なおぞうの日記(2003.1月〜3月)
正月気分がまだ抜けないのであるが、今日から大学が始まる。
講義からはしばらく開放されるが、極寒の中、7週間自主研究を行わなければならない。
早朝、風林火山の県のK市から、大学のあるM市まで電車で出向く。
県境が近づくにつれ、雪が増えていく。
M市に着くと、別世界である。まさに冷蔵庫の中、−8℃と電光掲示板に出ている。
なおぞうは、病理や諸検査に興味があったので、中央検査部で研究させてもらうことにした。
なんと、初日からいきなり病理解剖の見学である。3年の時の系統解剖で慣れているとはいえ、今日見学したのは、つい最近まで生きておられた方のご遺体であり、生々しさが違う。
とはいうものの、慣れとは恐ろしいもので、病気がどのように広がっているのかがわかって、とても興味深く、見学できてありがたかったと感じた。
まあ、一応、医学生になったということであろう。
午後は、DNAを標本から採取する作業に入る。
指導教官のS先生、非常に親切に指導してくださり、ちょっぴり不安だったなおぞうも、ほっとして帰宅したのであった。
でも、今日は盛りだくさんで、結構疲れたなぁ。
自主研究の方は、S先生の寛大なご指導のお蔭で、破綻を来さずになんとかやっている。
もちろん、不器用ななおぞうのことであるから、電気泳動に使うアガロースゲル(固めの寒天のようなやつ)を曲がって切ったり、ピペットの扱いに四苦八苦してはいるが、とりあえず実験は進行している。
いずれにしても1月2月をずっとM市で過ごさなければならないのであるから、寒さ対策をしなくてはならない。
M市におけるなおぞうの部屋にはなんと雨戸がついていない。先日は、共同トイレの水も凍ってしまったので、水をチョロチョロ流しっぱなしにしている。昨年度は、こたつもたてず、電気カーペットだけでしのいでいたが、限界である。
ついに先週、大学のそばのリサイクルショップで、オイルヒーターなるものを購入した。オイルヒーターは、なんでもヨーロッパで考案されたものらしいが、不燃性のオイルを媒体として周囲の空気を暖めるもので、火を全く使わず、きわめて安全性が高い。
その代わり、電気代が高くつくし、あまり暖まらないという欠点もあるが、今日、断熱シート(とはいっても、缶入れお菓子の内側に入っているプチプチ空気の入ったビニールシートのようなやつ)を購入し、窓の全面に貼り付けた。なるほど、確かに効果はあるみたいだ。
あとは本箱を買って本の整理をすれば、昔独身時代に住んでいたS荘よりましになるかなと、めずらしく暇な時間を建設的に使おうとするなおぞうであった。
2003年1月21日 (雪のち晴れ)
朝、大学に行くため外に出たら、かなり雪が降っていた。構わず、自転車で突っ走る。
やれやれ、せっかく融けかけていた雪が、また積もってしまった。
これが凍るとあぶないんだよな。
このところ、結果が出なかった実験、ようやくまともな結果が出る。実験手技に未熟なため、なにかミスがあったのであろう。
貴乃花引退。大相撲も本当に終わったな。
昨日の雨で雪が大分融けて、かなり通行しやすくなった。
日差しも徐々に強くなって、なんとなく春を感じるなぁ。
もちろん、まだまだ寒い日は続くのであるが。
自主研究はようやく半ばをむかえ、ピペットの使い方にも慣れてきた。
無事に結果が出るといいのであるが。
講義を受けるよりはやはり体が楽なのであろうか、最近、自炊をするようになった。
とはいっても、カセットコンロを利用して部屋でしゃぶしゃぶをやるだけなのであるが、外食では揚げ物が多くなるので、自炊の方が食べ過ぎなければ体に良いのではないかしらん。
DNAのシークエンスがなんとか解読でき、自主研究にも目途がついてきた。
このところ、毎日自炊、鍋ばかりやっている。はたはたが安い(5匹で130円)のでつい2パック買ってしまうが、当然一人では食べきれず冷凍する始末。
自炊して栄養のバランスは良くなったが、食べ過ぎて破滅の道を歩むなおぞうであった。
今日は風林火山の県の知事選挙があった。
4人の候補者が出馬した。
きわめて保守勢力が強い所であるから、赤旗の党の候補者は勝ち目が絶対にない。
その他3人の候補者の中から、一番人間がまともそうな無党派を主張する候補者に入れたが、3位で敗北。
某政党のN中氏が応援に駆けつけた悪代官のような候補者は落選したものの、人畜無害の何も改革ができそうもないぢいさんが当選した。
やっぱり長野県のようにはいかないわいと、あらためて風林火山の県の暗黒を実感したなおぞうであった。
1日かかってようやく免疫染色の結果が出たが、予想とは反対の結果となってしまった。
ふぅ。
必勝態勢で、王手をかけて勝ったと思ったら、遠くの方の馬が利いていてとられてしまい、振り出しにもどったようなものである。
まあ、これだから、実験は面白いとも言えるのであるが、、、、
まだまだ、自主研究が終わりそうもないなおぞうであった。
このところ、珍しく日記が続いているが、要するに暇なのであろう。
今日も、一連の実験作業は4時前に終了した。
自転車で大学からA温泉の共同浴場に行く。銭湯と違って、看板も出ておらず、知らない人は見過ごしてしまいそうな建物が共同浴場である。
なおぞうの同級生のH君は、「究極の所」と言っていたが、確かに洗い場には4人位しか入れず、浴槽も一つで、ちょっと入るのには決心が要る。
ただ、なおぞうが行くのはいつも昼間であるためか、それとも地元の人以外は知らないためか、3人以上入っていたためしがない。その上、入浴料は200円だし、お湯は掛け流しだし、大学から家とは反対方向に坂を登って頑張るだけの価値はある。
なおぞうは月2回はこの共同浴場に行くのである。
風呂から上がったら、急に焼肉が食べたくなった。とはいっても、なおぞうの家の近所の某韓国系焼肉屋では、凍ったままの薄っぺらいタンを出してきて、ご飯とビール1本頼んだら、ほとんど2000円である。
たとえパチンコで大勝してももう2度といくまいと思っていたような店に、月曜日に負けたなおぞうがいくはずはない。
焼肉用のグリルを某店で600円弱で買い、スーパーで豚肉ロース、タン、ジャガイモ、ねぎ、しいたけを買い、部屋に帰って二階堂のお湯割を飲みながら、健全に自炊をするなおぞうであった。
じゃがいもを薄切りにして焼くと、結構いけるぞよ。
今日は祭日であるが、実験が滞っているので大学に行く。
指導教官のS先生はじめ、N先生、その他、少なからぬ人が来ていた。
研究の厳しさを感じる反面、ここまで仕事が好きだなんて、うらやましい気もする。
とはいっても今日は祭日なので、S先生に昼食をご馳走になった後、2時半には帰宅し、その後はだらだらと過ごすつもりのなおぞうであった。
実験がようやく成功し、あとは結果をまとめるだけとなった。これはこれでまた一苦労なのだが、2月中には何とか片がつきそうなので、とりあえず一安心のなおぞうであった。
ところで、なおぞうの隣人は札幌出身であるが、今日、親しく話をしたところ、松本の寒さは札幌と変わらないとのこと。松本の寒さ、やっぱり並ぢゃないことがはっきりした。
やれやれ。
自主研究の実験、先週で終わったかと思っていたら、対照実験が不十分だったため、今週までずれこんでしまった。
それでも、レポートは一応形にしてしまったので、指導教官からの訂正の指示(メールにて)に従えば、完成である。
明日から一応春休みだが、甲府に帰ってゴロゴロしていると、家族からいろいろいわれるし、かといって、M市にいても、金もないし、、、
一週間くらい、アルバイトをしたいなぁと思うなおぞうであった。
花粉症のため、このところなおぞうはほとんど活動していない。体重増加に気をつけねば。
甲府の自宅にADSLを引き込み、ネットで暇つぶしをしたり、なおぞう2号を殴りながら計算をやらせたり、あと、家庭教師でたまさか出かける位である。
4月からはこれまで以上に忙しくなるので、少しは勉強しなければならないとは思うのだが、なおぞう2号と同じで、やる気が出ない。
今日、なおぞう3号がやけに大声で泣いていると思ったら、どうやら、ひいばぁと叩き合いのけんかをしたらしい。
なおぞう3号も悪いのであるが、ひいばぁも3歳の幼児並みである。
自主研究の要約を英語でまとめなければならないのだが、(大したことはないが、)だらけきって全くやる気のでないなおぞうであった。