SA



ひきこもっていた頃
連れ出されて
車に乗った
車は高速に乗った
サービスエリアは選ばれし者の楽園である
近しいものが車を運転する能力を有し
そいつに誘われて車に乗る資格を有したもののみが
この場所に辿り着くことができ
そしてソフトクリームや
くったくたのそばやうどんで腹を満たすことが可能だ※
と感じた
今
僕がトランクスを履いているのは君のおかげだ
あの時君がビブレで
キキララのトランクスを薦めてくれなかったら
僕は恥ずかしくて
未だにブリーフを履いていただろう
優越感に浸りながら
ブリーフってどう思う なんて
女の子に訊けなかったのだと思う
小さなことに感謝して
ここまで来れた偶然にシェシェ
その遠く
厳然と血でつながったおばあちゃんがいて
何も思えない
よっぽど僕を組成してきたはずなのに
つばの匂いしか思い出せない
嘘みたいな言葉より
なーむー
のほうがよっぽどしっくりきて
実感のない
ごめん









※厳密にはバイクや高速バスでも可能


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