
カムチャツカの若者が
きりんの夢を見ているとき
メキシコの娘は
朝もやの中でバスを待っている
ニューヨークの少女が
ほほえみながら寝がえりをうつとき
ローマの少年は
柱頭を染める朝陽にウインクする
この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている
ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ
うん、マッキーの敬愛する谷川俊太郎の作品です。
ネスカフェのCMで使われていましたし、教科書などにも載ってるそうです。
読んだあとに、なんとも言葉にできない暖かさを心に感じました・・・。
みんな違う場所の異なった人種の遠い他人のはずなのに、
この詩を読むと、どこかひとつの"つながり"のようなものを感じるんです。
世界は遠いものじゃない。
みんなの共通した思い、それを朝に見出した谷川さんの感性・・・、また世界の広さと身近さをたくみに使う上手さ・・・。
感激いたすばかりですよ・・。
朝って、いまから一日が始まるっていう未来系の言葉だと思うのネ?
ホラっ、よく見て?出てくる登場人物、みんな未来を感じさせる人たちばかりでしょ?若者、娘、少女、少年・・・。
これが、「カムチャツカのおばぁちゃんが〜」で始まったら意味を成さないわけだねぇ・・。
そんなこんなで、どこか心に安らぎと温かみを与える、この朝から始まる一日、そして未来が楽しみになるような・・・
素敵な詩に出会えたMMは、本当に幸せです・・。