ヴァヌアツ通信 第8

 発行人 器 ポルセラン陽子

nakaporzellan@ybb.ne.jp

2006.06.01発行



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元祖 バンジージャンプ     〜男の度胸が問われる 勇壮な祭り〜

  5月1322人乗りのプロペラ機で45分、バンジージ

ャンプの発祥の地、ペンテコスト島へ。 島の滑走路は草

原で雨が降ると降りられなくなり、フライトはキャンセル

となります。この祭りは、ヤム芋の豊作を祝う感謝祭で、

毎年4月から6月にかけての土曜日に行われ、日帰りのツ

アーがここポートビラから出ます。ちなみに料金は昼食込

みで4万5千円。
22人乗りでも操縦士が2人乗りますか

ら、仕方がないかな?と思いますが、高いです。

  斜面に建てられた30M余りの櫓の上から、ペニスサックのみの男性が、足首を植物の蔓で結

び、櫓の上で見物人に対してパーフォーマンスをしてから身を躍らせます。着地すると同時に「グ

シャ」と言う音と共に櫓が揺れます。接地する時の衝撃は、蔓の長さと高さをあわせること、跳

躍台の先の一部が折れること、湿った柔らかい土によってやわらげられます。

 櫓の下では、ペニスサックの男と腰蓑の女性が、踊りと歌で櫓の男を励まします。櫓、ぺニス

サック、蔓、腰蓑、すべてが自然のものです。ペ

ンテコストでは、各村々で行われますが、見物で

きる村の数を制限しています。日本のテレビ局の

取材申し込みがありましたが、文化庁は、経済主

義に走る観光化を認めず、収穫祭本来の姿を守り、

子孫に伝えていくように指導しています。

トンゴア島 イタコマ村 チーフ(酋長)授任式

  トンゴア島・イタコマ村のチーフの授任式に

招待され、取材に一人で出かけました。ここもペ

ンテコストに行った時と同じ飛行機で草地に着

陸。ここでは、子供たちが滑走路でサッカーに興

じていました。新チーフのセレモニーは、島内

14の村からのお祝いの品で始まりました。

「ウオァー、ウオ・ウオー、ラキター」の音頭と共に、生きたブタ一頭、サトウキビ、カバの木

(根っこをカバ酒にする)、ヤム芋、ゴザがセットになって、数キロも離れた村から歩いて運ん

できます。それらの贈り物は、再び各村に村の規模、島内におけるチーフの位によって分けられ、

祝いのお返しとして持ち帰られます。生きたブタはイタコマのチーフによって、棍棒で眉間を叩

かれて殺されます。動物愛護団体が見れば、怒って来そう

ですが、これがこの式典のクライマックスとなります。

村人たちは雨にも係わらず、泥を跳ね上げて地面を踏み鳴

らしながら、踊り狂います。多くの人が、街に働きに出て

るため、古式豊かな伝統儀式の趣はありませんでした。

村唯一の公衆電話Boxと受話器

陽子の一言

  草原の滑走路

      無事着陸

        ホ ッ  ! 

ポートビラ市内のレスト
ラン・ホテルのウェイター、
ウエイトレスによるレース
がありました。赤・白のワ
イン・水、さらに地ビール
の「タスカ」が加わって、
でこぼこの道を1
Km程、運
びます。

ホテルからの応援団も出て
声援、フランス風の洒落た
楽しい催しでした。

こぼさず、落とさず、ゴールへ!


「甲陽園・器ポルセラン陽子」休業中でご迷惑をおかけしています。

今月は、二つの伝統儀式に出会いました。いかに自分達の伝統文化を子供たちに引き継いでいくこと
が、難しいかと感じました。                      − 仲 陽子・誠一

皆さまからのお便りお待ちしています。アドレスは    nakaporzellan@ybb.ne.jp(従来と同じ)


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