると思います。てゆーか、現状だとライダーを殺戮しかねません。
やっと「僻地」に辿り着いたときには、一族郎党、皆々驚愕の表情を浮かべていた。
「すげえ」
「なに考えてんねん!」
「オバカじゃあーりませんか!」
などの、あんまり黄色くはない声も飛びました。そうそう、そうやって諸君を驚かせることが快感なのだよ、わはは。到着して漸く、自分が濡れ鼠だったことを思い出しました。それどころじゃない集中力の持続だったもので。午後十時半に到着。トータル十五時間半、走行距離は約七百キロでした。すぐに眠れると思ったのに、そうは行きませんでしたね。「寝ると死ぬぞ」が運転に告ぐ運転でインプットされたんでしょう、眠れたのはそれから半日後(つまり昼間)でした。
――かの地に一週間ほど逗留。鮨食い・麻雀・ビール飲みなどして過ごしました。
(麻雀は、緒戦の大負けの後、大勝ちで取り返したのでヨカッタヨカッタ)
復路は往路以上に地獄でした。
八時間ほど雨に打たれっぱなしで、これこそ凍死もしくは交通事故死するな、と三度ほど思いました。午前9時発、午前3時着。パンツまで雨に侵蝕されていたという徹底ぶりでした。まあ、雪じゃなかっただけマシだと思い直しましたが(それを見込んで出立したんだけど)、どうやら一日早くても遅くても、雪にぶちあたるところだったらしいです。行きもそうでした。んまあ、なんて強運な(?)予であることでしょう。