房総の風土・民俗・メッセージ
房総に移り住んだ筆者が、あまりにも世に知られていないこの土地の、
この素晴らしい風土・民俗、そして人々のこころを世に発信したい.

33年に1度の{内裏神社}のお祭り・御神幸
旭市の内裏(だいり)神社は、壬申の乱(672)で、叔父にあたる大海人皇子(おおあま・後の天武天皇)の反乱で討たれた大友皇子の媛(ひめ・妃)を祀るお宮である。
大友皇子は、天智天皇の第一皇子で、天皇にはなれなかったものの、明治政府によって弘文天皇のし号を奉じられている。
媛は夫である皇子が琵琶湖尻で討ち死したあと、数人の伴とともに父、藤原鎌足の故郷鹿島を目指して船で逃げる途次、九十九里浜まで来たところで病に倒れ、上陸して土地の人たちの介護を受けるが、ついに亡くなってしまわれた。
憐れに思った里人たちは、姫を手厚く葬り,祭神に祀った。御神幸は、姫が上陸した海岸(匝瑳市)まで、姫の御霊をお連れするもので、永遠元年(1096)に始まり、文化8年(1811)からは33年ごとにあらたまった。2市数集落にまたがるお祭りは、それぞれ引き継がれ、数を増して行はれるが、里人は小学生から老者に至るまで総出で、お休み所ごと、歌舞音曲で盛大にお慰めする。房総人の情の深さを物語るものといえよう。
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