長野グルメ情報

 

 

レンガ館

 

天才シェフが描き出す本当のフレンチ

DSC00031.JPG 裏の市営駐車場からレンガ館に続く小路

 

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ご紹介するフレンチ・レストランは善光寺・大門から長野駅に続く中央通の大門・善光寺郵便局の通りを挟んで丁度反対側に位置するレンガ館である。

今年の5月1日にこちらに復帰した、長野を代表する天才シェフ、里野モミイチ氏が描き出すフレンチを気軽に楽しむ事が出来るレンガ作りの落ち着いたレストランだ。彼との付き合いは長く以前のお店や、ご自分で経営した頃の店でも、私はワイン会を月に1度は開いて、フランスの名醸ワインと彼のフレンチを堪能してきた。ここ数年は軽井沢で活躍していて、ようやく長野に戻って来てくれた

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その味わいは、確りとした本当のフレンチらしいソースでありながらあっさりした余韻を漂わせるエスプリの作品だ。写真にある、料理は先日のお昼のランチを写したもので、前菜の海老とルッコラに続きスズキのムニエル、デザートの牛乳のソルベで2000円以内と味もさる事ながら、値段もリーズナブルである。

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私は初夏を迎えたこの日このムニエルに合わせて、白ワインをルフレーブの1Crクラヴァヨンの95年を選んだ。尚、このレストランはワインのもち込みは誰でも自由であり、葉巻やパイプ等、喫煙も出来るスペースもある。人気店で客席数も限られる為に電話予約はしておいた方が無難である。

数日後のディナーのスタートは地元飯山産の

ホワイトアスパラだ。

撮影をするのを忘れて思わずガブリ・・・

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本日の魚料理は舌平目のムニエルだ。

ほっくりとした歯ごたえにクリームソースがからみ込む。

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合わせたワインはブルゴーニュはムルソー村の作り手、ギィ・ルーロのレ・テソン・クロ・デ・モンプレジール1997年だ。ルーロのムルソーはバター系の料理と愛称はピッタリだ。

 

 

 

 

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 スズキのパイ包は切り分けられて、美しく盛られた。

合わせたワインはルイ・ジャド社のムルソー・ペリエール1999年。シャルドネの熟成感とパイ生地が見事にからみ合う驚愕のフレンチだ。

 

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食いしん坊の仲間は、余りの美味しさに、デザートの前にもう一品、いべり子豚の特別料理も注文してしまった。

 

 

 

 

 

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最後にテストで、優良年2005年のドメーヌ・シュルグのグラン・エシェゾーも頂いてみた。その濃縮されたスパイシーなアタックとピノ・ノワール本来の王道のフィニッシュに感激。生産本数は年間800本の真のヴィエヴィーニュの姿がここにあった。神の雫に書かれなくて嬉しい。

 

 

里野モミイチ

 

辻料理学校を卒業後、20歳そこそこでフランスの三ツ星レストラン(トロワグロ・ポールボキューズ等)を主に自転車を使って渡り歩き高速道路に迷い込んだり、川原で焚き火をしたり、ニースのプライベートビーチで洗濯をしたりして、フランスの警官に警告を受けたりしながら、修行の旅はつ続いたらしい。有名なクイーン・アリスの石鍋シェフやミクニシェフとも交流があり、東京の大手企業からも料理長としての引き合いが会ったが、都会は嫌いという事から信州を離れない、そもそも彼の父上は長野市近郊の戸隠高原でペンションを営んでおり、幼い頃から、山の自然や湧き水に親しんで育ってきたという環境がそうさせるのだろう。味覚感覚もそうした環境から育まれたものと、その才能と修行の努力から育まれたもので、軽井沢から帰った現在ではそのエスプリ度はさらに際立っている。ブルゴーニュ王国といわれる長野市だけあって、数々のワイン会や飲み会が行なわれる中、これ程多くブルゴーニュの名醸ワインを飲んだことのあるシェフを私は知らない。よってワインと料理を合わせる感覚は絶品で、ワイン100点料理100点で、合わせると300点にしてしまうのが彼の天才といわれる由縁なのかもしれない。 

ちなみに1998年の長野冬季オリンピックの折に、IOCのサマランチ会長の料理も手がけたのも彼だ。 

肉料理は、あえてラムとブルゴーニュの赤ワインを合わせて頂いてみた。本当は骨付きラムと、ボルドーのポイヤック村と行きたいところではあるが、シェフに無理を言って、ソースを変えて挑戦してみた。

 

合わせたワインは、ヴォーヌ・ロマネ村の作り手

ドメーヌ・シュルグの1999年ヴォーヌ・ロマネ村名である。ソースが今ひとつ合わないと見るや、里野シェフは即座にソースを掛けなおして見事にワインと合わせた。真に神技だ。

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又、数日後のディナーにはシェフお得意のスズキのパイ包、ポール・ボキューズ風だ。10年ぶりに食べる彼の力作だ。

 

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これが三国シェフが驚いたという、フランス産・バドゥリィの小

鴨。普通は鴨というと薄くスライスされて出てくるが、それは

鴨の丸焼きをお客の目の前でそいだ事から生まれたスタイル

らしい。モミイチシェフは鴨の旨味を出す為にステーキのよう

に厚めに切り、鴨肉の表面にはオレンジの皮、香辛料等を

巧みに使い、ソースは黒胡椒とニンニクで決めている。

絶品の鴨料理だ。

 

★合わせたワインは、天地人で知られる中田氏のシャンポール・ミュジュニーの1Crレ・シャルム1989年だ。そのフルーツ感覚豊かなワインと料理の愛称が抜群の一時を過ごす事が出来た。

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デザートは牛乳のシャーベット。

ピノ・ノワールをかけるとさらに美味しく・・・

 

今日も幸せな夜が過ぎた。

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〒380-0841

長野市大門町67-1 善光寺郵便局向い TEL・FAX026-231-6001

営業時間10:00〜21:00(ラストオーダー)

★ランチ・11:30〜14:00・2000円と3000円コース

★ディナー・17:30〜21:00・3000円と5000円コース

?ワインは持ち込み自由、電話にて確認。