ビタミンZ短文部屋です。
はいご注意、ネタばれ考慮一切なしです! やっぱり書きたくなってきたビタミンZ。
さすがに久世さんヒロイン話とは部屋分けたほうがいいだろうということで・・・
こちらは普通に北森先生メインです!まだ誰が多くなるか分かりませんが。
今のところ千まな、天まな?



天十郎君を10Mはなれて見守る会




『天十郎君を10Mはなれて見守る会』

その活動内容は会員以外には知られていない。


「ああ・・・天十郎君、今日も元気にヨメ探しをしてらっしゃるわ!」
「今すぐ飛び出して『私こそが運命の女!』と言ってしまいたい!」
「駄目よ会員NO21番、規則その参に反するわ」
「会員NO16番だって、この間手紙をわたそうとしてたところを会員NO5番に見つかって止められていたじゃないの!」
「待って、言い争ってる場合じゃないわ!天十郎君がこっちに来るわ、隠れて!」

さっと茂みの影に隠れるとほどなく「ヨメーヨメーこっちで女の声がすると思ったのによう」と不思議そうな天十郎の声が聞こえてきた。
近い。かなり近い。
いつも常に10Mは離れて見守るという規則を守り続けている真面目な会員としてはとてもツライ距離だ。
ああ、今すぐ飛び出したい!
しかしそれはできない!

そう、彼女たちが憧れる天十郎は「運命の女」を捜している。
彼の前に「私が運命の女です」なんて言って現れたらきっと単純いやいや純粋(笑 )な彼はそれを信じて喜んで迎えてくれるだろう。

・・・しかし、純粋な彼をそんなふうに騙すような真似をしてしまっていいのだろ うか?
彼が憧れているのはあくまでも「運命の恋、運命の女」なのである。

彼が本当の、真実の「運命の女」に出会う日まで・・・涙をのんでその成長を見守 ろうではないか。

そんなふうに誓い合ったあの日・・・。

会員たちは涙を流してお互いをたたえあったものだ。
彼の純粋さを汚してはならないのだ・・・ああ、真に彼を愛するがゆえのツライ選 択である。


「天十郎君、補習の時間よーっ!」
「げっまずい逃げるぞ!千!」
「面倒だ・・・」
「こらっ待ちなさーいっ!」

愛しの君、天十郎と入れ替わるように現れたのはクラスZの新任教師。肩をぜいぜいと揺らしている。

「先生!」
「わっびっくりした!」

突然茂みの影から現れた女生徒たちを見て、目を丸くする。
その顔は幼くて、まるで年上という感じがしない。
正直、生徒の目からみても頼りないところがまだまだある。だけど、彼女は彼女にできる精一杯で生徒のために頑張っているのだと、常に天十郎を見守っている会員たちは知っている。

「先生、天十郎君の事、宜しくお願いします」
「退学になんてならないように・・・大変だとは思いますが宜しくお願い致します」
「正直、先生の事は羨ましくてたまりませんが」
「会員NO21番!それは禁句よ」
「あ・・・あなたたち、一体・・・?」

真奈美の問いに、ふっとどこかニヒルに微笑みながら会員NO16番と呼ばれている生徒は答えた。

「私たちは『天十郎くんを10Mはなれたところからそっと見守る会』・・・いつでも天十郎君の健やかな成長を願っております」
「どうぞこれからも先生・・・天十郎君のご指導、宜しくお願い致します」
「あ、こ、こちらこそ宜しくお願いしま、す・・・?」



そんなやりとりがあってから、何度かの春が過ぎた。
ある大安吉日の日。

真っ白な花嫁衣装に身を包んだ真奈美はメッセージカードに目を落とした。

『先生、天十郎君を宜しくお願い致します――――会員一同より』

ふふっと思わず声をもらす。
本当に、ずっと長い間見守ってくれていたんだな。

「ん、どうした?」
「ううん・・・幸せだなあって思って・・・天十郎君、これからも宜しくね!」
「おうよ!」


『天十郎君を10Mはなれて見守る会』

その活動内容は会員以外には知られていない。
しかし彼女たちは今日も、彼の幸せを願って、そっと涙をのんで見守っているのだ。

全ては愛すべき、憧れの君の幸せのために―――




天十郎×まなみ+見守る会
ゲーム内であった天十郎を離れたところから見守る会っていうのがツボったので書きたくて、でも正式名称が思い出せずそのままだったんですが・・・このままだとPSPでプレイしてやっと「あっ」ってなりそう(笑)なので、もう諦めて書いちゃってプレイしてから「あっ」てなる事にしました。5Mはなれてやったかなあー?ま、いーかとりあえず天十郎可愛いよね!PSP版楽しみー! 個人的に大好きな話になりました^^

20100305


理想のタイプは?




「てんてんはーどんな女の子が好みなのぉ?」
「好み?」
「だってー声かけまくってるけどぉ、理想のタイプってあるよね?」
「理想は・・・運命の女だ!」
「だーかーらぁー」

一瞬八雲の声が低くなる。

「髪は長いほうがいいなあとか、胸は大きいほうがいいなあとか、年上がいいなあとか、色っぽいほうがいいなーとかとか!ちなみにーやっくんは岩下○△さん!ごくつまの!ちょーかっこいいナリ〜!」
「ちょちょちょやっくんそれマスコミにはオフレコがいいよーマジマジドマジで!」
「・・・考えた事もなかっただろう、天」
「えー?あれだけヨメヨメ言ってるのにぃ?」
「・・・んー髪は・・・別にどうでもいい。うーん短くていい。そう、元気なやつがいいな!いつも走りまわってて一生懸命で頑張ってるやつ!うん、それが運命の女だ!」

よーし探してやらぁー!と言ってアホサイユをにぎやかに出ていった天十郎の背中を見送りながら、三人は呟いた。

「髪が短くて」
「元気で」
「一生懸命に頑張ってる・・・?」

心当たりがある。とても身近に。
そう、春から彼らの担任となった・・・。

「てんてん・・・」
「アホだからな」
「アホにつける薬はないからね」


ちなみに、恋の病につける薬もないらしい。




天十郎×まなみ(と言っていいのかわからん無自覚っぷり)
天十郎のあの無自覚っぷりが可愛いと思うねん。夏休みとか!じわじわくるわ!可愛い!

20090926


従者はつらいよ




「おめえ真壁のやろうと仲良くしすぎなんじゃねぇのか?いちゃいちゃしやがって」
「いちゃいちゃなんてしてません!」
「二人きりで資料室になんていやがったじゃねえか!」
「補習用の資料を選んでいただけです!」
「だいたい嫁入り前の娘が男と簡単に二人っきりになるなってんだ!」
「あんたは私の父親か!」

言い争っている二人を前に、千聖は深いため息をついた。
どうやら、俺の主はようやく運命の女とやらにめぐり合えたらしい。

「もう、いい加減にして!」
「あっコラ、待ちやがれってんだ!」

しかしいまだに自覚のない主と、まったく分かってないらしい相手と・・・。
これではいつまでたっても進展しそうにない。

「おら千!ぼやぼやしてんな、行くぞ!」

従者である自分も当分は振り回される事になるのかと思うと・・・

「・・・面倒だ」

もはや口癖になってしまった言葉を発して、千聖は再び深いふかいため息をつくのだった。




天まな+千。
まーなんていうか千の苦労を思うと本気で天ちょっといい加減にしときやーと思ってしまう時があります(笑)部屋にピーナッツ攻めとか!・・・頑張れ千!
それでもなんだかんだ仲良しな二人が好きです♪

20090912


恋なんかじゃない




幸せになりたい。両親のように幸せになりたい。


運命の女と出会って、一気に恋に落ちて、きっとそれは とても幸せなことなのだ。
嬉しくてたまらない、幸せな気持ちになるはずなのだ。

だから、きっとこれは恋なんかじゃない。

見てるだけで苦しくて、じりじりとするような。
アイツが、他の男と話しているだけで、なんだか暴れたくなるような。

こんな気持ちは・・・恋なんかじゃない。




はい。急に書きたくなったのは天ちゃんだった・・・。
だって!天まな少なすぎるんだもの!!誰か私に素敵天まなをプリーズ!!

20090906


やっくんとぴーちゃん




「ぴーちゃんは、詩人さんなんだよう」


そう言い出したのはアイドルで、いつもにこにこ可愛い八雲くん。
八雲くんの言葉に何故かポーズを決めて、教室の窓から見える空を仰ぎながら応えるのは、ぴーちゃんことアラタくん。
二人とも国語の補習中だっていうのに、なかなか集中力が続かない。

「そうそうポエムはいい・・・心のきらめきを言葉にこめて・・・んふっティンカーちゃんにも聞かせてあげるよ」

集中力がとぎれたところで無理にプリントを進めるよりは良いかもしれない。
息抜きがてらに、なんてアラタ君に悪いかな?と思いつつ。

「そうね・・・じゃあ国語の勉強にもなるし、頭の体操ってことでお題を出すわ」
「お題?」
「あいうえお作文とか。たとえば「たちばなやくも」で、た・ち・ば・な・・・それぞれ「た」ではじまる文章、「ち」ではじまる文章を考えるの。やくもくんについて表現するようにしないといけないから結構難しいわよー」
「わーい面白そうナリ〜やってやって〜♪」
「可愛いやっくんとティンカーちゃんの頼みならきかないわけにはいかないね・・・仕方ない、マジマジドマジでラブ・ポエマーの底力をみせてあげるよ!」


たまらない可愛さ

ちいさくても食いしん坊

ばかなとこも可愛い

なんてったって★アイドル

やたらと可愛い

くみちょうの息子

もう可愛いかわいいチョー可愛い僕のやっくん♪


「・・・どうだい?」

「ぴーちゃんきもいから、やっくん逃げるナリ〜」

「えっ嘘あれちょちょちょちょっと待ってやっくんー!?」

「アラタ君、語彙少なっ」


とりあえずどさくさまぎれに逃げ出した八雲くんを追いかけながらつっこまずにはいられない私なのだった。




はい。やっくんとぴーちゃんは仲良いよね!この二人のやりとり大好きです!
アラタきもおもろいーんふっとマジマジドマジとちょちょちょって言葉が使いたかった(笑)
で、このあとちょっと本気でアラタが凹んでるといいと思います(笑)

20090903


最強の妹




天十郎から昔の沙耶香の恐怖話を聞いた頃はまさか千聖と自分がそうなるとは思ってもいなかった。
いつも千聖の家にお邪魔するたびに歓迎してくれる彼女からはそんな恐ろしい場面は想像もつかない。
だから思い切って、ずばり本人に聞いてみる事にした。

「沙耶香さん、千聖くんの・・・お兄さんの事大好きだよね。私のこと気に入らないな〜とか・・・その、ないのかな?」
「まあ、先生ったら」
うふふ、とそれこそ鈴がころがるような可憐な声で彼女は笑う。

「先生・・・真奈美様は、ちぃちゃんが一番辛いときにそばにいてくださった、ちぃちゃんの心を救って下さった、感謝してもしきれない方ですわ。」
「そんな、私はたいしたことはなにも」
「謙虚なところも素敵ですわ・・・わたくしも真奈美様のような素敵な女性になりたいと思ってますの。ちぃちゃんの事、どうぞこれからも宜しくお願い致しますわ」
「沙耶香さん・・・!」

思わず感動に目をうるませた真奈美だったが、

「まあ・・・もしもちぃちゃんを捨てたり、泣かせたりしたら・・・容赦は致しませんけれど、ね?」

沙耶香の氷のような美しい微笑みに凍りついたのだった。


それを観ていた天十郎は一時期とはいえ沙耶香と結婚させられそうになっていた己を振り返り

「やっぱりさやっぴょだけは・・・さやっぴょだけは・・・怖すぎて嫌だーーー!」

とガタガタ震えていたらしい。




千の妹の沙耶香さんておいしいよねーすごい好み!
てんてんあきらめてこの子にしたらいいのに・・・とか普通に思ってました。
いや天まなは天まなで大好きなんだが!
天ちゃんの嫌がりっぷりがツボで・・・(笑)あー私ってSらしいよ友達が言うには(笑)

20090903