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現在の通貨はエウロ(ユーロ)Euroである。2001年までリラが使われていたので、その名残りが残っていることもある(特に個人商店での値段表記)。ユーロ高に伴い1euro=140yen程度なので(2005年1月現在)、物価は日本と変わらないか高く感じることすらある。最近、ある系列の銀行がそれぞれ合併してintesa系列を形成して、下記のCARIPLO銀行やイタリア商業銀行も名前が変更になっている(BANCA
intesa)。
イタリアでの銀行口座開設には、codice fiscale(税務番号)の提示を必要とされるので、前もってMinistro
delle Finanze (Via Diaz,11) に行ってとっておかないといけない(銀行の担当者によって対応が異なる可能性はある)。銀行によっては、パスポートの提示だけで口座を開いてくれることもあるようだ(例えば、Via
Toledoの元CARIPLO銀行(現Banca Intesa)や同じくVia Toledoのナポリ銀行は結構対応がいいと聞く)。
旧イタリア商業銀行(現Banca intesa)の口座の場合、ここに入金すれば2週間ぐらいでBancomatのキャッシュカードが発行される。口座を閉じるのにも一週間ぐらいかかるので要注意。完全に口座が閉じるまでデポジットが要求される(保証金のような形で50,000Lぐらいを残しておかないといけない)。また口座維持手数料も年間50euroほどかかる(月2-3euro+銀行口座保持税30euroくらい)。
このカードでは提携しているBancomatのATMでいつでもお金が引き出せるので便利(同じ系列銀行なら手数料無し、他系列の場合3,500Lの手数料)。ATMは国内いたるところにある。銀行のロビーにあるATMは銀行が閉まっている時間帯は扉が閉じられているが、スロットにカードを差し込めば開くようになっている(犯罪防止のため一人しか入れず、先客がいたらカードを入れても開かないので外で待つ)。一度に引き出せる金額が決まっているので、高額を引き出す場合は通帳を使って銀行窓口を利用することになる。たくさん持ち歩かずに、必要な時に必要なだけATMで引き出すのがこちらのスタイルのようである。
Bancomatのカードで買い物が出来る店もかなりある(デビットカードのシステム)。この場合は、カードを店員に渡すと照会後に引き落とし金額をプリントしたレシートをくれるので金額を確認する。確認後にキーパッドを渡されるので暗証番号を入力する。
シティバンクのカードは、どのイタリアのATMでも使える訳ではないが(Plus加盟のATMのみで使用可)、イタリア最大大手のintesaグループがPLUS加盟をしているので大体は使える(困った覚えは無い)。ちなみに、円換算レートはVISAインターナショナルが定めたレートに3%を加算されたものであるので現地通貨を持っている場合にはむやみに使わない方が得である。
日本円の現金からの両替えは、手数料や換金率のことを考えるとあまり勧められない。それでも日本の空港で両替えするよりは現地で両替えした方が換金率の点では有利な場合が多いらしい(もちろん銀行による)。Banco
di Napoliは比較的、換金率がいいようだ。銀行での両替えはパスポートの提示が求められる。日本円は、行員にとって見慣れない紙幣なので確認のために多少の時間が必要である。両替屋もあるが、利用していないので事情はわからない。
買い物をしていると、セロハンテープでつぎはぎされたお釣をもらう時があるけれど、基本的にこれは受け取らず、替えてもらうようにした方がいい(お店の人も確信犯でやっていることが多いので、即、変えてくれる)。逆に自分が使う時に受け取り拒否されてしまう(銀行で新札に取り替えてくれるそうだが)。
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銀行での現金振り込み(管理人の私見)05/01/02
銀行の口座を持っていないと、基本的に現金振り込みは受け付けてもらえない。管理人の経験ではナポリではBNL(Banca
Nazionale del Lavoro)のみが現金振り込みを受け付けてくれる(Banco di Napoliでも可:下記参照)。しかし、身分証明や書類の提出を求められ、振り込み動機をしつこく聞かれるので、その日のうちに入金できないこともある。これは、テロリストへの活動援助資金や暴力団の裏金の送金を防ぐ法律があり、厳しくチェックすることが銀行に義務付けられているからだそうだ(最近、日本の銀行もこの規約に同意したはず)。
振り込み手数料もそれなりに高くイタリアからフランスの銀行口座に振り込むのに20euro (\2,600)くらいかかった。頻繁に現金振り込みする人はイタリアで銀行口座を開いた方が便利だろうし、年に数回の人は、若干、海外送金手数料が高くとも(せいぜい\1,000-2,000程度の差だろう)、日本の銀行から振り込んだ方が総合的に面倒が無くて良いと思われる(送金トラブルの際の対応を考えても)。
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振り込み用紙の単語
IBAN(あいばん):International Bank Account Number(英語です)
ABI(あび)、CAB(かぶ):イタリア内で送金する際に必要なコード番号。
SWIFT(すうぃふと):海外からイタリアの銀行に送金する際に必要なコード。
C/C:Conto Correnteの略。口座を意味する。
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偽札に注意!
2002年の導入当時より心配されていたユーロの偽札ですが、やっかいなのは銀行のディスペンサーから出てくるお金も信用できないと言うことです。特にピン札(新札)の場合は気をつけましょう。汚れている年季の入ったお札はある意味それなりのチェックを経て流通していると考えることができるわけです。(金融機関での?)使用の際、偽札であることが判明した場合には没収されます(その後、ローマの貨幣局に送られ、真偽をチェックされます。このため身分証明を求められることもあります)。
他人様のサイトで恐縮ですが、以下のサイトではユーロの偽札の見分け方が写真入りでかなり詳しく説明されているので参考にしてみて下さい(リンクは張ってないので、URLをcopy&pasteして閲覧してください)。
http://www.spainnews.com/euro/
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(頂いた情報の中から:追記05/01/02)
意外にナポリの銀行は融通が聞くこともあるようで、この半年の間に「え、そんなことできるの?」というエピソードを幾つか聞きました(情報提供して下さったY.Iさん、omopさん、K.H.さんありがとうございます)。
1)滞在許可書をもたずとも、保証人がいれば銀行口座は開ける。この保証人には銀行窓口の知り合いであれば融通がきくようで、イタリア人の職場の同僚や、住んでいる建物の門番さんでも可能(Banca
Intesaとか)。また、ある程度まとまった額を預ければ、保証人が無くとも、口座開設、クレジットカードの申請も可能(Banco
di Napoli)。
2)口座が無くともイタリア国内送金が可能(Banco di Napoli)。手数料は8euro程度。要身分証明(パスポート可)。
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