「オーパ!」 開高健/文 高橋昇/写真 集英社文庫 ブラジルは大アマゾンやパンタナル大湿原を舞台に河の虎と呼ばれる黄金の魚「ドラド」、サーベルタイガーのような牙を持ち犬の魚を意味する「ペーシュ・カショーロ」、殺し屋「ピラーニャ」、ブラックバスより遥かに華麗なトクナレ(ピーコックバス)、世界最大の淡水魚「ピラルクー」等を釣りを通じて自然を感じ、現地の文化・食文化を堪能した「驚き(オーパ)」を求めての60日、16000キロのフィッシング紀行。 開高健の独特の状況描写と写真家の高橋昇の300点に上る迫力ある、時には叙情的な写真が秀逸です。また旅を行った昭和52年当時既にアマゾン、パンタナル大湿原に自然破壊が進行していた事に驚きと嘆きを覚えます。 読後、圧倒的な虚脱感とともにアマゾンに行きたくなります。 是非、ご一読をお勧めします。 蛇足:表現のレベルやメディアの形態は違いますが、村田基のTV番組「魚種格闘技戦」のアマゾン編(釣りチャンネルで放映)に相通じるところがあります。 「オーパ、オーパ!」 アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇 開高健/文 高橋昇/写真 集英社文庫 アラスカはベーリング海、最大で400㎏の記録があり北方の野獣・北方の巨人といわれる巨大ヒラメ「ハリバット(オヒョウ)」、平均重量が2~3倍もある「キングサーモン」のセカンドラン!! カリフォルニアはミード湖ではバスプロのリッチ・ユーレイのガイドのもとにご存知「ブラックバス」、美しい縞模様の「ストライパー(シマスズキ)」、サクラメント河ではフリッピング創始者ディー・トーマスの弟子のガイドによるフリッピングでのブラックバス、おちょぼ口の「クラッピー」釣りとカリフォルニアワインの素晴らしき発達ぶりに感動し、豊穣と濃密な大自然が残るカナダではムーンストーンのような不思議な眼を持ち淡水魚中最高の美味とされる「ウオールアイ」、北の水のギャング「ノーザンパイク」、生きている化石と呼ばれる古代魚「チョウザメ」との格闘! 前回に引き続き躍動感あふれる写真で開高の文に彩りを添える高橋昇。今回から参加の料理界の東大といわれる辻調理師専門学校から谷口教授らが参加し釣魚や当地の食材を使用しての名料理の数々!まさに読者にとっての夢のフィッシング紀行「オーパ!」第2弾です。 釣りをして美味しい料理を食べて酒を飲み。次の日も釣りに行く。この最高のぜいたくを一度は味わいたい!!! 「オーパ、オーパ!」 アラスカ至上篇 コスタリカ篇 開高健/文 高橋昇/写真 集英社文庫 アラスカでは氷寒の河岸にひしめく北国の帝王「キングサーモン」を筆頭に、「シルヴァーサーモン」、「ニジマス」、「アークティック・チャー」、「ドリー・ヴァーデン」、また永久凍土を駆ける「カリブー」ハンティング、鮮やかな赤が川面に映える鼻曲がりの「レッドサーモン」等と対決し、南国コスタリカでは河面を裂く巨大な白銀のファイター「ターポン」との55分にも及ぶ格闘、ワニ魚「ガスパール」、「スヌーク」、オスとメスで全く大きさも色も形も違い色男を意味する「グァポテ」らを生餌・フライ・ルアーで攻め立てる!! また当地の様々な文化を、開高健が文を書き、谷口教授が料理をし、高橋昇が写真を取る事で華麗なる肥溜めに住む我々に新鮮で美しい何かを伝えてくれ、まるで自分がそこにいるかのような錯覚さえおきてしまいます。 前回から参加の谷口教授(辻調理師専門学校)のアウトドア&インドア料理も更に凄みを増し今回はカメ・野豚・蛇・イグアナまで調理してしまう始末! まさに釣師にとっての羨ましさ溢れるフィッシング紀行「オーパ!」第3弾!! 好きなだけ釣りをして好きなだけ美味しい料理を食べて好きなだけ酒を飲み。次の日も釣りに行く。この最高のぜいたくを一度は味わいたいですな!!! 「オーパ、オーパ!」 モンゴル・中国篇 スリランカ篇 開高健/文 高橋昇/写真 集英社文庫 今や幻の魚となってしまった巨魚「イトウ」等をはじめ、暴君「パイク」、「ノレック(コクチマス)」、青く長い美しい背鰭を持つ「グレイリング」らを追いかけてモンゴル奥地へ、そして中国最深部ハナス湖では新疆大学教授とその学生24人らそしてその数年後、朝日新聞の記者に目撃された全長9~12mあるといわれる謎の大魚「大紅魚」を狙って人間の顔程もあるスプーンでのトローリング!!(グレイリング)、江鱈(淡水棲のタラ)との戯れ。 アメリカ・カナダの名立たる湖を攻めても大物(ブラックバス50cmUP)を上げられなかった積年の宿怨を晴らすべく、日本最大の雨量を誇る奈良県は下北山村「池原ダム」、また日本最大にして最古の湖「琵琶湖」への釣行。 そしてスリランカでは小叱呼の匂いのするカルピスみたいな感じの椰子酒のドブロクを飲み、熱帯の劫初の煌めき!!数千数万の宝石が集まる青空市場、そしてあまりにも有名なセイロン紅茶を味わう。 開高健の釣りの哲学や知識が文となり、高橋昇の美しく叙情的で躍動感溢れる写真が読者を更に現実逃避の世界へと誘う。フィッシング&グルメ紀行「オーパ!」第4弾にして最終篇。 このシリーズがこれで終わる事が残念でなりません。 この「オーパ!」シリーズは是非ご一読をお勧めします!! 「オーパ!旅の特別料理」 谷口博之 集英社文庫 1982年より「オーパ隊」に参加し、開高健隊長とその隊員が釣り上げた魚を様々な方法で料理した谷口教授の視点から綴ったもう一つのオーパ!巨大オヒョウの姿造り、ブラックバスの洗い、ウオールアイの天ぷら、ノーザンパイクの一夜干しなどをはじめ日本にいない魚で教授自身も初めて調理する食材でのアウトドア料理!?が満載!!また開高健からは語られなかったオーパ紀行の裏側も垣間見れる作品です。 「釣り人語らず」 開高健全対話集成3・釣篇 開高健・末広恭雄・井伏鱒二・吉行淳之介・大庭みな子・杉瀬祐 潮出版社 「開高健全対話集成3・釣篇」の名の通り、開高健と末広恭雄・井伏鱒二・吉行淳之介・大庭みな子・杉瀬祐らの釣りにまつわる対話を集めた作品である。題名とは違いかなり語っている所が良い。 各作家先生の釣り対するこだわりや釣行の思い出を語る佳編である。また巻末に開高健ノート③及び付載が①~④まであり、「オーパ!」の後日談(21ページもあります。)や開高健が敬愛する三人の釣師である井伏鱒二、福田蘭童、團伊玖磨を語っています。「オーパ!」ファンは是非ご一読を!! 「もっと遠く!」 南北両アメリカ大陸縦断記●北米篇 開高健/文 写真/水村孝 文春文庫 「もっと広く!」 南北両アメリカ大陸縦断記●南米篇 開高健/文 写真/水村孝 文春文庫 「フィッシュ・オン」 開高健/文 写真/秋元啓一 新潮文庫 「釣師はホラを吹く癖がある。それも釣技に入れていい。」という開高健が証人としてカメラマン秋元啓一を連れての釣り旅行。アラスカではキングサーモンとの壮絶な戦い、スウェーデンでは有名なモラム川のAbu本社工場を見学し暴君ノーザンパイクとの格闘、アイスランド・西ドイツではアトランティックサーモンやブラウンマスとの戯れ、その他ナイジェリア、フランス、ギリシャ、エジプト、タイ、そして最後に日本の米どころ新潟は銀山湖(奥只見ダム)にてイワナを狙う。 全編がユニークな独特の文体で綴られた名エッセイです。 「私の釣魚大全」 開高健 文春文庫 ~開高健全ノンフィクション~ Ⅰ全釣魚 「河は眠らない」 開高健  文藝春秋版 収録作品「私の釣魚大全」「フィッシュ・オン」を中心に釣魚に関するエッセイを多数収録しています。 「アマゾン・クライマックス」 醍醐麻沙夫/文  写真/醍醐麻沙夫 釣りサンデー(小西英人、広田利之) 新潮文庫 「原生林に猛魚を追う」 醍醐麻沙夫/文・写真  講談社 「オーパ!」 開高健/文 写真/高橋昇 装丁/三村淳 佐藤政道/朗読 DVD123分 製作・販売/ALVAN 開高健の究極のフィッシング 「河は眠らない」 VHS60分 開高健 文藝春秋 「開高健のモンゴル大釣行」 ~幻のイトウを求めて~ VHS61分 開高健 文藝春秋 「開高健のモンゴル大縦断」 ~大いなるモンゴルの自然と動物達~ VHS61分 開高健 文藝春秋 「開高健の天山北路大探査行」 ~神秘の氷河期に謎の巨大魚を追って~ VHS101分 開高健 文藝春秋 「開高健のスコットランド紀行」 ~悠々として急げ~ VHS80分 開高健 文藝春秋 「チョウザメ大追跡」 ~世界三大珍味・キャビアの謎~ VHS61分 開高健 文藝春秋 一覧に戻る 「ブラックバッス」 赤星鉄馬 イートハーヴ出版 本書は約80年前の大正14年にブラックバスを芦ノ湖に移植した伝説の人物「赤星鉄馬」氏が現代から70年近くも前の昭和13年頃に執筆したが軍部の台頭により出版には到らなかったいわば「幻の書」であり、当時の赤星鉄馬が何を考え、ブラックバス移植を行ったのかを知る唯一の手がかりであろう。 驚くべき事に、当時の赤星鉄馬は、近代工業の発達と釣人による乱獲で既に日本の内水面漁業の衰退と淡水魚の減少を予見し「魚が何もいなくなってしまうのでは?」という事を憂慮していた。そこである種の魚に対しての保護と繁殖の必要性を感じた・・・。そして漁業価値・釣魚価値があり環境破壊と乱獲による絶滅から絶えうる魚としてブラックバスを選んだ。 ブラックバス移植の動機とその経過、科学的に見た習性、釣魚としての習性、釣具とその操法、疑似餌と活餌、釣り方と時期、養殖並びに移植、ブラックバス害魚論等を約180頁にわたる著者の考えを詳細に紹介。釣具や釣り方はともかくとして、現在わかっているブラックバスの習性や研究結果は既に本書によって記されているのに驚きを隠せません。というより現在に到るまで何も研究はされていないというのが事実でしょう。また当時からあったブラックバス害魚論は学識者によるブラックバスの研究もされず平行線を辿っているのを知り或る意味情けない感じがします。 文中で赤星鉄馬は何度となくブラックバス反対派に対して「ブラックバスをきちんと私以上に研究してから論じてくれ」という意味の言葉を残しています。余談ですが「魔魚狩り」を著した水口憲哉氏も同様の事を言っています。 これは環境破壊による魚の減少を憂えた人物の本です。興味のある方はご一読をおすすめします。 「ブラックバスがいじめられるホントの理由」 (環境学的視点から外来魚問題解決の糸口を探る) ~やがてメダカもブラックバスもいなくなる~ 青柳純 つり人社 本書は滋賀県立大学環境科学部環境計画学科環境社会計画学科専攻の筆者の卒業論文「外来魚問題の構造と対策の検討」をもとに再編したものである。話題の琵琶湖リリース禁止条例の県審議会の全てを傍聴するなどして様々な情報や資料を収集し2002年8月には琵琶湖リリース禁止条例に関するニュースサイト「ゼゼラノート」を開設。現在では一日で数百アクセスのサイトに成長した。 上記の通り一学生の卒業論文であるが、外来魚問題の今後を考える意味では「ブラックバスがメダカを食う」が全面駆除しか選択肢がないかのような主張に固執しているのに対し、本書は様々な角度からこの問題を検証し意見を述べている点,またやはり「ブラックバスがメダカを食う」が具体性を欠く推論や私情を根拠として論点を述べている事に対し、本書は推論・風聞や私情が入った情報を排除しその出典に確証・根拠がある具体的事例を用いて論点を固めている点、現状を正確に認識しようと努めている点が建設的で良いと私は思う。 この本に対しての書評が先にこの「釣り関連書籍の紹介」のページで公開した「ブラックバスがメダカを食う」の著者である秋月岩魚氏が主催する「生物多様性研究会」にて公開されている。 またその書評に対しての反論も「ゼゼラノート」にて閲覧する事ができる。 「ブラックバスがメダカを食う」 ~日本の生態系が危ない!~ 秋月岩魚 宝島新書 今日のブラックバス問題を「ブラックバスがメダカを食う」というセンセーショナルな題名で世間に知らしめたブラックバス駆除派のバイブル的な存在である。独特の論調であまり事実関係や現場を知らない一般人向けに著されている。これを読むとわかるのだが、巷に溢れる「バサーは犯罪人だ!」とかいう原理主義的なブラックバス害魚論はこの本にかかれている内容そのものが実に多く如何にこの本の影響を受けた人が多いかわかる。特にHPや各サイトの掲示板等で書かれている内容の原典はほぼこれである事がわかる。 著者は①魚を使った大規模な環境破壊が、②密放流という犯罪によって引き起こされ、③その上に一つの業界が築かれた。という考えからこの本を執筆している。特に今日に至るブラックバスの拡散は事実として客観的で具体的な証拠が存在しない「密放流」によって行われた事を前提として全ての考えを述べている。 細かい矛盾点・反論・言葉の誤用は多くあるがいちいち上げてもキリがないので一つだけ矛盾点を挙げると特に最後の数ページに関してだがイワナが減ったのは釣り人による乱獲である事がはっきり書かれているし最後の一行にある「タナゴの減少」をブラックバスのせいにしている記述が見られるがタナゴの減少は産卵床となる二枚貝の減少だという事は有名な話であり論理性もあり学術的にも証明されている。この内容はブラックバスの食害が問題であるという自分自身の主張と矛盾しているのではないか? 当然、正論もあり納得できる箇所も少しはあるがブラックバス問題の当事者である漁業関係者を無視した一方的な論理があまりにも多い(当時の状況を知らないのに批判をしているので漁業関係者がかわいそうなな面もある)。また言葉の意図的?な誤用も目立つ。その例として「①魚を使った大規模な環境破壊が、」のくだりであるが環境破壊や生態系破壊というのは人間がする事であって一魚種ができるものではない。またこういう言葉を用い現状を誇大に喧伝しているふしがみられる。こういう言葉の乱用で何も知らない一般人が事実誤認をしそれを真実と思い込むのである。 まだまだいいたい事は山程ありますが、最後に一つだけ疑問点があるので記しておきます。 著者である秋月岩魚が主催する「生物多様性研究会」の活動についてだが、いわゆる生物多様性論は「生物の繁栄を助ける受け皿となる自然環境を変化から守る事でそこから発生する生物間の全ての因果関係をそのままに保つ(現状維持の究極ともとれる)」というのが真髄であるにも拘らず、「受け皿」が受ける最も基本的な問題である環境破壊の論点に言及していない。生物多様性研究会はブラックバスを駆除する法律を作らせるのではなく、環境保護に纏わる法律・条例を行政に作らせるのが真の姿ではないのかと私は考える。生物多様性研究会はブラックバスの食性による食害の影響のみに終始し、水辺を含む植生の変化の重要性を全く説いていない事が不思議でしょうがない。 また「生物多様性研究会ホームページ」を見ても生物多様性研究会という看板の割にブラックバス問題に対する運動しかされていない事がわかる。 このことから生物多様性研究会は「生物多様性の保全」というある意味で人類の命題ともとれる言葉を看板だけに使用し実態はブラックバス批判目的で作られたNGOである事が結論づけられる。 「警告!ますます広がるブラックバス汚染」 秋月岩魚  構成・文/半沢裕子 宝島社 本書は左記の「ブラックバスがメダカを食う」の続編である。相変わらず根拠(証拠)のない「密放流」を論拠としてブラックバスとその擁護派を実名で批判している。本書では前著出版時に指摘のあった「ブラックバス釣りは犯罪行為である」という表現を「・・・・は犯罪的行為」という表現に改め、またゴーストライター疑惑に関しては「構成/文 半沢裕子」と著者名の横に併記する事で逃れている。ある意味これは疑惑を認めた形になりはしまいか?と私などは考えてしまう。 本の内容に戻るが、前著から変わらない一歩的な論調と批判は当然ながらブラックバスとその擁護者、そしてつり人社、日本釣振興会、全釣り協など留まる事をしらない。ブラックバス擁護派の発言や行動はその全体ではなく巧みに駆除派にとって都合の良い一部分だけを紹介し全て世論的に「悪い方」にとらえその反論をし、都合の良い所は大々的にページを割き紹介している。そして駆除派にとって都合の悪い場合は、擁護派の回し者による邪魔があったなどの全く根拠のない反論に終始し数行で終わる。その繰り返しである。原理主義的なこのヒステリックな文体と誠実性のかけらもない文章には思わず最後まで読むのをためらう。 文章が極めて感情的で冷静さが感じられないのでとにかくわかった事は著者はブラックバスとバサー、釣り業界(特につり人社)が嫌いでしょうがないという事だけ。(個人的にはつり人社には個人的な恨みがあるのでは・・・と思ってしまう。何せ過去にカメラマンとして使われていたので・・・) 最後ではあるが、著者自身が自然派カメラマンであるにも関わらず「密放流の決定的証拠」を一度も撮影していないのが不思議でしょうがない。撮影の時間がなかったというのは理由にならず、こういう本を著している以上は証拠を掴むべきであろうと私は思う。 蛇足:「ブラックバスがメダカを食う」「ますます広がるブラックバス汚染」を読まれた方やブラックバス駆除派の方々は一度、「ブラックバスがいじめられる本当の理由~環境学視点から外来魚問題解決の糸口を探る~」青柳純 つり人社、「魔魚狩り」東京海洋大学教授・環境省特定外来生物諮問委員水口憲哉 フライの雑誌社 等を心を空の状態にして1度読んで下さい。秋月岩魚氏の2著は非常に極端な主張でありある一方の更に少数の意見でしかないと思われます。こういう問題はやはり双方の主張を聞いてから意見を述べるべきではないかと思います。 魔魚狩り ~ブラックバスはなぜ殺されるのか~ 水口憲哉 東京海洋大学教授・環境省特定外来生物諮問委員・夷隅東部漁協組合員 フライの雑誌社 日本の内水面漁業が抱える問題やブラックバス問題に関して「フライの雑誌」で18年間に渡って発表した記事20編と書き下ろしを含むその他数編をまとめた作品です。全編に渡って著者の「環境を維持すればバス問題も起こらないし、在来魚も減少しない」という考えが見てとれます。 本の題名である「魔魚狩り」は地域開発によって自然が破壊され養殖放流に頼らざるを得なくなった内水面漁業の衰退の原因を全てオオクチバスのせいにして火あぶり(スケープゴートともとれる)にする事で現実から逃避している事を皮肉ってつけられています。 また河川整備事業や琵琶湖総合開発などを代表とする「都市開発」が根本的な原因であるにもかかわらず、環境省・漁業者・魚類学研究者・その他駆除派らはその現実を無視し真剣に討議し研究もしようとしない事に対して筆者の憤りも感じます。本書では在来種の減少に対して或る程度のオオクチバス影響を認めながらもオオクチバスの影響が占める割合は5%で主要因である95%を占めるのは環境破壊・水質汚染であると述べている。 筆者はオオクチバス擁護派であるが、駆除派・擁護派の両派ともに感情的な意見を展開する中で最も冷静で中立的な意見を展開している。実施が困難であるばかりか、根本的な解決にはならないとして完全駆除は否定しながらも、狭い水域や閉鎖水域の一部ではオオクチバスの影響は無いとはいえないので限定駆除という意見を推進している。また釣り人自らが管理する「バスポンド」作りを推進している。現実を直視した上での将来に対する建設的な意見は共感を覚えます。 ちなみにブラックバスについて書かれているのは後半部分のみで、今日のようにヒステリックにオオクチバス問題が叫ばれているかなり以前から様々な内水面事情を研究してきた筆者の言葉には重みがあります。(前半は鮎・イトウ・長良川河口堰問題・サクラマス・ワカサギ等の問題を扱っている) 本書を読んだ上で今日の内水面を取巻く現状を見ると、今まで国(環境省・農林水産省・国土交通省とそれを取巻く業界)が行って来た「施策」が本当に必要なものだったのか?利権が絡んでいるのではないのか?この先どうなるのだろう?と考えます。 TVが流す情報のみが真実でない事はこの本を読むとわかります。 是非ご一読をお願いします。 BR> 「底抜けブラックバス大騒動」 池田清彦 つり人社 東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了 早稲田大学国際教養学部教授 ブラックバスを過去に釣った事もなければ、これからも釣る事がないと断言する著者 が①正義の旗を振りかざして他人の楽しみの邪魔をするのが楽しいという人間が気に 入らない。②外来種排斥原理主義者の主張は現実的でなくまた科学的にもナンセンス であり、論理的にも底が抜けている事を明らかにしたい。③ブラックバス排斥運動は 生物多様性保全の名を借りた利権漁りではないか?という三つの理由から著した作品 である。 著者の肩書きとは裏腹に難しい言葉は一切使用せず非常にわかりやすい内容となって いる。生物学者・ジャーナリスト等のブラックバス駆除派の主張がどれだけ間違った 事を言っているのかが、論理的にも倫理的にも筋道立てて解説されている。 著者はこの問題の最大の論点である「生物多様性保全」という概念はその概念を錦の 御旗にして全てに優先させるという考えは間違いでそれは世界中にある様々な価値の 一つに過ぎず、またその概念自体も一義的に数値化できるものではなく、ほとんど情 緒的概念であると説く。(先の小池百合子の反バス発言もどっちの情緒に加担したら 「票」が稼げるか?程度のものでやはり政治的な問題であると述べている)また種の保護も完全にできないのに絶滅もできるわけがなく自然をコントロールしよ うとする事自体が人間の驕りであると言う。 更に、駆除派の「ブラックバスを全部滅ぼさないと大変な事になる」という 主張に対して、何処が大変なのか?何が大変になっているのか?今でもブラックバス はいっぱいいるが普通の人は全然困っていないし困っているのは利権絡みの人だけで あると反論。 またブラックバス問題は「科学的な問題」ではなく「政治的な問題」でありまた駆除 ・擁護の両派の意見を取り扱わないマスコミの動きに疑問を感じると述べた上で一連 の論理の底の抜けたブラックバス排斥運動に対して「バサーはもっと怒ったほうがい い」と主張する。彼らの言っている事は滅茶苦茶なのだからと。 ブラックバス擁護派の方が一番求めていた答えがほぼ全てここにあると言っても過言ではない。 「21世紀の環境を考える」 ~これからの釣り人たちへ~  監修/廣崎芳次(理学博士) つり人社 副題では「これからの釣り人たちへ」とあるが内容は特に釣り人に限った事ではなく広く環境破壊・環境保護に関する正しい基礎知識の習得を目的としている。 世界的規模での環境破壊の現状、環境破壊の歴史と国際問題、環境破壊と経済活動、ラムサール条約や世界遺産条約等の環境保護に関する条約や法律の紹介、正しい用語の知識、統計データの正しい読み方、リサイクルは果たして環境に優しいのか?、生分解性プラスチックは?、環境ホルモン・化学物質の知識などがわかりやすく解説されている。環境問題は経済活動と切って離れるものではなく科学的な判断が不可避である。感情論が先行しがちだが結局その感情のこじれが対策への遅れになり保護に費やす貴重な時間を失う事がわかる。環境破壊の現実を認識するためにも一度は眼を通すべきであると思う。 基礎知識なのでそんなに構えず読めます。一般教養としても必要な知識だと思いますので是非ご一読下さい。フィッシングエコリーダー資格試験教本。もしかしたら書店で売っていないかも・・・。(私は古本屋で買いました。) 「沈黙の春」 レイチェル・カーソン 新潮文庫 10代の頃に何気なく読んだのだが衝撃を覚えています。現在再読中。 一覧に戻る 「マクリーンの川」 ノーマン・マクリーン/著  集英社 「私達の家庭では、宗教とフライフィッシングの間に、はっきりとした境界線はなかった・・・。」有名なこの一文で始まるこの小説は、ノーマン・マクリーンの自伝的小説。 雄大な自然が残るモンタナはブラックフッド川を舞台にある牧師一家の兄弟の成長と大自然に生きる喜びと不条理な世の中で生きていく悲哀を描いた美しい佳編。 ポール・マクリーンの「シャドウ・キャスティング」の項目は必読!! この作品は1992年「リバー・ランズ・スルー・イット」という題名でロバート・レッドフォード/監督、クレッグ・シェファー,ブラッド・ピット/主演によって映画化されアカデミー最優秀撮影賞を受賞しました。 「フライフィッシング讃歌」 ハウエル・レインズ 晶文社 1992年ニューヨーク・タイムズ・マガジン掲載記事「グレイディの贈り物」でピュリツァー賞を受賞したハウエル・ハインズがさまざまな釣りのシーンと半生を重ね合わせ、自らの心情とユーモアで綴ったエッセイ集。 7歳の時に赤っ首釣法で初めてクラッピーを釣った事から始まり現在に至るまでの釣りに対する情熱と人生で直面した精神的危機と克服を大統領や有名作家、天才的フィッシャーマンとの釣行、息子との釣り、釣りに対する哲学、特選の魚料理などを興味ある話を交え語られています。 「エッセンス・オブ・フライキャスティング」 メル・クリーガー/著  つり人社 大判の書籍で大きくて美しい写真とイラストで丁寧に解説され、世界中のフライ・キャスティング・スクールで使用されているフライ・キャスティング教書です。 美しいループを作る喜びからダブルホールなどの基本テクニックやウイグルキャスト、バウンスキャスト等の数々のキャスティングをやさしく解説しています。 フライキャスティングはこの本さえあれば問題ないといえる程の本です。これから始めようと思っている方は必読です!! 「エッセンス・オブ・フライキャスティングⅡ」 VHS60分 メル・クリーガー 監修/(株)ティファ 製作/リカルド&ヴィッキーズ(株) 発売/(株)つり人社 「鱒釣り」 アメリカ釣りエッセイ集 ジミー・カーター他 朔風社 ジミー・カーター元大統領をはじめ最高裁判事、雑誌編集者、大学教授らがフライフィッシングをテーマに著した不朽の名エッセイ13篇を収録したアンソロジー。日本とはまた違う旧き良き時代を感じさせてくれる作品です。心が和みます。 以下、収録作品(収録順) 「バッタ風」アーネスト・シュウィーバート 「スプルーク・クリーク日誌」ジミー・カーター 「殺戮」スパース・グレイ・ハックル 「ブルーレー川の夏」スターリング・ノース 「つましき釣り師」ロバート・トレーヴァー 「遺産」ニック・ライオンズ 「釣れぬ日の慰め」アーノルド・キングリッチ 「ブロドヘッズ川綺談」エド・ザーン 「家を捜す」ロデリック・ヘイグ=ブラウン 「釣り人の歌」A・J・マクレーン 「スチールヘッド」ビル・バリッシュ 「最も長い沈黙」トーマス・マグェーン 「この釣り人を見よ」ラッセル・チャサム 「フライフィッシング100の戦術」 西山徹 山と渓谷社 去る2001年3月2日、52歳の若さで他界されたフィッシングキャスターとしても有名だった故西山徹さんの作品です。日本のフライ&ルアーフィッシングの先駆者でもあり、キャッチ&リリースの普及にも多大な影響を与えた著者が自らの経験を元に著したフライフィッシングの100の戦術です。 四季折々、天候の好悪、河か湖か?その他様々な状況を設定しての戦術集。タックルの選定やラインの結び方などのごく基本的な事からマッチ・ザ・ハッチが行き詰った時のテクニックなどの高度な知識まで、著者の豊富な経験から書かれた内容なので、まさに初心者から上級者まで読める本です。 釣りに行く前にこの本で予習をし、帰ってからこの本で復習をする。そんな感じの本です。 一覧に戻る 「L.L.BEAN バス・フライフィッシング・ハンドブック」 デイヴ・フィットロック 翔泳社 本書は70年代に開発され今日までその有効性を実証されている「フィットロック・システム」を解説した本で数少ない日本で手に入るバスフライ専門の書籍の一つである。 バスについて知っておくべき事では14の魚種別に適水温を解説し、タックル及びラインシステム、バスフライの紹介、キャスティングの仕方、アプローチではフローター、カヌー、バスボート、ジョンボート他の特性とアプローチの仕方をきれいなイラストで解説。巻末ではロックバス、スポッテッドバス等の各種のバスとウオールアイ、ノーザンパイク、クラッピーチェーンピッケル、マスキー、ガー、イエローパーチその他魚種の攻め方を写真とイラストで紹介。 全編にわたり美しい写真とイラストが挿入されわかりやすく解説されています。 「バスのフライフィッシング入門」 佐伯信行 地球丸 TIFAのブラックバス用のニューコンセプト・フライロッド「フラ・デ・バ」の開発者である佐伯信行が著したバス・フライ入門書。ロッド、リールを始めとするタックル、バスフライやその他道具の選び方。シーズン毎のケーススタディ。キャスティング、アプローチとプレゼンテーション。バスフライタイイングやウイードガードの作り方。巻末にブルーギルとの遊び方を収録。 日本のフライフィッシャーマンが書いた初めてで唯一のバスフライ専門書だと思います。(違ってたらご指摘下さい) 一覧に戻る 「新版 ライギョ大全」 新家邦紹 GakkenMook 雷魚の生態から釣り方、雷魚ゲームの魅力、カバーの種類別釣り方等々 を書き綴った全97ページのヘビーカバー限定の雷魚フィッシング教書。 今や主流となった「レスダメージ&ノーキル」の考えを根底にしたタッ クルセレクトやフロッグチューンを写真・図を用い丁寧に解説。大判で 大半がカラーで写真が豊富なので見やすく飽きない。番外編として「な まず」「ビワコオオナマズ」「ヘビカバーのバス等のゲーム」を紹介。 この本の前に「ライギョ大全」この後の「完本 ライギョ大全」という 本が存在するらしいが私は見た事がない。現在は全て絶版。 「雷魚アングラー読本」 伊藤隆裕 アムソン出版 来店客の9割が雷魚マンだというショップ「でんでんまる」の伊藤隆裕 店長が著した雷魚アングラーの為の本。雷魚の生態に始まり、カバーレ ベルを4段階に応じたタックルチョイスと攻め方、フロッグのチューン とその使い分け、雷魚ゲームの変遷等を丁寧に解説。またランディング からフックオフの仕方、リリースまでに多くのページを割き写真・図入 りで解説。「ライギョ大全」がヘビーカバー限定で解説しているのに対 してこちらはアンダーでの釣り等の色々な釣り方を紹介している。全127 ページ。 でんでんまる HPから購入可能。ホームページのコンテンツも充実していますの で一度覗いてみて下さい。特に「雷魚議会」とかいい勉強になります。 「ライギョ ライギョ」 DVD120分 大久保幸三 ALVAN VHS版の「雷魚in九州」「雷魚2」を1枚のDVDに再編した作品。 ルアーの演出に合わせウィードを揺らすライギョの動き バフォ!! 爆裂の瞬間 アングラーの心臓は張り裂けそうになり 力と力の対決が始まる オープンエリアでのリトリーブ攻略、セミオープンエリアでのサイトや喰わせのタイミング。そしてカバーエリアでのダイナミックなファイトシーンなど盛り沢山。  大久保幸三のキャストのプロセス、フッキング体勢へのスイッチ・オン、心臓がバクバクするフロッグへの追尾シーンも加わり、ワクワク・ドキドキ感が止まりません。 「LEGEND3」雷魚伝説 DVD120分 大久保幸三 A.P.S. ビックフィッシュハンターの異名を持つ大久保幸三が、世界のライギョに挑戦状を叩きつけた・・・!日本での釣りをはじめ本場韓国では韓国のバスプロとの雷魚ゲーム、タイでの日本のそれとは違う雷魚ゲーム! 一度はタイに行ってプラーチャドー(レッド・スネークヘッド)、プラーチョン(ストライプド・スネークヘッド)を釣ってみたい!!と思わせる作品です。巻末におまけで「メコンオオナマズ」の餌釣りもあります。 「SNAKEHEAD」 ~HEAVY COVER GAME~ VHS40分 新家邦紹 K.GOOD PLANNING ご存知、バレーヒルの「ウイップラッシュファクトリー」主宰の新家邦 紹がヘヴィーカバーに潜む淡水屈指の大型フィッシュイーター「雷魚」 とのターゲットにしたゲーム・持論(レスダメージ&ノーキル)を展開 した作品。 釣りの中で雷魚ゲームとは確実なタックルとバーブレスフッ クで、魚のダメージを減らすという基本を重視し数、サイズの競争を脱 した本質だけのゲームであり、相手は自然と魚だけと説く。 「Heart Beat of the 雷魚GAME」 VHS60分 赤羽修弥 K.GOOD PLANNING WBSの実力派バスプロでもある赤羽修弥が雷魚ゲームの面白さを見せてくれる60分。ヘビーカバーレベルに応じた攻め方やアタック時の状況、フッキングのタイミング等を丁寧に解説。撮影時間の関係なのか、すっぽ抜けやバラシが多いが逆にそれが他のビデオを比較すると本当の雷魚ゲームに近いものがある。 「Burst Out」 ~ヘビーカバーに潜むデカい奴~ 「Burst Out2」 ~高井主馬が挑む!90に挑む!~ VHS60分/VHS56分 高井主馬・古賀究・他 ルアーショップおおの 「BurstOut」 高井主馬が「ラッティーツイスター」を主宰する前に参加した「ルアーショップおおの」主催のフォトトーナメント上位3人で贈る60分。モンスターを追い駆けての三者三様の攻め、高井主馬のテクニック!!果たしてモンスターは・・・・。 「BurstOut2」 あれから3年、高井主馬は果たし得なかった夢を求めて再びカメラの前に立った。中部!北陸!東北!四国!そして九州へ!! 九州ではエキスパート古賀究(カムルチー古賀)のガイドを得 て高井は再びフィールドに立つ。果たして90は現れるのか・・・。 「LEGEND4」雷魚伝説2 DVD130分 大久保幸三 A.P.S. 「大久保幸三がついにアマゾンへ!!」と謳ってる割にはアマゾン編は撮影日数が少なくまたあまり釣れていないため前半の45分程度でしかない。あとは「ライギョライギョ」「LEGEND3」と特に変わらない内容である。スミスの2005年新作フロッグの「アルキデス」のプロモーション的な内容である。 アマゾンでの釣りを求めるならば釣りチャンネルの魚種格闘技戦のアマゾン編の方が断然いい。 「鯰」 ~魚と文化の多様性~ 滋賀県立琵琶湖博物館編 淡海文庫(サンライズ出版) 本書は琵琶湖博物館ホールにて開催されたシンポジウム「魚がむすぶ琵琶湖と田んぼ」にて行われた鼎談、講演、討論とこれに関連した論考を加えた本。 秋篠宮文仁殿下(日本動物園水族館協会総裁)、秋道智彌(総合地球環境学研究所教授)、川那部浩哉(京都大学名誉教授)らが歴史からみたなまずの位置づけや地域文化との結びつきを語る冒頭を始め、多くの研究者や研究機関が琵琶湖となまずと水田との特殊な関係に対する発表を行っている。 「イスタンブールでなまず釣り」 椎名誠 文春文庫 かつては5mを超えるのも上がったというヨーロッパオオナマズを狙ってイスタンブールへ。なまず博士の松坂實、カメラマン和田悟、BE-PALの黒笹慈幾記者らと一緒にトルコはイスタンブールでの珍道中!!あてにならないガイド、料金を誤魔化す運転手、キャンプは突然トルコ軍に包囲され、トルコでは本物のトルコ風呂を味わう! 「ザ・ナマズ(THE CATFISH)」 VHS55分 TEAMひげ 製作・発売/喜怒哀楽 販売/常吉 おそらく琵琶湖大鯰を狙って釣っている唯一のビデオだと思う。関西のにいちゃん4人(TEAMひげ)がナマズやビワコオオナマズの釣り方をやさしく丁寧に教えてくれる。ビワコオオナマズとナマズの見分け方も解説。真昼間からバコバコ釣れて面白そう! 「完訳・釣魚大全」 アイザック・ウオルトン 森秀人/訳・解説 角川選書 一覧に戻る 「つりの道」 緒方昇/著 二見書房 「釣の楽しみ」 瀧井孝作/著 二見書房 「わが釣魚伝」 福田蘭童/著 二見書房 「湿原のカムイ」 佐々木栄松/著 二見書房 「釣山河」 山本素石/著 二見書房 「釣人物語~緑の水平線~」 林房雄/著 二見書房 「釣魚大全紀行」 山本清/著 二見書房 「荒野の釣師」 森秀人/著 二見書房 「釣りひとり」 山本聰/著 二見書房 「釣魚遍歴」 高崎武雄/著 二見書房 「つり人生」 土師清二/著 二見書房 「釣りのうたげ」 室生朝子/著 二見書房 「釣り六十年」 西園寺公一/著 二見書房 「釣りの風土記」 亀井巌夫/著 二見書房 「垢石釣遊記」 佐藤垢石/著 二見書房 「新・さかな大図鑑」 編者/小西英人 著者/荒賀忠一、望月賢二、中坊徹次 小西和人、今井浩次 釣りサンデー 黒帯特別編 「ザ・グレートアマゾン」 今江克隆 前編DVD120分/後編DVD127分 株式会社ヴァンズプロ/製作 ルアーマガジン(内外出版社)/発行




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このコーナーでは釣りに関する書籍やDVD・ビデオの講評をしていきたいと思います。
仕事が忙しいので本を読んでいても更新があまりできないのですが時間を見て徐々にコメントしていきたいと思います。




釣魚大全 釣り紀行 釣り紀行ヒ゛テ゛オ 釣魚名著シリーズ 外来魚問題関連 環境問題

ブラックバス関連 雷魚関連 フライ・フィシング関連 バスフライ関連 なまず関連 釣魚図鑑 南米釣行DVD






「オーパ!」
開高健/文 高橋昇/写真
集英社文庫


<leftmargin=20> ブラジルは大アマゾンやパンタナル大湿原を舞台に河の虎と呼ばれる黄金の魚「ドラド」、サーベルタイガーのような牙を持ち犬の魚を意味する「ペーシュ・カショーロ」、殺し屋「ピラーニャ」、ブラックバスより遥かに華麗なトクナレ(ピーコックバス)、世界最大の淡水魚「ピラルクー」等を釣りを通じて自然を感じ、現地の文化・食文化を堪能した「驚き(オーパ)」を求めての60日、16000キロのフィッシング紀行。

開高健の独特の状況描写と写真家の高橋昇の300点に上る迫力ある、時には叙情的な写真が秀逸です。また旅を行った昭和52年当時既にアマゾン、パンタナル大湿原に自然破壊が進行していた事に驚きと嘆きを覚えます。
読後、圧倒的な虚脱感とともにアマゾンに行きたくなります。
是非、ご一読をお勧めします。

蛇足:表現のレベルやメディアの形態は違いますが、村田基のTV番組「魚種格闘技戦」のアマゾン編(釣りチャンネルで放映)に相通じるところがあります。


「オーパ、オーパ!」
アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇
開高健/文 高橋昇/写真
集英社文庫

アラスカはベーリング海、最大で400㎏の記録があり北方の野獣・北方の巨人といわれる巨大ヒラメ「ハリバット(オヒョウ)」、平均重量が2~3倍もある「キングサーモン」のセカンドラン!!
カリフォルニアはミード湖ではバスプロのリッチ・ユーレイのガイドのもとにご存知「ブラックバス」、美しい縞模様の「ストライパー(シマスズキ)」、サクラメント河ではフリッピング創始者ディー・トーマスの弟子のガイドによるフリッピングでのブラックバス、おちょぼ口の「クラッピー」釣りとカリフォルニアワインの素晴らしき発達ぶりに感動し、豊穣と濃密な大自然が残るカナダではムーンストーンのような不思議な眼を持ち淡水魚中最高の美味とされる「ウオールアイ」、北の水のギャング「ノーザンパイク」、生きている化石と呼ばれる古代魚「チョウザメ」との格闘!

前回に引き続き躍動感あふれる写真で開高の文に彩りを添える高橋昇。 今回から参加の料理界の東大といわれる辻調理師専門学校から谷口教授らが参加し釣魚や当地の食材を使用しての名料理の数々! まさに読者にとっての夢のフィッシング紀行「オーパ!」第2弾です。

釣りをして美味しい料理を食べて酒を飲み。次の日も釣りに行く。この最高のぜいたくを一度は味わいたい!!!


「オーパ、オーパ!」
アラスカ至上篇 コスタリカ篇
開高健/文 高橋昇/写真
集英社文庫


アラスカでは氷寒の河岸にひしめく北国の帝王「キングサーモン」を筆頭に、「シルヴァーサーモン」、「ニジマス」、「アークティック・チャー」、「ドリー・ヴァーデン」、また永久凍土を駆ける「カリブー」ハンティング、鮮やかな赤が川面に映える鼻曲がりの「レッドサーモン」等と対決し、南国コスタリカでは河面を裂く巨大な白銀のファイター「ターポン」との55分にも及ぶ格闘、ワニ魚「ガスパール」、「スヌーク」、オスとメスで全く大きさも色も形も違い色男を意味する「グァポテ」らを生餌・フライ・ルアーで攻め立てる!!

また当地の様々な文化を、開高健が文を書き、谷口教授が料理をし、高橋昇が写真を取る事で華麗なる肥溜めに住む我々に新鮮で美しい何かを伝えてくれ、まるで自分がそこにいるかのような錯覚さえおきてしまいます。

前回から参加の谷口教授(辻調理師専門学校)のアウトドア&インドア料理も更に凄みを増し今回はカメ・野豚・蛇・イグアナまで調理してしまう始末!
まさに釣師にとっての羨ましさ溢れるフィッシング紀行「オーパ!」第3弾!!

好きなだけ釣りをして好きなだけ美味しい料理を食べて好きなだけ酒を飲み。次の日も釣りに行く。この最高のぜいたくを一度は味わいたいですな!!!


「オーパ、オーパ!」
モンゴル・中国篇 スリランカ篇
開高健/文 高橋昇/写真
集英社文庫


今や幻の魚となってしまった巨魚「イトウ」等をはじめ、暴君「パイク」、「ノレック(コクチマス)」、青く長い美しい背鰭を持つ「グレイリング」らを追いかけてモンゴル奥地へ、そして中国最深部ハナス湖では新疆大学教授とその学生24人らそしてその数年後、朝日新聞の記者に目撃された全長9~12mあるといわれる謎の大魚「大紅魚」を狙って人間の顔程もあるスプーンでのトローリング!!北極鮰魚(グレイリング)、江鱈(淡水棲のタラ)との戯れ。

アメリカ・カナダの名立たる湖を攻めても大物(ブラックバス50cmUP)を上げられなかった積年の宿怨を晴らすべく、日本最大の雨量を誇る奈良県は下北山村「池原ダム」、また日本最大にして最古の湖「琵琶湖」への釣行。

そしてスリランカでは小叱呼の匂いのするカルピスみたいな感じの椰子酒のドブロクを飲み、熱帯の劫初の煌めき!!数千数万の宝石が集まる青空市場、そしてあまりにも有名なセイロン紅茶を味わう。

開高健の釣りの哲学や知識が文となり、高橋昇の美しく叙情的で躍動感溢れる写真が読者を更に現実逃避の世界へと誘う。フィッシング&グルメ紀行「オーパ!」第4弾にして最終篇。

このシリーズがこれで終わる事が残念でなりません。
この「オーパ!」シリーズは是非ご一読をお勧めします!!


「オーパ!旅の特別料理」
谷口博之
集英社文庫




1982年より「オーパ隊」に参加し、開高健隊長とその隊員が釣り上げた魚を様々な方法で料理した谷口教授の視点から綴ったもう一つのオーパ!巨大オヒョウの姿造り、ブラックバスの洗い、ウオールアイの天ぷら、ノーザンパイクの一夜干しなどをはじめ日本にいない魚で教授自身も初めて調理する食材でのアウトドア料理!?が満載!!また開高健からは語られなかったオーパ紀行の裏側も垣間見れる作品です。


「釣り人語らず」
開高健全対話集成3・釣篇
開高健・末広恭雄・井伏鱒二・吉行淳之介・大庭みな子・杉瀬祐
潮出版社


「開高健全対話集成3・釣篇」の名の通り、開高健と末広恭雄・井伏鱒二・吉行淳之介・大庭みな子・杉瀬祐らの釣りにまつわる対話を集めた作品である。題名とは違いかなり語っている所が良い。
各作家先生の釣り対するこだわりや釣行の思い出を語る佳編である。また巻末に開高健ノート③及び付載が①~④まであり、「オーパ!」の後日談(21ページもあります。)や開高健が敬愛する三人の釣師である井伏鱒二、福田蘭童、團伊玖磨を語っています。「オーパ!」ファンは是非ご一読を!!



「もっと遠く!」
南北両アメリカ大陸縦断記●北米篇
開高健/文 写真/水村孝
文春文庫





「もっと広く!」
南北両アメリカ大陸縦断記●南米篇
開高健/文 写真/水村孝
文春文庫





「フィッシュ・オン」
開高健/文 写真/秋元啓一
新潮文庫


「釣師はホラを吹く癖がある。それも釣技に入れていい。」という開高健が証人としてカメラマン秋元啓一を連れての釣り旅行。アラスカではキングサーモンとの壮絶な戦い、スウェーデンでは有名なモラム川のAbu本社工場を見学し暴君ノーザンパイクとの格闘、アイスランド・西ドイツではアトランティックサーモンやブラウンマスとの戯れ、その他ナイジェリア、フランス、ギリシャ、エジプト、タイ、そして最後に日本の米どころ新潟は銀山湖(奥只見ダム)にてイワナを狙う。
全編がユニークな独特の文体で綴られた名エッセイです。


「私の釣魚大全」
開高健
文春文庫






~開高健全ノンフィクション~
Ⅰ全釣魚
「河は眠らない」
開高健 
文藝春秋版


収録作品 「私の釣魚大全」 「フィッシュ・オン」 を中心に釣魚に関するエッセイを多数収録しています。





「旅人 開高健」
高橋昇/著・写真
つり人社


オーパシリーズの取材で世界11ヶ国を巡り延べ443日を開高健と共に過ごした記憶・思い出を振り返った作品。 全編にわたり素晴らしい写真にその取材秘話を交えそして著者の中の開高健像が浮かぶ。



「開高健がいた。」
高橋昇/著・写真
平凡社


開高健を知る夢枕獏、大岡玲その他数々の著名人がそれぞれの開高健像、開高文学を高橋昇の美しい写真を交えて語る作品。











「アマゾン・クライマックス」
醍醐麻沙夫/文 
写真/醍醐麻沙夫
釣りサンデー(小西英人、広田利之)
新潮文庫





「原生林に猛魚を追う」
醍醐麻沙夫/文・写真 
講談社





「オーパ!」
開高健/文 写真/高橋昇
装丁/三村淳 佐藤政道/朗読
DVD123分
製作・販売/ALVAN




開高健の究極のフィッシング
「河は眠らない」
VHS60分
開高健
文藝春秋


「開高健のモンゴル大釣行」
~幻のイトウを求めて~
VHS61分
開高健
文藝春秋





「開高健のモンゴル大縦断」
~大いなるモンゴルの自然と動物達~
VHS61分
開高健
文藝春秋





「開高健の天山北路大探査行」
~神秘の氷河期に謎の巨大魚を追って~
VHS101分
開高健
文藝春秋





「開高健のスコットランド紀行」
~悠々として急げ~
VHS80分
開高健
文藝春秋





「チョウザメ大追跡」
~世界三大珍味・キャビアの謎~
VHS61分
開高健
文藝春秋





「鮭王よ永遠に」
~king Forever~
VHS35分
常見忠
セントラルフィッシング




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「ブラックバッス」
赤星鉄馬
イートハーヴ出版


本書は約80年前の大正14年にブラックバスを芦ノ湖に移植した伝説の人物「赤星鉄馬」氏が現代から70年近くも前の昭和13年頃に執筆したが軍部の台頭により出版には到らなかったいわば「幻の書」であり、当時の赤星鉄馬が何を考え、ブラックバス移植を行ったのかを知る唯一の手がかりであろう。

驚くべき事に、当時の赤星鉄馬は、近代工業の発達と釣人による乱獲で既に日本の内水面漁業の衰退と淡水魚の減少を予見し「魚が何もいなくなってしまうのでは?」という事を憂慮していた。そこである種の魚に対しての保護と繁殖の必要性を感じた・・・。そして漁業価値・釣魚価値があり環境破壊と乱獲による絶滅から絶えうる魚としてブラックバスを選んだ。

ブラックバス移植の動機とその経過、科学的に見た習性、釣魚としての習性、釣具とその操法、疑似餌と活餌、釣り方と時期、養殖並びに移植、ブラックバス害魚論等を約180頁にわたる著者の考えを詳細に紹介。釣具や釣り方はともかくとして、現在わかっているブラックバスの習性や研究結果は既に本書によって記されているのに驚きを隠せません。というより現在に到るまで何も研究はされていないというのが事実でしょう。また当時からあったブラックバス害魚論は学識者によるブラックバスの研究もされず平行線を辿っているのを知り或る意味情けない感じがします。

文中で赤星鉄馬は何度となくブラックバス反対派に対して「ブラックバスをきちんと私以上に研究してから論じてくれ」という意味の言葉を残しています。余談ですが「魔魚狩り」を著した水口憲哉氏も同様の事を言っています。

これは環境破壊による魚の減少を憂えた人物の本です。興味のある方はご一読をおすすめします。


「ブラックバスがいじめられるホントの理由」
(環境学的視点から外来魚問題解決の糸口を探る)
~やがてメダカもブラックバスもいなくなる~
青柳純
つり人社


本書は滋賀県立大学環境科学部環境計画学科環境社会計画学科専攻の筆者の卒業論文「外来魚問題の構造と対策の検討」をもとに再編したものである。話題の琵琶湖リリース禁止条例の県審議会の全てを傍聴するなどして様々な情報や資料を収集し2002年8月には琵琶湖リリース禁止条例に関するニュースサイト「ゼゼラノート」を開設。現在では一日で数百アクセスのサイトに成長した。

上記の通り一学生の卒業論文であるが、外来魚問題の今後を考える意味では「ブラックバスがメダカを食う」が全面駆除しか選択肢がないかのような主張に固執しているのに対し、本書は様々な角度からこの問題を検証し意見を述べている点,またやはり「ブラックバスがメダカを食う」が具体性を欠く推論や私情を根拠として論点を述べている事に対し、本書は推論・風聞や私情が入った情報を排除しその出典に確証・根拠がある具体的事例を用いて論点を固めている点、現状を正確に認識しようと努めている点が建設的で良いと私は思う。

この本に対しての書評が先にこの「釣り関連書籍の紹介」のページで公開した「ブラックバスがメダカを食う」の著者である秋月岩魚氏が主催する「生物多様性研究会」にて公開されている。
またその書評に対しての反論も「ゼゼラノート」にて閲覧する事ができる。


「ブラックバスがメダカを食う」
~日本の生態系が危ない!~
秋月岩魚
宝島新書


今日のブラックバス問題を「ブラックバスがメダカを食う」というセンセーショナルな題名で世間に知らしめたブラックバス駆除派のバイブル的な存在である。独特の論調であまり事実関係や現場を知らない一般人向けに著されている。これを読むとわかるのだが、巷に溢れる「バサーは犯罪人だ!」とかいう原理主義的なブラックバス害魚論はこの本にかかれている内容そのものが実に多く如何にこの本の影響を受けた人が多いかわかる。特にHPや各サイトの掲示板等で書かれている内容の原典はほぼこれである事がわかる。

著者は①魚を使った大規模な環境破壊が、②密放流という犯罪によって引き起こされ、③その上に一つの業界が築かれた。という考えからこの本を執筆している。特に今日に至るブラックバスの拡散は事実として客観的で具体的な証拠が存在しない「密放流」によって行われた事を前提として全ての考えを述べている。

細かい矛盾点・反論・言葉の誤用は多くあるがいちいち上げてもキリがないので一つだけ矛盾点を挙げると特に最後の数ページに関してだがイワナが減ったのは釣り人による乱獲である事がはっきり書かれているし最後の一行にある「タナゴの減少」をブラックバスのせいにしている記述が見られるがタナゴの減少は産卵床となる二枚貝の減少だという事は有名な話であり論理性もあり学術的にも証明されている。この内容はブラックバスの食害が問題であるという自分自身の主張と矛盾しているのではないか?

当然、正論もあり納得できる箇所も少しはあるがブラックバス問題の当事者である漁業関係者を無視した一方的な論理があまりにも多い(当時の状況を知らないのに批判をしているので漁業関係者がかわいそうなな面もある)。また言葉の意図的?な誤用も目立つ。その例として「①魚を使った大規模な環境破壊が、」のくだりであるが環境破壊や生態系破壊というのは人間がする事であって一魚種ができるものではない。またこういう言葉を用い現状を誇大に喧伝しているふしがみられる。こういう言葉の乱用で何も知らない一般人が事実誤認をしそれを真実と思い込むのである。

まだまだいいたい事は山程ありますが、最後に一つだけ疑問点があるので記しておきます。 著者である秋月岩魚が主催する「生物多様性研究会」の活動についてだが、いわゆる生物多様性論は「生物の繁栄を助ける受け皿となる自然環境を変化から守る事でそこから発生する生物間の全ての因果関係をそのままに保つ(現状維持の究極ともとれる)」というのが真髄であるにも拘らず、「受け皿」が受ける最も基本的な問題である環境破壊の論点に言及していない。生物多様性研究会はブラックバスを駆除する法律を作らせるのではなく、環境保護に纏わる法律・条例を行政に作らせるのが真の姿ではないのかと私は考える。生物多様性研究会はブラックバスの食性による食害の影響のみに終始し、水辺を含む植生の変化の重要性を全く説いていない事が不思議でしょうがない。

また「生物多様性研究会ホームページ」を見ても生物多様性研究会という看板の割にブラックバス問題に対する運動しかされていない事がわかる。

このことから生物多様性研究会は「生物多様性の保全」というある意味で人類の命題ともとれる言葉を看板だけに使用し実態はブラックバス批判目的で作られたNGOである事が結論づけられる。


「警告!ますます広がるブラックバス汚染」
秋月岩魚 
構成・文/半沢裕子
宝島社



本書は左記の「ブラックバスがメダカを食う」の続編である。 相変わらず根拠(証拠)のない「密放流」を論拠としてブラックバスとその擁護派を 実名で批判している。本書では前著出版時に指摘のあった「ブラックバス釣りは犯罪行為である」という表現を「・・・・は犯罪的行為」という表現に改め、またゴーストライター疑惑に関しては「構成/文 半沢裕子」と著者名の横に併記する事で逃れている。ある意味これは疑惑を認めた形になりはしまいか?と私などは考えてしまう。

本の内容に戻るが、前著から変わらない一歩的な論調と批判は当然ながらブラックバスとその擁護者、そしてつり人社、日本釣振興会、全釣り協など留まる事をしらない。 ブラックバス擁護派の発言や行動はその全体ではなく巧みに駆除派にとって都合の良い一部分だけを紹介し全て世論的に「悪い方」にとらえその反論をし、都合の良い所は大々的にページを割き紹介している。 そして駆除派にとって都合の悪い場合は、擁護派の回し者による邪魔があったなどの全く根拠のない反論に終始し数行で終わる。その繰り返しである。 原理主義的なこのヒステリックな文体と誠実性のかけらもない文章には思わず最後まで読むのをためらう。

文章が極めて感情的で冷静さが感じられないのでとにかくわかった事は著者はブラックバスとバサー、釣り業界(特につり人社)が嫌いでしょうがないという事だけ。(個人的にはつり人社には個人的な恨みがあるのでは・・・と思ってしまう。何せ過去にカメラマンとして使われていたので・・・)

最後ではあるが、著者自身が自然派カメラマンであるにも関わらず「密放流の決定的証拠」を一度も撮影していないのが不思議でしょうがない。撮影の時間がなかったというのは理由にならず、こういう本を著している以上は証拠を掴むべきであろうと私は思う。

蛇足:「ブラックバスがメダカを食う」「ますます広がるブラックバス汚染」を読まれた方やブラックバス駆除派の方々は一度、「ブラックバスがいじめられる本当の理由~環境学視点から外来魚問題解決の糸口を探る~」青柳純 つり人社、「魔魚狩り」東京海洋大学教授・環境省特定外来生物諮問委員水口憲哉 フライの雑誌社 等を心を空の状態にして1度読んで下さい。秋月岩魚氏の2著は非常に極端な主張でありある一方の更に少数の意見でしかないと思われます。こういう問題はやはり双方の主張を聞いてから意見を述べるべきではないかと思います。


魔魚狩り
~ブラックバスはなぜ殺されるのか~
水口憲哉
東京海洋大学教授・環境省特定外来生物諮問委員・夷隅東部漁協組合員
フライの雑誌社


日本の内水面漁業が抱える問題やブラックバス問題に関して「フライの雑誌」で18年間に渡って発表した記事20編と書き下ろしを含むその他数編をまとめた作品です。全編に渡って著者の「環境を維持すればバス問題も起こらないし、在来魚も減少しない」という考えが見てとれます。

本の題名である「魔魚狩り」は地域開発によって自然が破壊され養殖放流に頼らざるを得なくなった内水面漁業の衰退の原因を全てオオクチバスのせいにして火あぶり(スケープゴートともとれる)にする事で現実から逃避している事を皮肉ってつけられています。

また河川整備事業や琵琶湖総合開発などを代表とする「都市開発」が根本的な原因であるにもかかわらず、環境省・漁業者・魚類学研究者・その他駆除派らはその現実を無視し真剣に討議し研究もしようとしない事に対して筆者の憤りも感じます。本書では在来種の減少に対して或る程度のオオクチバス影響を認めながらもオオクチバスの影響が占める割合は5%で主要因である95%を占めるのは環境破壊・水質汚染であると述べている。

筆者はオオクチバス擁護派であるが、駆除派・擁護派の両派ともに感情的な意見を展開する中で最も冷静で中立的な意見を展開している。実施が困難であるばかりか、根本的な解決にはならないとして完全駆除は否定しながらも、狭い水域や閉鎖水域の一部ではオオクチバスの影響は無いとはいえないので限定駆除という意見を推進している。また釣り人自らが管理する「バスポンド」作りを推進している。現実を直視した上での将来に対する建設的な意見は共感を覚えます。

ちなみにブラックバスについて書かれているのは後半部分のみで、今日のようにヒステリックにオオクチバス問題が叫ばれているかなり以前から様々な内水面事情を研究してきた筆者の言葉には重みがあります。(前半は鮎・イトウ・長良川河口堰問題・サクラマス・ワカサギ等の問題を扱っている)

本書を読んだ上で今日の内水面を取巻く現状を見ると、今まで国(環境省・農林水産省・国土交通省とそれを取巻く業界)が行って来た「施策」が本当に必要なものだったのか?利権が絡んでいるのではないのか?この先どうなるのだろう?と考えます。

TVが流す情報のみが真実でない事はこの本を読むとわかります。
是非ご一読をお願いします。 BR>

「底抜けブラックバス大騒動」
池田清彦
つり人社
東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了
早稲田大学国際教養学部教授



ブラックバスを過去に釣った事もなければ、これからも釣る事がないと断言する著者 が①正義の旗を振りかざして他人の楽しみの邪魔をするのが楽しいという人間が気に 入らない。②外来種排斥原理主義者の主張は現実的でなくまた科学的にもナンセンス であり、論理的にも底が抜けている事を明らかにしたい。③ブラックバス排斥運動は 生物多様性保全の名を借りた利権漁りではないか?という三つの理由から著した作品 である。

著者の肩書きとは裏腹に難しい言葉は一切使用せず非常にわかりやすい内容となって いる。生物学者・ジャーナリスト等のブラックバス駆除派の主張がどれだけ間違った 事を言っているのかが、論理的にも倫理的にも筋道立てて解説されている。

著者はこの問題の最大の論点である「生物多様性保全」という概念はその概念を錦の 御旗にして全てに優先させるという考えは間違いでそれは世界中にある様々な価値の 一つに過ぎず、またその概念自体も一義的に数値化できるものではなく、ほとんど情 緒的概念であると説く。(先の小池百合子の反バス発言もどっちの情緒に加担したら 「票」が稼げるか?程度のものでやはり政治的な問題であると述べている) また種の保護も完全にできないのに絶滅もできるわけがなく自然をコントロールしよ うとする事自体が人間の驕りであると言う。

更に、駆除派の「ブラックバスを全部滅ぼさないと大変な事になる」という 主張に対して、何処が大変なのか?何が大変になっているのか?今でもブラックバス はいっぱいいるが普通の人は全然困っていないし困っているのは利権絡みの人だけで あると反論。

またブラックバス問題は「科学的な問題」ではなく「政治的な問題」でありまた駆除 ・擁護の両派の意見を取り扱わないマスコミの動きに疑問を感じると述べた上で一連 の論理の底の抜けたブラックバス排斥運動に対して「バサーはもっと怒ったほうがい い」と主張する。彼らの言っている事は滅茶苦茶なのだからと。

ブラックバス擁護派の方が一番求めていた答えがほぼ全てここにあると言っても過言 ではない。


「21世紀の環境を考える」
~これからの釣り人たちへ~ 
監修/廣崎芳次(理学博士)
つり人社


副題では「これからの釣り人たちへ」とあるが内容は特に釣り人に限った事ではなく広く環境破壊・環境保護に関する正しい基礎知識の習得を目的としている。
世界的規模での環境破壊の現状、環境破壊の歴史と国際問題、環境破壊と経済活動、ラムサール条約や世界遺産条約等の環境保護に関する条約や法律の紹介、正しい用語の知識、統計データの正しい読み方、リサイクルは果たして環境に優しいのか?、生分解性プラスチックは?、環境ホルモン・化学物質の知識などがわかりやすく解説されている。 環境問題は経済活動と切って離れるものではなく科学的な判断が不可避である。感情論が先行しがちだが結局その感情のこじれが対策への遅れになり保護に費やす貴重な時間を失う事がわかる。環境破壊の現実を認識するためにも一度は眼を通すべきであると思う。

基礎知識なのでそんなに構えず読めます。一般教養としても必要な知識だと思いますので是非ご一読下さい。フィッシングエコリーダー資格試験教本。もしかしたら書店で売っていないかも・・・。(私は古本屋で買いました。)


「沈黙の春」
レイチェル・カーソン
新潮文庫



凄惨である。ここに記されている事は本当なのか?事実なのか?と疑いたくなる。そして嘘であって欲しいと願う。 まるで静かな「被爆」にも似た恐ろしい被害に「この世に安全な場所はあるのか?」と問いたくなる。 だがこれが事実なのだという事を記憶に刻みそして「これからの未来」に生かしていかねばならない。 人類の犯した過ちを認め教訓としていかねばならないと私は思う。

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「マクリーンの川」
ノーマン・マクリーン/著 
集英社


「私達の家庭では、宗教とフライフィッシングの間に、はっきりとした境界線はなかった・・・。」有名なこの一文で始まるこの小説は、ノーマン・マクリーンの自伝的小説。

雄大な自然が残るモンタナはブラックフッド川を舞台にある牧師一家の兄弟の成長と大自然に生きる喜びと不条理な世の中で生きていく悲哀を描いた美しい佳編。

ポール・マクリーンの「シャドウ・キャスティング」の項目は必読!!

この作品は1992年「リバー・ランズ・スルー・イット」という題名でロバート・レッドフォード/監督、クレッグ・シェファー,ブラッド・ピット/主演によって映画化されアカデミー最優秀撮影賞を受賞しました。


「フライフィッシング讃歌」
ハウエル・レインズ
晶文社


1992年ニューヨーク・タイムズ・マガジン掲載記事「グレイディの贈り物」でピュリツァー賞を受賞したハウエル・ハインズがさまざまな釣りのシーンと半生を重ね合わせ、自らの心情とユーモアで綴ったエッセイ集。

7歳の時に赤っ首釣法で初めてクラッピーを釣った事から始まり現在に至るまでの釣りに対する情熱と人生で直面した精神的危機と克服を 大統領や有名作家、天才的フィッシャーマンとの釣行、息子との釣り、釣りに対する哲学、特選の魚料理などを興味ある話を交え語られています。


「エッセンス・オブ・フライキャスティング」
メル・クリーガー/著 
つり人社


大判の書籍で大きくて美しい写真とイラストで丁寧に解説され、世界中のフライ・キャスティング・スクールで使用されているフライ・キャスティング教書です。

美しいループを作る喜びからダブルホールなどの基本テクニックやウイグルキャスト、バウンスキャスト等の数々のキャスティングをやさしく解説しています。

フライキャスティングはこの本さえあれば問題ないといえる程の本です。これから始めようと思っている方は必読です!!


「エッセンス・オブ・フライキャスティングⅡ」
VHS60分
メル・クリーガー
監修/(株)ティファ
製作/リカルド&ヴィッキーズ(株)
発売/(株)つり人社





「鱒釣り」
アメリカ釣りエッセイ集
ジミー・カーター他
朔風社

ジミー・カーター元大統領をはじめ最高裁判事、雑誌編集者、大学教授らがフライフィッシングをテーマに著した不朽の名エッセイ13篇を収録したアンソロジー。 日本とはまた違う旧き良き時代を感じさせてくれる作品です。心が和みます。

以下、収録作品(収録順)

「バッタ風」アーネスト・シュウィーバート
「スプルーク・クリーク日誌」ジミー・カーター
「殺戮」スパース・グレイ・ハックル
「ブルーレー川の夏」スターリング・ノース
「つましき釣り師」ロバート・トレーヴァー
「遺産」ニック・ライオンズ
「釣れぬ日の慰め」アーノルド・キングリッチ
「ブロドヘッズ川綺談」エド・ザーン
「家を捜す」ロデリック・ヘイグ=ブラウン
「釣り人の歌」A・J・マクレーン
「スチールヘッド」ビル・バリッシュ
「最も長い沈黙」トーマス・マグェーン
「この釣り人を見よ」ラッセル・チャサム



「フライフィッシング100の戦術」
西山徹
山と渓谷社

去る2001年3月2日、52歳の若さで他界されたフィッシングキャスターとしても有名だった故西山徹さんの作品です。日本のフライ&ルアーフィッシングの先駆者でもあり、キャッチ&リリースの普及にも多大な影響を与えた著者が自らの経験を元に著したフライフィッシングの100の戦術です。

四季折々、天候の好悪、河か湖か?その他様々な状況を設定しての戦術集。タックルの選定やラインの結び方などのごく基本的な事からマッチ・ザ・ハッチが行き詰った時のテクニックなどの高度な知識まで、著者の豊富な経験から書かれた内容なので、まさに初心者から上級者まで読める本です。

釣りに行く前にこの本で予習をし、帰ってからこの本で復習をする。そんな感じの本です。

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「L.L.BEAN バス・フライフィッシング・ハンドブック」
デイヴ・フィットロック
翔泳社

本書は70年代に開発され今日までその有効性を実証されている「フィットロック・システム」を解説した本で数少ない日本で手に入るバスフライ専門の書籍の一つである。
バスについて知っておくべき事では14の魚種別に適水温を解説し、タックル及びラインシステム、バスフライの紹介、キャスティングの仕方、アプローチではフローター、カヌー、バスボート、ジョンボート他の特性とアプローチの仕方をきれいなイラストで解説。巻末ではロックバス、スポッテッドバス等の各種のバスとウオールアイ、ノーザンパイク、クラッピーチェーンピッケル、マスキー、ガー、イエローパーチその他魚種の攻め方を写真とイラストで紹介。
全編にわたり美しい写真とイラストが挿入されわかりやすく解説されています。


「バスのフライフィッシング入門」
佐伯信行
地球丸


TIFAのブラックバス用のニューコンセプト・フライロッド「フラ・デ・バ」の開発者である佐伯信行が著したバス・フライ入門書。ロッド、リールを始めとするタックル、バスフライやその他道具の選び方。シーズン毎のケーススタディ。キャスティング、アプローチとプレゼンテーション。バスフライタイイングやウイードガードの作り方。巻末にブルーギルとの遊び方を収録。

日本のフライフィッシャーマンが書いた初めてで唯一のバスフライ専門書だと思います。(違ってたらご指摘下さい)

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「新版 ライギョ大全」
新家邦紹
GakkenMook


雷魚の生態から釣り方、雷魚ゲームの魅力、カバーの種類別釣り方等々 を書き綴った全97ページのヘビーカバー限定の雷魚フィッシング教書。 今や主流となった「レスダメージ&ノーキル」の考えを根底にしたタッ クルセレクトやフロッグチューンを写真・図を用い丁寧に解説。大判で 大半がカラーで写真が豊富なので見やすく飽きない。番外編として「な まず」「ビワコオオナマズ」「ヘビカバーのバス等のゲーム」を紹介。

この本の前に「ライギョ大全」この後の「完本 ライギョ大全」という 本が存在するらしいが私は見た事がない。現在は全て絶版。


「雷魚アングラー読本」
伊藤隆裕
アムソン出版


来店客の9割が雷魚マンだというショップ「でんでんまる」の伊藤隆裕 店長が著した雷魚アングラーの為の本。雷魚の生態に始まり、カバーレ ベルを4段階に応じたタックルチョイスと攻め方、フロッグのチューン とその使い分け、雷魚ゲームの変遷等を丁寧に解説。またランディング からフックオフの仕方、リリースまでに多くのページを割き写真・図入 りで解説。「ライギョ大全」がヘビーカバー限定で解説しているのに対 してこちらはアンダーでの釣り等の色々な釣り方を紹介している。全127 ページ。

でんでんまる HPから購入可能。ホームページのコンテンツも充実していますの で一度覗いてみて下さい。特に「雷魚議会」とかいい勉強になります。


「ライギョ ライギョ」
DVD120分
大久保幸三
ALVAN

VHS版の「雷魚in九州」「雷魚2」を1枚のDVDに再編した作品。

ルアーの演出に合わせウィードを揺らすライギョの動き
バフォ!! 爆裂の瞬間
アングラーの心臓は張り裂けそうになり
力と力の対決が始まる

オープンエリアでのリトリーブ攻略、セミオープンエリアでのサイトや喰わせのタイミング。そしてカバーエリアでのダイナミックなファイトシーンなど盛り沢山。  大久保幸三のキャストのプロセス、フッキング体勢へのスイッチ・オン、心臓がバクバクするフロッグへの追尾シーンも加わり、ワクワク・ドキドキ感が止まりません。


「LEGEND3」雷魚伝説
DVD120分
大久保幸三
A.P.S.


ビックフィッシュハンターの 異名を持つ大久保幸三が、世界のライギョに挑戦状を 叩きつけた・・・! 日本での釣りをはじめ本場韓国では韓国のバスプロとの雷魚ゲーム、タイでの日本のそれとは違う雷魚ゲーム!
一度はタイに行ってプラーチャドー(レッド・スネークヘッド)、プラーチョン(ストライプド・スネークヘッド)を釣ってみたい!!と思わせる作品です。巻末におまけで「メコンオオナマズ」の餌釣りもあります。


「SNAKEHEAD」
~HEAVY COVER GAME~
VHS40分
新家邦紹
K.GOOD PLANNING


ご存知、バレーヒルの「ウイップラッシュファクトリー」主宰の新家邦 紹がヘヴィーカバーに潜む淡水屈指の大型フィッシュイーター「雷魚」 とのターゲットにしたゲーム・持論(レスダメージ&ノーキル)を展開 した作品。

釣りの中で雷魚ゲームとは確実なタックルとバーブレスフッ クで、魚のダメージを減らすという基本を重視し数、サイズの競争を脱 した本質だけのゲームであり、相手は自然と魚だけと説く。


「Heart Beat of the 雷魚GAME」
VHS60分
赤羽修弥
K.GOOD PLANNING



WBSの実力派バスプロでもある赤羽修弥が雷魚ゲームの面白さを見せてくれる60分。ヘビーカバーレベルに応じた攻め方やアタック時の状況、フッキングのタイミング等を丁寧に解説。撮影時間の関係なのか、すっぽ抜けやバラシが多いが逆にそれが他のビデオを比較すると本当の雷魚ゲームに近いものがある。


「Burst Out」
~ヘビーカバーに潜むデカい奴~
「Burst Out2」
~高井主馬が挑む!90に挑む!~
VHS60分/VHS56分
高井主馬・古賀究・他
ルアーショップおおの


「BurstOut」
高井主馬が「ラッティーツイスター」を主宰する前に参加した「ルアーショップおおの」主催のフォトトーナメント上位3人で贈る60分。モンスターを追い駆けての三者三様の攻め、高井主馬のテクニック!!果たしてモンスターは・・・・。

「BurstOut2」
あれから3年、高井主馬は果たし得なかった夢を求めて再びカメラの前に立った。中部!北陸!東北!四国!そして九州へ!!
九州ではエキスパート古賀究(カムルチー古賀)のガイドを得 て高井は再びフィールドに立つ。果たして90は現れるのか・・・。


「LEGEND4」雷魚伝説2
DVD130分
大久保幸三
A.P.S.


「大久保幸三がついにアマゾンへ!!」と謳ってる割にはアマゾン編は撮影日数が少なくまたあまり釣れていないため前半の45分程度でしかない。あとは「ライギョライギョ」「LEGEND3」と特に変わらない内容である。スミスの2005年新作フロッグの「アルキデス」のプロモーション的な内容である。

アマゾンでの釣りを求めるならば釣りチャンネルの魚種格闘技戦のアマゾン編の方が断然いい。


「鯰」
~魚と文化の多様性~
滋賀県立琵琶湖博物館編
淡海文庫(サンライズ出版)


本書は琵琶湖博物館ホールにて開催されたシンポジウム「魚がむすぶ琵琶湖と田んぼ」にて行われた鼎談、講演、討論とこれに関連した論考を加えた本。
秋篠宮文仁殿下(日本動物園水族館協会総裁)、秋道智彌(総合地球環境学研究所教授)、川那部浩哉(京都大学名誉教授)らが歴史からみたなまずの位置づけや地域文化との結びつきを語る冒頭を始め、多くの研究者や研究機関が琵琶湖となまずと水田との特殊な関係に対する発表を行っている。


「イスタンブールでなまず釣り」
椎名誠
文春文庫


かつては5mを超えるのも上がったというヨーロッパオオナマズを狙ってイスタンブールへ。なまず博士の松坂實、カメラマン和田悟、BE-PALの黒笹慈幾記者らと一緒にトルコはイスタンブールでの珍道中!!あてにならないガイド、料金を誤魔化す運転手、キャンプは突然トルコ軍に包囲され、トルコでは本物のトルコ風呂を味わう!


「ザ・ナマズ(THE CATFISH)」
VHS55分
TEAMひげ
製作・発売/喜怒哀楽
販売/常吉


おそらく琵琶湖大鯰を狙って釣っている唯一のビデオだと思う。関西のにいちゃん4人(TEAMひげ)がナマズやビワコオオナマズの釣り方をやさしく丁寧に教えてくれる。ビワコオオナマズとナマズの見分け方も解説。真昼間からバコバコ釣れて面白そう!



「完訳・釣魚大全」
アイザック・ウオルトン
森秀人/訳・解説
角川選書





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「つりの道」
緒方昇/著
二見書房





「釣の楽しみ」
瀧井孝作/著
二見書房





「わが釣魚伝」
福田蘭童/著
二見書房





「湿原のカムイ」
佐々木栄松/著
二見書房





「釣山河」
山本素石/著
二見書房





「釣人物語~緑の水平線~」
林房雄/著
二見書房





「釣魚大全紀行」
山本清/著
二見書房





「荒野の釣師」
森秀人/著
二見書房





「釣りひとり」
山本聰/著
二見書房





「釣魚遍歴」
高崎武雄/著
二見書房





「つり人生」
土師清二/著
二見書房





「釣りのうたげ」
室生朝子/著
二見書房





「釣り六十年」
西園寺公一/著
二見書房





「釣りの風土記」
亀井巌夫/著
二見書房





「垢石釣遊記」
佐藤垢石/著
二見書房













「新・さかな大図鑑」
編者/小西英人
著者/荒賀忠一、望月賢二、中坊徹次
小西和人、今井浩次
釣りサンデー













黒帯特別編
「ザ・グレートアマゾン」
今江克隆
前編DVD120分/後編DVD127分
株式会社ヴァンズプロ/製作
ルアーマガジン(内外出版社)/発行

















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