どこかのサイトで見た事のある人がいるかもしれませんが、一応名取北流の的張です。



注意・画像が多いです。


 ●『的張』について上手に綺麗に、そしてなによりハリのある最高の的の作り方をお教えしましょう。
まず最高の的を作るにあたっては自分の意識から変えていかなければならない。綺麗に的張りしたい。
そう思うだけでも大分ちがうもの。最初から諦めずに魂を込めれば必ず最高の的となる!

 

●それでは作業の順を追ってポイントなどを含め説明しよう。

 その1 
材料に妥協はするな。




※的と材料選びがまず肝心※


 ただ単に紙を張っていけば良いと言う話ではない。
その紙(裏紙、太陽型裏紙、的紙)の細部までこだわり、的枠もなるべく状態の良い物を選ぶ。





※下地は2枚をノリ付けして強度を強くする※


ここで言う裏紙とは的枠の枠に沿った大きさの茶紙で、
太陽型紙とは裏紙より一回り程大きく、的枠より出ている部分を約3p刻みに切込みを入れ、
それがちょうど的枠の側面に貼りつける様になる。我流ではこの太陽型紙は二重構造でそこに裏紙を張り
合計三枚の茶紙が的の下地とする。(太陽型紙の二重構造は試合用的だけでも構わない)





※切る場所は真ん中になるようにする※


 その2 しわ、空気は絶対に残すな。

 しわ、気泡はみてくれも悪く、張りにも影響する。
名取北流では試合用的が下地が三枚もの茶紙からなるため、しわ、気泡を見逃しやすい。
しかしここで妥協は許されない。茶紙をそれぞれ張る際には根性でしわを伸ばし空気を抜かなければならない。





※張る場合は慎重に※

三枚の茶紙がまるで一枚の紙のようになるよう心がける。
しわ、空気の他にも糊の量にも注意する。多すぎても少なすぎてもダメなので自分で工夫する事。
またはその日の天候(気温、湿度)や自分のテンション等を考慮する。
あえて言うならば中心付近は軽く、周りはしっかりといった具合だろうか。





※シワを発見したらすぐさま修正する※
 

 その3 とにかく張る。

 下地(裏紙セット)が完成したらいよいよ的枠に張っていく段階である。
ここでのポイントは糊の適量さ。多すぎるとグデグデになり紙が柔らかくなり破れる危険性もある。
反対に少なすぎると速攻で乾いてしまい、終る。のりしろの部分に適量の糊を適量塗ったら裏紙の上に的枠を置く。
ここでポイント、太陽の周りを順に張っていくのではなく一枚置きにすると効率よく下地を張れる。





※ここでは張るではなく貼る※





※裏にするとこんな感じ※


一回一枚置きに張ったら、的全体をひっくり返し茶紙が上に来るようにして
残りののりしろの部分を上から押し付けるように破れない様に張っていく。





※一枚一枚丁寧に張っていく※

一通り張り終ったら再度上から押し付けながら張る。
とにかく張る。ここで破ってしまったら最初からやり直し。そういう訳なので注意しながらまた張る。





※全部張ったらそれを伸ばす※


 その4 最後まで集中。

 その3まで完璧な君、ゴールは近い。

しかしここでゆだんしてはならない。最後の最後まで集中する。これは名取北高生の今後の課題でもある。
さて、その4で紹介するのは意外と間違っている的紙の貼り方。
的紙に糊を塗るのではない、その3で完成した裏紙の表面と的枠の側面に糊を塗る。





※ノリを塗る時は素早く※


量について表面は適量、側面は多目がベスト。
そしてここでのポイントは的紙を貼る上で的心の正確さ、である。
これがずれていたら試合では使わないから注意。





※的の中心がズレたらそこで終わり※


コツとして、的枠からはみ出た霞の黒巾の幅がどこも等しくする事で中心を合わせる事が出来る。
的心を合わせると同時に空気が入らないよう配慮する。
少しでも入ったら少しめくり空気を抜く。





※ここで空気が入らないように細心の注意を払う必要がある※


この作業で茶紙の表面のほうに糊を塗る理由が分かるだろう。
最後に側面に均等に的紙の残りの部分を貼っていく。仕上げに霧吹きで2,3回拭きかけ、すべてが完了。





※霧吹きで必ず吹き付ける※
 

最後に…

 上記についてはもしかしたら、すこしやりすぎというかこだわり過ぎかも知れない。

 しかし、こういう些細な事でも全力を尽くし取り組む姿勢が、弓だけを学ぶのではなく、
弓道人としてのあるべき姿だと思う。それに、自ら最高の的をつくりその的に中て、
ビニール的に匹敵する程の音が出れば爽快感この上ないと思いますよ?

 これを機に的張に目覚めてくれる人が出て、すこしでもお役に立てれば、幸いです。






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