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受給者の給付減額・不安定化へ新たな局面  (` 17.1.14.)
  企業年金についてはこの数年間に大きな動きがあり、今月1日から「リスク分担型確
定給付企業年金」の厚労省令が施行となり転機を迎えました。企業が負担すべき運用リ
スクを受給者と現役にも負担させる仕組みで、現役と企業の合意で受給者も組み込むこ
とが可能となったのです。
 以下に記します経過と問題につきましてご理解の上、当会にご入会頂けますよう、ご検
討のほど宜しくお願いします。

 財界・厚労省が企業年金を相次ぎ改悪!銀行も悪乗り!
企業年金と言えば、「退職金の一部で、銀行が利益を挙げていれば大丈夫」と思われて
います。しかしこの数年来、厚労省は財界の要求どおりに、次々と制度改悪を進め、銀
行も悪乗りし、私たちの受給権が懸念される問題が出ています。最近の主なものは次の
三点です。
@ 黒字企業であっても条件次第で減額しやすくしました。(`13年9月)
A キャッシュバランスプラン(CB)の「設計弾力化」も可能としました。(`14年4月)
Aは、国債の金利に連動して給付が変動する仕組みで銀行は現役に2011年4月に導入
済みですが、更なる改悪となる「設計弾力化」で、基準金利ゼロなども可能とし、企業・基
金のリスクや負担を一段と受給者に転嫁できるものです。
B 個人拠出の確定拠出年金を銀行が開始しました(`15年4月)
銀行のように既に確定給付企業年金のある企業は実施できないことになっていたのに、
銀行が突然に提案、行員の給与の一部分を返上させて自己拠出する新制度を導入しま
した。
退職年金の改善を四半世紀も棚上げしておいて、現役の自己責任による元本保証なし
の年金制度を始めた訳です。しかも法律の枠外のため銀行が拠出した形にして節税メリ
ットを銀行が得ました。(この方式は三井住友銀行も後追いして導入)
C 企業が負うべき運用リスクを現役・退職者にも負担させる制度
これは、企業の自己責任と負担を現役や受給者に転嫁し市況変動によっては減額する
という不条理なもので、退職金の定額延払いという企業年金の基本から逸脱するもので
す。厚労省は企業年金部会で長く審議、昨年5月に案を公表、矛盾と問題を抱えたまま
年末に厚労省令を公布、今月1日に大急ぎで施行となりました。

  私達の受給権を守る法令があります!
現役のとき、「企業年金は先の話で不安感ナシ…」というのが大方です。しかしこの数年
間の動きは目まぐるしいばかりで、今では「時代の流れで仕方ない」との声も聞かれま
す。でも、諦めや悲観は無用です。企業年金の受給権は次のように法的に明確です。
★企業年金は退職時に金額で示されて確定した金銭債権です。従って企業年金は、本
来は市場の金利に左右される「金融商品」とは全く異なるものです。リスク分担も無用で
す。
★「確定した金銭債権」は一方的に変更できるものではなく、変更の場合は本人同意が

要です。銀行が融資業務で、取引先に実際行なっている基本事項です。
★私たちの確定給付企業年金は、運用実績が予め銀行・基金が決めた予定利率を万
一下回るなどして基金運営が困難となった場合には、銀行が資金を拠出するように法令
が義務付けています。

受給権を守るための会に入って情報・知識を共有しましょう!
折角、受給者を守る法令があっても知られておらず、受給権を侵害する画策が進行して
いても知らされず…では、翻弄され暮らしが見通せません。退職すると基金は脱退者扱
いとなり、尚のこと分りづらくなります。受給者として知るべきことも知らされず…、では安
心できません。知らないことをいいことに企業が権利侵害…はよくある手法です。最近の
一例としても、基金の規約が知らない内に不利に改悪されていました(基金の財務情報
などの開示は受給者も現役並みとなっていたのに、受給者には「努力義務」へと後退)。

銀行は前記Aの制度へ変更の時、現役からの批判をかわすために退職者への負担も
検討したと組合執行部に述べました。
Cのリスク分担DBを銀行が導入する可能性はあり得ますが、受給者はバラバラのまま
でいいのでしょうか。受給者が連帯して意思・要望を提起していく、問題点(例えば規約
改悪)を問い質す役割を果たす当会の存在と発展が必要ではないでしょうか。

当会は銀行がAを提案する直前の2010年11月に立ちあげてから6年経過し、日頃から
会員を増やす取り組みを強めてきました。基金も、当会のホームページを注目している
と述べるに至る存在となりました。
当会では、ホームページ搭載記事よりも更に充実した記事(例えば基金の決算分析)を
会報に載せ、企業年金に関する情報や知識の普及共有に努め、企業年金の債権者とし
て、債務者たる銀行の経営動向もウオッチして広報してきました。そして必要に応じて基
金とも話し合ってきました。勉強会や懇親会も開いてきました。

ご一緒に安心出来る老後を!
これらの活動を更に拡充し、年金基金や銀行と協議・交渉もできる存在感のある組織に
発展することをめざしています。何よりも会員の数が銀行・基金に迫る力となります。
何かと難しい時代ですが、流されることなく、お互いに連帯を広げ強めながら皆さんとと
もに安心した老後が過ごせることを目指しています。ご入会をお待ちしています。

入会の年は入会金千円のみ、以後毎年の会費は千円です。会報は二カ月に一度奇数
月に発行します。別項の会則をご覧の上、お申込み下さい。




 
                   2011年1月29日発足          
2013.1.2.更新
2014.1.1.更新
2014.6.17.更新
2015.1.1.更新
2016.7.1.更新
2017.1.14.更新