なおぞうの日記(2004.3月〜7月)
2004年3月31日
国家試験
国家試験まであと1年をきった。なおぞうの周囲の学友達の大部分は勉強会を開いて受験勉強をやっているようだが、なおぞうは週末に隣県の家まで帰ることもあって、全く参加していない。では、自分で勉強しているのかといったら、それもやっていない。やる気が出ないのである。別に医学の勉強が嫌になった訳ではないのだが、まあ、要するに、ぐうたらなのである。病院実習が終わってからでも何とかなるのではと楽観的に考えていたのであるが、待てよ、国家試験以外にも、卒後研修先の病院をどこにするか考えなければいけないし、そのための試験に対する対策も場合によってはしなければならないなあ。やれやれ、そろそろ身を入れていろいろやらなければならないのかしらんと、めずらしく酒を飲まずに物思いにふけるなおぞうであった。
2004年4月10日
花見
昨日は年寄り学生グループを中心にお城のそばで花見をした。なおぞうは実習が午前中で終了したので、先発隊となり場所取りをし、ぼんやりしていても仕方がないので、昼の2時過ぎから早くも飲み始める。一緒にいた若い学生2人がいなければ、どこから見ても完全に駄目なおぢさんである。天守閣を背景に満開の桜を見つつ、仲間とおしゃべりをしながら飲む酒は最高である。夕方になると総勢10人以上となり、泥酔する人もいれば吐く人もいてもうめちゃくちゃや。おっと、そういう自分もふらふらして自転車にうまくのれないぞ。夜の12時近くまでいい歳をしてよくもまあ飲んだものだ。こんなに飲んだのは10年ぶりかしらん。しばらくは酒をやめようかと思うなおぞうであった。
2004年5月24日
眼科・耳鼻科
最近、日記をつける気力がわかず、気がつくと1ヶ月以上もサボっていた。別に忙しいわけではないのだが。先週・先々週は眼科。糖尿病網膜症、加齢性黄斑変性症、緑内障、白内障などの患者が病棟や外来にずらり。他の科にもまして、老人の割合が多い。白内障を除けば、手術がうまくいっても病気の進行を抑えるだけであるから、患者からのクレームが多いらしい。まあ、急患が少ないので、他の科に比べると、先生方に余裕があるようであるが、手先の器用さを要求される眼科は、なおぞうには無理そうだ。今日から耳鼻科が始まったが、早速、中咽頭腫瘍の手術。頸部リンパ節の郭清と下顎骨切開による病巣摘出術などで、手術時間は9時間以上。この科もなおぞうには縁がなさそうだ。科の選択は、みんな、頭を悩ませている問題である。
2004年6月5日
あと8週間
病院実習もあと8週間、おじさんグループ(とはいっても、なおぞうよりはみな若い。女の子も一部いる。)で飲み会を開く。昨年10月に実習が始まって以来、大過なく仲良くやっているうらやましいグループもあるが、大部分は人間関係に悩みを抱えているようである。5〜6人の小グループが毎日顔をつき合わせている訳だから、やむを得まい。半年くらいで、一度、班替えをしてもらいたいものである。ぐちをこぼしていた学友に、ではなおぞうと交代してくれないかといったら、それだけは御免とだといわれた。さもありなん。なおぞうの班の後の班の人の話によると、いつでも「前の班は、、、」と言われるらしい(詳細略)。なおぞうも最近は、ストレスのため、酒を飲みすぎている。昨日も夜3時まで飲んでしまった。二日酔いで、当分酒は飲みたくない気分である。なんだか、40歳を越えてもぜんぜん成長してないなあ。しっかりした奴は若くてもしっかりしているし、だめな奴を歳をとっても駄目ということかしらん。と後ろ向きななおぞうであった。
2004年6月19日
内科
先週は循環器内科、今週は呼吸器内科、いずれも重要な分野である。肺の音はまだわかりやすいが、心音は非常にむずかしい。なおぞうの家の近所の老開業医は、下着の上からちょこちょこっと聴診器をあてているが、あれでは何もわかりっこないな(笑)。内科は外科と違って、ある程度自分で勉強して技術を習得していくという分野で、奥が深くて面白そうで、体育会系が好きではないなおぞうの性には合っていそうだが、一生受験勉強って感じもするしなあ、でも、つぶしがきくしなあ、と相変わらずあれこれ考えてしまうなおぞうであった。
2004年7月3日
精神科
先週・今週と精神科の実習。うつ病・統合失調症から、アスペルガー症候群、拒食症までいろいろな症例がある。外来実習では、初診患者さんの問診をさせてもらう。他の科と違って、問診には30分以上かけて丁寧に行う。一人一人の患者さんを全人的に診るのは大変だが、なかなか興味深い。ネットで、歳とって医学部を卒業した人たちの科の選択に注目してみると、精神科を選ぶ人が結構多い。たとえば、この方々など。http://www9.ocn.ne.jp/~tsuchi/new_page_1.html http://www.yokohama-aihara.jp/ikyoku.htm
上には上(?)がいるものだ。人の話を聞くという点では、年齢はプラスに働くから、他の科に比べると歳がハンデにならないのかも。面白そうだし、体力的にもむちゃくちゃきついということもなさそうだしと、精神科にやや心をひかれるなおぞうであった。