非常用所内電源系についての違反
非常用所内電源系はディーゼル発電機だけではない
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お子様は写真を;御急ぎの方は小括を;資料が必要な方は本文まで 御覧下さい。
| 注;非常用所内電源系の独立性とは; A系(統)の非常用母線⇒A系D/G⇒A系スイッチングギヤ⇒A系ケーブル が原子炉とつながる。A系(統)同士の連続であり、B系(統)との接続は禁止。 |
| 小括 | 非常用電源系 | @非常用電源系とはD/Gだけではない。四つ機器一組(a series)が系を形成する。 A各系は≪独立性≫を持ち他系と連結・接続は不可 B福島第一原発では、各系が独立せず途中で接続していたので、≪多重性≫も無意味であった。 |
| この違反により全交流電源喪失した | 外部電源系が止まり、非常用電源系も電力がなくなり、即ち、全電源喪失が起こった。 |
1 |
非常用所内電源系(the series)の規定 | @≪ディーゼル発電機(以下D/Gと略)及び非常用母線、スイッチングギヤ、ケーブル等々≫をふくむもの。D/Gだけではないことに注意。 A同時に非常用電源系の機器系統も≪独立性≫と≪重複性≫を備える事が必須と規定1);4) |
| 2 | 東電は規制要件に 違反 |
@1998年以降に、新たに空冷式D/G3機を共用のプール建屋と6号機建屋附属棟に分けて新設した。 A驚くべきことに、東電はこの際にも≪指針≫に違反を重ね、この3機(the series)のうち指針を守ったのは、全13シリーズの中の、新設した1シリーズだけであった。 B 他のスイッチギヤ等は指針の規定に違反し、古い系統に接続した。204) Cこの指針違反により、福島第一原発の1〜4号機には非常用所内電源の≪電力≫が届かず、損壊・爆発した。 Dこの損壊により、福島県を中心に多量の放射性塵が撒き散らされた。 |
| 3 | この違反によりSBO・爆発した。 | @全電源喪失(以下SBOと略)状態を防ぐ外部電源系は地震で壊滅し、次の防御設備である非常用電源系は想定外の≪津波≫によって停止したと、東電山崎事故調報告書には記載してある。5) Aしかし、これは真実ではない。 東電の指針違反が原因で、福島第一原発の1から4号機には非常用所内電源系の≪電力≫が届かず、破損・爆発した。 |
| 3 | こ国会事故調の聞き取り記録 ≪独立性≫が担保されない 原子炉では、メルトダウン必至。 |
@時間の制限もあろうが、≪国会事故調委員の専門家≫の質問と回答聞き取りは不十分である。≪独立性≫が担保されない、≪多重性≫は殆ど無意味34)。 A東電の社内事故調査の責任者山崎雅男氏は、非常用電源系の≪多重性・多様性≫についてだけ回答して、役を果たした安堵の体に見えた 34)。(答弁音声があり) |
1998年(首相 橋本龍太郎氏・小渕恵三氏。原子力委員長
谷垣禎一氏・竹山裕氏。東電社長 荒木浩氏。)
1) 1977年 原子炉安全設計審査指針(4・5・6・9・11・12頁/全84頁)
4)1970年外部電源系規定; 7頁と4頁/全7頁
5)東電山崎事故調中間報告書
34) 国会事故調第2回委員会(3/3)(5分58秒/全48分)
204) ウオールストリートジャーナル July 1、 2011