エスプリッツ・サント島は、バヌアツの自然と冒険の中心で、
訪れた人に多くの驚きを与えます。




フランジパニ(プルメリア)の花の香りと、ココナッツを乾燥するにおいが
混ざり合った空気を感じれば、あなたは、まちがいなくエスプリッツ・サント
島にいます。
エスプリッツ・サント島はバヌアツでいちばん大きな島で、海岸線の美しい
ビーチと点在する小さな島には、わずかな人たちしか住んでいません。シャン
パンビーチは南太平洋でも一番美しいビーチのひとつに数えられています。
島の南と東湾岸はバヌアツ最大の牛の牧場とココナッツのプランテーション
がひろがっています。ストレスのないオーガニック牛が放牧されており、ビー
フは日本の会社によって日本にも輸出されています。
シーフードの好きな方は、ぜひオイスターランドを訪ねてください。フラン
ス人ご夫婦の経営するバンガローで、対岸のガスボンベの鐘をたたけば、ボー
トが迎えに来ます。宿泊も可能です。ここのシーフードは最高です。
第2次世界大戦中アメリカ軍によって新しい街(ルーガンビル)、520の映画
館、かまぼこ型の倉庫群、桟橋、潜水艦ドック等があっという間に築かれまし
た。約10万人の兵士がサント島に滞在し、フランス人プランテーションオーナ
ーとアメリカ軍看護婦、アメリカ軍オフィサーと売春宿の女将の娘のラブスト
ーリーが、有名なミュージカル「南太平洋」となりました。




ある日、南サントのブナスペフ村で、村人が犬を連れて歩いていたら突然消
えてしまいました。底のない穴と不気味な洞窟。村人達は恐れて近づきません
でしたが、2002年、話しを聞きつけたドイツの撮影隊が中に入ったのが初め
てです。洞窟の高さ約50−60メートル、幅10−20メートル、距離3−4km。
今では洞窟までの道も整備され、健脚向きのツーアーコースとなっています。
ブルーホールにはこんな伝説があります。
大昔、ナタワと言う村人たちは空が青いのは海と一緒で空は水で出来ていると
信じていました。長い間雨が降らず水が不足して困っていた村人達は、ある日
、空に向かって「水が無い、水を落としてくれ」と大声で叫びました。すると
空から一気に水が落ちブルーホールを作ったそうです。
東海岸沿いだけでも6ヶ所のブルーホールがあります。
ココナツの乾燥所です。ココナツの中の白い部分(コプラといいます)を乾
燥し、ココナツオイルの原料とします。燃料はココナツの殻の部分を燃やしま
す。
バヌアツでは、エコカーとしてココナツオイルで走る車があります。
世界中のダイバーに、ぜひともお薦めしたいスポットが、街から5分のとこ
ろにあります。1930年代に建造された豪華客船、全長200mのプレジデント・
クーリッジ号です。クーリッジ号はアメリカ軍の輸送船に徴用されましたが、
ルーガンビル沖で沈没し、ジープ・トラック、ライフル銃などと共に、水深20
−70mに横たわっています。
プレジデント・クーリッジ号と、そこに住むおびただしい海洋生物は、ダイ
バーが近づくことがきる世界でもっとも大きな無傷の沈船として有名です。駆
逐艦USSタッカーもマロ島付近の海底に横たわっており、それ以外にも20
箇所のサイトが見つかっています。この領域にはまだ多くの未発見の沈船があ
ると言われています。ルーガンビルには日本人経営のダイブショップがあり、
日本語でのライセンス取得も可能です。




エスプリッツ・サントの中心地、ルーガンビルは、第2次世界大戦にお
ける重要な軍事拠点でした。アメリカ軍が残していった飛行場や爆撃機の
残骸、戦後に彼らが軍用装備・機材を沈めていったミリオンダラーポイント
は、今では色とりどりの魚やサンゴの住みかとなり、有名なダイブスポット
となっています。




内陸部には手付かずの熱帯林がひろがり、バヌアツの最高峰タブナマサワ
山(1879m)やサントピーク(1704m)には「ピグミー」(小さい人々)の
村があり、「リセップセップ」と呼ばれる髪ぼうぼうの伝説の原住民が住んで
いると言われています。
もちろん旅行者用の宿泊施設はなく、テントを持参するか、村の集会所に
泊めていただくことになります。宿泊代は彼等に必要な物(砂糖、キャンドル、
マッチ、ライター、塩などなど)となります。
相当な体力と時間に余裕のある人でないとお勧めは出来ません。
州都ルーガンビルは抜けるような青空の街です。
南太平洋大学のサント分校もあり、まだ交通量もあまりなく、ノンビリとした
時間が流れます。
マーケットには季節の野菜がならび、となりの食堂では、郷土料理が賞味で
きます。