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Picturebook(創作絵本) …船上クリスマス4−1…

船上クリスマス
「肉球が凍りそうだな」

寒いクリスマスの夜、猫のロッソは屋根の上で
ひとりぼっちでした。

今日、ロッソのご主人さんは仕事から帰ると
すぐに赤や金のプレゼントの包みを持っていそいそと
出掛けて行ってしまったのです。
取り残されたロッソは
星でも見ようと屋根の上に来てみたのですが
今夜は星もお留守のようです。
空はまるで深い海の底のよう。暗くて恐いくらいなのです。

「肉球が凍りそうだな。部屋に戻ってミカンでも転がして遊ぼうか…」

そう言ってロッソが屋根から下りようとした時でした。

「おぅ〜い、そこの洒落た猫君、ごきげんいかがかな!」

と、空から大きな声がしました。

「こっちに来て仕事を手伝ってくれないかね!」

ロッソはとてもびっくりしてしまいました。
なんと暗い空の深海に、大きな船が浮かんでいたからです。
甲板から身を乗り出している白熊が船長のようです。
「どうだね!仕事を手伝ってくれるかね!」

ロッソはドキドキしましたが、思い切って答えました。

「ぜひ、お手伝いさせてください!」

船長はニコニコしてうなずくと、こちらにウキワを
投げてくれました。

「よしっ!それにつかまって、乗船したまえ!」

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