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汗にじむ読唇術を早回し

入梅に昼がうごめくある小豆

昼顔の笑顔ぱっちり覚めますよ

滝を見て子供こぼれて晴れユカイ

蝉が居た本読んだのに瞳閉じ

白日の白服まぶしい夏の本

本厚し夏物の行く銀座にと

影写る万年杉と昼間には

するすると偉くなりて汗恐くなり

耳ですか貝ですかなと夏の陣

出る出るよほたて貝が携帯に

かきつばた天文観測発行所

ビール飲む天文降って来るような

言の葉を一枚重ねかきつばた

夢に無季海老頭(かしら)青葉窓

標本を祭りでくくるラムネ玉

肩のツボ祭りばやしが消え不明

こっている息吐く場所で祭り息

リンゴ飴娘祭りで音弾く

よそ祭りここ祭りへと天の道

向日葵のような症状一吹きに

ちゅっきゅうと子供が好きな火取り虫

川床でひげじょり三吉かくれんぼ

夏蜜柑頬赤赤くて杭を立て

河馬の穴ネジがはずれて信長忌

へのへ文香水まるでもつれだす

赤と白間のピンク麦の父

動物の森の怪談夏の季語

産湯から手をひと握り柿の花

梅や梅コピーされゆく大惨事

紫陽花は自己を吸って生き返る

秘密裏に梅干コピーされている

春の雨元黄色いな置くミニカー

八朔を魚介類の泡とみる

遅日には阿修羅居て来て闇猫屋

骨を足し銀杏の花がモクモクと

手の波は和音遊んで春一番

赤椿赤いもの血や宝石や

青嵐将棋のこまを削り込む

踏青に青坊主鳴る青いひげ

アイス食べ口の中抜け氷河期だ

葱坊主暴れまわるは和紙の上

西行忌ぞうさん銅鑼鳴る胴長い

行く春にポッキー食べる林林と

春の潮おう心臓のおうタバコ

沈みゆく春眠心海ガラス

盆栽の解かる人呼び花の雨

夏になり並ぶ化石の数十個

閣下立ち心太も立っている

春雨にわっしわっしと千の犬

野遊びは綿が飛ぶよう雲が飛ぶ

パンジーが太陽さんにこんにちは

春の月バラバラ落ちた消しゴムに

ネンテンさん掃ききらないで陽炎や

目を見せて空の絵の具は子供の日

骨法の二人静が外に咲く

温泉街一人静が歌ってる

こちょこちょとパンジーおいで童話集

渦潮は道路倒れた神の意図

道倒るバッタの大きく黒まなこ

兵士ってまっ平らなまま死んでいくの

道倒るバッタのバッタバッタンコ

2才児の絵はひょうたんに2才児の

ポプラの木健康魔人かタバコ吸う

四月末円線人見知り迷う

花みずき問うたらポコと返事する

型型田円く風船ふくらむよ

皿がでこでこぼこになるボケの花

揉みまわしワサビに変わる人の気に

精神が浮薄となってヒグラシの

目を隠し夢のさかさま居る紅梅

水温む顔中広がるあいうえお

高僧とキリンが会って春太鼓

紙くずはかさこそするよマンジュシャゲ

風船が迷っていますサイレンの

げんげ田と世界濡れてる知識種

春の地図世界濡れているみたい

春の水本が濡れて鬼の母

山水画早く乾くの蜂生きた

巾着に猛獣一ヶ花粉症

足跡が潮干に進む荒い皮膚

木瓜の花いたずらメール沸いてくる

春雨の咳驚かず喫煙者

墨汁で刺されぬように蜂を絵に

君にならマグロを切ってあげていい

春田今裸人が鏡持っている

稚気稚気とバイバイまたね桜草

心絡まるプレゼント鬼芥子の

春陰の造形造花現象の

金持ちがおっぱい揺さぶる蓮の花

うらがえり呪文唱える春の骨

車窓には揺れる桜母笑う

春眠の仁王像ひなあられあれ

目印に止まる蛙の指一本

人の影影影恋しい恋の猫

白人生重い朧が打ち上がる

上海のサイコロの目が春語り

放し飼い数を数えて梅一本

大またの影のついてく山笑う

手がもみじピイピイパッパ入学す

円形の寄り道酔う花腹上死

落下する近づく梅散る絵画展

ほっぺには踏み絵事件はりついて

人切りが箱の少なく桃日和

凧飛んで車窓のあふれる風船か

さくらはねおおおおっぱいさがすよう

春の川アップリケそこ迷い猫

春の門地球が終わる水かぶる

冷蔵庫流氷流れ引きこもる

無邪気邪気人人東風な透明ビル

春一番梅干飛ぶのカラカナリ

白昼夢手のひらに紙の拡大図

えんそくのどんわっちゃぴいちらばらに

暗闇の乳房描いてるの春光

トタン屋根雷坊主猫の恋

壁画にも風車の絵堀ださる

伊予柑の秘め事少し口移し

何枚目たまごをむいて春の字に

なまずがね見せたい力山笑う

箱庭の消す朧月おもちゃです

六角定規遊ぶ思い出進級だ

ばらばらの花見の席で海を飲む

一つ待ち風船ざざごそダンボール

瞳には糊だけ凧だけ面構え

黄色くて邪気の指折る遠足だ

落下するこたつと梅の絵画展

おしゃまさん鏡の紅と夢中梅

くたばるな双葉の奥の虫眼鏡

春休み噴飯テレビ恋をした

新聞紙破いた後の桜色

吹いて花吹かれて赤椅子甘茶飲む

放すのは月見貝コトコト足りる

まるてんてんかえるのあしがいしだたみ

かげろうの赤いバッテン独り言

花粉症命の粉に立てて描く

ハンカチの見知りて広く入学式

動く山ゴトリ家のりのり食べる

平行のわかめ並びて文字を折る

ウグイスの写した皿の色づいて

沼の中おいでおいでと春の酔い

キープ男トラック二台戦後の日本指

おお釜のうきうき立ちし土筆かな

待ったなしいやまだまだの土筆かな

一つまた柱たちおる田楽の

あつかんの熱い冠待っている

今川焼き焼いた野原は白昼夢

ひな祭りはしをそろえて眠ります

まてまてて暖房に飛ぶ独り言

息長くコーヒーの味はだかカン

息白く珈琲の味裸カン

あまのじゃっくないふ

よつばのくろーばーよちよちぷー

アポ放ったらと丸口

新人も黒い服の似合う黒

もんちゃっくに柿の種バカ

目を指してサングラスも長い間

固い金庫にお金払ってる

諸手あげ色の讃歌はにんじんだ

動きたくない蜜柑の写真が棺

迷い猫半導体道筋だけど

無辺に始動の言葉借りられる

振動は目線の先にパノラマる

産毛なの頚動脈なのお空なの

書初めの子犬くすぐるこじゅこじょし

浮かれすぎネギ持ち歩く二日から

深深とかまくら用の青写真

めだきょろり独楽の行く道白昼夢

ぷくぷくと金魚の泡が八万個

まんまよいよいままよよい

人見知りこたつの中の初恋が

足元が火事火事火事と夢の跡

ぐるりんと氷の周りはちかちか

変な咳落ち葉からから笑ってる

1月から12月まで数えて釜の飯

にんじんの色に聞いてみ色のこと

口に雪雪焼ならば朽ちていた

古カメラ突き破るみちのフレームだ

コップ置くひびの道筋大西洋

手が並ぶ丸いオボンに氷魚かな

投げ笑いあかんていうたらポンカンや

堰切って都鳥から土地の華

よだれだけ狼で行こうそうしよう

笹鳴きに潮打ち返す空の耳

風船を鷹狩射抜く裏返る

精子の斑点ガラス

香具師の箱パンドラの箱が死の箱

ハナガカバスケートリンクヒロイヒラ

朽葉飛ぶ一年中がこんにちは

火祭りのコタツの中で焼ける足

どっちかな炭焼き赤い雪赤い

白い窓華模様にすネギマ鍋

ひと吐息千鳥口からほら無数

陽だまりは竹馬パパか幼稚園

バラバラの写真一枚海馬笑う

割れるよう神楽の言葉暗闇に

初恋のくんずほぐれつ菊枕

女体浮く胡桃ゆったり内秘める

凶器にとヒグラシ遊ぶ砂の城

はげ頭唐辛子の火落ち着かず

柚子食べて細い女体の像を食む

金に染む月代魔の手闇に住む

干し柿の絹に着せない空の色

火恋しと裏声になる押してくる

コスタリカ緑のポッケ宇宙見た

税金は力学的に横殴り

目覚まし時計ううんちゃうちゃううんうなる

太陽さんの早めのかくれんぼ猿見てる

一言で独り言一枚枝になる

糸のこと考えてる間に夢に月夜

わいわい楽器息の通った刹那

絡み合い一言降りるもじもじと

夏海のまた猫の影伸びている

噛むハム一枚舌となる

一言金の箱にもくもくはみ出している

黒い薄い影ひた走る

ビーダマがやんちゃの噴出し口

スタスタ紺のスーツに白いハンカチの一息

白熊雪の結晶月が大きい

水着と紅が看板と大きい

目が光るザー雨の声

立体交差点泣く風邪に吹かれて

曲がり角まめまめ磨いてる

風船ふぁふぁふぁん注意報

欲無く口開く

何でもホイ神の合奏

某の墓場

へちま風の飛んでる隙間

笑い田んぼは中空りんご

リアルさは皮膚と氷と肩あがる

設計図書かないでチューリップ

固まった絵の鬼聞かないで

せんべいの歯形会う方へ

人形目を回すピロップ

廊下の天井のひそり時雨

医者のゲホン45度

子供の背伸びを見ている踊る

眼鏡に落書き明日の一言

白坊主イエスの花束

絵の中でまだまだ舌を出しません

背広上空マッチ棒

ぴょんぴょん屋根の上羽虫

ピンピンピンポイントでこんにちは

背後霊が後ろでサイコロ決めている

声をあげる警察官青いガラス玉

漫画の最後が火事になってる

テレビをほうばるみかんを飲み込む

戦争の光と闇の手

舌が動くと希望という

酒は見世物押しのけて

毒は口の外秘密の毒

花眠る午後のにきびつぶし

目に囲まれてその肩そびえる

ぽいと黒服静かに眠っている

千の声口寂しいと笑い出す

ありもしない地震にそえる花びら

そしてに打ち出す笑い出す

カタカタへちゃむくれプリンターで打ち出す

人生の割れ目にそそぐブラックコーヒー

水際の沼のぬばたまの

楽なようで怖い指立つ

呼びました紐引きましたうらめしや

前後ろとトゲトゲ坊主

ハニカム神火遊び夜遊び

上に投げる電池大きな声で言っている

開けた紙箱黒い池鮮やか

小さい魂軽いくしゃみ先生

ドクロがドグマチック青ぶちサングラス

描かれた羽のように青えんぴつ

街でもぷよぷよ女の子達の相談会

太陽弁当も食べたそう

日記帳血の赤いものと交差しない

陽気に赤い飴玉笑っている

赤い鬼神と地震で起きる

編みこんでいく葉っぱの紫

百日目死んどるゲバ

花花鼻ヨチヨチ

使徒も寝る人もねるふわふわクッション

中指の立った独りウォークマン


ほーむへ