信仰と音楽

| バッハとルター | 倹約の精神 | 神を讃える |

● バッハとルター ●

バッハは、ルターを心の師としていました。バッハが生まれたアイゼナッハという町は、ルターが新約聖書をドイツ語に翻訳した地でもあります。そして、バッハが洗礼を受けた聖ゲオルグ教会は、ルターが説教をした教会です。


● 倹約の精神 ●

当時のルター派では「倹約の精神」が説かれていました。この精神はバッハの音楽にもあらわれています。例えば、バッハの手書きの楽譜は、ぎっしり詰めて書かれ、譜面が足りないときには、余白にまで書いています。オーケストラの楽譜で空いたところがあると、別の曲を書いたりしています。


● 神を讃える ●

ルターの音楽に対する考えは「音楽は神のすばらしい賜であって、本来神に発するものであり、すぐれた音楽は様式のいかんを問わず神を讃えうる」というものでした。バッハの宝石のごとき曲の数々も、きっと神に捧げるために書かれたのでしょう。

そして、ほかならずバッハ自身が神に近い人間だったからこそ、天国の調べのような美しいメロディを私たちに伝えることができたのでしょう。