どれぐらい
どれぐらい好き
という睦言のために
店じまい
しかけていた
頭を働かせるとき
君はもう
お客様の顔つきになっているので
さっきまで
あんなにあったものは
なくなってしまう
ないものを探しても
きりがないので
今夜のぼくは
君のことを
大文字山ぐらい好き
になった
なんか書いてるうちに谷川俊太郎が世界へ!で言ってたことが
非常になっとくできた。そういうことだったのかと今更思った。
++++++++++
私の繁栄
どれぐらい好き
という睦言のために
店じまい
しかけていた
頭を働かせるとき
君はもう
お客様の顔つきになっているので
さっきまで
あんなにあったものは
なくなってしまう
ないものを探しても
きりがないし
明日も仕事があるのだから
僕は君のことを
大文字山ぐらい好き
になる
++++++++++++
どれぐらい好き
という睦言のために
店じまいしかけていた
頭を働かせる
君はお客になってしまった
さっきまで何もなかった
陳列棚からは必要のない商品があふれだす
見もせずに
ひとつ
掴んで投げわたす
++++++++++++
どれぐらい好き
という睦言のために
店じまいしたはずの
頭を働かせる
君はお客様になってしまった
今さっきまであったものを
ないと知りながら
棚を見渡す
++++++++++++
今日も疲れたな
一息ついて
腰かける
うとうとしていると
しめかけた
シャッターの向こうから
まだやってますかー
と声がする
今日はもう終わったんだ
明日にしてくれ
言ったはずが
ずかずか入ってくる
聞こえなかったのか
立ち上がって
顔に驚く
さっき一緒にいい汗をかいた
君がなぜお客様になのか
帰ってくれ
もう店もしめるし
だいいち
君に売るような物はないんだから
どれぐらい好き
という
睦言のために
店じまいしたはずの
頭を働かせる
君が欲しかった物は置いてない
というか
さっきあれだけあったのに
一体君は何を見てきたのか
まあいいや
そういうことじゃない
聞かずにおれない
わかる気がする
大文字山ぐらい好き
明日も仕事がある
+++++++++++++
どれぐらい好き
という睦言のために
店じまいしたはずの
頭を働かせる
眠いな
明日も仕事がある
から
しめかけた
シャッター
の向こうから
まだやってますかー
と声がする
今日はもう終わったんだ
また明日にしてくれ
ずかずか
店の中に入ってくる
おいおい
聞こえなかったのか
というか
忘れたのか
今さっき一緒にいい汗を流したじゃないか
なんでお客様になってるんだ
帰ってくれ
もう店もしめるし
だいいち
君に
売るような物はないんだから
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