
無水鍋は、昭和28年日本で最初のアルミ合金鋳物厚手鍋として誕生しました。目指したのは“釜で炊いた米の味”。昔、かまどに羽釜をかけて薪で炊いたご飯は、米の一粒一粒がしゃきっと立って、芯までふっくらと仕上がっていました。このかまど炊きの味を、鍋で再現できないかと生まれたのが無水鍋です。
飾りっけのない、どっしりとしたこの形は、羽釜からヒントを得たもの。羽釜と同じように、厚手の重い蓋が鍋をぴったり覆うので、加熱したときに鍋の中の水分や熱が逃げにくく、内部の高温が保たれます。この内部の均一の高温状態が、釜で炊いたような、ふっくらツヤツヤのごはんを炊き上げるのです。また、加熱時に水分や熱が逃げにくいので、素材のもつ水分や旨みを十分に生かした調理が可能です。乾燥物以外なら水なしで煮たりゆでたりでき、余分な水分を加えないので、栄養価の損失も抑えられます。【戻る】