ネオアンジェ短文部屋です。
カップリングはレインとジェイドが多いかな・・・何故か騎士団長が混じってます(笑)
シリアスほのぼのコメディごっちゃまぜ、ネタバレ考慮一切しておりませんのでご注意!
↓古↑が最新です。



独り占め




今までずっと離れていた分、そばにいたいんだ。

そんなふうに言うものだから、私は嬉しくなって、ベルナール兄さ んに抱きついた。

そんな事を言っていてもまたすぐに仕事の為に飛び出してしまうこ とは分かっているけれど。

だけどだからこそ、それには気付かないふりで、その胸に顔を埋め る。

そばにいられるこの一瞬だけでも、独り占めしていたいから。




ベルナール×アンジェ。ベル兄さんはもちろんアンジェを大切にしてくれるだろうけど仕事大好きだからなーこうなりそう(笑)


頑張れ騎士団長




日だまり邸に暮らしていた頃、アンジェはエルヴィンによく話しかけた。

今日はとても楽しかったわ。
今日はこんな事があったのよ。
これからどうしたらいいのかしら・・・。

そんな日常の報告や、日々戦う不安からこぼれる言葉たち。
相手はただの猫だと思っていても、 日だまり邸で過ごす毎日は目まぐるしく、自分の愚痴や不安や他愛もない話をただ静かに 聞いてくれるエルヴィンは格好の話し相手だった。

そして今、女王となったアンジェはもはや猫の姿ではなくなった相手に、変わらず日々の報告をしている。

今日も天気がいいわね。
ねえエルヴィン。私はちゃんとやれているかしら?
貴方が望んだように、この宇宙を導いてゆけるのかしら・・・。
ううん、頑張らなくてはね。
せっかく貴方が選んでくれたんですもの。

そしてアンジェはさやさやと風に揺れる木の葉の音を聞くようにその瞳を閉じて、そっと聖なる樹に身を寄せた。



その様子を静かに見つめていた教団長が、ぼそりと呟いた。

「・・・ねえ、あの樹、切り倒しちゃ駄目かな?」
「・・・・・・一応、あれ聖樹ですので」
「・・・駄目かな?」
「・・・・・・」

実直かつ真面目な騎士団長は真剣に眩暈を覚えて泣きたくなった。
世界を脅かすタナトスは消えても、彼の苦労はまだまだ続きそうである。




ルネ×女王アンジェ+ディオン。
最初アンジェの語りだけでしんみり終わろうとしてたんです。そしたら勝手にルネが喋りだしたんです(笑)。
いやもールネもディオンも大好き!


感謝




ずっと人間に憧れていた。
本物の人間になれたら、と叶わぬ願いを抱いた事もある。

だけどジェイドは今、自分の身体が造り物であることに深く感謝していた。

自分は偽者だ。
それは変わらない。

だけど、だからこそ誰よりも長く彼女の傍にいられるんだ。




ジェイド→女王アンジェ。


夕食会前攻防戦




普通、食卓を囲むなら、皆で輪になるもんじゃないか?
そう思うだろう?
それなのに、お前の前に四人の男がずらりと一列に並んでる。
それをお前はなんの疑問もなく受け入れているみたいだけど。

「こういうのはやはり年功序列でしょう」
「じゃあ若い順で決めさせてもらおう」
「年なんて関係ないんじゃないかな」
「・・・ポーカーで決めてはどうだろう」
「それなら勝負は決まったも同然ですね」
「そうだね」
「ちょっ・・・結託するな!汚いぞ」

裏で男たちの醜い争いがあったなんて、ちっとも気づかないんだな。




日だまり邸男性陣→アンジェ。いや絶対おかしいってあの並び。


笑顔




きっと俺は壊れてしまったんだ。

皆の笑顔が見たい、笑顔を探したい、いつだってそう思ってきたのに。

どうしてなんだろう。
いつの間にか。

君の笑顔を見ると胸が苦しくなるんだ。
君が他の男に微笑むのを見ると、辛くて仕方ないんだ。

「笑わないで」

そう言ってしまいそうになる。

きっと、俺は壊れてしまったんだ・・・アンジェ。
それでも俺を君の傍に置いてくれるかい?

ジェイドがそう言うと、天使のような少女は頬を染めたままこくりと頷いた。




ジェイド×アンジェ。は・・・恥ずかしいものを書いてしまった(笑)


女王の絵




日だまり邸のサルーンには、一枚の絵が飾られている。
それは女王の絵なのだという。

「似てるな・・・アンジェに」
「だからといって、こっそりその絵に口付けるなんて恥ずかしい真似はしないで下さいね、レインくん」
「なっ・・・俺はそんなことしない!」

そう言うレインの声は少々裏返っていた。




アンジェ←レイン。↓が暗めだったのでレイン救済短文を。
・・・救済になってない(笑)。


ジェイドの身体を整備するたびに、レインは思う。




レインにはとうに分かっていた事なのだが、アンジェは倒れたジェイドを目の当たりにするまでジェイドがアーティファクトであるとは気づいていなかったらしい。
何も気付かず、ただ己の心のままに。
受け入れて、微笑んで、・・・愛して。
それはなんてあの少女らしい事だろうと思う。

ジェイドの身体を整備するたびに、レインは思う。

もしも今この手を止めてしまったなら。
ジェイドを・・・壊してしまったなら。

あの少女はジェイドに向けている笑顔を、いつかレインに向けてくれるだろうか?

「・・・さあ、整備は終わりだ」
「いつもありがとう、レイン」

そう言って微笑みを浮かべるジェイドの顔を見つめながら、レインは思う。

ああ、やっぱりジェイドはアーティファクトなんだな。
人間だけが持つこんな汚い感情を、この俺が今心の中で押し殺しているなんて気付きもしない。

レインは、どこまでも人間らしい自分の弱さにため息をついた。




ジェイド×アンジェ←レイン。暗くてごめんなさい!





雨が降る庭を窓越しに眺めながら、レインは憂鬱なため息をついた。

「また雨か・・・嫌になるな」

するとアンジェはくるりと振り向いて、その愛らしい笑顔をみせた。

「あら、私は雨って好きよ」
「そうなのか?」

どちらかというと、この春の日差しのような少女には青空が似合うと思うのだが。

「ええ、雨上がりの空は綺麗だし、空気も澄んで気持ちが良いわ。空に虹がかかるのも雨のおかげよね。それに・・・」
「それに?」
「雨が降ると、レインを思い出すもの。だから、好きよ」

頬を染め照れながら言われた台詞に、レインは真っ赤になった。


ああ、俺も雨が好きになれそうだよ。お前の言葉を思い出すから。




レイン×アンジェ。
なんというかこの二人は見てるほうが恥ずかしいようなやりとりをいつもしているというイメージ。


偽者の恋




俺はね、偽者なんだ。
人間の、よくできた偽者。

ああ、分かってるよ。 
君が優しさにあふれた言葉でそんなことはないと言ってくれる事は。

だけど俺はやっぱり偽者なんだ。
だから、この胸に抱く想いも、偽者でしかない。

だから、お願いだから、アンジェ。

どうか俺にもうこれ以上優しくしないでくれ。

偽者だろうとなんだろうと・・・この想いを言葉にせずにはいられなくなるから。




ジェイド×アンジェ。ジェイドは迷ってる時に「最愛の人」とか聞くとすごい可哀想だった。
その後ラブラブになってから聞いたら当然ラブラブにコメントが変わってた。なんて素直な子。
良かったねジェイド!


試練




最愛の少女のすぐ傍にいながら、触れることもできない。
ただ彼女を見つめ、守り、忠誠を誓い。
これは一体どんな試練だというのだろう。

どこまでも甘美であまりにも苦い、この恋は・・・。




騎士団長ディオン→女王アンジェ。
何故か最初に書いたネオアン短文がこれです(笑)。ディオンいいよねー!