2005,6,26
いやはや、このHPの凍結化を防ぐのはぼくしかいないのか!?
といいつつ、更新全然してなくてすんません。汗
MMが今回選んだ詩は、
「生きる」(谷川俊太郎)
生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えているということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれていること
いまいまが過ぎていくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人を愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
終始、なんともやさしい言葉遣いで語られるこの詩。
今ではたくさんの作曲家がこの詩にメロディーをのせ、合唱曲として若い世代にも浸透している。
「生きている」ということについて、みんなはどれくらい考えたことがあるだろうか。
う〜ん。
たぶん「何で生まれたんだろう?」とか「なぜ生きてるんだろう?」って考えたことは誰も一度はあるんじゃないかな?
でも、「生きている」ってなんだ?? って考える人はなかなかいないよね・・・。
こりゃ哲学だな、哲学。
生きているとは何か。
その答えは僕たちが生理的に生きていることを感じる瞬間から始まる
「のどがかわく」「木もれ陽がまぶしい」「くしゃみ」・・・。
でもでもなによりも、作者がもっともっと生きることを感じるのは。
「あなたと手をつなぐこと」、なんだ。
生きるってことは美しいものに出会うこと。
それはプラネタリウムであったり、ピカソであったり。(ちなみになんでミニスカートなんだろうね。苦笑)
でももっと大事なのは・・・美しさだけに惑わされないこと。
なんにも目をくらませず、頑なに悪をこばんでいくこと。
僕らがつらいときに泣けること。嬉しいときに笑えること。そして僕らがなにかに怒れること。
それは、僕らが、人として、人間として生きるということ。
つまり僕らが、その自由を与えられて生きているということ・・・。
現実はそんなに単純とはかぎらない・・・。
どこかでいのちが生まれているとき、どこかではたくさん人が死んでゆく。
そう考えたら、ぼくらが生きているって何だろう・・・。
それは、僕らが、今を、今、過ごしていくことでしかない・・・。
ただ、それだけ。
生きるってなんだ?
生きるということの普遍。
それは鳥がはばたくこと。
海がとどろくこと。
かたつむりがはうこと。
そして・・・人が愛すること・・・・・・。
しかしどんな普遍よりも、生きることを感じるもの。それはただ・・・
「あなたの手のぬくみ」
「いのちということ」