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ナポリ(イタリア)

おつり|バレンタインデー挨拶とキスイタリアの英語とイタリア語ナポリ東洋大学
宗教聖人と9月19日
ヴァカンスサッカーUPvecchi liones喫煙

おつり 04/06/09 ↑TOPに戻る↑

 買い物をしているとよく遭遇するのが、お釣の端数が適当に切り上げられたり、切り下げられたりすることだ。切り下げられてしまうのはまあお店の得になるからやるのは分かる(こっちは10centoとか5centoとかをその度に損するわけだ)。が、しばしば不思議なのは、適当に切り上げてお釣を返してくれる時も少なからずあるということだ。スーパーでのレシートを見ると分かるが、価格の調整がシステムにちゃんと組み込まれていて、2centoおまけ、とか、1centon値上げ、とか大体5centesmiくらいの単位で切り上げたり切り下げたりしている。要はどんぶり勘定システムと言うわけだ。
 先日などはレジの打ち間違えを訂正する方法を知らなかったお店の人が、最終的にやり方が分からず面倒になったのかミネラルウォーターの6本パックをまるごとただにしてくれた。レシートを見たら(多分勝手に)offertaとして適当に値段が差し引かれていた。こちらに言い訳してくれるのはいいのだが経営者側からしたら困るだろうに。。。

 日本だとスーパーのレジとかは一円単位できちっと集計し、収支が合わないと問題になると言う話をよく聞く(そのため、多くの人はある意味自腹を切って端数を調整するらしい)。はなからお店のシステムに組み込まれているイタリア式とは随分違うなあ、と感じた。


バレンタイン・デー(サン・バレンティーノの日) 03/02/14 ↑TOPに戻る↑

 2月14日が近付くと女の子達はうきうきし始める。なぜなら、バレンタイン・デーには贈り物がもらえるからだ(恋人や父親などから)。本当は女性が男性に贈り物をしても当然いいのだが、実際はもらうことの方が多いとか。。

 女性が男性にチョコなどを贈ると言う日本の習慣はイタリアでも報道されたようで、イタリア男性はうらやましがっていた(でも、ホワイトデーの数倍返しの話を聞くと呆れていたけど)。「義理チョコ」の話なども報道されていたようで、「なんでそんなことをするの??」と不思議がられていた。「本当にあげたい」と思ってあげないのであれば意味が無いではないか、ということらしい(それでも、義理お土産みたいのはやはりある)。

 こんなやり取りがあった数日後のバレンタインデー当日、あろうことかそのチョコを職場に持って来たのは、一人の男の子だった。「これを女性の皆さんに!」。職場で最年少の彼は曰く「いつもお世話になっていますから、、、」。そして彼の株がグンと上がったのは言うまでも無い。

挨拶とキスBacio ↑TOPに戻る↑

 イタリア人、特に南部の人達はたいへん愛想が良く、バスなどで突然話しかけられたりする事もある。地図を見ながら立ち止まったりしていると、すすんで道を教えてくれる人もいる。東洋人は表情に変化が少ないので、不愛想と思われがちである。視線があった時に「Ciao」と言うだけで充分である。挨拶にウィンクを返される事もある(特に男性から)。電話中や煙草をくわえたりしている時には便利な挨拶のようである。

 長期の旅行に出かける時や、久しぶりに出会った人には、左右の頬をくっつけて「チュッチュッ」と口で音をだす。口を頬にくっつける事は少ない(特に男同士の場合)。親しい間柄では挨拶も良く行われる。我々には遠慮もあってかあまりされないが、友達が実家に帰る時などはこの挨拶をしていた。タイミングがなかなか難しいが、向こうが嬉しそうな顔をして近付いてきたら、こちらも体を開き、チュッチュとあいなる。タイミングを外すと、向こうは習慣の違いを認識して握手に切り替えるようだ。

 いわゆるキスも頻繁に行われ、「公衆の面前で、、」という感覚は日本のそれとはかなり違う。よく道のど真ん中で突如止まってキスを始めるカップルもいる(老若問わず)。

イタリア人の英語とイタリア語 ↑TOPに戻る↑

 イタリア人の喋る英語は、単語を明瞭に発音してくれ、ネイティブと比べればゆっくりなので聞き取りやすい。これはイタリア人にとっても同様で、アメリカ人の英語よりも、日本人の英語の方が(英語がそれほど得意で無い)イタリア人にとっては聞き取り易いようである。イタリア人にとっては、スペイン語やフランス語の方が言語体系が似ているため話しやすいようである。"R"の発音が強く"H"を発音しないので、たまに違う単語を発音しているように聞こえる。また、英語が苦手な人に見られるのがイタリア語直訳調の英語であり、こちらからするとイタリア語の表現の勉強になって便利である。

 流暢ではないが英語が話せるナポリの若者にとって、英語を流暢に話さない外国人は、気兼ねなく英語を話せる対象であるらしく、一生懸命英語で話そうとする傾向がある。

 イタリア語は殆どローマ字読みで発音されるで、文章をそのままローマ字読みしてもかなり通じる。単語は英語と似ているものも多いので、英単語をそのままローマ字読みにすると通じることもままある。たとえばItalyとItaliaのように、*****ryや****lyと言う語尾はイタリア語には無いが、これを******ria, *****liaに置き換えると通じることもある(名詞の場合)。****tion --> ****zioneも同様である。"Vietato ******"と表示があると******禁止と言う意味である。

名前
-oで終わるのが男性で、-aで終わるのが女性である。
例外; Luca, Andorea, eccは男性の名前

 ナポリ訛りは、(公用語を基準にすると)発音が明瞭でない場合があり聞き取りづらい。現地の人も、公の場と友達同士ではモードを切り替えており、日本語における公用語と方言を彷佛させる。ナポリでの会話は第2人称が、Lei(あなた、丁寧語)よりもtu(君、タメ語)が多用される。初対面なら露知らず、年令の差があってもtuを使っており、逆にLeiを使い過ぎると一線を画しているように思われる。ミラノでは普通にLeiが使われる。感じとしては、大阪と東京の違いに似ている。

ナポリ東洋大学 04/07/10 ↑TOPに戻る↑
 ナポリには、その名もナポリ東洋大学(http://www.iuo.it/)という大学があり、日本、中国、ロシア等の文化や言語のコースが開設されている。中には日本の文化について相当詳しかったり、日本語会話を理解できる学生もいる。日本語習得自体はイタリア人にとっては相当に難しいらしく、300-400人程度が初年度に受講するが、卒業まで日本語関連の授業をを選択するのは20人程度までに減るらしい。日本語を学べる大学自体はジェノヴァやローマにもあるらしいがイタリア全土で数える程度で(まあイタリア全土の大学数自体も少ないと思うのだが)、そう言う意味では有名どころのようだ。
 日本語学科の学生と語学の交換授業scambioをする日本人もいる。けっこう学生は時間にルーズだし教える技術を持っているわけでもないので(多くの日本人もそうだと思うけど)、まあ友達作りの一貫と考えておいた方が無難かもしれない。本気でイタリア語を学びたい場合にはお金を払った方が時間的な効率はいいかもしれない。
 交換留学制度がナポリ東洋大学と日本の複数の大学とであるので、進学の際にそれを調べておくのもいいかもしれない。

宗教 ↑TOPに戻る↑

 殆どのイタリア人はカソリック(カトリコ)である。若者の多くはそれ程宗教に関心がある訳でも無いようだが、もちろん熱心な人も少なからずいる。バスに乗っていても、教会を通り過ぎる度に十字を切る人も時々見かける(タクシーの運転手にもいて、運転の方が心配だった)。あまり関心が無くとも、ローマ法王は広く尊敬されているし、テレビのニュースでもしばしば活動が報じられる。また故人であるが、そのうち聖人に列せられると信じられているPadore Pioが南イタリアではとても尊敬されていて、P. Pioの絵や写真がよく売られているし、これを飾っている店なども良く見かける。不思議とこれを北部で見かけることは稀である。ちなみに、P. Pioは主にプ−リア州で活躍した人で、貧民の為の病院を建てるなどの業績があるらしい。関連の本やビデオなども出ている。

 ナポリ在住の外国人も多いから、特にアフリカ系はイスラム教が多いし、インド人はヒンドゥー教のはずである。Villa Comunaleの近くには英国教会もある。「エホバの証人」の信者に声をかけられたこともあるが、さすがにこれはマイノリティである。

 宗教が何か聞かれることも時々ある。本当に無神論者でない限り、ブッディズモ(仏教徒)とかシントー(神道)とか答えておいた方が無難でもあるし、また日本人の価値観の流れから考えると正しくもある。どの神であれ「神(or 崇高な存在)を信じない」というのはすぐにはピンとこないらしい(キリスト教を絶対視はしていないが、神様そのものは信じている人は多い)。東洋の宗教/思想に関心を持つ人も結構いて、関連書籍も時々見かけるから流行なのかも知れない。「タオイズム」やら「ゼン」やらについて質問されることもある。中には「チベット仏教と日本の仏教の違いは何か?」など、ちょっと答えられないような質問まである。

聖人と9月19日 ↑TOPに戻る↑

 イタリアのカレンダーを見ると、全ての日に聖人の名前が書かれており、それぞれが特定の聖人の日(onomasticoオノマスティコ)と定められている。イタリア人の名前は聖人の名に由来することが多いが、その聖人の日は誕生日に次ぐ特別の日になる。例えばPaoloさんにとってはS. Paoloの日がそれにあたる。また、それぞれの都市も聖人が定められていて、その都市の中心的な教会はこの聖人の名を冠しており、その聖人の日はその都市だけの祝日になる。VenetiaのS. Marco、PadovaのS. Antonio、AmarfiのS. Andoreaと言った具合である。

 Napoliの聖人はS. Gennaroで、聖人の日は9月19日。この日、瓶に入れられたS. Gennaroの血が溶けると言う奇跡が毎年あって、これを見るためにたくさんの人がDuomoに集まるらしい。奇跡が起きないとナポリに災厄があると言われており、信じている人には一大事である。もちろんテレビでも報道されるし、今年は何時何分に奇跡があったと言うのが話題に上る程である。2000年は午前9時半頃だったそうだ。

ヴァカンス vacanza ↑TOPに戻る↑
 夏のヴァカンスの時期は7月の下旬から始まり、8月に入ると殆どの人がいなくなり、各種サービスも無くなるかペースダウンする。8月の2週・3週頃はお店がほとんど閉まる。薬局なども交替で休んでいるようだ。特に8月15日前後は市場も休みになったりして買い物には不便である(FuorigrottaのスーパーConadは8/15も営業している)。ただし、レストランは閉めるところが少ない(メインシェフが休暇を取っていることがあり、味が落ちている可能性もあるので、接待するには要注意)。博物館や美術館は開いているようだ。観光客が多い都市にとっては稼ぎ時であるはずだが、ナポリはそれほどでもないらしい。一般人がヴァカンスに出かけるに伴い、ヴァカンスに出ない下層階級の人が街に残るので、多少物騒になるらしい(実際に、雰囲気が悪くなる)。

色 colori ↑TOPに戻る↑
 お祝い事にキャンディーを配ったりする習慣があるが、祝う内容によって色が決まっていると言う。白は結婚、銀と金はそれぞれ銀婚式・金婚式。出産は、男の子なら青、女の子ならピンクで、対応する色のリボンを家のドアに飾る習慣もある。赤は卒業なので、研究室の学生が無事に卒業すると、学生から研究室に赤いキャンディーが配られる事がある。

カルチョcalcio(サッカー) 04/07/24 ↑TOPに戻る↑

 イタリアで一番人気のスポーツであることは言うまでもない。有名なサッカーくじ「トトカルチョ」は多くのTabacchiでも扱っている。地元チームを応援するのが基本であるが、残念ながらナポリはセリエBに落ち着いてしまったので、別のセリエAのチームを応援している人もいる(2000-2001はナポリはセリエAであった)。やはり注目されるのはセリエAで、サッカーはスポーツ新聞での扱いも大きく、(公式戦の翌日にあたる)月曜などはセリエAの1試合につきほぼ1ページを割いている。その他紙面を占めるのはF1、バスケ、バレーなど。野球には関心が無く、国際的なスポーツでは無いと言われる(事実そうである)。

 2002年ワールドカップのイタリア敗退に関しては、誤審などのアクシデントがあったが、スキャンダルだと騒いでいるのは”にわか”ミーハーファンであり、サッカーを知っているファンは「負けるべくして負けた」と多くを語らない。。ワールドカップ中は、町中でテレビがサッカー中継を写しており、日本戦があった日には試合開始前の君が代のメロディーが街中に流れていて不思議な気がした。

 とあるミラノ在住の人のコラムで、「ヨーロッパ杯2004でイタリア敗退の後は試合観戦(TV)を止めたので、イタリア人はサッカーが好きと言うよりはイタリアと言う国が活躍しているのが好きなのであろう」と言うコメントをつけていたが、ナポリに関して言えば、事情が違うように思えた。というのも、イタリアが敗退した後*でも、決勝が終わるまで人々はヨーロッパ杯のことばかりを考えていたように思えたからだ。
 イタリアが敗退した後でもヨーロッパ杯の日は職場の人はさっさと帰ったし、試合の時間帯の人通りは明らかに減っていた。街中で試合観戦のテレビの音が響いていたのは言うまでもない。道ばたにテレビを設置してみんなで観戦している光景も見受けられた。行きつけのトラットリアでもテレビ観戦が行われておりPK戦が終わるまで食後のデザートの注文取りにこなかったくらいだ。
 まあ二次的な興味、つまりサッカー観戦をネタにみんなとの楽しんでいるとも言えるかもしれないが、でも試合観戦中の真剣なまなざしを見ると本当にサッカーがすきなんだなあ、と改めて感じられた。

*イタリア敗退が決まった夜(当日の試合は勝ったにもかかわらず)、町中がしーんとしたのは言うまでもない。

vecchi liones ↑TOPに戻る↑

 ライオンの顔とこの文字が、建物の壁や店のシャッターなどに(恐らく落書きとして)描かれている。直訳すれば「老いたる獅子」と言う意味であるが、ナポリのサッカーチームの熱狂的なファンを指すらしい(フーリガンよりはましなようだが.........レッチェにフーリガン並みにひどいのがあるらしい)。フーリガンそのものはかなり嫌われていて、ヨーロッパ選手権のイングランド/ルーマニア戦をテレビ観戦していたら、みんなルーマニアを応援していた。なぜかと聞いたら、イングランドにはフーリガンがいるからだと言う(判官びいきの気持ちもあったようだが)。

 応援のかいあってか1999-2000年のシーズンはセリエBであったナポリは上位の成績をおさめて来シーズンはセリエAに昇格になったので、町中に旗やシンボルの水色と白のテープや水色の風船が飾られる(次のシーズンでまた降格してしまった)。街角のあちこちで旗が売られている。車の窓から暴走族のようにでかい旗を突き出しているのや、旗を持ってバイクに乗ってるのが走り回っている。これはポッツォーリでも見かけた。

喫煙 04/05/08 ↑TOPに戻る↑

 禁煙は"vietato fumare" と表示される。文字だけの場合が多い。ただし守られてはいないし、むしろ非喫煙者が我慢していることの方が多い。ナポリは北部と較べて喫煙者の比率がかなり高いようで、ライターの路上販売をよく見かける(北部ではあまり見なかった)。特に若い女性の喫煙率は相当に高く、しかもヘビースモーカーも少なくない(病的ですらある)。若い男性が控えるようになっているようなのとは対照的である。近年「喫煙は殺します」(直訳)という一文がパッケージに入ったが、喫煙者がそれで煙草を控えたというのを見たことが無い。

 煙草は国産のものより、アメリカのものを吸っている事が多いように思う。手巻の煙草を吸っている人もたまにいる。
煙草はTabacchiの他にBarでも扱っている事が多い。また路上販売もある。


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