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”リストラ要因収容所”と言われる「お客様相談室」で佐倉を待ち受けていた仕事とは!? サラリーマン諸氏の鬱憤をふき飛ばしてくれる痛快作

単行本 重版未定
光文社 2002.10 \1,995 4334923739
文庫版 (画像はこちらのものです。)
光文社 2005.3 \720 4334738427

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■ 内 容
佐倉涼平は喧嘩早い性格が災いして大手広告代理店を退職、珠川食品に就職し広告部門に配属になったが、早々にまたもやその性格のために会議でトラブルを起こし配置転換されてしまう。
配属されたのは社内ではリストラ要因収容所として恐れられ、”ゴキブリハウス”と陰口を叩かれている<お客様相談室>。構成メンバーもさすがにそこに配属されるだけのことはある一風変わった人物ばかり。
そこでの仕事は専らクレーム処理。理不尽な客に下げたくも無い頭を下げ、謝罪に駆け回る日々。性に合わない仕事に始めは退職も考えた涼平だったが、金に困っていてすぐに辞めるわけにも行かず・・・。
プライベートでも恋人に逃げられたばかりの涼平の<お客様相談室>での奮闘振りとサラリーマン生活の理不尽さをユーモアとペーソスたっぷりに描き、最後にはスカッとさせてくれる痛快作。
■ 感 想
面白おかしく誇張はされてはいますが、サラリーマンなら多かれ少なかれ経験したことのあるような会社という組織の理不尽さが描かれているので、大いに共感してしまうと思います。 それが対お客様となると更に理不尽さがUP!「お客様のひと言は神様のひと言」なんて言う社訓を掲げている珠川食品ですから涼平の苦労と忍従は並大抵ではありません。次から次へと現れるとんでもない客にコメツキバッタのように頭を下げ、東奔西走させられる課員たち。おかしさの裏に悲哀も感じさせられますが、全体には軽妙で読み心地の良さは抜群です。
一癖も二癖もある課員たちがまた、おかしい!
特にベテラン課員の篠崎のキャラクターは秀逸です。リストラ収容所と言われる<お客様相談室>でベテランになっている・・・というだけで、篠崎が一筋縄では行かない人物なのはうかがい知れますが、その人物像たるや想像以上!出色の出来栄えです。
最後は見事な大団円。読んでいる方もすっきりと爽快な気分になれます。
うまく行き過ぎ・・・とかナントカ言うことはこの際考えないで、ですが。(2006.8.16)
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