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私が出会った泣き寝入り

ある電力会社

 ある日、電柱移設工事による停電のお知らせの葉書が入っていた。工事の翌日にオープンするコンビニのためとは思ったが、近所のアパートが住居兼仕事場である私は、この電力会社に電話して、「仕事ができなくなるから時間を変更してくれないか」と言ってみた。すると、電力会社の人は、(私の要望を聞くと)近所の他の方が迷惑になると言われた。私は、コンビニを中心とする半径○○○メートルが停電になる光景を想像して「ご近所のため」と諦めることにした。

 工事日が来た。1月だったため、暖をとるため、少し離れた喫茶店に行った。停電時間は3時間と長いため、欲しくもないものを注文することになった。

 それから暫くして再び停電の葉書が届いた。今度は文句を言わなかった。

 工事日が来て、工事時間になると電気が止まった。本でも読むかと思ったが、意外と室内が暗かったため、じゃあ、昼寝でもするかと思い布団に入った。ところが工事をする人の(仕事とは関係のない)声が煩くて眠れない。窓を開けて文句を言おうとしてビックリ。コンビニには明かりがついていて平常営業をしている。そもそも、こんな短い周期に2度も工事をするのも解せない。

 電力会社に尋ねた。すると、お客さまセンターの名刺を持った人がやってきた。最初は個人情報がなんたらと言って教えてくれなかったが、電柱の移設場所が市有地とわかって「何が個人情報だ」と私が言ったら、しぶしぶ説明し始めた。

 停電しているのは、コンビニとは違うブロックにある(私がいる)アパートだけ(ちなみに他の住民は殆ど日中は家にいない)。また前回の工事は場所を間違えたからやり直しをしているとのこと。

 当事者であるコンビニが停電であれば、「ご近所」ということで我慢もするが、大口のお客は(当事者であるのに)停電にはせず、私のような小口の客を犠牲にさせるやり方は納得いかない。

 文句を言うと、お客さまセンターの人は玄関で謝るだけ。通行人からは私が理不尽なことを要求しているみたいで甚だ感じが悪い(昔、「ほめ殺し」というのがあったが「謝り殺し」か?)。結局、私のお客から「FAXが届かない」という苦情が私の携帯電話に来て、私がそのお客の所へ向かったため、それっきりになった。

 後日、別件でこの電力会社に文句を言う機会を得た。もっとも、前に来た人は転勤したとのことで別の人が来た。

 病院なんかは電気工事のときどうするんだと尋ねたら、事務所・商店・工場等は色々な方法を使って配慮するとの返事。「うちも事務所なんだけど」と言うと相手は再び「謝り殺し」に突入。まったく話が進展しない(それが向こうの作戦なんだろうけど)。

 私としては停電以上に、電力会社の人に文句を言うことが時間の無駄。向こうはそれが「仕事」なのだから痛くも痒くもない。悔しかったら裁判でもしてみろという態度。

 裁判をしても、2回目の工事で相手の過失を一部認めさせるのが精一杯だろう(完全勝利でも○万円がいいとこ)。万が一、完全に勝ったとしても、電力会社の人と交渉している時間や裁判に費やす時間はまったくの無駄になる。

 一方、「お客さまセンター」の人は、裁判になれば顧問弁護士にバトンタッチするだけ。そして一番重要なのは、「お客さまセンター」の人の給料も弁護士の報酬も、私たちの電気料から出ているということ。たとえ裁判で勝ったとしても、そのお金は元々、私たちの電気料だ。

 この電力会社のCMは有名俳優を使って頻繁に行っている。ラジオではおもしろおかしい(つもりの)CMを垂れ流している。独占企業でなぜCMが必要なのか(JRなら、CMによって旅行に行こうかという気分にさせるからまだわかるが)。CM料もすべて私たちの電気料から来ているのかと思うと(それでいて私たちは他の電力会社に換えることもできない)、この会社は狂っているとしか思えない(そういえば、この電力会社の元会長は不明朗な中国古美術品購入で辞任している。過労死で訴えられたこともある。原発裁判は頻繁だ。この会社は世界で最も裁判を起こされている会社のひとつであることに間違いない)。

 もし皆様のところに停電工事の連絡が入ったら、どういう工事でどこが停電範囲になるのか、もしその時間に仕事をしているのであれば具体的な配慮はどうしてくれるのか、問い合わせて欲しい。特に小口の客が大口の客の犠牲や理不尽になっていないのか確認して欲しい。もちろん、やむを得ないとわかれば、私も公共の利益のために犠牲にならないとはいわない。


中部電力株式会社(中電)CHUBU Electric Power Co.,Inc.