日本での事前準備

お金の管理、銀行口座の海外対策 04/05/09

 生活費を持ち込むための方法は以下の方法が考えられる。

 a) 日本の銀行発行の海外用カードで現地通貨(ユーロ)を引き降ろす。
 b) トラベラーズチェックで持ってくる。
 c) 日本円を現金で持ってくる(滞在費を全額持ってくる人はさすがにいないと思うが)
 d) 現地の銀行口座を開き(パスポートだけで受け付けてくれる銀行も稀にある)、日本から送金する。

 基本的には、a) or b)ということになると思う。b)にせよc)にせよ、銀行で並ばないといけないので、それだけで小一時間使ってしまう。一般に海外の銀行への送金は手数料が高い(¥3,000-6,000くらい)。また海外送金に時間がかかる例もあり、あまりd)のみというのもお勧めしない(通常は滞在許可の提示が必要なため、口座を開くのに数カ月かかる)。
 そんなわけで、何にせよ緊急に現金を要する時のために、日本の銀行口座から現地で引き出しができる体制(すなわちa)の方法)は整えておいた方がいいだろう。普通のATMは24時間引き出しができる。ヴィザ申請のためには銀行口座の残高証明を提出する場合があるけれど(通帳のコピーでもいいらしいが)、それの際に同時に申し込みをしておけばいいと思う。
 またクレジットカード(VISAなら大抵通る)が普及しているので、大きな買い物はそれでするのも手だろう。

 大抵の都市銀行は、現地通貨引き出し用の国際カードを発行している。ただし一回の引き出しに¥210の手数料がかかることが多い。また同様にシティバンクが郵便局と提携して発行しているワールドキャッシュカードもある(引き出し手数料は¥200)。いずれにせよ実質大体のATMで使用可能だ。一回の引き出しで最大限引き出して出来るだけ引き出し回数を減らすという手はあるが、盗難のリスクを考えると巨額の現金を持つこと自体をあまりお勧めしない。最低でも防犯ドア付きのATMで引き出すようにした方がいいだろう。
 昨今の低金利を考えるに¥210は随分と高いと思うのだが、別の銀行口座を開くための新たな手続きをしなければいけないことを考えると妥当なのかもしれない。

 シティバンクは、引き出し手数料無し(ただし為替手数料が3%上乗せ)で現地通貨が引き出しができる(PLUSに加入している)。イタリア国内での大手intesa系列の銀行が組織改変をしたことにより、実質大体のATMで使用可能。デメリットは、常に平均残高50万円以上の普通預金(または20万円相当以上の外貨預金)を残しておかないと口座維持手数料¥2,100が月々かかることと、レートや換金手数料が意外に高いらしい(調査中)ということである。
 イタリアでたまに起こるのは、ATMの故障で、実際に現金が出てこなかったのに機械の処理上、現金を引き出していることになっているケースである。この際のシティバンクの対応は非常に良かった(問題のあった銀行の名前、支店名、日付け&時刻を控えておき、国際電話をかけると良い)。すぐに当該金額を振り込んでくれ、あとの処理は銀行間でやってくれた。

 新生銀行も最近なかなか興味深く、ATMで現地通貨が手数料無しに引き出せる(為替の手数料は当然かかるが)、かつ口座維持手数料がかからずに預金が出来る。海外でのトラブルの際の対応は不明。

*PLUS加盟(例、シティバンク)のカードで現金が引き出せるナポリのATM(実質ほとんどのATMで使用可能)

  カポディキーノ空港のATM, Banco di Napoli, 郵便局, イタリア商業銀行,intesa系列の銀行。


ナポリへの荷物移送 05/10/30

 基本的に日常品に関してナポリで手に入らないものというのは少ないと思う。

 ナポリへの郵便は一週間程度、EMSは5日程度で着くが、休みが途中で入るとさらに3,4日余分にかかることもある(ミラノや他都市への目安よりは確実にナポリでは遅く着く)。その他、日本の郵便局からは航空便、SAL便、船便などがあるが、SAL便を利用するのがバランスがとれていると思われる。税関で足留めされたり、イタリア国内に入ってからの移送がスムーズではないので、現地ですぐに使うものはスーツケースや手荷物に積めるようにする。パスクワの連休シーズンや8月のバカンスシーズンは到着が極度に遅くなるので、急がなくていいものはその時期を外した方がいい。

 梱包に関しては、移送中にダンボールが破損したり、税関で開けられることがあるので、中の物がバラバラにならないように透明ビニールにくるんでおくと良い。新品、特に電気製品は高い関税がかけられるので、パッケージから出来るだけ出した状態で自分で包装し直して、中古品のように見せる方がいい(あとで、その品は滞在のために送ってもらったものであり商用ではない、と主張すれば関税が減額される)。移送のための書類に記入する評価額も正直に申請すると関税が高くなるので、なくなってもいいもの(保証されなくてもいいもの)に関しては少なめに申請する。税関で開けられた際に物品が抜かれているという話もよく耳にするので(それが正当な場合と不正な場合とがあるらしい)、高価なものについては荷物の追跡および保証が付いているサービスの利用がいいかもしれない。EMS*、それに増して国際宅急便(例えばDHL)は、値段も高いがもっとも信頼されている。

 イタリアの関税については2004年からまた制度が変わったので(厳しく適用されるようになった)、日本の郵便局のサイト(”イタリアあてにEMS又は小包を送られるお客さまへ”)を参考にして下さい。約6,000yen(45euro)以上の額面のものは関税がかかってきます(一番下のランクで2-4euro程度)。

国際郵便EMSについて

 某Y掲示板イタリアカテゴリーでは、イタリア国内でのEMSに対する不信感も報告されています(配送の遅延や不着など)。イタリア国内の配送がSDAという宅急便会社に依託されるため、この会社の体制にも依存しているようです(在宅していたのにも関わらず、不在届けを入れられていた等)。管理人は、日本からナポリへ3回ほどEMSを利用して郵便を送りましたが、遅延以外には特に問題はありませんでした(おそらくは郵便を受け取る管理人がしっかりしているからだとも思われますが)。ただし大型休暇(4月の下旬から5月の頭や、8月中旬、クリスマス前後)には確実に到着が遅くなるので、その時期の遅延はある程度念頭に入れておくとよいでしょう。


辞書/会話集等 05/04/02

 日本でも幾つか辞書が入手できるが、普通は伊和中辞典第2版(小学館)がもっとも多く使われているようだ。携帯用(簡易用)辞書に関しては、ポケットプログレッシブ伊和/和伊辞典(小学館)は評判がいい。最近はイタリア語対応の電子辞書も出ており(SEIKOから1機種、CASIOから2機種)、値段は高いけれど英語関連辞書も付いており、それ相応に使えます(ひったくりの危険性を考えると街中で使うつもりにはならないが)。イタリア語学習がメインの滞在理由でなく英語の読み書きも頻繁にする人には上述携帯用の辞書と電子辞書をお勧めします(かさ張らないから)。電子辞書の詳細については、こちらも参照してみて下さい。

 とりあえず1~20までの数字をイタリア語で覚えておくとお金のやり取りに関してまごつくことが少なくなるだろう(できれば100までは覚えたい)。会話に関しては、イタリア語の能力にもよりけりだと思うが「地球の歩き方 旅の会話集 イタリア語」等の会話集の方が便利かも。ちなみにナポリはそれなりにナポリ独特の表現があるので(方言など)その点は留意しておいた方がいいと思われる(例えば、多くの会話集は丁寧語で書かれているので、タメ語が一般的なナポリでは何となく違和感を感じるかもしれない)。
 語学留学が目的で無い場合、文法書などは日常では使う機会は無いだろう(現地で外人用のイタリア語教材を買うのも手だ)。むしろ現地で売っているペーパーバックの英語/イタリア語の方が便利。また大きな本屋には英語/イタリア語のCD辞書も売っている。日本語/イタリア語のCD辞書も日本では売っている(ナポリでも買えるが、無茶苦茶値段が高い)。
イタリア語習得の良書に関しては、本サイトは詳しくないので、別の所でも情報収集して下さい

 いずれにせよ、ラジオ講座か何かでちょっぴりでも良いからイタリア語を習っておく方がよい。一旦基本文法を覚えてしまえば、あとは単語力になって来るからだ。空港、ホテル、一部のレストラン等の公共/観光関連の施設は別として、市街ではなかなか英語は通じない。


電化製品 05/06/25

 イタリアのコンセントは日・米とは違い、丸い穴が2個(またはアース用が加わって3個)あいているところへ、円柱状のピン2本が突き出たのを差し込む形式である。変換アダプターを2-3個持っていけば不自由しないだろう(この形のアダプターはピンの幅が違う2タイプあって、一方しか使えないので注意)。

 電圧は220Vだが、ノートパソコンなどのACアダプターは入力100-220Vのものが多いのでそのまま使える*(ACアダプターの表示を確認)。ただし、アダプターが対応していても電源コード(アダプターからコンセントまでの部分)は細いので、できるならば太いコードにかえた方がいい(秋葉原や空港の電器屋などで買える)。携帯用CDプレーヤーの充電器や電動シェーバーなどは100Vのみだったりするので、変圧器も1つはあった方がよいだろう。

 ビデオデッキやDVDは、日本=NTSC方式、イタリア=PAL方式と規格が違うので、イタリアのソフトは日本では普通は再生できない。イタリアには2つの規格に読み取りが対応しているビデオデッキ、DVDプレーヤーも売っている(安いのは100euroを切っている)。NTSCと記載されているものを買うと良いだろう。パソコンに付属しているDVDプレーヤーは、どちらの規格にも対応しているようだ。

 成田空港(ゲート内の海外対応電化製品売り場が閉鎖された模様)やイタリアの大都市(ローマやミラノ)には海外電圧対応の電気炊飯器も売っており、ナポリでは駅前の中国人経営の店で中国製のが買える(50-80euro位だと言う)。日本の通常電圧の電気炊飯器を海外で使用するには大きな電気変圧器**が必要らしいので、日本からセットで持って行くのであれば、現地で買った方が安く上がる気がする(どうしても白米を食べたい人は、鍋で炊く練習をしておくといいかも)。

 *アダプターが対応していても瞬間的には高電圧が流れることもあるようで、常に変圧器をかましておいた方がいいと言う人もいる。

 **電気変圧器や電気アダプターはイタリアでも購入出来る(5-8euroくらい)。入力100-220Vの製品(30euroくらい)もあるので日本でも使える。


料理関係  02/12/08

 大抵のものは、現地で手に入るが和食関連のものは手に入りにくい。

 ○菜ばしとおしゃもじ(あると、何かと便利。場所とらないし)
 ○計量スプーン(イタ飯を作る感覚に慣れるまではあると便利)
 ○お椀やドンブリ(丼ものが食べたい人。うどんやそばが食べたい人。最近は雑貨デパートUPIMでも販売している)
 ○片栗粉や鶏ガラスープの元
 ○パリッとした海苔(ナポリで手に入るものはしけっている場合がある)


文房具 05/04/02

 もちろんナポリでも文房具屋さんに行けば、きちんとしたものは手に入る。が、何故か事務用の文房具は割高だし、全般的に日本製の方が使いやすいので、愛用の文房具がある人は買いためて持っていくと良いだろう。

 イタリアの安い事務用ボールペンは良くつまったり、インクがもれる。また漢字などの細かい字を書くのに適しているため?、ナポリ東洋大学の学生と交流がある人は、細字のボールペンはお土産として喜ばれるかもしれない。ステープラー(ホチキス)は規格が違うので、針の補充は持っていった方がいい(こちらのステープラーを買うときはその限りでは無い)。のりもヤマトノリみたい液状で使い勝手がいいのはまだ見て無い。両面テープもなかなか使いやすいのは見当たらない。当たり前だが、B4版ノートやルーズリーフは無い(もちろんA4伴2ヶ穴or6ケ穴のはある)。


薬と化粧品 04/05/09

 日本製の薬は、日本人の体質にあったものになっているらしく、一応最低限の常備薬は持参しておいた方が良いと思われる(もちろんイタリアの薬局でも一般的な薬は買える)。ただし現地の薬を飲んで困ったことも無いので、体質云々は心配する必要がある人は限られていると思う。むしろ、緊急時にイタリアの薬屋さんで欲しい薬が買えるか、という意味で持参しておいた方がいいだろう。

 化粧品は、肌にあうものを現地で見つけるまでもつくらいの日本から持ち込んでおいた方が良いようだ(人によると思うが、買い物が満足にできるようになるまで1ヶ月くらいはかかると思う)。もともと海外ブランドを使用している人はこの限りではない。一般にイタリアの化粧品は香料がきつい。


日本についての知識 05/04/02 

 イタリアに限ったことで無いけれど、日本に関する正式な知識を述べられるとコミュニケートがかなり楽になる。テンプラや寿司の作り方を知っていると便利かも。最近では日本のことを扱った書籍も出ているので、重い思いをして持ってくるよりかは現地で購入(立ち読み)するのも手だろう。

 こちらで報道される日本の知識は結構誇張が多い(気がする)ので、それを訂正するにも必要だ。ある程度、事前に伊作文しておいて、スラスラ言えるようにしておくと便利な気がする。上述の日本関連書籍はイタリア語でどのように説明したらいいかとても参考になる。


イタリア人にうけたもの/うけなかったもの 04/06/11
うけたもの
 ○ぽち袋(お年玉とかが入っているようなきれいなやつ。)
 ○筆ペン(金色などカラフルなもの)
 ○ポッキー(MIKADOの名前でイタリア国内でも売られているけれど、基本的に甘いもの好きだから)
 ○日本の文字(名前をカナや、漢字の当て字で書くと喜ばれる)
 ○ナポリ民謡の日本語版(サンタルチアとか鬼のパンツ(フニクリフニコラ)とかを歌うと結構うける)
 ○海老せんべい
 ○幸運グッズ(お守りとか、達磨とか)
 ○携帯電話のストラップ(最近はナポリでも売っているが、漢字の入ったやつやキティちゃんとかは受ける)


うけなかったもの
 X海苔(口にもしない人が多いが、日本食も徐々に受け入れられつつある)
 Xつぶあん(基本的に和菓子はあまり受けがいいとは思わない)
 X生魚や押し寿司(人によるが、基本的に生魚を食べる習慣は無い)

もちろんこれらは私の周囲の人達の傾向であり、”人による”のも確かである(特にうけなかったものに関して)。


荷造り 03/12/08

 機内に預けるスーツケース等の重量制限は、エコノミークラスだと基本的には20kgくらいまでである(アリタリアは23kgになった。航空会社によっては制限が緩いこともあるようだ。3,4kgオーバーなら何とか大目にみてもらえる場合もあるようだが30kgを超す場合には確実に目をつけられるであろう。超過料金を払うくらいなら、あとで国際配送した方が安い。別送品として預けるという手もある。コンパクトな割に重い紙製品(本など)は、重くても手荷物にした方が重量オーバーしない。適度に配合しよう。貴重品は機内預けにしない方がいい(下記参照)。

<イタリア>空港職員37人を窃盗で捜査 ミラノの警察当局

 イタリア・ミラノのマルペンサ国際空港で27日までに、手荷物係の職員計37人が客のスーツケースから貴金属やカメラなどを盗んでいたことが警察当局の捜査で明らかになった。警察は約1年間の内偵捜査の結果、隠しカメラで職員の窃盗現場を押さえ、一部職員の自宅やロッカーから総額約290万円の盗難品を押収した。
(引用:毎日新聞 2002年8月28日10時41分)


マイレージプログラムの加入 03/12/08

 日本とイタリアはそれなりに距離があるのでマイレージをためるのにけっこう有利である(往復すると約12,000マイル加算される)。例えば、アリタリア航空の場合、2回往復するとボーナスチケットでイタリア国内を往復出来る。エアーフランスだと、マイレージを使うことにより荷物の超過制限をあげてもらうことができる。

 アリタリアの無料航空券は、ローマ他にあるアリタリアの事務所に事前に電話して予約をし、ナポリの空港他で航空券を受け取る。航空券自体は確かに無料だが、空港使用税(30euroほど)は自分で払う必要がある。