なおぞうの日記(2002.7月〜9月)

 

2002年7月5日 晴れ
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このところ、相変わらず忙しいし、暑い。
昨日は病理学と寄生虫学の実習で、顕微鏡を6時間は見ていたし、今日の薬理学は、3コ
マみっちりN助教授の講義。
試験科目が多いので8月の下旬から9月一杯ずっと試験期間になりそうだし、貧乏なので
アルバイトもしなくちゃいけないし、
先のことはあまり考えたくないなおぞうであった。

2002年7月6日 晴れ
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夜、珍しくTVドラマを見る。小津安二郎監督の『東京物語』のリメイク版だというので、
ちょっと気をひかれたのである。
約50年前の映画のシナリオをほぼ踏襲するものだった割には、それほど不自然さは目立
たなかった。
というより、不自然さの感じられる細部はすべて省略していたというべきか。そのため、
オリジナル版に比べるとひどくあっさりしたものになり、やっぱり物足りない。オリジナ
ル版との違いがいろいろと興味深かったけど。(オリジナルでは紀子が義母に小遣いをや
る設定になってたけど、リメイク版では逆に義母が紀子に小遣いをやる設定になってい
た。)
まあ、松たか子がまずまずだったので、時間の無駄ではなかったわい。

2002年7月11日 晴れ
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今日は台風一過で大変な暑さである。
今週も、外科学総論の試験があったり、実習が続いたりでハードな毎日。
あと2週間ちょっと、がんばらなくては。
ちょっとどこかに出かけたくなっているなおぞうであった。

2002年7月17日 曇りのち晴れ
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毎日相変わらず忙しい。授業の後、図書館で勉強。夕食後また勉強。
面白い話もありません。

でも、今日の授業では、諏訪中央病院の鎌田實先生(「がんばらない」という本の著者で
有名らしい。)の話を聴くことができた。
鎌田先生は、東京医科歯科大学卒業後、「住民に見捨てられた」地方病院に就職し、地域
住民の健康指導を通して脳卒中の死亡率を減少させたり、高度先進医療を積極的に取り入
れ、入院日数を減らして医療費の減少をはかるかたわら、ホスピス病棟や在宅看護にも配
慮し、さらにはベラルーシ共和国の医療活動にも協力するなど、さまざまな分野で活躍さ
れてきた人である。(ということを、今日はじめて知った。)
「徹子の部屋」に出演したり、原作がドラマ化されるなど、少々有名になりすぎているの
かも知れないが、氏の医療・人間に対する情熱には、学ぶべきところが多かった。
人間、皆同じといいながらも、偉い人はいるものだなあと、少しはやる気が出た(かもし
れない)なおぞうであった。

2002年7月30日 晴れ 前期授業やっと終了
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日程の変更で、今年度は前期授業を全部、夏休み前にやることになった。
このため、9月の試験前の授業はなくなったが、7月もほとんど終わりの今日まで授業が
あった。
試験は前倒しで8月の下旬から始まるし、夏休みは全然ないなあ。
本当はしばらくのんびりしたいのであるが、だらけるとそのままやる気がなくなってしま
いそうなので、しばらくは勉強をしようと思っている勤勉ななおぞうであった。

2002年8月9日 晴れ
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最近、なおぞう2号が将棋をおぼえて、相手をしろとうるさくて仕方がない。
弱いくせに(なおぞうと8枚落ち)、いやに熱心で、今日などは自分でバスに乗って将棋
道場に出かけていった。
勉強もそれくらいやれば良いのだが、まあ小学校1年生だから、好きな趣味が見つかった
だけで良いとするか。

2002年8月11日 晴れ
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このところK府の自宅に居て、夏休み中のなおぞう2号の相手をさせられることが多い。
毎日ぐうたらぐうたらTVを見たり、漫画を見たり、将棋を指したりしているなおぞう2
号を見ていると、つい勉強もしろやと小言を言ってしまう。
自分自身の小学校低学年の頃を考えても、夏休みの宿題は数日で仕上げ、(工作は8月3
0日くらいに母親がやっていた。)あとは、全くといっていいほど遊び呆けていたもので
あるが、勉強しろとなぜ言ってしまうのであろうか。
昔と違って子供同士のネットワークが少なくなり、外で子供が遊ぶと言うことが少なくな
ったため、親の管理下に置かれる時間が増えて、つい、親が管理したくなってしまうのか
もしれぬ。
幸い、なおぞう2号は、自分で子供将棋教室に通い始めたので、他の子供との交流は保た
れている。人間は強制されるといやになるものであるから、勉強しろとはあまりいわない
方がいいなあと、ちょっと反省しているなおぞうであった。

2002年8月22日 晴れ
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試験も近づいてきたというのに、なんだか気力が出ない。
なおぞう2号が通っている道場の主催の将棋大会に、級位者の部門で出場して賞品をせし
めたりするなど、くだらない日々をあいかわらず過ごしている。(将棋倶楽部24では未
だに2級だから、勘弁してもらおう。)

免疫学は追試がないらしいので、頑張らなくてはいけないのだが。
一通り、免疫学のシケプリは読んだものの、まだしっかり頭に入っていない。
今日など、午後、ずるずるとPSのドラクエをやったりして、やることは小学生並みであ
る。

なおぞう2号も、夏休みが残り少なくなって、絵日記をしぶしぶやっている。
日記の文章の方はなおぞうが見てやったのであるが、もちろん絵はだめ。
なおぞう2号の絵は、なおぞうの小さい時と劣るとも優らないひどさで、ぢいさんが下書
きを書いていた。^^
夏休み帳はなく自由課題であるという点は、昔よりましであろうか。

2002年8月26日 晴れ 試験始まる
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今日からいよいよ試験が始まった。

大事をとって、昨晩遅く、M市の極貧部屋に戻ってきた。
やっぱり子供がいないと集中できるなあ。
電車の中と併せて、6時間近くは勉強できた。

試験問題は、T先生、K先生、両方とも基本的な問題を出してくれた(一部を除く)ので、
単位は大丈夫そうだ。
夏休み中、やっぱりぐうたらだったので、早速、次の試験の準備に取り掛からなければな
らないなおぞうであった。

2002年8月30日 晴れ 遺伝学試験
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今日は遺伝学の試験。過去問を見る限り出題傾向が一定しているものの、F教授の性格を
反映して細かいところまで論述させるので、油断できない科目である。

3日前に、なおぞうの窮状を見かねて、某AKI氏がノートPCその他付属機器もろもろを
極貧部屋に設置しにきてくれた。
これによってインターネットを極貧部屋でもできるようになり、まことにありがたいこと
である。
それはともかく、もともと気力が出なかったなおぞう、AKI氏と飲みに行ったり、K温泉
に出かけたり、たっぷり1日遊興してしまったのであった。

勉強が足りない上、記憶力はなおぞう2号以下とあっては、もともと期待できるはずもな
いのだが、実際、A4で9枚の解答用紙はしんどかったぜ。
2時間でどうやってやれっていうんじゃ。結局、試験時間は3時間に延長されたが、時間
が足りないことくらいわかりきっているのだから、最初から3時間にしてもらいたいもの
である。
速く書きすぎて、ぐちゃぐちゃになっちゃったぢゃないか。

通っているといいけど、採点基準がわからず、少なからず不安ななおぞうであった。

2002年9月9日 病理学試験
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今日は病理学の筆記試験。一週間前に公衆衛生(環境・疫学)の試験が終わってから、準
備の時間はあるはずだったが、
K市の自宅に帰って、ぐうたらすごしていたので、勉強不足である。もっとも、範囲が膨
大なので、いくらやっても勉強不足なのだろうが、それにしても膨大なプリントの量であ
る。
クラスで出している試験対策プリントだけで80枚以上、授業中に配られた資料もそれく
らいありそうだし、教科書の該当範囲は500ページ弱、教科書なんぞとても読んでられ
ないと思ったが、いろいろ調べているうちに、結局ほとんど目を通してしまった。(笑)
去年の後半の病理学総論の試験でも利用したし、18000円強の値段の元はとったかし
らん。

それにしても、試験のきついこと。1病のE先生やS教授の問題が結構ハードで、他の先
生のところで取りこぼすと危ない感じである。
何とか単位はあるのではと楽観しているが(←勉強不足で、できなかったところがはっき
りしていないのかも)
やれやれである。

これから先、さらにハードになって行くのであるが、とりあえず昼寝でもしようと思うな
おぞうであった。

2002年9月17日 法医学試験 雨
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金曜日の病理学のスライドの試験は、S教授の問題が難しかったが、E先生が平易な問題
を出題して下さったので、何とかなりそうである。今までのところ全部通っているかしら
ん。(免疫学はめでたく全員合格)
それはともかく、まだまだ試験は続く。今度は、今までまったく手付かずでいた法医学で
ある。黒焦げになった死体だとか、ミイラ化した嬰児の死体だとか、そんな写真がいろい
ろと載っているので、教科書をあまり開く気がしない。
かみさんが興味本位に見ている。なおぞうの10倍は神経が太いからな。おまえさんが代
わりに試験受けてくれるかや?
なんとか一通り教科書に目を通し、試験にのぞむ。

選択40問、スライド10問、記述8問、1時から始まった試験、終わったのは5時前。
休憩やスライドの解説もあったけど、やっぱり疲れました。
いろいろな死体の写真を見ても、何とも感じなくなり、さらに感性が磨耗していくなおぞ
うであった。
あさってはさらに寄生虫学の試験があるので、あまりほっともできないのであった。

2002年9月19日 寄生虫終わる? 快晴
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前から準備していた寄生虫だが、なんせ暗記することが多すぎて、(それぞれの寄生虫の
生活史、形態、診断法、治療法を全部覚える。)、掛け値なしで地獄である。
回虫・犬回虫・アニサキス・ギョウ虫・鞭虫・ズビニ鉤虫・アメリカ鉤虫・糞腺虫・日本
住血吸虫・マンソン住血吸虫・ビルハイツ住血吸虫・ウェステルマン肺吸虫・宮崎肺吸虫・
横川吸虫・肝吸虫・肝蛭・広節裂頭条虫・無鉤条虫・有鉤条虫・単胞条虫・多胞条虫
赤痢アメーバ・アカウントアメーバ・ネグレリア・膣トリコモナス・ランブル鞭毛虫・ト
キソプラズマ・マラリア・ニューモシスチスカリニ、この他、病気を媒介する節足動物と
して、ノミ・シラミ・ダニをいろいろ覚えるのだから、本当に果てしない。

それなのに、試験時間は60分、問題も、授業でほとんど扱わなかったトリパノソーマを
出すなんて、そりゃあないよ。
問題数が少ないから、ちょっとはずしたらもうアウトじゃないか。
もっと問題量を多くして、あたりはずれがないようにしてもらいたいものである。

この試験だけは通ってほしいと願うなおぞうであるが、どうなることか。

しかし、がっかりしている暇はなく、最後のヤマ、薬理学に取り組まなければならないの
であった。
でも、今日はちょっと息抜きするか。

2002年9月26日 薬理学試験 曇り
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今日はいよいよ薬理学の試験。これで最後だが、一番の難関である。昨年はこの科目で引
っかかった人が最も多かったらしい。
完全に夜型の生活になり、昨晩8時に起床し、徹夜で勉強して試験に臨む。

C教授やO先生の問題はそれなりだったが、N・H・M各先生の問題が難しすぎ、どうに
もならない。
薬の名前は意味がないので世界史の人名と同じく、記憶に残りにくい。なおぞう、世界史
は苦手だったのである。
加えて、試験中にあれこれ解説したがる先生もいて、ほんとうるさかったぜ。

60点で切られたら、駄目そうな感じである。(寄生虫は55人が不合格。@@ なおぞ
うは運良く助かったが。)他の学友もやっぱりぐったりしている。

試験終了後、年寄り学生(といっても20代の人もいる)仲間で釣りにでかける。(←な
おぞうはもちろん、見ているだけ)
久しぶりに見た清流の水の色に、ぼんやり見入るなおぞうであった。

 

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