科学技術

科学技術

Copyright by :MUSASI

20世紀を眺めると、科学技術の驚異的進歩により人類の生活環境は一変、恐らく2千年かかって築いた成果に匹敵する物質文明を百年で達成したといってよいだろう。

軍事は科学の進歩を早めるか?

軍事は常に高級な製品を要求する。−−量産は考えない。

軍事は性能優先である。−−−生産性は度外視


戦争と技術

 戦争の型を決定するものは武器の性質であり、武器はその時々の社会的技術水準に制約されるから、そこで社会の発展に対応した戦争の型ができあがる。

 戦車の出現は機械化部隊を誕生させ、戦争の形態を変えた。

 動力エネルギーの変革は、航空機を出現させ、戦争の形態を変えた。 (正木 千冬 s8年)(荒川氏 軍事史学 139号 11.12)

両用技術

 民生技術が利用できる分野への国防省独自の投資をやめ官民の共同研究を推進

ハイテク

産業用ロボット

日本は世界一


科学技術の予測と占い

予測     占い

プロセス重視 結果重視
仮定有り   仮定なし
選択肢有り  選択肢無し
操作性有り  操作性無し

技術革新

宇宙開発

熟練の技

情報と通信

地球温暖化

科学技術の波及効果

科学技術研究費

研究開発リードタイム

科学技術と政治

各国の原子力開発年表


科学の起源と発達

・科学発生の条件

「ギリシャの奇跡」と呼ばれるギリシャ科学の端緒は、紀元前6世紀頃小アジアのギリシャ植民地ミレトス市に住むタレスによって開かれた。奴隷制度により市民階級に余裕が生じ、伝統と因習に縛られない自由な植民地に科学が誕生した。

すなわち、科学誕生の条件としては、次のようなものが挙げられる。

○階級分化によって生産の仕事にかかわらない有閑階級による学究的な仕事の出現が科学の誕生を促した。

○生産における労働と管理との分業、技術の向上に関心を寄せなければならない諸事情、生産の企画を自分で編み出す創意、他人と力量を争うことができる生活事情、古い伝統的な考え方をうち破る活力にあふれた心情などのような積極性の高い意識活動ができるような社会的条件。

このような条件を最初に創りだした社会は、奴隷制による商品生産の上に栄えた古代ギリシャの諸都市であった。

ギリシャ以前のバビロニアやエジプトの近東の古代都市文明は、算数、天文術、暦法などの知識を相当豊富に蓄え、度量衡法を発達させ、また採鉱、冶金技術、医術もある程度切り開いたが、それらの技術的な知識を合理的な理論によってまとめて、科学を誕生させる仕事はギリシャ人の文化人の手に委ねた。

ここで注目すべきことはインドや中国の古代文明が、学問を発生させたが、科学を作り出すことはしなかったことである。

・古代ギリシャ科学とその没落

ギリシャに初めて鉄器が使用され、都市国家が生まれたのが紀元前千から7百年である。アレクサンダー大王の遠征が始まったのが、紀元前334年、ローマがイタリア半島を統一したのが紀元前265年、ローマがエジプトを征服し、帝政となり、ローマの全盛を来したのが紀元前27年、東ローマ帝国と西ローマ帝国ができたのが395年である。したがって、古代ギリシャの科学は前6世紀頃に始まって、アレクサンドリア時代に頂点に達し、ローマ帝国時代に入ると次第に衰退して4世紀頃には独創性のある仕事はほとんど跡を絶った。

ギリシャ科学の最大の成果は論理学と数学である。すなわちアリストテレスによってなされた形式論理学の確立とカテゴリー分析の形での弁証法論理学の開拓とは、近代論理学の直接の出発点となった。

また、数学は数論と幾何学との分野で、ピタゴラスの弟子によって進められ、幾何学を中軸として進められた数学研究の成果を演繹的な理論で体系立てて集められたものが、ユークレイデスの幾何学原論として後世も残された。このようにギリシャの数学は抽象的な理論の面で科学の誕生に大きな役割を果たしたが、一方、ギリシャの生物学は科学的な観察と記述の面で科学の発足に寄与した。

すなわち、紀元前5世紀後半のものと推定されているコスのヒッポクラテスの名の冠せられている医書、アリストテレスの動物学、テオフラストスの植物学には科学的観察の跡が豊富に残されており、古代の生物科学の頂点を形作っている。

ギリシャ科学のもう一つの大きな成果は、アレクサンドリア時代のアルキメデスによる工学、静力学、応用数学などの開拓と、エラトステネスの測地学的地理学、サモスのアリスタルコスの太陽中心の地動説、ヒッパルコスの観測天文学などに見られる科学的な地理学や天文学の樹立であった。

社会科学としての歴史学の発展は、諸事件が相互に原因と結果のつながりを持つことを見抜いてその客観的な法則性を社会の事象そのものの中で追求し始めた時に始めた時に初めて見いだされる。このような歴史科学の端緒はギリシャのヘロドトスやツキジデスの歴史記述や中国の司馬遷の史記において見ることができる。

やがて奴隷制度の社会構成が再生産の基礎を食いつぶして、生産力の発展を妨げるような時代が来るとともに、自然科学は生産技術から離れてしまって活力源を失っていった。2世紀から3世紀にかけて、わずかにプトレマイオスの天文学と物理学とにおける精細な研究や、ディオファントスの数学における天才的な開拓などを最後としてギリシャ科学は没落した。

また、社会科学も進歩的な思想から離れた学問として、科学的な分析を徹底させた社会批判によって社会の進歩を促すこともなく、自然科学とともに中世の長い休眠期に入って行った。

・中世における科学の休眠

科学は認識の一形態であり、認識は対象物を変革する実戦活動の中から生まれ発達してきたものであるから、実践から遊離した科学に健全な発達が続くはずがなかった。

古代科学の没落はこの意味から、一つの社会的な必然であったとしなければならない。古代末期に荒廃したヨーロッパの生産力は、新しい封建制という社会構成のもとで徐々に立て直され、生産技術は次第に発展して新しい科学文化が育てられるような物質的条件が形成されて行った。それとともに生産力の発展を基礎として商品生産が次第に発達し、それが封建制の生産関係と衝突するようになり、伝統の権威を擁護する古い思想と古い秩序とを批判しそれに反抗する革新思想が生まれてきた。

こうして、科学的認識を支える合理的な思考の一般的な思想的前提が形作られ、スコラ学者の中からR.ベーコンやW.オッカムなどのような中世思想を批判する動きが成長してきた。

・近代科学の成立

自然科学の母体であるギリシャ科学が成長するのは、中世末期に世界貿易が伸展し、それに従って生産や交通のための多くの技術が盛んに発展するようになったためである。

また、イタリアに起こったルネサンスは学術研究の活動に思想的背景を与え、古代学芸の成果はアラビヤ文献を介さずにギリシャ諸文献で直接に検討が加えられるようになった。ニコラウス・クザーヌス(1401-64)は観測天文学の再興という仕事の端を開くとともに、古代伝来の宇宙観を批判した自然哲学を発表し、さらにコペルニクスがその批判をさらに具体化し(1542)、ここに近代科学は伝統的知識の哲学的批判に先導されて発足した。

また、F.ベーコンの経験論的哲学はスコラ哲学を批判して、学問の方法に対する意識的な検討を始め、認識活動における実験と観察の重要性を説いた。

以上のような物質的基礎と思想的背景に条件付けられて近代自然科学が実際に発足したのは、惑星や地上の物体の位置変化の領域、すなわち力学であった。

それはここで革新的な世界観と、実証的な方法の意識と、経験的な知識の集積との3者が結びつくことができた上にさらに古代科学の遺産が最も豊であり、かつ対象の運動形態の特質からいっても比較的に分析しやすい低次の形態を扱えば足りたからであったと解される。この分野での科学の樹立はガリレイによって開始された。彼は具体的な実績を示して科学の研究方法を確立し、続いてケプラーによる地動説の仕上げと惑星の運動法則とを経て、ニュートンによって古典力学が大成され、ここに一つの時期が画される。

この仕事と並行して、解析数学も発足し、以後およそ百年あまりの間に他の自然諸科学も相前後して近代科学としての出発を遂げた。

・近代自然科学の発展

18世紀中期から19世紀中期までの約百年間に、ヨーロッパの各国で次々と産業革命が進行して産業資本の支配が確立していった。

この時代には生産技術が飛躍的に進歩して生産力が躍進し、科学は急速に発展するとともに技術学が分化して別な科学として形成され始めた。

技術の進歩による生産力の発展は、単に経験的な知識を作り出したり、科学の研究課題を提供したりするだけでなく、観測や実験の能力を著しく進歩させ、また研究機関を創設したり維持できるよう経済的基礎を強化、直接の実用という狭さを越えた研究も著しく促進した。

この結果、自然における運動の機械的、熱的、化学的、電磁気的な諸形態のおのおのは相互に転化できるものであることが明らかとなっただけでなく、さらに自然そのものが歴史をもつことが明らかになった。すなわち自然界に現に存在している無機的・有機的な運動諸形態は、それぞれ自らの歴史的な発展の結果であることが、科学的にあとづけることができるようになった。

・現代科学の特徴的事象

19世紀から20世紀にかけて自然科学各分野の細分化、また一つの部門からの技術学の分離によって自然科学は、その発展とともにますます細分化、専門化されており、またされつつある。

しかし、同時に学問発達の必然性から、あるいは技術上の必要からいくつかの部門の総合的な科学、あるいは中間的な科学−−−境界領域と呼ばれるべき部門も発生しつつある。


TOPページにもどる

関連ページへ

日本の経済を表す数値

世界の経済を表す数値

資源

科学技術

社会


INDEXページにもどる

このページのホストは です。 無料ホームページをどうぞ!