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基本的に物理的な距離があれば被害にはあわない。ごみごみした所では特に気をつけよう。デジタルカメラや携帯電話は使ったらすぐにしまいこんだ方がいい。またリスクを分散させるのも手で、一つのバックや財布に全財産や全書類を入れておかない方がいい。意外にも現地のイタリア人もウエストポーチや小型の肩かけ鞄を使っている。また盗まれることを前提にして「多額の現金を持ち歩くな」というアドヴァイスをよくする。下の文章の中には、一応地名をあげてはいるけれど、カッコの中の地名はそこで常に同じような被害に会うわけでは無い。
二人乗りバイクによるひったくり(特に、スパッカナポリの横道やCorso Umberto I )
歩道がある所は歩道を歩き、車道側をできるだけ歩かない。車道側にできるだけバックを肩にかけない。バイクの音が背後から聞こえて来たら振り返って観察する。いったん止まってやりすごすのもよくアドバイスされる(誰かが後ろを歩いている場合も有効)。ポルタアルバPorta
albaの周辺では結構被害が多いようで、よく警察が被害者らしき人の事情聴取をしているのを見かける。
同類の手口として、男が後ろから走り抜けざまにひったくり、前方(or 路地)に待機してるバイクに乗って逃走するケースが、Via
Mezzocannone, Via d. Tribunaliで最近あるようだ(いずれもスパッカナポリ周辺)。先日は、ピニャセッカでも見かけた。
公共機関でのスリ(特にバスR2, トラム(市街電車)Linea1とかのガルバルディ広場を経由する路線)
隙を作ってスリにくる。バスや電車で乗り降りの際に強引に押してくるのが基本のようだ。特に荷物が多い時はできるだけ、混んでいるバスに乗らない方がいい。大きな荷物を持っていると、手伝う振りをしてスルのもいる。ズボンの尻のポケットはスリやすいと云うので、財布は前のポケットや、ボタンやチャックで閉じられるポケットに入れる方が良いだろう。2-3人組のスリもいて、仲間が人の注意をそらすような事(泣いている赤ん坊を抱えているとか)をして、その隙にもう一人が掏る事もあるらしい。他の都市に比べると体験談としては少ないが、バックを刃物で切られて財布を抜かれた人もいる。
路上
狭い路地で、車が通るので脇に退いている隙にリュックの小ポケットのチャックを開けられて物をとられた人がいた(スパッカナポリ)。
麻薬中毒(立ったまま寝てたり、ふらついている人)もしくはジプシー風の子供連れ中年女性(ナポリには少ないが)が路上で強引にぶつかって来て因縁をつける、というのは、たまに見る(Via
S. Pasquale a Chiaia, Via Mezzocannone)。こっちがひるんだりすると手荷物等をひったくり、近くで待機している仲間のバイクに乗って逃走する。大声を出したり、距離をとって、相手を睨みつつ立ち去るのがいい。何か話し掛けられても、大抵は分からない振りをするのがいいのだが、相手をジッと見ずに視界の片隅に入れつつ、立ち去れればベストである。
手を出してくる子供の物乞いに、幾らかあげようと財布を取り出すと財布ごとひったくって行くと云うのは良く聞く手口であるが、ナポリでこのような物乞いは見ていない。逆に、掏摸にあったと言って同情を買い、お金が要るので買って欲しいと言ってインチキな貴金属を売り付ける詐欺はある。言葉が分からないフリをして立ち去るのがよい。
物乞いも結構いる。たいがいは道端で皿や帽子、靴などをおいているが、フニコラーレの中で滔々と窮状を演説してから物乞いに歩いていたおばさんに遭遇したこともある。いずれにせよ無視している人が多いように思った。物乞い兼ひったくりもいて、無視して通り過ぎようとするとスルスルと近寄ってくるのもいるので、通り過ぎる際もある程度距離をおいて通り過ぎるのが良い。結構身なりの良い物乞いもいる。子供の物乞いは見なかった(子連れはあった)が、財布を出すとこれをひったくって逃げると言う手口のかっぱらいがあるとのことで注意した方がよい。
身なりの良く無い男に「カバンの中を見せろ」としつこく言われるケースもある(Villa Comunale)。この場合は少し頭がおかしい人だったらしいが、しかし同様手口で、カバンを開けたら、中身を適当につかんで逃げる「ひったくり」はあるらしいので注意が必要。カバンが開いたままではすぐに追い掛けられないだろう。
もちろん路上での持ち物検査など普通はあり得ない事で、仮に警官が行うとしたら身分証明を提示するはずである(ただし、怪し気な警官の?身分証名まで準備しているひったくりもあると言う)。幸いにして、ナポリの「ひったくり」等は暴力的では無いことが多いので「ひっかからなければ」大丈夫だと思われる。
中央駅におけるスリ&置き引き、不適当なサービス
切符の窓口や売店での買い物の隙に盗むケース。最近の中央駅は警官の数も増え改装により雰囲気も徐々に明るくなりつつあるが、「プロ」達は健在のようだ。後ろにはいつも気を使おう。買うものの値段がだいたい分かっている場合は、安全な場所でお金だけをポケットなどに移しておいて、そこからすぐ使えるようにしておくのも隙を作らない手かもしれない。
リュックなどを普通に後ろにしょったままでいるとチャックを開けられて中の物を盗まれる。基本だが、リュックや鞄は体の前に回しましょう。
財布を出すために鞄を置くとその鞄を持ってかれる(こちらは特に地下鉄の切符売り場付近で被害を見かける)。
制服を着た”駅員風”の男が「ホームまで案内しますよ」と言って荷物を勝手に運び、「10ユーロになります」と金を請求するパターン。「地球の歩き方」にも載っているし、2002年の8月、実際にそのようなケースに遭遇した話を聞いたので、それなりに被害件数は高いと思われる。
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