コッふん

 

2010.12.13
栃木県制覇に向けて


いや、制覇なんて言っても栃木県のすべての古墳を巡ったというわけではありません。

昨年からしばしばアプローチを続けている前方後円墳、前方後方墳、円墳、方墳で全国トップ10に入るサイズのものを見に行くという個人的シリーズにおける栃木県制覇であります。

さらにいえば元にする資料によって規模は微妙に違うこともあるし、同じ規模とされているものもあります。

つづけて言えば八角墳や四隅突出墳など変わった形の古墳はおさえていません。

そんなわけで意外と薄っぺらな企画なワケですが、何かで企画を区切らないと全国に何十万箇所あんねん!?みたいなことになるので、テーマは必要ですね。

前置きが長くなりましたが、今回は栃木県南部に出掛けます。

 

 

東武日光線「静和駅」

上野から東北本線を利用して栗橋へ。
そこから東武日光線に乗り換えて「静和 (しずわ)」という駅で降ります。ここは 比較的列車の本数が多いので安心です。 ICカードも使えます。

今回ひとつめの古墳はここから南南東 に約5kmくらいのところにあります。

さ、がんばって行ってみましょう。

 

 

山王寺大枡塚古墳
(さんのうじおおますつかこふん)
住所:
栃木県下都賀郡藤岡町
墳形:
前方後方墳(全長96m)
年代:
5世紀初頭
出土:
鏡、太刀、槍鉋、鉄剣、鉄斧、銅鏃、鉄鏃、靭、硝子玉、刀子、管玉など
いいかげん寒いにも程がある中、1時間くらいすると畑の真ん中に 見えてきました。周りに何もなく、古墳自体も大きいのですぐにわか りました。看板はあるものの半分くらい削られているようで、保管も されていないのでそのうち無くなってしまう のでは。。。なんて思いました。ワープできないので歩いて戻ります。

 

 

移動 移動 移動 移動

寒いので体力は時間をおうごとに削られ ていきますが、まず静和駅から栃木駅に移動します。

そこからJR両毛線に乗り換え足利駅まで。

足利駅からは徒歩で渡良瀬川を渡って約15分。

東武の足利 市駅にたどり着いたらそこから東武伊勢 崎線で二駅。

早口言葉のような乗り換えを繰り広げ「福居」駅にやってきました。

途中の渡良瀬川の辺りで予報されていた雨が本格的に降り出し気温は7度。真夏とは違った意味で危険な感じです。

 

 

さらに移動
東武伊勢崎線「福居駅」


寒雨の中、県道128号線をひた歩きま す・・・。
寒さとトイレ我慢との戦いでした。

 

 

藤本観音山古墳
(ふじもとかんのんやまこふん)
住所:
栃木県足利市藤本町
墳形:
前方後方墳(全長116m)
年代:
4世紀
出土:
土師器など
県道128号線からはずれて少し歩くと古墳が見えてきます。団地のような建物や民家 の間をぬけて現地までたどり着くといきなり産廃山をお見舞いされます。さらに墳頂 に祠が設けてあり、そこに登れるようになっていますが途中の踏み段の木がぼろぼろ で、何箇所か腐って落ちてしまいました。産廃といい、階段といい、史跡なのに・・・て感じでした。

 

 

また大移動
東武宇都宮線「壬生駅」

また渡良瀬川を渡るような移動をしな がら東武宇都宮線の壬生駅にやってきました。

駅前は古めのいい建物がちらほら。

ここからお目当ての古墳までは歩いて30分くらい。
途中にも古墳があったりします。

寒くて寒くて、そろそろルーベンスの絵とパトラッシュが見えてきました。


 

 

愛宕塚古墳 (あたごづかこふん)
住所:
下都賀郡壬生町壬生
墳形:
前方後円墳(全長65m)
年代:
6世紀後半
出土:
未調査(墳頂に埴輪)
駅から30分くらい歩くと愛宕塚古墳の入り口の鳥居がみえてきます。墳頂が神社のようになっており、周溝の跡がしっかりと判るイイ古墳です。まわりを歩いていると積もった落ち葉や土が雨でグチャグチャになって靴もびちゃびちゃになりました。

 

 

牛塚古墳 (うしづかこふん)
住所:
下都賀郡壬生町壬生
墳形:
前方後円墳(全長60m)
年代:
6世紀後半
出土:
不明
車塚古墳 (くるまづかこふん)
住所:
下都賀郡壬生町壬生
墳形:
円墳(径82m)
年代:
7世紀初頭
出土:
未調査(墳頂に埴輪)
案内板を見ると帆立貝式のような前方後円墳らしいですが、周囲を歩いて見るぶんには円墳のようにも見えました。柵はないので上に登ったりできますが、登ると間違いなくびちゃびちゃになるので周囲を歩くだけにしました。
車塚古墳のすぐ隣にある全国8位の規模の円墳。周溝の跡もくっきり残っており石室も開口して中に入ることもできます。バチが当たりそうなので入りませんが。牛塚古墳同様、こちらも柵などはなく、自由に入れます。古墳というものを身体で感じられる、イイ古墳だと思います。

 

 

さぁ帰ろぅ・・・。

写真だと妙に明るく写っていますがそろそろ日暮れです。

正直、やっと室内に長時間入っていられると思うとうれしくてしょうがありません。

 

 

今回もキノコ

もはやキノコがすくすく育つような気候ではありませんがひとまずありました。
愛宕塚古墳の裏手にあったサルノコシカケ。

 

 

栃木駅の電車たち
そして来ない両毛線


栃木駅で両毛線を待っている間にさまざまな電車が通り過ぎました。

ホントに来ない。両毛線。

古墳を見に行く中で、両毛線をどれほどの時間待ったことでしょうか。

サッパリ来ない。

 

 

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