ブルーベリー 晩秋の我が家 我が家の庭には小鳥達のために、冬に赤い実がたわわに実る庭木を数本植えている。その中のウメモドキが数日前の霜で落葉が始まり、赤い実が光輝き、目立ち始めた。 と、どうだろう、途端に、いろいろな小鳥達が集まってきた。メジロなどは柿やリンゴ等の果物が一番好物と思っていたが 最初に飛びつくのはウメモドキの赤い実だった。定住者のスズメでさえ美味しいのか、嘴で口の中に赤い実を転がしている。ヒヨドリは群がって集まってくる。 シジュカラも時々ヒマワリの実に飽きるのか、ウメモドキの実を口にしている。いろいろな小鳥達が集まってきた。言ってみれば、1年に一度ウメモドキのお祭りである。カミさんはこの日をいつも楽しみにして、ウメモドキに肥料や水を与え心待ちにしていた。だがこのお祭りも1日か2日で終焉を迎える。あっと言う間に赤い実は食べつくされてしまう。 僕はその前に、カメラセットを出して撮影にかかる。毎年のことなのでカメラのセット場所も同じだが、しかし新しい季節の旬は気持ちを昂揚させる。 晩秋がこれほど僕の気持ちを高めるのは何故だろう?我が家の庭の小さいお祭りのためか?沢山の小鳥達が集まってきたからか? 違う。それはやっと寒い冬に向かうサインを身体で感じたからだ。そろそろ木枯らしが吹き、木に付いていた、いくばくかの紅葉もきれいに落ちてしまう。散り際の美しさ?いやそんな言葉は当てはまらない。その瞬間の晩秋の美しさはとても表現できない。 小さい庭に晩秋の残滓を探してシャッターを切ってみたが、心の中の晩秋には遠く及ばない。 戻り |