星は生れた時から踊っています。この地球もそうです。真っ暗な宇宙で 一番暖かく明るい太陽のエネルギーをその体にあびるため、自分でくるくる回転しながら太陽の周りを回っています。
 地球の表面には空気や水、そして大地があります。空気は白い雲をまとい「もくもく、ふわふわ」ゆっくり踊ります。水は「ざざっー、ばしゃー」はげしく踊ります。大地はふだん休んでいるのに一度踊るとそのおど りは巨人のダンスよりさわがしいです。
 そんな踊る惑星に生きる生き物ももちろん踊っています。暗い夜空がゆっくり明るくなると今日の舞台が始まります。「おはよー。」まずお日さまがご挨拶。続いて小鳥が歌い始める。お月さまは、夜の間、ごくろうさま。これから休んでくださいな。犬は散歩に、猫は集会に出かけす。
 小さな世界も踊っています。ありは、地面で「ちーたか、ちゃかちゃか」あっ ちへこっちへ小さく大きく動き回ります。
 せみは「ジージー、ミーンミーン。」
 かえるは「げこげこ、げろげろ。」さまざまな歌も聞こえます。
  熱い歌声、涼しい歌声、
 声、声、声。 
 音、音、音。
  「ブーブー、シュウシュウ。」車の音
 「ガタガタ、ゴトゴト。」電車の音
  全てに音があるのです。聞こえる音、聞こえない音。黙っていても踊っているのです。
   大きな回転聞こえない音。
  小さな生き物を小さな動物が食べた。
   小さな動物を大きな動物が食べた。
   大きな動物を小さな生き物が食べた。
   自然の回転聞こえない音。
   みんなは、みんなのために生きています。手と手をつないで踊っています。
   だから、
  人間だって踊っているんです。
  学校で、会社で、家族の中で。
  勉強、勉強、勉強。
   漢字や数字やアルファベットが頭の中で踊っているよ。頭のおどりはとっても速い、踊りすぎには気をつけて。
    仕事、仕事、仕事。
 お金や電気が会社で踊っている。会社のおどりはとっても長い、ときどき休みが必要です。
  お家の中でも踊りがいっぱい。
   テレビの中、オーディオの中、ゲームの中。
 楽しいおどりを踊っています。
 好きなおどり、嫌いなおどり、いろいろあるけど必要なおどりが一番大切。
 大好きなご飯の時間。
 鍋では野菜が「ことこと、ごとごと」
 フライパンの上ではお肉が「じゅーじゅー」
 踊れ、踊れ、おいしく踊れ!
 お口の中では、甘いや辛いや酸っぱいがところせましと踊ってる。いろんな味が体に大切。
 心の中も踊りでいっぱい。
 「うきうき、わくわく。」楽しいおどり。
   幸せいっぱい、よろこびが場外ホームラン。みんなはこのおどりが一番好き。一生踊っていられたらいいのにね。でも、ちょっと待ってこれだけだとやっぱりあきちゃうよ。
 「めそめそ、しくしく。」悲しいおどり。
 寂しさ、つらさが押し寄せてくる。死んじゃいそうに苦しくて早くやめたいこのおどり。
 でも、でも、でも、秘密があるのを知ってるかい。だれも気付かないけどこのおどりは強くなるための魔法のおどり。みんなに必要な魔法のおどり。
 二つのおどりは、「ぎったんばったん」どっちが上がると、どっちが沈む。いつか終わるまでがんばろうね。
 さあさあ、踊りつかれて幕がおりる。今日も一日がんばった。しずかにしずかに休みましょう。あとは、お月さまお願いね。あなたと星との輝くおどり。わたしは夢で踊ります。