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全国高等学校土木教育研究会(全土研)HPをご覧いただきありがとうございます。全土研会長の赤木恭吾です。
本研究会は,全国の高等学校土木系教育に関係する教職員で組織され,会員相互あるいは学校間の情報交換や教育成果の研究協議等を行っています。産・官・学・民の関係諸団体との連携協働を通して,土木系教育の充実と発展を図ることを目的に,現在,全国で162校の高等学校が加入しています。
これまで50年以上にわたり,東日本高等学校土木教育研究会(東土研),西日本高等学校土木教育研究会(西土研),それぞれの組織で総会・研究協議会を開催してきました。その間,昭和52年と平成7年の2回,全国大会を開催しています。そうした中,喫緊の課題である「これからのインフラ整備を担う若年技術技能者の育成」等に向けた方策を検討するために,昨年8月20日~21日の2日間にわたって20年ぶり3回目の全土研全国(東京)大会を開催することとなりました。全国大会には関係諸機関の皆様に御後援と御協賛を賜り,会員校の教職員・生徒および建設業関係の方々を中心に約350名の参加をいただき,盛会にそして有意義な大会とすることができました。
土木工学は,人と環境と社会を調和させながら持続可能な社会を実現することを目的とし,特に,高度経済成長期には社会基盤整備推進のための技術が要求されてきました。しかし,東日本大震災以降の自然災害に対して,国土や社会構造の脆弱性が表面化し,さらには社会インフラの老朽化も深刻になってきました。防災・減災,社会インフラの再整備・維持管理や再生可能なエネルギーの創出等,持続可能な社会実現のために必要な人材(技術者)・環境・社会基盤の在り方を検討することが喫緊の課題となっています。そのような現状の中で,土木分野での人材育成が再び注目されています。人材は国の根幹とも言われています。土木技術者としての人材育成が,高校土木教育の使命でもあり責務であると考えています。
昨年度の全国大会開催を契機に,本研究会の活動が人材育成および土木教育の充実に寄与していることなど,高等学校土木教育の果たす役割や重要性について再認識することができました。そして防災・減災も含めたインフラ整備を担う若年土木技術技能者の育成につながり,「土木を学ぶ生徒の成長に期する教育」の一助になればと願っています。さらには,土木系学科で学ぶ生徒の活躍や様子を随時この全土研HPにアップし,全国に情報を発信し,その情報の共有化を図っていきたいとも考えています。
本研究会の活動やHP等からの情報発信を通して,今後の土木教育や土木の将来について考え,土木系学科で学ぶ全国の高校生が土木技術技能者として活躍できることを期待しています。本研究会の趣旨をご理解いただき,将来にわたって若年土木技術技能者の育成に産・学・官・民の連携協働を組織的・計画的・継続的に図るためにも,関係諸団体の皆様のご指導とご支援をお願い申し上げ,挨拶といたします。
全国高等学校土木教育研究会 会長 赤木 恭吾
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